NZトロフィー2016予想

カタストロフィ
10期 予想歴19年

◎エクラミレネール
  3着/12人気

○ハレルヤボーイ6着/6人
▲カープストリーマー11着/8人


 中山もかなり雨が降ったようだが、金曜の段階では稍重。表記的には恐らく良になる可能性が高いとみている。ただ、先週でも雨が残っていた中でそれなりに時計が掛かってはいたわけで、高速状態はないかなとみて標準馬場を想定しておく。


 展開だが、実は結構難しい所が多い。まあ最近は簡単な展開予想なんてないなと実感しているわけだが、今回も楽じゃない。まずハナを切りそうな馬がそれなりに多いんだが確たる逃げ馬は不在。ショウナンライズなんかはノリだしある程度行きそうかなとも思うが、カープストリーマーの岩田や外からダノンスパーク、マテラオリオン、ボールライトニングも含めてある程度前を意識しそうな馬が揃った。内はポケットを狙いたい馬は多くエクラミレネールがある程度出していってもしかしたらハナを狙う可能性もある、というぐらい。あとはアストラ、ダンツ、レインボーラインといった有力どころのポジショニング争い。これと外からの切れ込みがどの程度噛み合ってくるのかという点では正直ちょっと読みにくい。これに馬場もハッキリ言って掴みづらい状況ではあり、正直前日の段階ではカオスすぎるなと。展開的には平均前後で想定して基礎スピードの幅とポジショニングを重視したい。イメージ的には47-47で34秒前後、33秒台に入ってくればいい方かなと。


◎エクラミレネールは前走はちょっと物足りない感じだったんだが、出負けしてちょっと前半に脚を使いすぎた感じはあるのかなと。ペースバランス的には47.8-47.7と平均ペースなんだが道悪で雨も残っていたし、その中で前半に脚を使ってリカバーしたが結局12.1 - 12.1 - 11.8 - 11.5 - 12.3と道中活きが入っての再加速戦、L2の最速地点で番手から抜け出す脚を使ってきたけど、ペプチドサプルやチェッキーノ辺りには完全に差され、アッラサルーテにも差し返された。ただ、個人的には菜の花賞の内容はよく、47.3-47.2と平均ペースから11.8 - 11.9 - 11.7 - 11.5 - 12.1と差ほど淀みない流れの中で好位の中目から3~4角を追走し、徐々に外に出して直線ではしぶとく伸びてきたし、強敵と言って良いフロンテアクイーンやコルコバードを撃破しただけでなく、平均ペースでの強敵ゴッドカリビアンを相手にしなかったというのはダンツプリウスやカープストリーマー辺りでもそこそこ人気になる今回のメンバー構成では普通に互角以上に戦える内容と言って良い。スピード色がある程度問われる中で外から勝ちに行く競馬になったが、この馬としては前半で無理をしなかったことで後半のポテンシャル面も見せてきた。その点でも内枠から無理なくレースの流れに沿って進めていける先行力は武器だし何ならハナを狙うというのも今回のメンバー構成では難しくはない。ちょっと過小評価すぎるんじゃないか?という13番人気でこれなら積極的に狙いたいかな。クイーンCもペースが速すぎたし、前走は逆にコントロールされる競馬になったのと出負けからのリカバーで脚を使わされた。内枠の中では先行力で優位に立てるはずで、ここは大穴を狙うチャンスとみていいのかなと。


〇ハレルヤボーイはここで強烈な脚を、もう一度というところ。色々言えるんだけど、とにかく未勝利勝ち。ペースバランス的に見ても46.5-47.9と1.4秒の明確なハイだし、この時も稍重馬場。11.7 - 12.1 - 12.1 - 12.2 - 11.5のラップ推移で前が減速著しいコーナーで後方外から進出しつつ直線でぶち抜ける脚を使ってきた。L1ではまだ先頭とは1馬身ちょっとはあったと思うが、そこから突き抜けているわけでL1は11秒前半。しっかりとハイペースを追走しても脚が削がれないという基礎スピードの幅が武器なのは間違いないと思っているので、それを引き出す…というよりは他が引き出せないような厳しい流れでこそこの馬の持ち味が活きるはず、ということで何度も裏切られている感はあるが、この条件でこそ信じて重い印を打ちたい。ただ、エクラとの比較で見た時、厳しい流れを正攻法で勝ち切り、ここで比較対象としては強敵となるゴッドカリビアンを撃破したという実績と、あくまで未勝利は強烈も高いパフォーマンスという点ではそこだけ、時計的にはまだちょっと強気になれないという点もあって対抗までにした。


▲カープストリーマー
思ったより人気がないな、という感じ。展望では触れなかった馬に本命、単穴という評価をしたわけだが、まあ結局枠の並びやそこまで抜きん出た馬がいないが総合的には評価ができるという馬が多い中で、この馬の前走は結構戦えるレベルにあるなと。稍重の中山マイルで、ペースバランスは46.5-48.1と明確にハイ。これに単独3番手でついていきながら11.6 - 11.9 - 12.3 - 11.5 - 12.4のラップ推移、コーナーではまだ明確に詰めない中直線序盤の加速の地点でスッと伸びて2番手に並びかけ、L1まで伸びを維持して後続の追撃も封じ切っている。ラップ的には大きく落としたんだが、この流れの中で要所で一気に加速する脚を使えていて、基礎スピードの幅が非常に広いタイプなんだろうと。ペースが上がっても使える脚が鋭いという点ではハレルヤボーイに近い印象で、コースは違えど同日のスプリングSでもハロン12ラインの走破時計の中で34秒台に入ってきたのは立派だし、最速11.5も結構高いレベルにある。この内容はちょっと侮れないなと。未勝利の段階ではゴッドカリビアンにL1で差し込まれているし、強敵も多いのでL1で踏ん張り切れるかどうかだが、パフォーマンス的には足りるはず。


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