14期 予想歴12年
◎ボッケリーニ
1着/2人気
○レッドヴェイロン15着/12人
▲サトノガーネット8着/5人
中日新聞杯はコース形状などから馬力(+追走力)を備えた上がり上位馬の期待値が高い重賞。
中日新聞杯2020の傾向と対策、出走予定登録馬を見ていきたいと思います。
△ヴェロックス、△トリコロールブルー、サトノソルタス、▽ギベオン、グロンディオーズ、▲サトノガーネット、◎ボッケリーニ、☆レッドヴェイロンまで追加(12/8 21:17)
結果から考える狙い方「中日新聞杯2020」
[期待値:F-+α?]=展開の幅広さに注意。
▲:馬力(+追走力)を備えた上がり上位馬
→ 先行力:F-? 底力(=ハイペース耐性):E(甘め)? キレ:F? 持続力:E-?
(期待値は「持続力 ≧~> 先行力 ≧ キレ」?
→ 距離短縮、前走:G2以上の期待値が良好。 逃げ馬、後方待機は勝率・期待値ダウン。
優秀な中長距離馬は「緩い前半で前付け→中盤から加速して上がりまでしぶとく伸びる」
注目血統:≒ SS系の末脚を欧州型の馬力(+米国型などの追走力)で支える馬。二刀流Nureyevとか?
+αにRoberto、Sadler's Wellsなどタフな起伏向きの馬力を強化する血統。≒差し馬。
+αに米国型「Nasrullah系、Northern Dancer系」など長い下り坂での追走力を強化する血統。≒先行馬)
注:枠順の影響=内枠不利?外枠有利?
(前・内有利の馬場傾向を意識したコース取りが、助走区間の短い急坂+失速ラップでは仇になる?)
注:斤量差の影響=普通?
(3着内馬≒55.2kg。最軽量=53.0kg。サトノガーネット 牝4)
注:OP特別~準OP以上の「中京芝2000m or 他場の芝1800m」での好走歴
(≒長い下り坂に対応する追走力の有無。 函館芝1800mなど追走力を問われ難い条件は除く)
コース形状(テン3Fは正面の坂の途上からスタート→緩い上りで小回りの1角→2角途中まで。 2ブロック3Fは2角途中から向正面にかけて上り→残り1100mを過ぎた辺りで下り→下りながら3角進入。 3ブロック2Fは下りながら3・4角を回る。 上がり2Fは短い助走区間から急坂を上り、上りきってからも緩い上りをほぼゴールまで)などから馬力(+追走力)を備えた上がり上位馬の期待値が高い重賞。
△ ヴェロックス
短評:(中日新聞杯2020 予想)
欧州型の末脚に優れる中長距離馬?
ここでの不安は、追走の忙しさ+トップスピード不足+急坂。
これまでのレース内容から、芝2200m前後で長く良い脚を使う競馬がベストだと思われ、芝1800m寄りの追走スピードを問われるような条件ではパフォーマンスを落としています。また、欧州型の強い血統通りキレ・トップスピードの裏付けもやや弱く、頭の高い走りから急坂コースでのパフォーマンス低下も心配。中日新聞杯×高速馬場はこれらの不安が同時に出てしまう恐れがあるのでは。高い実力を評価しつつも、控えめな評価から考えたいです。
適性チェック:(誤差&プラス修正に注意。 最終更新:20'小倉大賞典 57.0kg)
(誤差注)ツナギはやや長い(胴は長さ普通)、太さ普通、角度普通。直飛節気味? 標準的な芝の中距離向き、血統は中距離向き(??)で、標準的な芝の2200m前後◎? 荒れ馬場・道悪▲? 先行力:F? 底力(=ハイペース耐性):E? キレ:E-(甘め)~F? 持続力:E-? 総合力:E?相当 急坂:▲+?(頭高さ やや改善+大跳び)
△ トリコロールブルー
短評:(中日新聞杯2020 予想)
欧州指向の追走力・持続力に優れる中距離馬?
