14期 予想歴33年
◎ミッキークイーン
3着/2人気
○ヒルノマテーラ13着/8人
▲プロレタリアト14着/15人
△マリアライト6着/1人
京都外回りコースで瞬発力勝負になると、スプリント系のスピードが生かされやすい。
今年の菊花賞はサトノダイヤモンドが優勝。
4コーナーをディーマジェスティと馬体を併せて回っていたが、直線に出ての末脚の差は歴然だった。
ディーマジェスティの母父はスタミナ色の強いブライアンズタイムに対し、サトノダイヤモンドの母父は1200㍍のG1を勝ったオーペン。
レース中盤ペースが異様に緩み、各馬余力充分でレース終盤を迎える事となる。
母から受けたトップスピードの差が、直線での末脚の差となって表れた。
このエリザベス女王杯を連覇した外国馬スノーフェアリーの母父はチャーンウッドフォーレスト。
更にその父は、カルストンライトオやサニングデールといった名スプリンターを輩出したウォーニング。
スノーフェアリーのあの末脚の破壊力はウォーニングにあったという事。
今年の面子を見ても、"何が何でもハナ"といった馬はおらず、道中はかなり緩んだ展開となりそうだ。
末脚の破壊力に注目してみたい。
◎ミッキークイーン。
スピード競馬でも力の要る馬場での競馬でも対応でき死角が少ない、力量も現役牝馬の中ではトップクラスに属する。
万能ゆえに特化性に欠ける為、ヴィクトリアマイル時のような感じの2着、3着も充分あり得る。
単勝系というよりは、むしろ連複系馬券の軸に考えたい。
レース特化という部分なら、むしろヒルノマテーラやプロレタリアトが面白い。
○ヒルノマテーラ
父マンハッタンカフェより気の良さを受け継ぎ、とにかく道中のタメが利くタイプ。
母父コンサーン、更にその父はブロードアピールやノボトゥルーでお馴染みのブロードブラッシュである。
母父系からのスピードが、そのまんま末脚の破壊力となっている。
単勝系の馬券で穴狙いをするなら、むしろこの馬が面白い。
▲プロレタリアト
母母は名スプリンターだったブロードアピール。
父ハーツクライはちょっと気の強いタイプだけに、ペースが激化してくれた方が良いタイプ。
△マリアライト
集中力で走るタイプで性格的に内枠が向くも、スピード適性に難がある。
母父エルコンドルパサーは、父キングマンボというよりは、母父サドラーズウェルズの特徴を色濃く伝える。
出世した産駒はと言えば…
ヴァーミリアン、アロンダイトといったダート馬。
もしくは…
ソングオブウインド、トウカイトリック、エアジパングといったステイヤーだ。
日本よりもヨーロッパ向けの種牡馬としてアイルランドやアメリカで繋養されていたなら、おそらくはもっと活躍出来ていたであろう。
マリアイト自身G1を2勝しているが、いずれも時計の掛かる馬場でのものだ。
時計が掛かるか?上がりが掛かる競馬なら面白いが…
tipmonaとは?