ホープフルS2015予想
クラシックに向けた一戦

スカイポット
14期 予想歴18年

◎ロードクエスト
  2着/1人気

○バティスティーニ3着/2人
▲ハートレー1着/3人
△ラブレオ11着/9人
×ブラックスピネル


 当初は見るレースと思っていたが、過去2走のロードクエストの走りを見直して、この馬の出走するレースは記録に残すために予想をしておいたほうが良い気がして参戦することに。リオンディーズやエアスピネルといったG1級の馬が出てきたばかりのところで大胆な発言をすれば、来年のダービーもしくは3冠までを意識できる馬は、ロードクエストではないかと思ってきた。

 ロードクエストが強い馬で、来年のG1を勝てる器であったとしても、今走で結果を出せるかは別問題としての検討も必要だろう。同馬には出遅れ癖があり、今回も後方からの競馬になると思われ、仕掛け遅れ等が一番の懸念材料にはなるのだが、幸いにも今の中山の馬場は外差しも不利にはならず、鞍上は今最も信頼できるMデムーロ騎手。また、休み明けであることや夏のローカル開催以来ということで指数が変動するリスクもあるのだが、クラシックを目指すなら、ここで一回それなりに仕上げて結果を積み、トライアルからというローテーションであるはずで、1週前追い切りで速い時計も出しており、乗り込みは十分と考える。新潟2歳Sの連対馬の次走は疑ってかかるのが基本なのだが、新潟2歳Sの予想で私は、この馬の走法を、平坦な新潟だから狙えるといった見方はせず、パワーを必要とする条件でも問題ないと判断していた記憶もある。力は発揮できると考え、あとは相手関係ということだ。

 ロードクエストを脅かす可能性のある馬といった観点では、相手はほぼ、バティスティーニとハートレーに絞られる。ブレイブスマッシュは前走がうまく乗られすぎたし、アドマイヤエイカン、ブラックスピネルはOP級の指数を持ってはいるものの底を見せている(ブラックスピネルはタニノギムレット産駒であることの条件不利もある)。人気の妙味の感じられるラブレオは、今の条件では前に行ける利は大きくなく、父ジャングルポケットで気持ちの悪さはあるプランスシャルマンも、既に4戦しての指数水準からは流石にこの馬を負かすほどの上昇は見込めないと考える。他の馬は指数が低く、馬券圏も厳しい。

 バティスティーニは既に指数2位で、前走の黄菊賞は楽勝。このレースは、2F目から10F目までのラップが11.8~12.2におさまるミドルペースだったのだが、4コーナーでは馬なりで後方から捲り上げ、直線もまともに追われなかった内容を見れば、まだ指数を上げてくると見るのが自然だろう。父キングカメハメハで血統的にもポテンシャルを残している余地がある。スローになっても、新馬戦を見れば末脚の切れも十分だし、前受けできるのもルメール騎手の手に合っている。不安材料とすれば、パワーの要る条件での実績がないこと。振り出し走法のため坂は得意とは言えないと思う。

 また、ハートレーは前走が超スローペースで指数55を出しており、ディープインパクト産駒の上積み警戒リスクがある。ただ、こちらはしっかり追われた上での上がり3Fが、やや重馬場とはいえ11.4-11.1-11.3程度では少し物足りないか。走法は、頭が少し高いのは気になるものの、ストライド、拡がりともに良く、中山の坂にも対応可能と見ている。血統は母父が淡泊なボールドルーラー系と、大物にはあまりない配合で、兄弟も今のところ走っていない点は微妙。

 上記より、ロードクエストを負かせるとすれば、上積みがあることを前提に、前に行って坂にも対応できた時のバティスティーニか。ただ、新潟2歳Sにおいて出したロードクエストの指数(65.8)は先週のリオンディーズを超えるもので、簡単には超えられないとも思う。この馬の器の大きさに期待して馬券を組み立てていくこととしたい。

結論
◎ロードクエスト(3冠馬クラスの馬であることを期待)
○バティスティーニ(こちらも非凡な素質あり)
△ハートレー(初期指数高く、走法も良い)
△ラブレオ(指数は高いので、嵌れば大穴候補)
△プランスシャルマン(GS系に注意)
△アドマイヤエイカン(力の要る条件で巻き返すか)


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