08期 予想歴23年
◎ライトオンキュー
2着/3人気
○ラウダシオン3着/2人
▲ヴェスターヴァルト7着/7人
△トゥラヴェスーラ15着/5人
★予想★
2016年 タイム 1’07”9 (稍重) 1FAve=11.32 3FAve=33.95
テン33.7-上がり34.2 『前傾』
1着ダンスディレクター・・・アルデバランⅡ×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔11-c〕 5-3
2着ローレルベローチェ・・・サクラバクシンオー×キングヘイロー=プリンスリーギフト×リファール 〔17-b〕 1-1
3着ワキノブレイブ・・・マイネルラヴ×ブライアンズタイム=ミスプロ×ロベルト 〔1-k〕 5-6
2017年 タイム 1’07”8 (良) 1FAve=11.30 3FAve=33.90
テン33.9-上がり33.9 『一貫』
1着ダンスディレクター・・・アルデバランⅡ×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔11-c〕 10-9
2着セイウンコウセイ・・・アドマイヤムーン×Capote=フォーティナイナー×ボールドルーラー 〔2-f〕 3-3
3着セカンドテーブル・・・トワイニング×サンデーサイレンス=フォーティナイナー×サンデーサイレンス 〔13-b〕 3-3
2018年 タイム 1’08”3 (良) 1FAve=11.38 3FAve=34.15
テン34.0-上がり34.3 『一貫』
1着ファインニードル・・・アドマイヤムーン×Mark of Esteem=フォーティナイナー×ネヴァーベンド 〔10-c〕 3-2
2着セイウンコウセイ・・・アドマイヤムーン×Capote=フォーティナイナー×ボールドルーラー 〔2-f〕 1-1
3着フミノムーン・・・アドマイヤムーン×Thunder Gulch=フォーティナイナー×ミスプロ 〔19〕 15-13
2019年 タイム 1’08”3 (良) 1FAve=11.38 3FAve=34.15
テン33.3-上がり35.0 『前傾』
1着ダノンスマッシュ・・・ロードカナロア×スピニングワイルドキャット=キングマンボ×ストームバード 〔4-r〕 5-5
2着エスティタート・・・ドリームジャーニー×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔11-d〕 14-9
3着ティーハーフ・・・ストーミングホーム×Green Desert=ミスプロ×ダンチヒ 〔6-a〕 16-15
2020年 タイム 1’09”0 (良) 1FAve=11.50 3FAve=34.50
テン33.9-上がり35.1 『前傾』
1着アウィルアウェイ・・・ジャスタウェイ×キングカメハメハ=サンデーサイレンス×キングマンボ 〔3-l〕 13-12
2着エイティーンガール・・・ヨハネスブルグ×アグネスタキオン=ストームバード×サンデーサイレンス 〔8-g〕 16-16
3着ナランフレグ・・・ゴールドアリュール×ブライアンズタイム=サンデーサイレンス×ロベルト 〔1-b〕 18-18
流れは、15年・17年・18年が『一貫』、16年・19年は『前傾』の流れ。過去5年の流れの傾向から、比較的『一貫』の流れになりやすく、テンはやや速めになると思われる。好走馬の位置取りは、先行・差しにて展開する馬が有利な傾向があり、差しが好走しやすく上がり重視で考えてよいと思います。
血統の傾向は、フジキセキ産駒やマンハッタンカフェ産駒が好走していて、マイルGⅠ好走のサンデーサイレンス系なら向いている思います。この場合差し馬が好走しやすい傾向。
近年このレースで好走が多いのは、大系統ネイティヴダンサー系(=ミスプロ系、レイズアネイティヴ系、ネイティヴダンサー系、フォーティナイナー系)。特にフォーティナイナー系のアドマイヤムーン産駒が18年1着〜3着独占など、要注目。
大系統ノーザンダンサー系(=ダンチヒ系、ストームバード系)ならば先行馬が良い傾向。
