08期 予想歴23年
◎オパールムーン
9着/1人気
○ララクリスティーヌ14着/6人
▲シゲルピンクルビー1着/8人
△ラヴケリー10着/7人
★傾向分析★
2016年 タイム 1’22”1 (良) 1FAve=11.73 3FAve=35.19
テン35.0-12.2-上がり34.9 『一貫』
1着ソルヴェイグ・・・ダイワメジャー×ジャングルポケット=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔17-b〕 3-3
2着アットザシーサイド・・・キングカメハメハ×アグネスタキオン=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔A1〕 10-10
3着キャンディバローズ・・・ディープインパクト×タイキシャトル=ディープインパクト×ヘイロー 〔1-o〕 1-1
2017年 タイム 1’21”0 (良) 1FAve=11.57 3FAve=34.71
テン33.5-12.0-上がり35.5 『前傾』
1着カラクレナイ・・・ローエングリン×アグネスタキオン=サドラーズウェルズ×サンデーサイレンス 〔10-a〕 17-14
2着レーヌミノル・・・ダイワメジャー×タイキシャトル=サンデーサイレンス×ヘイロー 〔2-c〕 9-6
3着ゴールドケープ・・・ワークフォース×デュランダル=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔1-m〕 18-18
2018年 タイム 1’21”5 (良) 1FAve=11.64 3FAve=34.93
テン33.7-11.7-上がり36.1 『前傾』
1着リバティハイツ・・・キングカメハメハ×Dubawi=キングマンボ×ミスプロ 〔1-s〕 6-7
2着アンコールプリュ・・・ディープインパクト×ウイニングチケット=ディープインパクト×グレイソヴリン 〔3-l〕 16-12
3着デルニエオール・・・ステイゴールド×メジロマックイーン=サンデーサイレンス×マイバブー 〔8-c〕 6-5
2019年 タイム 1’22”0 (稍重) 1FAve=11.71 3FAve=35.14
テン34.9-11.9-上がり35.2 『一貫』
1着ノーワン・・・ハーツクライ×Caerleon=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔1-l〕 10-10
1着プールヴィル・・・Le Havre×Kendargent=レッドゴッド×グレイソヴリン 〔2-f〕 7-6
3着ジュランビル・・・キンシャサノキセキ×Deputy Minister=サンデーサイレンス×ヴァイスリージェント 〔7〕 3-3
2020年 タイム 1’21”0 (稍重) 1FAve=11.57 3FAve=34.71
テン33.4-11.6-上がり36.0 『前傾』
1着エーポス・・・ジャスタウェイ×Smart Strike=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔11-a〕 10-10
2着ヤマカツマーメイド・・・ロードカナロア×グラスワンダー=キングマンボ×ロベルト 〔2〕 5-3
3着ナイントゥファイブ・・・スクリーンヒーロー×Blu Air Force=ロベルト×ロベルト 〔8-i〕 2-2
流れは『前傾』が基本形。
『前傾』・・・逃げ× 先行△ 差し○ 追込◎
逃げには厳しく、先行・差しが好走多く、追込はやや届かないというような傾向あり。
4コーナー5番手以内の先行馬と10番手前後の差し馬というような組み合わせが多い。
血統の傾向は、サンデーサイレンス系の好走が多く(母父サンデーサイレンス含む)、スピード持続型血統(=ダンチヒ系、ノーザンテースト系、プリンスリーギフト系など)との配合が好走している傾向。
また『前傾』のダート型の流れに近いことから、ミスプロ系も好走多し。ダート実績馬も好走が多いです。
牝系の傾向は、No.〔1〕〔2〕〔4〕〔7〕〔9〕が複数好走馬を出しています。
