きさらぎ賞2016予想
2戦目の上昇度で

ばっじょ
09期 予想歴9年

◎ロワアブソリュー
  7着/3人気

○サトノダイヤモンド1着/1人
▲レプランシュ2着/4人
△ノガロ4着/5人


日曜日は京都1800m戦で重賞(G3)きさらぎ賞が開催されます。

サトノダイヤモンドとロイカバードの5億円対決が注目されていますが、

若駒である3歳のまだ浅い時期、2頭が抜けているのかどうかという感じでしょう。


■ディープ産3頭の分析


1番人気が間違いないサトノダイヤモンド、2番人気であろうロイカバード、さらにはシクラメン賞を制した2勝馬レプランシュの3頭のディープインパクト産駒。血統面での特徴をみると、個人的に一番、瞬発力勝負に向うと思うのはレプランシュになります。ハープスタークラスの血統配合ではありませんが、瞬発力戦の16-24芝向きです。


レプランシュ 牡3 高野厩舎 (2歳時の分析を少し引用)

母父で芝向きのSP、母母父でさらに柔らかさを補点している点。一目でキレイなディープインパクトの配合だと思います。母母父がトニービンやShirley Heightsなどであればなお良しでしたが、十分だと思います。 

【瞬発力戦、東京・阪神1600-2400m、ハープスターよりは配合面で劣るがキレイな配合】

ロイカバード 牡3 松永幹厩舎

ディープインパクトにMr.Prospecter系統配合なので京都で好走馬を多く出す配合です。但し、母父Northern Dancer系統ではないので総合力は決して高くないです。クラシック路線を意識する馬は当馬に負けるようだと「あ、厳しいかも」と思う物差し的な馬ではないかと。サトノダイヤモンドが超大物であれば再びあっさり勝つかと。

サトノダイヤモンド 牡3 池江厩舎

ディープインパクトにPW型Northern Dancer系統の根幹配合。母系にHaloのクロスが2本入り、父、母を通すと3本になります。こういったクロスが多くなると、適性は小回りに向き距離適性は短め、一瞬の瞬発力を生みます。ディープ×PW型Northern Dancer系統の場合、本質的には1,800m向きになりますので将来的には距離適性が少し短くなり1,600m上質のマイラー。現状はデビュー戦では京都2,000m戦は距離の融通がきく2歳では最も向きやすい舞台でしっかりと能力を発揮した印象です。上級戦ではやはりディープブリランテのように前めの位置取りから抜き出す競馬が理想のように思います。

個人的にはディープインパクトの黄金配合ではないと思っていて、小回り向きではないかという感じています。過去2戦のパフォーマンスからすると能力が血統配合を凌駕しているかもしれませんが…いかに。距離適性は現状1800mベストでしょう。将来は上質のマイラー。

■ディープ産3頭のイメージ

1) サトノダイヤモンドがSペースを3角から4角を迎えるにあたり先頭に立ち、小回り向きの一瞬の瞬発力で押し切る。

2) ロイカバードは京都向きの適性通りの物差し的安定感を発揮し対峙。

3) レプランジュは長く脚を使えるので下りを利用したい。但しハープスターほどの破壊力はないので前が33秒台で上がると届かない可能性は高い。中団にいたい。

という感じです。


■ ディープ産以外の狙い馬

2頭程度、分析しておきます。

ロワアブソリュー 牡3 

当馬はゼンノロブロイ産駒になり母父PW型Northern Dancer系統になります。母系自体のバランスは良いので新馬戦のような展開でも差し込みでも好走可能でしょう。

あとは2戦目のキャリアだけ。

ウルトラバロック 牡3

サンデー系統にRoberto配合なので小回り向き。サトノダイヤモンドとの比較になるので少しPWよりになるなどの助けは必要かなと思います。キレイなレースをしてサトノ撃破は難しいかなという印象。

■推奨馬

サトノダイヤモンドが3着を外すことは考えにくいのでサトノともう1頭をどうするかになりそうなレース。個人的にはロワアブソリューの2走目の上昇度に期待をしてのレース、およびディープインパクト産駒の配合面では一番のレプランジュの差し込みですが前者の方が前に行ける分、魅力的です。

―ロワアブソリュー⇒サトノダイヤモンドの馬単―


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