14期 予想歴37年
◎ディープキング
10着/12人気
○コントレイル1着/1人
▲ファルコニア16着/8人
△ヴェルトライゼンデ2着/3人
例年神戸新聞杯は阪神の2400㍍で行われる。
ここ3年はサートゥルナーリア、ワグネリアン、レイデオロといった春のクラッシック勝馬が結果を出しているように、根幹距離適性が素直に問われているように思われる。
しかし、今年はローカル中京の2200㍍という条件で行われる。
中京の2200㍍は、条件戦しか行われない極めてマイナーなコース。
それ故にマイナー適正要素が問われやすい距離ともいえよう。
ディープインパクト産駒の根幹距離向き?、非根幹距離向き?といった距離適性は、専ら母父に影響されやすい。
母父かアメリカ血統ならば根幹距離向き、ヨーロッパ血統なら非根幹距離向きになりやすい。
昨年の菊花賞ワールドプレミア、2018年の菊花賞馬フィエールマンな母父は共にヨーロッパ血統で、非根幹距離G1の勝馬だ。
これまで絶対的なスピードの違いで他馬圧倒して来たコントレイルは、明らかな根幹距離向きのタイプ。
神戸新聞杯→菊花賞→有馬記念という非根幹距離体系一色の路線を選択は芳しい選択ではない。
しかしながら、今回はホームストレッチが長い中京コース。
前半スローの上がり勝負となりやすく、中山2500㍍のような「ブレーキ→加速→ブレーキ→加速」といった消耗度の高いレースにはならないのは救いであるのも確かだ。
良くも無ければ悪くも無い、春のクラッシック戦線がベストだっただけに、これまでよりはパフォーマンスを落とす事は十分に考えられる。
能力は抜けているので崩れはしないが、適性面で取りこぼしがある事は考慮に入れておきたい。
◎ディープキング
昨年の菊花賞馬ワールドプレミアと同じ配合で明らかな非根幹距離向きタイプ。
ラジオNIKKEI賞は、前残りの競馬で差す競馬をして3着。
同じような位置取りで4着だったパラスアテナは紫苑Sで2着に食い込み、このレースでの差し競馬好走がいかに評価出来るものかを物語っている。
やや奥手に出るのも、母父ヨーロッパ血統のディープインパクト産駒の特徴。
▲ファルコニア
母父ホークウイングでこちらも、母父ヨーロッパ血統のディープインパクト産駒。
全兄トーセンカンビーナも奥手の非根幹距離向きだったように、秋になっての成長力と距離適性に期待。
△ヴェルトライゼンデ
そもそもスタミナ色か強い非根幹距離向けタイプ。
スピード色の問われ本来不向きな根幹距離G1でこれだけのパフォーマンスを見せる馬だけに、非根幹距離体系のレースでどれだけの上積みを見せるのか?興味が尽きない。
本来なら本命視したいところだが、当初セントライト記念に出走予定だったはずが熱発により調整が狂った経緯がある。
今回は割引きだが、本番は本命にする予定。
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