10期 予想歴20年
◎ベストアプローチ
13着/9人気
○アルアイン7着/2人
▲クリンチャー2着/10人
土曜の段階で既にタフな馬場状態、明日もかなり降ると思うし、開催中の雨なので恐らく馬場は悪化の一途。極悪馬場を想定しておく。恐らくこの世代のレベルでと考えると後半に11秒台というのは望めないレベルまで行くんじゃないかなと。
そのうえで展開だが、ここまで馬場が悪いと最序盤はある程度探りながらにはなると思う。その中で前走でもかなり行き脚が悪かったクリンチャーが、流石に逃げまで行くかはともかくある程度出して行って前は確保したいのでこれが主張。内のウインガナドルが逃げる気持ちがあればウインが逃げるが雨の馬場で目標にされるのを嫌って控えればクリンチャーが前に行く可能性が高くなる。アダムバローズは逃げでも番手でも、という感じのコメントなので内の様子を見ながら進めていく、大外のマイスタイルは流石に3角の下りで掛かるリスクはこの馬場では取れないと思うので最序盤様子を見ながら好位の外ぐらいだろう。前半はそこまでペースを上げたくないだろうが、それでも最序盤のポジション取りは各馬が狙っている部分もあるし、これだけ混戦だと他の馬も前を狙ってくる可能性が高い。結構序盤は流れて61秒前後ぐらいになるかな。中盤で少し息を入れる意識が働いて、ここで65秒台、後半も消耗して62~63秒ぐらいになると思う。全体を通せば少し波はあるかもだけど、恐らく12.5前後をキープし続けるような流れになりそう。3000mだが前に行く馬は前半のパワー型基礎スピードを持った馬で息を入れられるタイプ。後ろからの馬でも求められるのはポテンシャルだろう。
◎ベストアプローチ
更新時間からもお分かりかと思うが…めちゃくちゃ悩んだ。結局この馬にした。悩んだ理由はまず神戸新聞杯が悪かった。悪くない流れの中で青葉賞では楽に先着したアドマイヤウイナーレベルにパフォーマンス的に見劣ったのは物足りないの一言。ただ、全体のペースが遅かったというのはあるし、+10kg増は馬体面で余裕があったとは思う。3~4角の加速していく段階で手ごたえも怪しかったし。賞金的には一応足りていた馬で叩いて良化を見込むのが一つ。それと、やはり青葉賞。59.7-59.2と平均、淀みなく12.3 - 12.1 - 11.9 - 11.8 - 11.4 - 12.0のラップ推移でL2で一脚を使ってアドミラブルに一瞬喰らいついたし不利も受けた。このパフォーマンスを菊花賞では順守したい。理由としてはここまで雨が降ると偏差が小さい競馬になりやすいだろうと。ラップの変動の小さい競馬の方が合っていると思うし、青葉賞は高速馬場ではあったが流れとしては前半から中盤、後半まで淀みないタフな流れ、そこから余裕を持って直線で一脚を使ってきている。これはかなり高いパフォーマンス。
血統的にガリレオ系になるし母系はエフィシオでフォルリ経由のハイペリオン系。フォルリ経由のハイペリオン系というとイメージ的にはセイウンスカイの父シェリフズスター。ニューアプローチ自体は割と中距離的イメージではあるが、母系はロベルトやハイトップ(トロットサンダー基地ならわかる超マイナーなダンテ系で、マイラー色のイメージが強いが祖父のハンターコムが割と例外で基本はステイヤー色が強い系統。Top VilleはBMSとしてモンジューらを出しているように結構ステイヤー色が強い)といったステイヤー色の強い血統が並んでいて、母系から距離自体は良いと思う。道悪もガリレオ系ってだけで多分大丈夫だし、使える脚はそんなに長いとは思わないけど、全体のペースが単調な中での長距離ってのは多分合うと思うので、面白い材料が揃った。青葉賞・ダービーは後ろだったがこの距離でこの枠ならもうちょっといい位置を取れると思うしね。後は前走神戸新聞杯が物足りない、というところで相当悩んだんだけど、まあ+10kgで要所から動けてない感じだったし、叩いて淡々とした流れ、有力馬が外から勝ちに行くときに内で潜んでいる岩田と条件はここしかない。ダービーでも期待していたように個人的には評価の高い馬、悩んだけども貫くことにした。
