13期 予想歴9年
◎モーリス
2着/1人気
○イスラボニータ5着/4人
▲クラレント8着/10人
△リアルスティール11着/2人
×ディサイファ
×ロサギガンティア
更新履歴:
6/4 全馬記載。馬番順に並べ替え。
6/2 クラレント、コンテントメント、レッドアリオン、ロゴタイプ、モーリス
6/1 ディサイファ、ロサギガンティア
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頭数も手ごろになりましたので、全馬の調教を取り上げたいと思います。
【表の見方(★★★が最高評価)】
◆馬名
間隔:レース間隔
坂路:坂路での追いきり本数
TC:トラックでの追いきり本数
メニュー:出走コースに対する調教メニューの評価
本数:レース間隔から見た調教本数の評価
中間:中間追いきりの評価
(☆の横は評価対象とした追いきりの「コース(日付)」)
最終:最終追いきりの評価
(☆の横は評価対象とした追いきりの「コース[ラップ]強さ」)
総合:総合的な評価
各馬へのコメント
◆クラレント
間隔:中5週
坂路:10本
TC:0本
メニュー:★★★
本数:★★☆
中間:★★☆ 栗坂(5/25)
最終:★★☆ 栗坂[52.7-38.4-25.4-12.7]強め
総合:★★★
坂路のみで10本とやや本数が多い気はします。
ただ、下で酷評してる同じ橋口息子厩舎のレッドアリオンと比べると、こちらはここ3週の水曜日はキッチリ追われてメリハリのあるメニューです。
調教駆けする馬ではないので、タイムは平凡でも良好な状態と思えます。
やけに評価が高い理由なのですが、「最終追いきりの併せた相手」です。
レッドアリオンと併せているのですが、過去に最終追いきりでレッドアリオンと併せたレース成績がこちら。
12/10/20 富士S 1着
14/09/10 京成杯AH 1着
15/06/03 安田記念 3着
16/04/20 マイラーズC 3着
なんと、過去4回中全てで馬券に絡んでいるという謎データがあります。
今回も勝利の女神(?)のレッドアリオンと併せましたので、まさかの一発があるかもしれません。
◆ダノンシャーク
間隔:中5週
坂路:2本
TC:3本
メニュー:★★☆
本数:★★★
中間:★★★ CW(5/26)
最終:★★★ 栗坂[52.6-38.3-24.5-12.2]馬也
総合:★★☆
1週前に高負荷のトラック一杯追いきり、今週は坂路で軽めに流しています。
中間・最終共ともに動きには文句なしなのですが、気になる点が一つありまして、5/29(日)に早い時計を出せていないという全体の流れです。
水曜→翌水曜のような追いきりパターンを行った際の成績としては、
12/10/07 毎日王冠 5着
15/10/11 毎日王冠 4着
15/12/26 阪神C 15着
のように振るっていませんので、今回はやや割引でしょうか。
レース当日は小雨の可能性もありますが、ダノンシャークは水が大嫌いな馬ですので、天候次第ではさらに厳しくなってしまいます。
ただ、1本1本単位の調教でいえば、当日ダノンシャークに水鉄砲で水をぶっかけたいくらいに思える動きはしています。
◆ロサギガンティア
間隔:中2週
坂路:1本
TC:2本
メニュー:★☆☆
本数:★★☆
中間:★★☆ 南W(5/29)
最終:★★☆ 南W[68.1-52.3-38.5-12.6]馬也
総合:★★☆
今回の追いきりの動きだけを抜き取れば別に悪くはないですが、メンバー的に中団~後方の位置になりそうな同馬にとって、トラック主体というのは、末脚を繰り出すには厳しいメニューに思えます。
5/31に坂路で追ってはいますが、15-15で4Fですので、4F55秒前後、ラスト1F12秒台で追いきるいつもの坂路とは全く違う使い方ですね。
この馬が結果を出しているときは、最終追いきりが坂路の併用調教ですので、あえてこのGIの舞台でいつもと違う真似はしなくてよかったのではないかと思います。
◆ディサイファ
