10期 予想歴20年
◎ミラアイトーン
8着/2人気
○ペルシアンナイト1着/1人
まあ毎年そうだけど開幕週の重賞ってのは馬場からバランスを測る側としてはくじ引きみたいなもんで、正直なところ噛み合い切るのは難しいからあんまり深くは考えないようにはしている。ただそれでも馬場考察を頑張る必要があるのがラップ予想なわけで、ひとまずJRAの馬場情報から、年末~2月阪神開催に向けてのエアレーション作業が書かれていなかったので年末から馬場をソフトにする作業はないとみていいと思う。普通に考えれば2月阪神は時計が掛かるとみておいていいんだけど、昨年は例外的に超高速馬場だったので、慎重に入らないとという感じかな。ただ昨年末はかなり時計が掛かっていたこと、今週半ばの雨の影響が残っているしパンパンの良はない、例年の傾向通りとしてややタフな馬場で入っていこうと思う。大体47-47.5で1:34.5が出るぐらいをイメージしておく。
そのうえで展開だが結構行きたい馬が揃った感じはするのと、幸四郎の引退レースというのをどう考えるか。 ひとまず武豊とジョーストリクトリがレースを作っていく意識を見せる、カロスもハナを主張しつつだが、恐らくこの2頭はペースを上げずにレース全体をコントロールしてという意識を持っていくんじゃないかなと。豊としては幸四郎アシストをするなら前半無理はさせたくないだろうというのもあるし、マイルは初距離というのも含めてコントロールしにかかる。ディバインコードはスタートがそこまでよくはないので内枠ならゴリゴリ行くパターンはないだろうし包まれてという競馬のリスクはある。ミラアイトーンはゲートはまずまずだし、好位~中団ぐらいにはつけてくるかなと。ペースは意外と落ち着いて、48-46.7~8ぐらいを想定する。ややスローで前後させつつかな。
◎ミラアイトーン
まあこのレースに関しては少しトリッキーな予想というか、引退レースの時は往々にして起こり得る展開利をベースにした予想ではあるのでいつもとは少し事情が違う。特に今回の幸四郎の場合は調教師への転身だからね。まずこの馬の場合一応2走前の葉牡丹賞も強敵相手の中で最低限の競馬はできたが61-60とスローからの12.5 - 12.4 - 11.7 - 11.9 - 12.1 - 11.9と4F戦の中でコーナーで分散しながらの競馬が噛み合わずポテンシャルで見劣った形かなと。直線に入るまではコントロールしながらの競馬だったし、そこから追いだされての加速ができなかったのは距離もあるし4Fのロンスパだったというのもあるだろうと。評価すべきは前走で高速馬場に近くなっていたがそれでも同日シルクロードSでも平均で1:07.8だからやや高速程度。36.0-34.3とかなりのスローからの12.3 - 12.0 - 11.7 - 11.3 - 11.3のラップ推移でL1まで落とさない中、五分に出て好位の外から勝負しつつ直線の2Fでともにしっかりと差を詰めて突き抜けた。L1も自身走破で見てもほとんど落としていないと思うし、質の高いトップスピードと持続力を見せて底を見せず。良い内容だった。トップスピード戦の方が合っていると思うし、2,3走前も少し時計が掛かっていた馬場でも一定のパフォーマンスはできている。ゲートもペルシアンナイトほど悪くはないし、末脚の絶対量勝負だとペルシアンの方が上かなとは思うがこのメンバー構成でスローからのトップスピード戦なら位置取り含めてこの馬を評価したいかなという感じ。折り合い面が少し難しそうなのでその辺だけしっかりとコントロールして好位ぐらいで競馬をしてもらえればなと。
〇ペルシアンナイト
まあスローならまず問題なくトップスピード持続力で勝負できると思うし、外枠でミルコなのでポジションを上げながら入ってくれそうなのも好材料。こうやまき賞が上がり3Fでイマイチなのはドスローからの12.1 - 12.8 - 11.8 - 11.0 - 11.2とL3で上がり切っていなかったのが大きい。2F戦で勿論外から動いたのは噛み合ったが、それでもL1まで11.2でまとめてきているのでもう少し速い上りを狙える競馬だったといえる。まあ上がりが全てではないが、実際時計がそれなりには掛かっていたアイビーSでも49.4-46.9とかなりのスローからの12.6 - 12.6 - 11.6 - 11.2 - 11.5と3F勝負で後方からジリジリと来ていた。最速地点ではソウルスターリングにキレ負けを喫しつつもL1までしぶとく伸びてきていたようにTS持続は侮れない。阪神外回りで外から前を向いて動かしてくるミルコ。幸四郎のお膳立てを空気読まずに差し切るとすればこの馬というかミルコかなあ。
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