ここでの不安は、キレ(=トップスピードと急加速力)不足。
ケフェウスステークス2020が非常に早いペースでの差し切りだったように、欧州指向の追走力・持続力を生かせる条件は合っていて、同コースの今回も他馬がバテるようなハイペースならリピート好走に期待できます。ただ、キレ(=トップスピードと急加速力)がやや鈍く、平均以下の緩いペースになると他馬を差し切るのが難しくなると思われます。ハンデが平均より重ければキレ不足の不安が強まるため、控えめな評価から考えたいです。
適性チェック:(誤差に注意。 最終更新:20'オクトーバーS 57.0kg)
(誤差注)ツナギは長さ普通(後脚やや長い)、やや太い、角度普通。直飛節気味? 重めの芝の中距離向き、血統はマイル~中距離向き(?)で、重めの芝の中距離◎? 荒れ馬場○?道悪▲? 先行力:F-? 底力(=ハイペース耐性):E(甘め)? キレ:F~F(甘め)? 持続力:E-? 総合力:E(甘め)?相当 小回り:▲+?大回り:○?(ただし、キレ不足に注意)
母:Penkenna Princess(愛)。 おじ:Tagaloa(豪)
サトノソルタス
短評:(中日新聞杯2020 予想)
米国型のスピードをワンペース気味の末脚に変化させた中距離馬?
ここでの不安は、追走スピード不足や急加速力不足。
中日新聞杯2019=時計の早い馬場×中弛みからのロングスパート勝負で5人気5着も、金鯱賞2020=極端な「スローから高速ロングスパート」では8人気2着に好走。前半をゆっくりと緩急の小さいラップで追走できれば、高いパフォーマンスを発揮しています。
今年の中日新聞杯は昨年以上の高速馬場になりそうで、前半をゆっくり追走するのは難しくなると思われます。また、前・内有利の馬場傾向が残る×ハンデ戦という組み合わせは緩急を大きくしやすいもので、この点でも不安。ハンデも背負う側になりそうで、控えめな評価から考えたいです。
適性チェック:(誤差&プラス修正に注意。 最終更新:20'大阪杯 56.0kg)
(誤差注)ツナギはやや長い?やや太い、角度普通(蹄は寝る)。曲飛節気味? 重めの芝の中距離向き、血統はマイル~中距離向き(??)で、重めの芝の中距離◎? 荒れ馬場○?道悪△+? 先行力:G+? 底力(=ハイペース耐性):E-(甘め)? キレ:E-(甘め)? 持続力:E(甘め)? 総合力:E(甘め)~E-↑?相当
母:Island Fashion [米]、半姉:パシフィックギャル
▽ ギベオン☆
短評:(中日新聞杯2020 予想)
全体的なスピードに優れる千八巧者?
ここでの不安は、加齢による衰え。
父:ディープインパクトで母系には米国型Northern Dancer系とRobertoの両方を持ち、中日新聞杯にはピッタリの血統(そもそも2年前に優勝)。ただ、完成が早い「父×母父系の組み合わせ」でもあり、過去のパフォーマンスを長らく更新できていないこと、加齢による衰えが始まっている可能性が不安要素です。高速馬場による追走スピードの重要度アップはこの馬に向く要素ですが、人気に見合う勝率は疑い、相手候補の1頭として考えたいです。
適性チェック:(マイナス修正に注意。 最終更新:20'エプソムC 57.0kg)
(誤差注)ツナギはやや長い(後脚長い)、やや太い、角度普通~やや立ち。直飛節。 重めの芝の中長距離向き、血統はマイル~中距離向き(??)で、重めの芝の1800m前後◎? 荒れ馬場○?道悪▲+? 先行力:F(甘め)? 底力(=ハイペース耐性):E? キレ:F? 持続力:E-? 総合力:E(甘め)-α?相当
グロンディオーズ
短評:(六社ステークス2020 回顧)
前後やや有利、馬場+展開と適性(馬場+能力)がやや一致? 欧州スタミナ色がやや強い血統(父:ルーラーシップ×母父:SS×母母父:Top Ville。 半兄:ムスカテール)通り、大回りかつタフな芝の中長距離でパフォーマンスが安定しています。ムスカテールが得意だった東京芝2500mはグロンディオーズにも合っていそうで、4歳・2019年が全休だった素質馬が重賞制覇に近づいても。
適性チェック:(4歳全休、キャリア浅い。 誤差&プラス修正に注意。 最終更新:20'六社S 57.0kg)
(誤差注)ツナギは長い、やや太い、角度普通(蹄は寝る)。直飛節気味。 重めの芝の中長距離向き、血統は中距離向き(?)で、重めの芝の2500m前後◎? 荒れ馬場○道悪▲+? 先行力:F? 底力(=ハイペース耐性):E-? キレ:F(甘め) 持続力:E-? 総合力:E-?相当 大回り:○?小回り:▲?(レース内容+欧州色の強さから)
半兄:ムスカテール。 祖母:J'ai Deux Amours [仏]、おじ:ダイワカーリアン、アドマイヤビッグ
▲ サトノガーネット(斤量注/小柄↑)
※ 昨年より高速決着になりそうなら、芝1800m寄りのスピード不足に注意。
短評:(中日新聞杯2020 予想)
欧州指向の馬力・末脚に優れる中距離~中長距離馬?
