14期 予想歴38年
◎ジネストラ
11着/12人気
○ファインルージュ3着/8人
▲アカイトリノムスメ4着/4人
×ククナ
(今週土曜日のレース)
今週から仮柵が設けられ、内側の芝の悪い部分がカバーされた。
今週の芝レースは少頭数が多く、無意味にスローに落としては沈没する先行馬が多い印象。
高速差し馬場であるならば、内回りであっても4コーナーで仕掛ける競馬で、いくらでも差しは決まる…というか、小回りの方がペースが流れやすくなって差しが決まりやすい。
唯一多頭数競馬となった3Rの未勝利戦は、先行馬のワンツーだった。
阪神牝馬Sを人気薄で3着に入ったドナウデルタは、ロードカナロア産駒で母母は英国産馬。父はスプリント系、母系はスピードの伸びよりパワーとしぶとさを身上とするタイプで、姉はあのジェンティルドンナである。
その前に行なわれた難波Sは、1着と3着がキズナ産駒だった。
つまりが、少頭数を無意味にスローに落としては上がりの競馬にしてしまっているのだ。
高速差し馬場になれば、本来ラストに伸びを見せてくる血が活躍するはずである。
多頭数競馬でペースが流れてくれば、前が残るはずだ。
◎ジネストラ(単勝、連軸向け)
父ロードカナロアは自身の母父ストームキャットの物理的特徴を与えつつ、高い精神力を伝える種牡馬。
2戦目で馬体を増やし、気持ち良く先行しても勝ち切れず、3戦目は距離短縮の内枠に入る競馬。
馬体を絞って軽く位置取りを下げて完勝した内容を非常に高くを評価した。
前走も馬体を増やし、先行して勝ち切れなかったのも良い。
力が有りながら、体力に依存した走りではないという事である。
兄コディーノ、姉チェッキーノ共にクラッシックで良い活躍を見せていた馬。
母系から中距離系のしっかりした体力を継いでいるはずだ。
体力に依存した走りをみせた兄姉とは違い、こちらはかなり強い精神力を持つタイプで大物感がこちらの方がある。
前走、重馬場を先行したのも良いだろう。
今回はOP→G1で、「メンバー強化」&「ペース激化」と精神の強さが問われるステップ。
レース間隔詰まり、おそらく当日はマイナス体重。
軽く位置取りを下げて、体力補完する競馬で十分勝ち負けになると見る。
スプリントのスピード競馬や、前走ダート質に似たの競馬で先行した経験を持ち、今回の競馬にかなり高い適性があると見る。
前走3着以下を楽に突き放している事からも、並の1勝馬ではないはず。
○ファインルージュ(単勝、連軸向け)
父キズナ、母父ボストンハーバー共にダート色の強い血。
この馬自身、極端に速い上がりを叩き出した経歴なく、アメリカンダートのような硬い路盤での競馬が合いそうなタイプ。
前走重賞を圧勝し、心身共に申し分無い状態。
勝ち負けになると見る。
本命馬とほぼ同等の評価。
▲アカイトリノムスメ
母母がアメリカ色の強い血。
前走好位付けの競馬をクリアしているように、前残りの競馬に適応出来る。
4戦全てがマイルというのがちょっとマイナス点も、初の右回りという点でフレッシュさが保てるはず。
デビュー戦から、位置取りを上げているように、体質的な成長を見せている1頭。
△ソダシ
レース振りから、先行して力勝負に持ち込みたいタイプで、1800㍍以上の中距離がベストだろう。
阪神JFは完成度で押し切れたが、それでもギリギリの勝利。
スピードやキレが問われる舞台で、他馬が成長力を見せているならば「?」が付く。
1400㍍以下の経験の無さと、早い時期から一線級の路線に乗せられた馬なので、フレッシュさが失われているのも気に掛かる。
血統的には向きそうだが。
今回は完成度だけで押し切れるか?に疑問を感じる。
他馬はしっかり成長を見せている。
△ソングライン
前走圧勝でモチベーションの高さに魅力を感じるも、枠順が外過ぎる。
ロスが大きくなりそうで。
✕ククナ
重賞3戦目出走し、常に掲示板に馬番を表示させてはいるが勝てていない…つまりは、力はあるがモチベーションが低い為に勝てないという事。
逆にモチベーションが高ければ、多少の不利を克服してでも勝ち切る。
先週のレイパパレが良い例。
チャレンジCは初重賞で完勝。
大阪杯は初G1で小さな馬体で、パワーの要る重馬場でコントレイルらを千切ってみせた。
サラブレッドも「心」を持つ生き物である以上、興味が失せたものに対し一生懸命にはならない。
桜花賞以降の話をちょっとすると…
エリザベスタワーは、反動か出やすいタイプで好走が続かないタイプ。
ダンチヒ✕サドラーズウェルズにちょっぴりミルリーフの血も入っており、凱旋門賞狙いの血統。
序盤ゆったりと流れる直線の長い広いコースでの中長距離が合いそう。
桜花賞凡走後のオークスで狙ってみたい1頭。
ヨカヨカは、非サンデー系のマイナーな血統背景。
古馬のスプリント路線に乗せて面白そうな1頭。
アールドヴィーヴルは気持ちが強く、器以上の走りを見せてしまうタイプ。
消耗が大きいので無理をせず、下級条件からワンステップずつ、成長を待ちながらじっくり出世を目指して欲しかった。
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