ジャパンカップ2016予想

カタストロフィ
10期 予想歴19年

◎レインボーライン
  6着/8人気

○リアルスティール5着/2人
▲イラプト14着/10人


 予想の前に馬場の想定予想。天気予報からすれば日曜日は雨がぱらつく可能性はあるが、本格的に降り出すのはレースが終わってからという感じ。ただ開催中も振るかもしれない感じなのでどちらに転んでも良いようにはしたい。恐らくぱらついても良馬場では行われると思うし、前日予想だと難しいが一応土曜通りのイメージで。外差しが強く出ていて3分目~4分目ぐらいが一番伸びていた感じ。昨年は内が伸びてきていた傾向だったが今年はあまり内有利と意識しない方が良いかもしれない。


 展開予想だがキタサンブラックがハナを主張するのは間違いない。問題はゴールドアクターで、これが突くのか、それともキタサンブラックより前に行って外の逃げ馬候補…ワンアンドオンリー辺りを行かせるのか(有馬の対ラブリーの時の様に有力馬の前に出ちゃう作戦)。ただ今回はキタサンは間違いなく抵抗してくると思うし、ゴールドアクター自体基本はスローが良い馬なので無理に引き上げることはないと思う。また馬場も悪いし4角出口からは外を意識したいので外目を意識できる番手外ぐらいが理想だろうから恐らくキタサンにある程度プレッシャーをかける程度の番手策。そして外からワンアンドオンリー田辺が逃げの手を打つ可能性があるのと、イラプトがこの先行争いを見ながら2列目のポケットに入っていくのか、それとも馬場の良い外かだが、多分2列目ポケットを取る。この辺で隊列が決まればペースがそんなに上がってこない可能性が高くなるかなと思う。ただ、それはノーザン勢もわかっていると思うので、ノーザン勢からラビットが出てくる可能性もあると。もしかしたらラストインパクトなんかは前を突いていく可能性もあるかなと。まあそれでもあまり積極的に展開に関与できる馬が少ないので、スローでコントロールされる可能性も考えておきたい。馬場は重め、昨年より外差しが顕著、というイメージで、恐らくペースは60~61ぐらいでは落ち着くと思うが、それでも時計的には出にくい状況。ハイペースのキャピタルSでも勝ったブラックムーンだけ33秒台で後は1:34.0以下。恐らく60-24-60.5で平均ぐらいがやっとだと思う、61ぐらいでも明確にスローになるとは限らんかなと思う。幅広く展開を想定、流れて仕掛けどころが遅れるケースもあると思うし、スローからのTS持続もあると思う。正直かなり読みにくいので全体的にフォローできるように予想したつもり。


◎レインボーライン

 正直本命馬はリアルスティールかイラプトかこの馬か、で悩んでいた。土曜の馬場次第かなと思っていて例えば昨年のような感じならイラプトだし、馬場が軽ければ基本的にはリアルスティールかなと。ただ馬場が思った以上に重かったし、そのうえで外差し傾向の方が強かった。あまり速いラップを踏むケースもなかったし、土曜通してかなり時計が掛かっているならポテンシャル戦でパフォーマンスを大幅に上げてきているこの馬を狙いたかった。菊花賞ではあれでも3F勝負でサトノダイヤモンドには出し抜かれる感じになったが12.7 - 12.2 - 12.0 - 11.6 - 11.5 - 11.6のラップ推移でディーマジェの直後からしぶとくL1で前に出て2着を確保したようにポテンシャルを出し切ってこその感じで、前走でもまだ出し切れていない感覚。それとこの馬は札幌記念を評価しないといけない。今回ぐらい重い馬場になると全体のペースが平均になる可能性がある。端的に言えばエピファネイアの時のようなケースになると前半速いペースに追走しても脚を削がれない、という前提が必要。札幌記念では59.9-61.8と2秒のハイの中で12.2 - 12.7 - 12.5 - 12.1 - 12.3とL2再加速。この競馬でモーリスの直後からL2でちょっと置かれながらL1でグンと来た。映像で推測すればこの馬自身L1最速となっていたと思うしあのペースからしっかりと11秒半ばをイメージできる脚を引き出せたこと、またパワー型の馬場でペースが上がっての一足が底を見せていないこと。ペースが読みにくいので一番嫌なのがドスローのトップスピード質勝負だが、流石にここまで悪化するとL1では落ち込む。ダービーの時のような展開にはならんだろうと。折り合い面に不安があるのでルメールで外枠、ポジションをどうしてくるかだが、リアルスティールを意識してその後ろぐらいで良いかなと。もちろん攻めてくれれば基礎スピード面を見せている馬なのでもっといいが。理想を言えば好位ぐらいまで突けても問題ないタイプだと思っているので。まあとはいえハイペースになればこの馬が一番かなと思うし、ややスローまでなら10秒台を要求されることもないだろう。総合的に見てこの馬から入りたい。