父:ディープインパクト×母系:欧州型という血統通り、外からの末脚が効く条件の中距離がベストで、中日新聞杯・中京芝2000mはこれに合う好条件です。金鯱賞2020のような極端なスローペースではさすがに厳しいですが、高速馬場×前・内有利が残る馬場傾向を意識してペースが上がれば、この馬の末脚が効く展開になりやすいのでは。ギベオンと異なり完成がゆっくりな血統でもあり、リピート好走に期待します。
適性チェック:(最終更新:20'エリザベス女王杯 56.0kg)
(誤差注)ツナギはやや長い(胴は長さ普通)、太さ普通~やや細い、やや立ち。直飛節。 標準的な芝の中距離~中長距離向き、血統はマイル~中距離向き(?)で、標準的な芝の2200m前後◎? 荒れ馬場・道悪▲? 先行力:G+? 底力(=ハイペース耐性):E(甘め)? キレ:E-? 持続力:E-(甘め)? 総合力:E(甘め)?相当 斤量特注(かなり小柄+軽斤量で複数回優勝)
◎ ボッケリーニ(55.0kg・前走比-1.0kg/やや小柄↑~小柄)
短評:(中日新聞杯2020 予想)
欧州型の馬力・末脚に優れる千八巧者~中距離馬?
ここで評価したい理由は、追走力を示す近走の成績。
近3走はいずれも芝1800mで好走。中京芝2000m・長い下り坂向きの追走力を示していると思われます。また、スタミナに優れる母系(-やや小柄な馬体)通り末脚はやや持続力優位。起伏が激しく&終いの直線が長い中京にピッタリ合うと思われます。
全兄:ラブリーデイ(=5歳時に重賞6勝、マイル以下は未勝利、中京芝2000m重賞は0-1-1 -1-0-0、3歳以降の3着内は芝2000m~芝2400m)と比較して成長曲線が重なりそうなこと、マイル~芝1800m寄りの成績であること...などは、好意的に見られる要素で、来年の活躍を前に重賞初制覇を飾るシーンに期待します。
適性チェック:(誤差&プラス修正に注意。 最終更新:20'カシオペアS 56.0kg)
(ツナギチェックなし) 血統は1800m前後向き(?)で、標準的な芝の1800m◎?(2000m○? マイル▲+?) 荒れ馬場?道悪▲+?(レース内容からプラス修正) 先行力:E-(甘め)~F? 底力:E(甘め)? キレ:F? 持続力:E-+α? 総合力:E(甘め)?相当 斤量少注(やや小柄↑)
全兄:ラブリーデイ。いとこ:クーデグレイス
☆ レッドヴェイロン
短評:(中日新聞杯2020 予想)
欧州型のスピードを備えた千八巧者~中距離馬?
ここで気になる点は、マイル寄りかつ欧州型のスピード・馬力を生かせそうな条件替わり。
母:エリモピクシーは芝1200m~1800mの条件戦で好走も、04'エリザベス女王杯 8人気4着など重賞ではマイル~中距離で好走。優れたスピード馬を多数生んでいますが、父:非SS系はレッドヴェイロンだけ。父:キングカメハメハは母系の特徴を引き出しやすいだけに、母のように好走する距離が変化している可能性があります。
前走までマイルを主戦場にしていますが、複数の騎手から追走の忙しさやエンジンの掛かりの遅さ、時計の掛かる馬場の方が合いそう...とのコメントが出ていて、「中距離でマイル寄りかつ欧州型のスピード・馬力を生かす形」が現在のベストなのでは。昨年より時計の早い高速馬場とテリトーリアル(=ハイペースを2戦連続で番手から好走)などの存在は、マイル寄りのスピードを生かす上で好都合。高速決着が見込まれそうなら、上位候補としてマークしたいです。
適性チェック:(誤差&プラス修正に注意。 最終更新:20'米子S 56.0kg)
(誤差注)ツナギは長さ普通(前脚少し短い?)、太さ普通、角度普通(蹄はやや寝る)。標準飛節? 標準的な芝のマイル前後向き、血統はマイル前後向き(?)で、重めの芝の1900m↑◎?(マイル▲+↓?) 荒れ馬場・道悪▲+?(レース内容+血統から重めに修正) 先行力:F~F(甘め)? 底力(=ハイペース耐性):E(甘め)? キレ:F? 持続力:E-(甘め)? 総合力:E-↑+α?相当
母:エリモピクシー、半兄:クラレントほか活躍馬多数
tipmonaとは?