09期 予想歴17年
◎サンクテュエール
13着/5人気
○クラヴァシュドール15着/3人
▲アブレイズ17着/11人
コース追いでの馬なり・3頭併せで折り合いを磨くという、直線のトップスピード勝負になりがちな現代競馬に完璧にマッチした調教手法を取る名門・藤沢和雄厩舎。
欧州型のスタミナ血統馬だとしても、藤沢和雄厩舎で調教を受ければ(そして更に育成がノーザンFであれば)切れ味型の馬になり、マイネルの冠名で坂路調教主体の厩舎に入れば、先行して粘る馬になる。
それぐらい藤沢厩舎は、「切れ味」全振りの厩舎と言えます。
(例えばディープ産駒のスマイルカナあたりは、サンデーRが馬主で藤沢厩舎に入っていれば、全く違うタイプの馬になったことでしょう)
それはデータにも表れており、過去10年、東京芝の良馬場で藤沢厩舎の馬をベタ買いすると超優秀。
連対率32.3%
複勝率43.8%
単勝回収率 92%
複勝回収率 92%
その中で更に、前走が「重」「不良」で切れ味を発揮できなかった馬に限定すると、
連対率46.7%
複勝率55.6%
単勝回収率 161%
複勝回収率 121%
ご覧の通り、蔵が立つレベルの優秀さです。
ということで本命は◎サンクテュエール。父ディープでノーザンF生産、そして藤沢厩舎なら完全に良馬場向き。
Alzao≒El PradoのニアリークロスでLyphard的な粘りが強化されている体質とフォームですし、スタミナ面は問題ないでしょう。
シンザン記念を見ても、ゲートで立ち遅れてからルメールが追って前に付けても、すんなり折り合いがついて居ます。折り合いも◎ですから、距離延長には全く不安なし。
何より、お手馬を選び放題のルメール騎手にクラシックの相棒に選ばれているのですから、素質はノーザンF系列でもトップクラスのはずです。
対抗はクラヴァシュドール。桜花賞では3角で3馬身以上の不利を受け、直線は荒れた最内。それで4着ですから、内容は勝ち馬に匹敵するレベルと言えます。
ハーツクライ産駒ですから距離延長はドンとこい。2番枠と鞍上も〇。
デアリングタクトが強いのは認めますが、桜花賞の馬場はパワー型のエピファネイア産駒、非ノーザン系の育成出身である同馬にとって、かなり有利な馬場だった感。高速の前残り東京がどうか?
それならば、高速馬場に強いStorm Bird・Grey Sovereign・タイキシャトル・Forty Ninerを持つアブレイズに妙味あり。土曜のメイSでストーミングホーム産駒が勝ったように、現在の東京は米国血統向き。キャリア3戦目ですから、前走からの上積みも見込めます。
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