菊花賞2017予想
菊花賞はミッキースワローから・・・

下彦
15期 予想歴31年

◎ミッキースワロー
  6着/3人気

○ダンビュライト5着/4人
▲ベストアプローチ13着/9人
△サトノクロニクル10着/6人


道悪は避けられそうに無いですね。
季節的な事もあるかとは思いますが、過去の菊花賞を数十年振り返っても道悪になったレースはかなり少ないですね。近年だとエピファネイアが勝った年が不良馬場でした。馬場に適正があった上での先行馬での決着。血統的共通項は、エピファネイアの母母父とバンデの父父にサドラーズウェルズ、2着のサトノノブレスと3着バンデの母4代にそれぞれアイリッシュリヴァー(ネヴァーベンド系)という欧州競馬には欠かす事が出来ないサドラーズウェルズとネヴァーベンド・・というのはいかにもですね。もう一つはサトノノブレスの母父トニービン。トニービン自体グレイソヴリン系の凱旋門賞馬でハイペリオンとプレシピテーションを引いた中長距離型の消耗戦に適正を見せる血統。そのトニービンを父に持ち母父ヌレイエフ、母母父ノーダブルからもハイペリオンを色濃く注入された馬がジャングルポケット。
本日の京都10R古都Sで三連単100万円超の馬券が飛び出しました。2着、3着の父はジャングルポケット。道悪でラップ推移からはゴリゴリの消耗戦というわけではありませんでしたが、末に託したコウエイワンマンと前に行っていつも渋といノーブルマーズが馬場悪化でも適正で好走できたレースでした。
出走馬でジャングルポケットを父に持つのはクリノヤマトノオーで、母母父にノースフィールズ(ND)、4代にタピオカ(ハンプトン系)と魅力的ですが今迄のレース振りと臨戦過程からはなかなか。
もう一頭は父ではありませんが、母父にジャングルポケットを持つミッキースワロー。ハイペリオン色濃い馬が母方の近いところに入ると能力が底上げ、底力アップに繋がるのは間違いないところなので人気でも、そして道悪なら尚更ということで印は変えず。
対抗のダンビュライトも馬場が悪化すればする程ファミリーライン上にあるキャサリーンパーの底力が引き出される様な感じだし、母母父リヴァーマン(ネヴァーベンド)を持つ馬は大方道悪上手で、道悪新馬戦も強烈でしたし・・・
単穴ベストアプローチにしても、母父自体今時珍しいハイペリオンの直系、父はサドラーズウェルズ系、母母父シルヴァーホーク(ロベルト)で血統だけなら最右翼なわけで。
というわけで当初から印は変えずで。


◎ミッキースワロー
多角的に見てこの馬しか本命は浮かばずで。
全レース(3-0-1-2)ですがレースになっていない新馬戦を除けば、力負け・スピード負けしているレースは一つもなく、最大負けの早く動いてしまった京都新聞杯でも1着とは0.1差しかない5着。
時計を要した馬場の未勝利戦では上がり2位に0.9差もの豪脚を使い底力を見せ、前走トライアルでは高速馬場でアルアインを外から瞬時に捉える瞬発力を見せてくれました。
トーセンホマレボシ産駒でう〜んとなりますが、上には一応春天2着のトーセンジョウダンがおり、母方も母父にジャングルポケット(トニービン)、母母父にリファール(ND)、4代にカロ(グレイソヴリン系)、ヌレイエフ(ND)としっかりしており胆力勝負でも充分行けそうな血統です。

◯ダンビュライト
この距離で少しでも流れたり、動きがあったり、道悪になったりしたら・・この馬には有利に働きそうということで対抗。
皐月賞3着、ダービー6着、神戸新聞杯4着と堅実で、もう一つ何かこの馬にとって有利な状況が生まれれば激走してくれそうな感じがします。
母母キャサリーンパーは一昨年3着のリアファルやマリアライト、クリソライトと同系。苦しいところで残る或いはジワジワくるイメージです。

▲ベストアプローチ
父ニューアプローチに母父エフィシオでサドラーズウェルズ系×ハイペリオン系という昔の菊花賞だったら有りの体力血統。サンデーもありませんし瞬発力勝負だともちろん厳しいですが距離伸びて時計がかかれば良い方に出そうです。

△サトノクロニクル
本来だったら印4頭の内2頭くらいはステゴ産駒にしたかったのですが妙味と人気の関係からなかなか難しい感じです。例えば、2番を引いたウインガナドルは母父マックイーン、母母父にタフネス系プリンスリーギフトのカツラギエースという大変魅力的な血統を持ちG3くらいならいつ勝っても不思議ではない渋とさ強さは間違いないところですが、思ったより人気も上がり「逃げるかも」ということで手が付け辛く、マイネルブンシュも母父にロベルト内包のコマンダーインチーフ(ダンシングブレーヴ)、母母父マキャベリアンで長く脚が使えるのが魅力もレヴェルに問題有り。トリコロールブルーに関しては母方が前に出ると距離に問題。迷ったのはスティッフェリオで3番からも良い位置は狙えるし、母父ムトトはブランドフォード系の重厚血統で自身凱旋門賞でトニービンの僅差2着がある欧州G1馬、母母父にダンジグ系のケープクロスと走っても不思議では無い素地はあります・・が何かもう一つ強調できるものがあればとの思いから一つ下げで(勿論馬券にはいれますが)。
と、いうことでサトノクロニクルに。ちょっと足りなそうなのは兄ラーゼンに通じるものがありますがこちらの父はハーツクライで事長丁場や消耗戦等になったら適正面では上かと思います。母父インティカブ(ロベルト系)、母母父カーリアン(ニジンスキー)、4代にアイアンデューク(シカンブル)はいかにもタフなイメージ。何より脚が長続きするのが良いところで人気でも。


tipmonaとは?

最新記事一覧

次の予想をみる >