間隔:2ヵ月
坂路:4本
TC:0本
メニュー:★☆☆
本数:★☆☆
中間:★☆☆ 美坂(5/25)
最終:★★☆ 美坂[53.7-39.4-26.6-13.7]一杯
総合:★☆☆
中間は加速ラップで一杯に追われていますが、最終追いきりはテンから飛ばしています。
本番は逃げていくのか差しにいくのか、どっちつかずの中途半端な調教に見えました。
1本1本の中身に加えて、買えない理由がもう1つあります。
下は15年以降の同馬の重賞出走時の調教パターンをカテゴリ化したものです。
①前走の10日後から追いきりを再開(水・木追いのみ)
15/11/01 天皇賞・秋 8着(2本/中2週)
15/12/05 金鯱賞 2着(4本/中4週)
⇒レース後の休養は9日だけ(標準的には20日前後)で、前走の10日後から早くも追いきりを再開するパターンです。
長めに休ませない代わりに週1本しか時計を出さないので、本数だけ見れば標準的になります。
②前走後は標準的に休ませてから追いきりを再開(水・木追いのみ)
15/01/25 AJCC 5着(5本/2ヵ月)
15/06/14 エプソムC 3着(4本/3ヵ月)
15/10/11 毎日王冠 2着(4本/中6週)
16/03/26 日経賞 5着(5本/2ヵ月)
16/06/05 安田記念 ?着(4本/2ヵ月)
⇒レース後は標準~少し長めに休ませてから、追いきりを再開するパターンです。
休みが長いうえに、週の真ん中しか追わないため当然本数は少なめになりがちです。
今回はこのパターンです。
③前走後は標準的に休ませてから追いきりを再開(水・日追い(標準的))
15/03/14 中日新聞杯 1着(7本/中6週)
15/08/23 札幌記念 1着(7本/2ヵ月)
16/01/24 AJCC 1着(4本/中6週)
⇒普通に休ませて、普通に追いきるというスタンダードな追いきりです。
疲れも取れてリフレッシュした上で調教に臨めます。
圧倒的に③に結果が偏ってる以上、②のパターンで追いきられた今回は、少なくとも頭は厳しいかなと思われます。
◆コンテントメント
間隔:中4週
坂路:0本
TC:1本
メニュー:-
本数:-
中間:-
最終:- 東ダ[42.5-13.9]馬也
総合:-
海外馬は調教できるコースが限られていますし、ビシバシ追われるわけでもありません。
流す程度の調整ですので、これに対して評価どうこうというのは難しいですね。
◆ロゴタイプ
間隔:2ヵ月
坂路:1本
TC:4本
メニュー:★☆☆
本数:★★☆
中間:★★★ 南W(5/25)
最終:★☆☆ 南W[71.5-55.8-40.6-14.3]馬也
総合:★☆☆
1週前の水曜にビッシリ追って、当週は流すという意味では調整に変わりありません。
ところが、いつもであれば最終追いきりのラスト1Fは、馬也でも12秒台を出すのに対し、今回はなんと14.3秒です。
これは同馬の最終追いきりの中でもワーストのラスト1Fでもあります。
皐月賞の時も似たような調教で制してはいるんですが、その時は加速ラップを踏んでおり、今回のような最後に失速というラップは、どうも調整ミスに見えてしまいます。
◆サトノアラジン
間隔:中2週
坂路:2本
TC:1本
メニュー:★★☆
本数:★★☆
中間:★★☆ 栗坂(5/29)
最終:★★☆ CW[81.7-66.2-51.8-37.6-11.7]G強
総合:★★☆
中2週ですので、こんなものでしょうという感じの追いきりです。
最終追いきりでは3頭併せでしたが、併せるあたりで一瞬ちょっと引っかかる仕草を見せていました。
修正後は、しっかりと首を使えていましたのでいい走りではあります。
気になるのは最終追いきりの強さですね。
この馬が1着でゴール板を駆け抜けた時というのは、いずれも最終追いきりで一杯追い。
今回は最後仕掛ける程度でしたので、過去の実績からは減点材料ですね。
◆モーリス
間隔:中4週
坂路:0本
TC:2本
メニュー:★☆☆
本数:★☆☆
中間:★★☆ 東芝(5/27)
