14期 予想歴20年
◎フローレスマジック
3着/2人気
○アドマイヤミヤビ1着/1人
▲レーヌミノル4着/3人
△ハナレイムーン5着/4人
牝馬クラシックへのステップとしては一枚落ちるクイーンCですが、先週お話させていただいたとおり、今年は牝馬のレベルが高く、ここにはマイル指数61以上の馬が3頭集まりました。まず、その3頭を見ていきます。
フローレスマジック(前走:アルテミスS2着)
ルメール騎手が降りて戸崎騎手に替わるのはマイナス材料ですが、アルテミスSの指数はメンバー指数1位で、当時リスグラシューの上がり3Fタイムを上回る末脚を披露していたことが大きな強調材料です。脚質的にも極端ではないので安心して見ていられます。阪神JFを使わなかったのも、順調さを欠いたわけではなく成長を促すことを優先したようですし、ここで賞金を加算してクラシックへ臨みたいところでしょう。
アドマイヤミヤビ(前走:百日草特別)
前走は牡馬クラシック候補馬として名前のあがるであろうカデナやアウトライアーズに勝利。中距離からの臨戦となりますが、マイルでもベルカプリ相手に完勝しており、その指数からしてもここで上位争いができそうです。この馬の強調材料はルメール騎手がフローレスマジックではなくこちらに乗ってきたことでしょう。将来性を買われているということだと思われ、大きく崩れるイメージはありません。
レーヌミノル(前走:阪神JF3着)
これまでのレースでは、スプリンターとして活躍していくであろうパフォーマンスを見せてきた馬。前走は少し控える競馬をして、連対馬2頭に完敗しつつも3着に食い込みました。ペースの速い(レースレベルの高い)レースほど良いタフ系馬で、東京の上がり勝負は不向きとも思えますが、今後のローテーション(クイーンC→フィリーズレビュー)からはここでしっかり稼ぐという意図が垣間見え、それなりに仕上げてくるのではないかと思います。
他の馬では、指数的に壁役という位置であり、脚質的にも不利を受けにくいアエロリットはおさえておきたいところ。このように上位人気馬を軽視できない状況なので、潜在能力の見えないキャリア1戦馬については、大幅な上積みリスクのあるハナレイムーンの好走可能性が比較的高そうです。おさえたい馬がいれば少し手を広げてみても良いかもしれません。
堅そうですが、馬場バイアスはちょっと不穏なところがありますので、勝負はしないほうが良いと考えています。
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