阪神JF2019予想
角居厩舎の秘密兵器にチェック

夏影
14期 予想歴36年

◎ロータスランド
  12着/8人気

○レシステンシア1着/4人
▲クリスティ8着/5人


◎⑦ロータスランド
デビュー戦は1000㍍通過が63.1の超どスローの流れ。
競馬のレベルの評価はさておき、このレースで評価出来る事はただ1つ。
スローの流れの先行策から、最速上がりを駆使しているところ。
つまりが、この馬の「気の良さ」あるという事。
逆に気の悪い馬ならば、馬ゴミに入れたり、前に壁を作る等の策を講じなければならないが、この馬にはその必要なく常に自分の走りに専念してくれる。
しかし、この馬はペースや頭数に限らず鞍上の意のままに馬をコントロールできるし、脚を矯めればそれなりの脚が使える事をこのデビュー戦から窺い知る事が出来る。

デビュー戦のスタート2ハロンのラップは、13.0-11.6。
重馬場な1400㍍で行われた2戦目は、12.4-11.3。
比較的好スタートから、レース序盤にハナに立つ場面もあったほど。
一旦3番手に控え直線で抜け出す競馬を魅せたが、ゴール前ラウダシオンに差されたといった内容。
明らかなメンバー強化やペース激化にも関わらず、パフォーマンスを上げている事からも、マイルG1の流れにも適応出来るものと見る。
タフな馬場を物ともしなかった内容から、パワー体力とも優れている事も理解できる。
スタート2ハロンのスピードや、直線で追われからの素早い反応から、おそらく物理的にはスプリント色が強く、気の良さが相まって1600㍍以上の距離に適応出来る「今時の馬」といった感じだろう。

今回中間の追い切りを見て、差し競馬を意識した内容に思える。
おそらくは馬群の中段より前目の位置取りから、先行馬を射程に入れてチョンと差すインディチャンプのような競馬してくるのでは?と考えている。
今回はレシステンシアのような目標に出来る強力な先行馬がいるので、かえって競馬がしやすいとも考える。
そんな理由からこの馬を本命視する。

相手は、その「強力な先行馬」レシステンシア。
パワーや体力色で押す競馬は、メジャーエンブレムの勝った2015年、ソウルスターリングの勝った2016年で通用している。
メジャーエンブレムは、母父オペラハウスのパワーの影響が強かった馬。
ソウルスターリングの父は、サドラーズウェルズ系のフランケル。
このレースをパワー体力で押すのにサドラーズウェルズの血が有利に働く事は、近年の傾向にも出ている。
この馬も、母母父の影響が強そうで注目している。
前走非常に高い心身の負荷をかけてしまい反動の余地を残したリアアメリアよりも上位に支持したい。

クリスティは新種牡馬キズナの産駒。
母父はスプリント色の強いスピードと仕上がりの早さを伝えるクロフネで、昨年2着馬3着馬もこの血を保有していた。
身体をもて余したように見える走法だが、それでも前走直線で前が壁になり前になり、仕掛けるタイミング遅れる内容も、最後2着に食い込んだあたり、やはり力がある。
走法からかなり不器用そうな感じで、小回りの多頭数ではかなり苦戦を強いられそうだが、広い阪神コースならばのびのびと競馬が出来る。


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