10期 予想歴19年
◎ダンビュライト
13着/2人気
○モンドキャンノ2着/7人
▲トラスト5着/8人
馬場は土曜のレースを見ると結構時計が掛かっているなという感じ。雨が残っていたので仕方ないにせよ、それでもメインのオープン特別リゲルSが47.6-47.2とある程度流れて1:34.8だから普通に考えれば35秒台の競馬にはまずなってくると思う。もちろん回復傾向ではあるにせよ、流れて真価を発揮し34秒台半ばを出してくる馬がいれば。今回のメンバー構成だと恐らく35秒前後とみておいていいと思うので、フラットに見れば47.5-47.5ぐらいのイメージで。
そのうえで展開予想。逃げ馬がそれなりに多く、もちろんタガノアシュラも五分に出ればハナを主張するだろう。ただそれ以外にもリンクスゼロやボンセルヴィーソ、外からはトラストといったところもある程度は絡んでくるというところで逃げ馬争いを読み切るのはちょっと難しい。ただ今の阪神は前残り自体はしているし、パワー型なら前を取ってしまいたいという意識も働くと思うのでタガノアシュラなんかはある程度武豊だし主張していくかなと。逃げ勢の中では一番外というのも良いので、タガノがハナを取り切って外からダイイチターミナルやトラスト、その後ろぐらいにアメリカズカップが追走してくるのかなというぐらいのイメージで入っていく。それでもやはり簡単にスローにというところまでは馬場的にも難しいと思うので、やはり48秒前後には入ってくると思う。馬場的に48-47.2~3ぐらいが出ればいい方かなとは思っていて、そこまで速いラップも問われない可能性もある。
【予想】
◎08ダンビュライト
〇10モンドキャンノ
▲18トラスト
△06クリアザトラック
△13ミスエルテ
×11トリリオネア17サトノアレス
3連複◎軸〇▲△BOX
3連単F◎〇▲→◎〇▲△→◎〇▲△×
◎ダンビュライト
この馬を本命にしている辺り、多分かなり悩んだんだろうなと思われると思うけど、かなり悩んだ。まあその中で選んだのは2点、一つはルーラーシップ産駒でやっぱりパワー型ですよねって競馬をしていること。もう一つはハロン12をクリアしてきていること。基本的に平均ペースぐらいにはなると思っているし、遅くともやはり入りで48秒前後のイメージは欲しい。その点でサウジアラビアRCでは中弛みはあったが47.7-46.7とハロン12を切る前半4Fのペースの中で追走して外から仕掛けを待ちつつしっかりと伸びた。ただ結果的に相手がブレスジャーニーで12.7 - 12.4 - 11.7 - 11.1 - 11.6とL2最速地点でもやっぱりちょっとキレ負けしてしまっていた感じ。非常に高いレベルではあるけど、少なくとも極端なトップスピード戦になってくるとブレスはもちろんスワーヴリチャードやムーヴザワールドといったところ相手には見劣る。とはいえこちらはペースへの対応力が高いのと、新馬でも不良馬場で流れる競馬のパワー型基礎スピード+ポテンシャル戦、ここで最後まで突きぬけるポテンシャルを見せていた。3着サングレーザーで十分レベル的にも評価できる。この馬の場合というかルーラーシップ産駒を今の感覚で言えばハーツクライに近いといえば近いとは思う。トニービン色が強いというか、パワー型で質的でなく持続力で勝負、ポテンシャル寄りでも強いという点、2歳の内にそんなに重賞でポンポン活躍馬を出すような完成度はないけど、出し切れば面白そうな馬が何頭かいるというのも傾向的に近い。この馬も現時点でトップスピード戦では甘さを見せているけど、もうちょっと厳しい馬場ならパフォーマンスを上げてきそうという点で本命に上げた。ちなみにモンドキャンノとクリアザトラック、ミスエルテも加えて比較ですごく悩んだ。ただ今の馬場で馬券的に見ても一番信頼、期待できるのはこれかな。
〇モンドキャンノ
