マイルCS2019予想
体力・底力が問われるレースで中山中距離での実績に注目。

夏影
14期 予想歴36年

◎ダノンキングリー
  5着/2人気

○マイスタイル4着/10人


今年の京都開催も、今週を入れてあと2週。
秋開催に入ってからというもの、常に時計が掛かっている印象が強い。

・2018年 1.33.3(34.5)

1着 ステルヴィオ(ロードカナロア × フェアリーキング系)、5番人気、④→⑤、34.1(8位)

13着モズアスコット(サドラーズウェルズ系 × ストームキャット系)、1番人気、⑫→⑫、33.9(6位)

・2017年 1.33.8(35.2)

1着 ペルシアンナイト(ハービンジャー × サンデーサイレンス)、4番人気、⑮→⑬、33.9(2位)

5着 イスラボニータ(フジキセキ × カロ系)、1番人気、⑩→⑫、34.5(6位)

・2016年 1.33.1(35.6)

1着 ミッキーアイル(ディープインパクト × デインヒル系)、3番人気、①→①、35.6(11位)

5着 サトノアラジン(ディープインパクト × ストームキャット系)、1番人気、⑧→⑧、35.0(5位)

・2011年 1.33.9(35.3)

1着 エイシンアポロン(ストームキャット系 × サドラーズウェルズ系)、5番人気、⑤→④、34.9(3位)

5着 リアルインパクト(ディープインパクト × メドウレイク)、1番人気、⑦→⑥、35.1(7位)

・2009年 1.33.2(34.1)

1着 カンパニー(トニービン系 × ノーザンテースト)、1番人気、⑦→⑦、33.5(2位)



上記は、過去10年で1.33.0を超えて決着した年の、1着馬と1番人気馬。
馬名(血統)、人気、3角4角位置取り、上がり(上がり順位)の順で記している。
10年のうちの5回は時計が掛かる決着となっており、この馬場は例年通りの秋の京都なのだろう。

まずこれを見てびっくりした事は、上がり1位の馬が全く勝利出来ていない事。
しかも、サトノアラジンのようなキレ一辺倒の馬が、末脚不発で終わっている。
この5開催中3回が、レース上がりが35秒を超えており、いかに素直に力量や底力が問われているか?が理解出来る。
1番人気を背負ってコケた馬は、得てしてポジションを悪くしてコケた印象が強い。
特にイスラボニータは2016年は4角5番手で2着だったが、その翌年は12番手に下げて馬券圏外へ去っている。
ミッキーアイル以外の勝馬は全て中山1800~2000㍍の重賞で連対実績を残している。
中山コースは最後の直線コースが短く、殿強襲がなかなか決まり難い。
道中で体力を削りながら、良いポジションを確保する能力が問われているのだ。

ステルヴィオ…スプリングS1着
ペルシアンナイト…皐月賞2着
ミッキーアイル…
エイシンアポロン…弥生賞2着
カンパニー…中山記念1着

上に挙げた5頭のうち4頭は4角7番手以内といったように、やはり馬群中段より前目の位置取りで競馬をした馬ばかりである。

…で、結論。
プレミアム信者の支持力には正直驚かされました(笑)。

◎①ダノンキングリー
皐月賞では4角5番手の位置取りから、最後の直線でインから突き抜けたゴール前だったが…
最後の最後にサートゥルナーリア、ヴェロックスに差されアタマ+ハナ差の3着となってしまったが、皐月賞で体力を削りポジションを確保して更に勝ちに行く競馬が出来る。
力量、底力共にメンバー中では抜けている存在。
ダービーや毎日王冠でも連対したように、マイル色のスピードが問われようものなら、むしろそちらの方がベスト。
スプリント色の問われた安田記念でのアーモンドアイよりも、今回のダノンキングリーの方が数段信用度が高い。
迷わずこの馬中心で。

○③マイスタイル
路盤改修で多少スピードが問われるようになった中山コースよりも、洋芝で更に体力が問われるのが函館コース。
前々走で函館記念を勝利しただけでなく、弥生賞2着の実績もあり。
今年の京都金杯では、道中3番手の位置取りで2着とコースの連対実績もあり。
前走のスワンSでも⑥→⑤の位置取りから3着を確保。
道中の速い流れに十分対応力を示している事も非常に心強い。
ダノンキングリーをめぐる、2争いの筆頭に挙げておく。

ダノンプレミアムも脚質的には悪くはないが、G1で1番人気を背負うほど力量があるとも思えない。
力量勝負型にしては、スローペース頼り。
更にかなりの外枠を引き、自分のポジションを取りに行くまでに、かなりの体力を消耗する環境となってしまった。
打倒キングリーはかなり厳しいと見る。


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