その中でもNo.〔1〕や〔2〕の牝系は完成度が高く、この時期では成長力でアドバンテージがあるため好走しやすいのではないか?と考えます。
ステップの傾向は、ミスプロ系が父か母父の阪神JF好走馬(=03年2着ヤマカツリリー、05年3着ラインクラフト、07年2着アストンマーチャン、12年1着アイムユアーズなど)は崩れず、好走の中心。軸には最適と考えます。
前走ダートの若菜賞(=京都D1400m)勝ち馬が好走(=07年2着アマノチェリーラン、08年2着ベストオブミー)。ダート実績が重要な証明と考えます。ただし近年は、前走ダート組は好走馬は少ないです。しかしダート好走実績がある馬は侮れず注意は必要(=13年3着ティズトレメンダス、14年2着ニホンピロアンバーなど)。
またエルフィンS組は、好走馬も大敗馬も好走していますが、特にサンデーサイレンス系なら要注意と考えます(=05年2着デアリングハート・3着エアメサイア、06年3着エイシンアモーレ、07年3着ハギノルチェーレ、08年1着マイネレーツェル・3着レジネッタ、09年2着アイアムカミノマゴ、20年1着エーポスなど。非サンデーサイレンス系の好走は、04年2着マルターズヒート、10年1着サウンドバリアー)。
★予想★
フィリーズRのポイントは、
①『前傾』が基本の流れ。展開的に追込が有利なのだが、追込はやや届かずが多いので、ヒモ扱いにすべし。
②4コーナー5番手以内の先行馬と10番手前後の差し馬の組み合わせが多い。
③ダート好走実績のある馬もよく好走するので、要注目。
④キングマンボ系、グレイソヴリン系、大系統ノーザンダンサー系など欧州型の要素もポイント。
⑤ミスプロ系を父か母父に持つ阪神JF好走馬は特注。先週のチューリップ賞で阪神JF好走馬が好走していれば、信頼性は高く軸にすべし。
⑥ファンタジーS好走馬も好走しやすく、オープン実績(=芝1400m)も評価すべし。
⑦距離延長馬は軽視。圧倒的に距離短縮馬の好走が多い傾向がある。
◎オパールムーン・・・ヴィクトワールピサ×マヤノトップガン=サンデーサイレンス×ロベルト 〔22-b〕
前走阪神JF6着(=阪神芝1600m:0.5秒差)。阪神芝コースは(0-1-0-1)、芝1400m戦は(0-1-0-0)。ファンタジーS2着馬(=阪神芝1400m:0.1秒差)。
ネオユニヴァース産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、中山芝コースなど小回りコースでの好走が多く、短い直線をぐいっと抜けてくる器用さが武器。また内枠で我慢できるのも、ネオユニヴァース産駒の強み。上がりの速いキレ味勝負より、平均ペースに乗って短い直線でぐいっと出る競馬に抜群の適性を有す。また鋭い瞬発力を繰り出すタイプには能力の高い馬が多い(=アンライバルド、ミクロコスモス、ヴィクトワールピサなど)。また産駒はパワータイプの馬も多く、ダート中距離で好走も多い。芝馬は最初から能力の高さを見せるが、旬は短く、ゆっくりクラスを上がって強くなるのはダート中距離型。母父マヤノトップガンはロベルト系で、ダート中距離を得意とするパワーとスタミナ型が多い。小回りローカルコースのダートに強く、早めに仕掛けるマクリが得意技。高齢馬が息長く活躍し、叩かれて復活するしぶとい産駒も多い。時計の速い競馬にも対応できるので、侮ってはいけない。
No.〔22〕の牝系は、タフでスピードとスタミナに優れた牝系。消耗戦を前々にて踏ん張るタイプが多く、ペースが上がる締まった流れに向く。分枝記号bは、鮮度と勢いが好走に重要なポイント。重賞初挑戦など鮮度の高い時は好走率高し。決め手には欠けるが自在性があり、格上げ戦に強い。
◯ララクリスティーヌ・・・ミッキーアイル×タニノギムレット=ディープインパクト×ロベルト 〔1-l〕
前走紅梅S2着(=中京芝1400m:0.5秒差)。阪神芝コースは初で、芝1400m戦は(1-1-0-0)。