最終:★★☆ 東芝[66.7-51.7-37.2-11.8]馬也
総合:★★☆
検疫の影響で、調整に苦戦してるのは事実でしょう。
実際走るコースで追えているという利点はありますが、やはり本数が…。
とはいえ、去年のMCS→香港マイルで連勝しているわけですし、その逆と思えば大丈夫そうにも思えます。
むしろそれより不安なのが、テンションの上がりやすかった馬が、他馬と隔離されて調整されていることです。
いざレース当日に他の馬を見たら、一気にテンションが上がってしまうのではないかと懸念します。
不安はありますが、過去のレースでも様々な不安材料を気にしなかったモーリスです。
ここでも我々の不安を一瞬で吹き飛ばすようなチャンピオンらしい走りを見せてほしいですね。
◆イスラボニータ
間隔:2ヵ月
坂路:0本
TC:8本
メニュー:★☆☆
本数:★★☆
中間:★★★ 南W(5/25)
最終:★★☆ 南W[66.1-50.6-37.7-11.8]馬也
総合:★★☆
この馬のいつものメニューで、坂路で時計は出していません。
ただやはり、スローの上がり勝負を考えると坂路で時計を出していないのは減点材料です。
中間追いきりでは、前に馬を置き、長めをビッシリ追われて併入。
最終追いきりは、馬場の内目を馬也でとはいえ、抜群の動きを見せています。
大きく体を使えており、走りはいいですね。
◆フィエロ
間隔:中5週
坂路:4本
TC:1本
メニュー:★★★
本数:★★★
中間:★★★ 栗坂(5/25)
最終:★☆☆ 栗坂[51.6-37.0-24.0-12.2]G前一杯
総合:★★☆
2週連続ルメール騎手を乗せての調教です。
最終追いきりは★1つとしました理由は、加速ラップを踏めていないこと。
この馬は差し馬ですから、加速ラップを踏めていないのは減点です。
さらに、過去の最終追いきりを見ても馬券に絡んでいるのはほぼ加速ラップを刻んだとき。
前走でポカをやってしまったとはいえ、調教の名手である鮫島良太騎手を乗せなかったのが痛いですね。
ルメール騎手は人の作るペースに乗せるのは上手いのですが、自分でペースを作るのはやや苦手なように見えます。
今回の調教騎乗でも、タイム上そのような一面が垣間見えますので、やや減点としました。
◆リアルスティール
間隔:2ヵ月
坂路:5本
TC:2本
メニュー:★★☆
本数:★★★
中間:★★☆ CW(5/25)
最終:★★★ 栗坂[50.8-36.6-23.8-12.0]強め
総合:★★★
時計の出やすかった馬場とはいえ、最終追いきりでは圧巻の50秒台。
動きとしては最後、右によれたがる仕草を見せていたのが気になりましたが、それでいてもこのタイムですから、本当に状態がいいんだろうなというのが伺えます。
ドバイ帰りでやや間隔はあいていますが、早めの時計は実質5本といったところで、内容的にも問題はないように思えます。
◆レッドアリオン
間隔:中5週
坂路:11本
TC:2本
メニュー:★★☆
本数:★☆☆
中間:★★☆ 栗坂(5/25)
最終:★★☆ 栗坂[52.7-38.2-25.5-12.8]馬也
総合:★★☆
1週前追いきりで、川須騎手を乗せ、一杯追いのクラレント(小牧騎手)と併せています。
そこではゴール前で強めに追い、先着しており好評価できる内容でした。
最終追いきりの坂路は時計の出やすい馬場でしたが、馬也でこのタイムなので順調でしょう。
加速ラップではありませんが、この馬はむしろ加速ラップを踏むときに負けますので、特に問題はありません。
橋口息子厩舎の調整方法はまだわからないところがありますが、本数が無駄に多いのが気になります。
11本中10本が馬也ですので、中身を伴った調教かといわれると疑問符がともります。
さて、調教評価を踏まえつつ、印はこうしました。
◎モーリス
○イスラボニータ
▲クラレント
△リアルスティール
△サトノアラジン
馬券は◎→○△△→▲の3連単で遊びつつ、モーリスから4頭への馬単で勝負予定です。
tipmonaとは?