〇アルアイン
地味にアルアインと本命対抗で悩んだ。アルアインって意外と底を見せていないんだよねと。まず皐月賞では59.0-58.8と平均からの12.2 - 12.4 - 11.9 - 11.4 - 11.4 - 11.7と中弛み、仕掛けが早いL3最速で好位の中目、ペルシアンナイトよりは外を回しながらも直線L1での伸びが良く最後に抜け出しての勝利。まあ完全に外から行っていたダンビュライトの方がこの皐月賞では評価していたけど、ダービーでは63.2-59.1と超超スローからの極端な12.6 - 12.7 - 11.5 - 10.9 - 11.4とギアチェンジ戦で置かれてL1ジリジリ。ただダンビュライトも苦手な展開とはいえスローの上がり勝負でL1での伸びは悪くなかった。この世代最強は少なくとも春の段階ではアドミラブルだと思っているので、それに対してそんなに悪くなかったのは意外だった。松山がへぐってなければワンチャンスあったなと。セントライト記念は馬場が異常で3~4角で本来なら引き上げたかったが引き上げきれず12.1 - 12.0 - 11.7 - 11.3 - 11.0と坂の上りのL1最速11.0でトップスピード勝負でどうこうって馬ではないのはダービーで証明済みだけど悪くない2着。出し切った時は高いパフォーマンスを見せている馬なので、素直に評価しないといけない。それと、道悪も問題ない馬で、シンザン記念が唯一掲示板を外しているんだが、これは道悪というよりどん詰まりが影響しているだけ。また意外とキョウヘイが古馬相手に頑張ったのもあるし、このメンバー構成なら地力は1枚上だと思っている。道悪なら単調な流れになると思うのでそこは楽だと思うが、馬群は凝縮しやすくなるのでやっぱり内枠が欲しかった、というのは間違いないかな。
▲クリンチャー
この馬も本命にしてやろうかと思ったけど、一瞬で断ち切った。まあそれでも重い印を打っているわけで、これも初志貫徹の側。本命ベストアプローチと同じで前哨戦が激しく気に入らない。ただ、極端な超高速馬場で12.1 - 12.0 - 11.7 - 11.3 - 11.0とL1最速戦ではキレ負けもやむを得ない。もちろん4角の段階でかなり動けそうになかったからそれだけではないんだけどね。ただ条件は菊花賞が一番だとは思っていて、それも少し時計が掛かる方が良いだろうと…少しじゃなさそうなんだけど。評価のポイントは時計が掛かっていた4走前が時計・ラップ的に見てもかなり高いレベルだったという点。ペースバランスは61.3-60.4とややスローからの12.3 - 12.1 - 11.8 - 11.9 - 12.3とポテンシャル戦で番手からしぶとく抜け出しL1で突き抜けているように、ポテンシャルの高さとパワー型基礎スピードのバランスがどちらも高いレベルで持っているというのが強み。3走前で頑張れたのも、59.0-58.8と平均からの12.2 - 12.4 - 11.9 - 11.4 - 11.4 - 11.7と息を入れながら仕掛けが早いという中でしっかりと脚を使ってきた。この馬の場合新馬戦もそうだったが、急激な加速を苦手としている印象で、2走前もドスローの流れの中でギアチェンジで置かれてしまっている。前走も突き詰めればL1の坂の上りまで加速するという異常な展開でずるずる下がって行ったわけで、加速が苦手。ならば今のズブズブの馬場で全く加速力が問われない、単調なパワー型基礎スピードとポテンシャルで勝負出来れば違うはず。血統的に見てもダンジグとグロースターク(リボー系)をインブリードで持っているし、この馬の傾向からも単調なタフな流れでの一変を期待したい。
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