また芝1200m重賞ながら、サクラバクシンオー産駒は以前は不振な傾向にあったが、近年では好走馬も増え、以前ほど割り引く必要はなくなったように思います。
ステップの傾向は、前走淀短距離S(=京都芝1200m)好走馬が走りやすい傾向(=06年3着アイルラヴァゲイン、07年2着タマモホットプレイ、08年1着ファイングレイン・3着ステキシンスケクン、12年2着エーシンダックマン、13年3着メイショウデイム、14年2着レディオブオペラ、15年1着アンバルブライベン、16年2着ローレルベローチェ、17年2着セイウンコウセイ・3着セカンドテーブル、19年3着ティーハーフなど)。
近年の好走馬の多いステップは、前走阪神Cからのステップ馬。着順が悪くても好走する馬が多いので(=阪神C→シルクロードS:07年8着→3着ビーナスライン、09年13着→2着ソルジャーズソング、10年5着→2着ショウナンカザン、11年16着→2着アーバニティ、16年2着→1着・17年4着→1着ダンスディレクターなど)、穴で期待できるステップ。
また前走京阪杯からのステップ馬も、好走が多く0.5秒差以内の馬が期待できる(=京阪杯→シルクロードS:10年8着→1着アルティマトゥーレ、10年4着→3着シンボリグラン、11年3着→3着モルトグランデ、12年1着→1着ロードカナロア、18年7着→2着セイウンコウセイ、19年1着→1着ダノンスマッシュなど)。
内枠の馬の好走も多いのも近年のポイントです。
★予想★
シルクロードSのポイントは、
①どんな流れでも差しが好走しやすく、上がり重視で考えること。逃げての好走もあるが、やはり上がり重視とみるべし。
②マイルGⅠ実績のある血統の好走が多い(=フジキセキ、マンハッタンカフェ、キングカメハメハなど)。
③サクラバクシンオー産駒は苦戦しやすく、人気でも過信禁物。
④京都芝1200m実績も重要。
⑤前走京阪杯好走馬は、0.5秒差以内ならこのレースでも好走しやすく軸には最適。前々走に京阪杯出走馬なら、0.5秒差以内に好走している場合も注意は必要。
⑥穴なら阪神Cからのステップ馬。
⑦淀短距離S好走馬も好走しやすい。
⑧内枠有利。
今年は京都芝1200mではなく中京芝1200mとコースが違うため、例年の傾向とは異なると思うため、近2走で好走歴のある馬を上位にと考えています。
◎ライトオンキュー・・・Shamardal×Raven's Pass=ストームバード×ミスプロ 〔23-b〕
前走スプリンターズS9着(=中山芝1200m:0.8秒差)。中京芝コースは(1-0-0-1)、芝1200m戦は(3-2-0-3)。
Shamardal産駒はストームバード系で、ワンペース向きのストームキャット系ながら、母父の柔軟性に加え、母系に代々配された種牡馬から底力を得て、海外で活躍馬を輩出。距離の守備範囲も広いが、スプリント戦は案外苦戦するかも。気力の充実しているときは信頼性が高い反面、一度落ち込むと立て直すには時間がかかる。3~4歳時が最も充実する。母父Raven's Passはミスプロ系で、ウォーエンブレムと似た配合。マイル〜中距離血統。2歳から走り、3歳、4歳が最も充実する。ダートもこなす。
No.〔23〕の牝系は、タップダンスシチーやセイウンスカイなどと同系でスタミナとスピードに優れた牝系。分枝記号bは、鮮度と勢いが好走に重要なポイント。重賞初挑戦など鮮度の高い時は好走率高し。決め手には欠けるが自在性があり、格上げ戦に強い。
◯ラウダシオン・・・リアルインパクト×Songandaprayer=ディープインパクト×ミスプロ 〔8-d〕
前走マイルCS15着(=京都芝1600m:1.2秒差)。中京芝コースは(0-1-0-0)、芝1200m戦は(1-0-1-0)。
リアルインパクト産駒はディープインパクト系で、適応力の高い産駒が多く、脚質も逃げ、先行ばかりではなく、差して味のあるところを披露する。芝の道悪もこなす。短距離〜マイルで本領発揮する。人気馬が順当に走り、3着、2着と着順を上げてきた馬の勝利が多い。母父Songandaprayerはミスプロ系で、日本と相性の良いアンブライドルド系の中で、芝の短距離傾向が強い。芝は平坦ならマイル、中距離もこなす。2歳から走り、3、4歳時が最も充実する。距離短縮に大駆けの匂いがするも、穴は少ない。大半が逃げ、先行脚質で、先手を取れないと脆い。