ミッキーアイル産駒はディープインパクト系で、父譲りのスピード能力の高さを武器に、レースにおけるスイッチの入り方も速く、母父Rock of Gibraltarの影響もあってかスプリント能力にも長けている。母父タニノギムレットはロベルト系だが、父母父グレイソヴリン系の影響なのか直線の長いコースとの相性が良い。またロベルト系なので叩き良化型のタイプでもある。長い直線、急坂のないコースで、後方から33秒~34秒台のカミソリの切れ味で差してくる。自分から動くと末脚をなくしてしまうので、展開が向かなければ不発の危険はあるが、嵌った時の能力の高さには期待。
No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。2歳のこの時期は成長力で他の牝系よりも完成度は高い。分枝記号lは、クラシックで特注の記号で、能力が高くトップクラスのポテンシャルを秘めていて、成長力も豊富。
▲シゲルピンクルビー・・・モーリス×High Chaparral=ロベルト×サドラーズウェルズ 〔8-f〕
前走阪神JF17着(=阪神芝1600m:1.6秒差)。阪神芝コースは(1-0-0-1)、芝1400m戦は(1-0-0-0)。
モーリス産駒はロベルト系で、現状では2着や3着が多く、良血の評判馬も新馬戦で2着や3着に敗れるケースが見受けられる。もともと仕上がりの早い父系ではなく、忙しい距離に向く血統ではない。2着が多いのは、切れ味がないのではなく、一瞬の加速が得意ではないため。緩急のある流れより、ワンペースや締まった流れのほうが能力を発揮できる。その意味で1600mは向く。距離延長で良化し、力のいる洋芝が合う。母父High Chapparralはサドラーズウェルズ系で、芝の中長距離向き。緩い展開だと取りこぼしが多いが、底力が試される競馬になるほど真価を発揮するので、条件戦よりも重賞でこそ。条件戦は道悪や時計のかかる馬場に限る。
No.〔8〕の牝系は、2歳~3歳春シーズンも好走は可能だが人気の時には詰めが甘い特性があり、本領発揮は3歳秋以降で、古馬で真価を発揮するタイプが多い。叩き良化型で、高速時計にも強い。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。また不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い特性がある。
△ラヴケリー・・・カレンブラックヒル×シンボリクリスエス=サンデーサイレンス×ロベルト 〔8-f〕
前走黒松賞2着(=中山芝1200m:0.4秒差)。阪神芝コースは(0-0-1-0)、芝1400m戦は(0-0-1-0)。ファンタジーS3着馬(=阪神芝1400m:0.3秒差)。
カレンブラックヒル産駒はサンデーサイレンス系で、ダイワメジャー産駒をぐっとパワー型にした印象で、母系のグラインドストーン×ストームキャットという米国ダート血統の影響を感じさせる。牡馬は芝では勝ちきれず、芝→ダート替わりはよく馬券になっている。牝馬は軽さがあり、芝の1600m以下で稼ぐ。ダートは人気馬が好走するが、芝は穴が多く、距離短縮での好走や、乗り替わり、新馬や休み明けで負けた後の2戦目の一変などがある。芝の1わくと2枠の成績が良績で、内枠巧者のダイワメジャー産駒と似る。母父シンボリクリスエスはロベルト系で、本格化前までは詰め甘で、持久力とスピードの持続性能に優れていて厳しい流れでこそ本領発揮するが、意外にあっさり強敵相手に凡走する淡泊さも持ち合わせている。2歳~3歳春の時期のロベルト系は全般的に詰め甘なことが多いが、クラシック春シーズンを終えると本格化を始める。またロベルト系は緩い流れよりも、ペースの締まる流れで底力を問われると好走しやすくなる特性もある。特にレコード決着など時計が速くなる厳しい流れで覚醒する。叩き良化型でさらに上昇中はロベルト系の好走ポイント。
No.〔8〕の牝系は、2歳~3歳春シーズンも好走は可能だが人気の時には詰めが甘い特性があり、本領発揮は3歳秋以降で、古馬で真価を発揮するタイプが多い。叩き良化型で、高速時計にも強い。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。また不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い特性がある。
tipmonaとは?