まあこれも非常に悩んだ。一つ明確な不安があって、血統的にはどう見たってスプリンター。マイルでもごまかしが利きにくい阪神でしかも年末のタフな馬場。この辺り父キンシャサノキセキも産駒傾向としてマイル以上の実績は明らかに1400以下と比べて落ちているし、母レイズアンドコールも現役時代を知っているが典型的に1000~1200巧者。どう見たって距離は不安しかない。んだけど、個体で見ると問題なさそうな走りをしているんだよなあ。前走の京王杯2歳Sは35.7-34.2とかなりのスローに近いレベル、そこからの11.9 - 12.0 - 11.3 - 11.2 - 11.7と3F勝負でしっかりと楽に加速しながら前肢を伸ばして力強く最後までなかなか手前を換えず力強く入っていけていたのも好印象だった。相手もレーヌミノルで結果的には強敵だったし、これをきっちりとL1まで伸び切って捕えているように後半特化でパフォーマンスを上げてきているのは良い材料。それと、函館2歳Sは結構ハイレベル戦だったと思っていて、上位の面々を見ても1200路線の500万下特別以上のクラスで勝ち負けしている馬も多い。レコードでもあったが純粋に素材も魅力がある。また函館の洋芝でもやれていて阪神の時計が掛かる今の馬場適性自体は悪くないと思う。…とはいえやっぱり今の馬場でマイルでという不安は血統的にはある、かなり葛藤があったがそれでもここまで見せてきているパフォーマンスと相手関係との比較で見れば多分一番、時計が掛かっていた府中でのパフォーマンスというのも良いし、後半特化でやれた。折り合いが課題でその点でバルザローナに乗り替わりがどう出るかというのは難しいところだが、このメンバー構成だしパフォーマンスを重視して素直に。
▲トラスト
名前の通り信頼…したいんだけどね。まあ本命に据えられなかったのはこの馬もマイルの適性的にどうか?ってのはある。ただモンドキャンノとは逆に短いんじゃないのってところがあったので、時計が掛かる馬場で今回のメンバー構成でそんなにペースも上がってこない、という形であればそこはそんなに不安はないかな。想像よりは一段時計が掛かっている感じなので、これは札幌での内容を考えるとプラスと言っていいと思う。それと、本当に東スポ杯だけで切っていいのか?そこまで悪いパフォーマンスだったのか?というのを冷静に判断する必要があるなと。ペースは48.2-47.7で平均程度、中弛みがあって12.1 - 12.4 - 12.6 - 12.0 - 11.2 - 11.9と仕掛けが遅いが離れた3番手以下はコーナーの緩みで取り付いた形。また同日準OPのマイルですら48.0-46.7でスローと言っても時計が出ていない。降り続いて悪化していた中で、1800mで48.2の入りは馬場と相対的に考えると結構早かったはず。また上位勢が現時点で牡馬クラシック最有力候補と言っていいと思っているし、そのなかで無駄の多い流れの中で12.6-12.0-11.2と中間で偏差が非常に大きい競馬をしてしまったのは良くなかったと思う。マイルへの短縮がどう出るかは微妙だが、それでも今回の馬場・面子なら基礎スピード負けはしないと思うのと、タフな馬場でトップスピードの質的なものをそこまで要求されない可能性が高い、逃げ、番手、ポケットからパワー型が粘り込むというのが今開催の阪神外回りの傾向かなとも思っているので、それには合致してくると思う。個人的にはタガノアシュラよりはこちらの方がパフォーマンス的に一段上かなと思っているし、テンの速さも非常に安定している、外枠で切り込みながら読みにくい先行争いに様子を見ながら入っていける。ブレスジャーニー比較で明確に戦えるだけのパフォーマンスを示せている馬が存在しないこのメンバー構成でこの馬場なら浮上させたい。ただ、最終的には皐月賞ぐらいの条件が合ってくると思う。ややスローぐらいで中弛みをあまり起こさずに4角下りからしっかり動いていくイメージで。
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