〇リアルスティール

 馬場が軽ければなあ、というのはあった。まあ秋天の時でもそこそこ時計は掛かっていたんだけど、それでも流石に速い上りは出ていたからね。ただ、それはともかくこの馬の場合はとにかく前半ゆったり入りたいこと、そしてそこからのロンスパ気味、極端なトップスピード戦は本来合わない。と思っていたんだけどそれを秋の天皇賞で解消。60.8-58.5と2.3のかなりのスローの中で脚を残して12.3 - 12.0 - 11.5 - 11.0 - 11.7とL2最速地点で外から内に切り込みつつ伸びてきていた。最速地点で伸びたこととL1でもステファノス相手にほとんど寄せなかったという点で見ても昨年のラブリーデイ以上かなと。モーリスは位置が良かったのもあるしね。菊花賞では超ロンスパ7F戦からL2ブレーキL1で再加速でキタサンの機動力に見劣ったという認識。最後は伸びていて単純なポテンシャルはこちらの方が上。恐らく中距離まではゆったりなら問題ないが基本はステイヤーだと思う。後はその中でしっかりと噛み合うか。この馬に関しては前半は無理せず入って行って欲しいかな。もちろんスローなら外からじわっと取り付いていく意識が欲しいけど、流れた時に前に行ってとなると脚を使ってしまいかねないし、折り合い面でも難しい馬ではあるので。徐々にエンジンをかけながら3~4角では好位列に取り付いて、というぐらいの競馬が理想だと思う。キタサンブラックにポテンシャル面で脅威を与えていて、トップスピード戦ではステファノス以上を示してきた。出来れば馬場はもうちょっと軽い方がと思う、馬場適性とペースに不安はあるが、スローなら最上位のはず。今日はムーアの調子が良くなかったのが気がかり(詰まってたしな…)


▲イラプト

 昨年の本命馬で、今年のジャパンカップ予想でも本命の可能性はあったんだけど、馬場を考えてこの位置に下げた形。流石にこの馬場だと信頼度は下がるかな。内の馬場もなかなか伸びにくそうだったので。ただ、この馬の良いところは昨年のジャパンカップでも見せているように要所の反応の良さとゲートセンス。加えて言えばある程度の流れに乗って進めてこれたこと。昨年は名目上はカレンが作った59.3-60.5でハイだが実質的に見ても大体60-60の辺りだったと思うし、その中で前を取っていたこと、そしてそこから瞬間的な脚を引き出せたことは素直に大きいと思う。敗因は3~4角で外からの動きに対して壁を作られてしまって前の馬が邪魔になって動けなかった、後ろが勢いに乗っていく中で無意味に一列下げなくてはならなくなったし、ブレーキを踏んでからの急加速を問われた。それでも瞬時に反応できていたように日本の競馬への適性は非常に高いと思う。TS持続は甘くなる傾向で、昨年凱旋門賞でもL2で10.7前後の脚を使わされたことでL1ちょっと甘くなったが途中で不利もあったし加速していく過程はフリントシャーやトレヴといった上位陣に見劣ってなかった。出来れば仕掛けを遅らせたい、他が動くのを遅らせたいタイプだと思うし、この馬の場合昨年に60-60の流れで対応してきたことを考えればペースが上がって後続の仕掛けが遅れるパターンではこれを一番に取ってしまいたいかなと思う。


tipmonaとは?

最新記事一覧

次の予想をみる >