No.〔8〕の牝系は、2歳~3歳春シーズンも好走は可能だが人気の時には詰めが甘い特性があり、本領発揮は3歳秋以降で、古馬で真価を発揮するタイプが多い。叩き良化型で、高速時計にも強い。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。
▲ヴェスターヴァルト・・・ノヴェリスト×ダイワメジャー=スターリング×サンデーサイレンス 〔7-d〕
前走飛騨S1着(=中京芝1400m)。中京芝コースは(1-0-1-0)、芝1200m戦は(0-1-0-1)。
ノヴェリスト産駒はスターリング系で、質実剛健、頑固一徹、重厚長大といったドイツ血統。仕上がりは意外に早く、2歳時からも短距離、マイルで好走しているが、3歳になって中距離で好走する馬が増えてきていて、中距離や2400mに強い産駒や成長力に富むドイツ血統の特性が出てきている。底力とスタミナを持って消耗戦に強い一方、キレキレの脚も使えるのがドイツ血統の凄さ。現状ではマイルが最多勝ち距離で、特に中山芝1600mとの相性が良い。大敗からの大駆けや人気薄での勝利が少ない反面、芝1番人気時の信頼性は高い。生真面目さも特徴。母父ダイワメジャーはサンデーサイレンス系で、力強いスピードを持ち、芝1600~2000mを得意とするマイラーや中距離型。フジキセキに近いイメージで、自身がダートを圧勝した実績もあるのでダートの得意な馬力型のタイプと、芝で鋭く斬れる脚を使うタイプと存在するはず。ダイワメジャー自身が中山芝コースで好走が多かったように、また古馬で本格化するまでは直線の長い東京芝コースや京都芝コースなどで最後につかまるレースが多かったことからも、キレよりもスピードの持続性能を活かしたレースに向くと考えますが、完成度は高い。本格化すると鋭く斬れる脚も使えるようになり(=父母父ノーザンテーストの成長能力で引き出される感じと思います)、現在本馬はその本格化モードで、鋭い差し脚も使える。また直線の短い中山・阪神芝コースでは1着も多いが、東京・京都芝コースになると勝ちきれずに2・3着になることが多い。
No.〔7〕の牝系は、牡馬と互角に戦う牝馬が多く、京都コースや阪神コースでの好走が多い牝系。また距離変更ショックや位置取りショックなどのショックが良く効く特性があり、間隔を詰めた時にも良く好走する。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。
△トゥラヴェスーラ・・・ドリームジャーニー×アドマイヤコジーン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔2-n〕
前走淀短距離S1着(=中京芝1200m)。中京芝コースは(1-0-0-1)、芝1200m戦は(3-3-0-7)。
ドリームジャーニー産駒はサンデーサイレンス系で、父ドリームジャーニー同様に中山芝2200mを得意としている。長い直線や平坦コースで切れ負けしていた馬の小回りや坂のあるコース替わりでの好走はきっちり抑えたい。1800m以上で本領発揮し、使われながら成長する。ダートはこなす程度。母父アドマイヤコジーンはグレイソヴリン系で、全体的なスピードが最大の持ち味。淀みなく流れる展開が合い、ハイペースを先行しても踏ん張りが利く。2歳から走るが早熟血統ではなく、古馬になってひと皮むける。短距離での好走が多いが、産駒によって距離適性は異なる。芝の道悪が得意だが、また夏の新潟のような高速馬場にも強い。
No.〔2〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。古馬での成長力も豊富。直線の長いコースでの末脚勝負に強い。分枝記号nは、仕上がり早で素軽いスピードと立ち回りの上手さが持ち味。底力には欠けるが器用さでカバーする。また短距離向きの馬が多く、中距離馬は洋芝開催向き。
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