09期 予想歴10年
◎マツリダゴッホ
9着/2人気
○ブエナビスタ2着/1人
▲トーセンキャプテン5着/13人
逃げ先行組が残らない馬場だということは先週のクイーンSではっきりした。かといって直線の短い札幌では、後方一気では難しい。決まり手としては、好位からの差しの可能性が高いだろう。
反則のような52kgのブエナビスタだが、アンカツはどう御するのか?
いつものように後方で脚を溜める走法だと差し届かない可能性があり、早め先行で中団に構えると息切れする可能性もある。
凱旋門賞狙いのブエナビスタ。今回は一叩きというよりもシュミレーションのレースと見た。札幌の洋芝で斤量52kgは練習台にはもってこいだ。
凱旋門賞といえば、思い出すのがディープインパクトの敗北。押し出されて先行し、ゴール前で失速して敗れたあの悔しさを日本の競馬関係者は忘れないだろう。同じ脚色のブエナビスタも本番で押し出されて対応できなければ、ディープの二の舞だ。札幌記念をシュミレーションのレースと捉えるなら、早めに好位につける可能性が大きい。
そして4角手前から脚を使い初めゴールまで一気に追い込んで勝つ。
初めての走法だし、厳しいタフなレースになる。
そしてそこにはこの走法を持ち技としているグランプリホースのマツリダゴッホがいるのだ。
結論的には、2頭の追い比べになるだろう。
マツリダゴッホが王道の走法で早め先行を狙い、ブエナビスタが同じ走法で横綱の胸を借りる。
「オレを倒して凱旋門へ行け」みたいな感じだ。
壮絶な叩き合いが予想されるが、
ブエナビスタに余力が残っていない可能性もあり、また本番前に無理もできないだろう。
先着はマツリダゴッホかもしれない。
そうなると、ペースは大きく狂う。上がり33秒台のブエナビスタの後ろにいては勝ちはない。勝ちたい馬たちが前へ前へと殺到し、前半はHペースとなる。
3角~4角では、直線の脚を溜めるため若干Sペースに落ち着くだろう。
そして直線での叩き合いが始まる。
馬券は2頭を軸に流せばいいが、漁夫の利的な馬が次の3頭
・外が伸びない札幌を内から差せるトーセンキャプテン
去年の函館記念は、最内からきれいに差して勝った。先週のクイーンSも伏兵ピエナビーナスが最内から差して勝った。中央で叩き合いしている2頭の内側をスルスルと差す。
・一人旅の大逃げが成功した時のドリームサンデー
2頭はお互いを、他馬は2頭をマークしている間に、逃げ切ってしまう可能性もないわけではない。
・今年の函館記念の覇者のサクラオリオン
ドリームサンデーをラビットに使えるサクラオリオンはペースが一番理解できるだろう。サマーJシリーズ2位の秋山が気になる。
そして穴馬として
・力のいる馬場でも4角手前から追い切れるミヤビランベリー
・力のいる馬場ならホワイトマズル産駒で地力のあるシャドウゲイト
・去年のゴール前の切れ味が鋭かったタスカータソルテ
現時点では、3連単で2頭を軸にマルチで狙ってみたい。
◎マツリダゴッホ 横山典
○ブエナビスタ 安藤勝
▲トーセンキャプテン 藤岡佑
★ドリームサンデー 中舘
★サクラオリオン 秋山
☆ミヤビランベリー 福永
☆シャドウゲイト 三浦
☆タスカータソルテ 岩田
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