09期 予想歴27年
◎リルダヴァル
6着/5人気
○レッドスパークル10着/13人
▲ヒルノダムール2着/6人
雨の影響で時計のかかる馬場、でも上がりはそう遅くはない。
前半タメれば35秒前後を出せる状態、直線も道悪でも内外伸びるほぼフラット。レースまでにもう少し乾けばスピードが削がれない状態にが前提で、リルダヴァルから。最大の目標のダービーでここはステップ、前走のデキが6分なら今回は8分以上はあると見る。能力は野路菊Sで見せた内容から相当なもの。
賞金的に次走ダービーへ不安なく駒を進めるためにここは上位に入ることが条件。
ポリ追いは故障明けの過程では次まで無事に行くための選択だから不満はないし陣営もピークに仕上げるつもりはないはず。
それでなおかつ上位を狙うわけだからこれで勝負になると踏んでの出走と見る。
中山2000mの1角の入りと4角の回りで内寄りを通ると通らないのでは、馬の手ごたえに見て取れるほどの違いがある。
最内リルダヴァルにとってハンソデバンド、トーセンアレス、ローズキングダム、ゲシュタルト、バーディーバーディーの内枠寄りの馬が先行するので内側にスペースが空きやすく包まれがないと考える。その先行陣の後ろから追走し、1角の入りをコーナー利で好位に、バックSではラチから2頭分外目のポジションが可能。
3角の入りでは差し勢の動き出しと前の手ごたえを見れる位置取りから、仕掛けのタイミングが図れそう。これだけ勝つチャンスのある馬が多いなかで、半数いる先行馬にペースが落ち着くはずがなく、全体に厳しい流れが想定される。
直線はタフさが必要、無理脚を使わずして回って来れる差し馬が狙い目。前走控え過ぎが裏目に出てアリゼオを逃がしてしまったローズキングダムは早めに動いて来るでしょう。アリゼオも上がりのかかる平均ペースに持ち込むはずで、となると先行勢には生き残りのチャンスが薄い。
ヴィクトワールピサの末脚を考え前で抜け出す作戦に出る馬は自滅へ、直線に賭ける馬が狙い目。そこはG1、全馬勝ちに来るわけで後ろに利が合って然り。
ヴィクトワールピサは5戦してスローペースしか経験がなく、経験した中山も1000m63秒もかかる遅さ。せっかく先行押切りのいい形をしていたのに、後ろから構える学習をさせたがヨーイドンの瞬発力の2レース。持続する流れから厳しい競り合いになる差し競馬はまだない。弾けるかどうかの裏付けが不明。
2000mを4勝の実績はダントツ、印は落とせないか。
エイシンアポロンは2週続けてのハードな追い切りから陣営の意気込みを感じる。追い切り過程からも前走の仕上げとの違いは歴然、スピード適性とペース問わずに好走している点(S、M、H)はピサにはないもの。
ただ前走2000mを克服なので、距離OKが常識なのか。時として道悪が距離不足をカバーすることがある。道悪=スタミナはNG、こなせるかどうかが正しいと思う。坂路の1番時計で評価が上がり、その反面で坂を得意とするタイプに短距離馬やダート馬というのがセオリー。アポロンがもしスピード優先なら前走距離克服は馬場のまやかしに過ぎない。実際稽古はレースじゃなく、あくまで稽古だから時計云々は関係ない。
この両馬は暮れからの休み明け後、時計のかかる馬場コンディションの弥生賞1、2着馬には疑問がある。今年に入ってからまだ道悪1戦のみで芝良の経験がない。いわゆる成長度合いが図れてなくはないか。他馬たちはそれぞれに結果を出し、成長分も現しつつくぐり抜けている。勝負付けも済んでいない過程で両馬に食い下がった500万をも勝てないダイワファルコンの3着はなにを意味するのか。今年の弥生賞を鵜呑みにすることは避けたい。
したがってリルダヴァル、レッドスパークル、ヒルノダムール、ネオヴァンドーム、レーヴドリアンの差し追い込み馬を。
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