08期 予想歴25年
◎エクロジャイト
4着/2人気
○ミスティックロア14着/1人
▲クールミラボー10着/4人
△オメガギネス2着/3人
★傾向分析★
2018年 タイム 1’52”0 (良) 1FAve=12.44 3FAve=37.33
テン36.6-中盤37.6-上がり37.8 『前傾』
1着グリム・・・ゼンノロブロイ×サクラバクシンオー=サンデーサイレンス×プリンスリーギフト 〔17-b〕 1-1
2着ヒラボクラターシュ・・・キンシャサノキセキ×ワイルドラッシュ=サンデーサイレンス×二アークティック 〔4-r〕 6-5
3着ビッグスモーキー・・・キングカメハメハ×Smoke Glacken=キングマンボ×ミスプロ 〔1-s〕 3-3
2019年 タイム 1’51”3 (良) 1FAve=12.36 3FAve=37.10
テン34.6-中盤38.1-上がり38.6 『前傾・中弛み』
1着ハヤヤッコ・・・キングカメハメハ×クロフネ=キングマンボ×ヴァイスリージェント 〔2-w〕 11-9
2着デルマルーヴル・・・パイロ×コマンズ=エーピーインディ×ダンチヒ 〔13〕 3-2
3着トイガー・・・へニーヒューズ×フォーティナイナー=ストームバード×フォーティナイナー 〔4-m〕 7-9
2020年 タイム 1’49”2 (不良) 1FAve=12.13 3FAve=36.40
テン35.7-中盤36.9-上がり36.6 『前傾・中弛み』
1着ケンシンコウ・・・パイロ×クリプティックラスカル=エーピーインディ×ミスプロ 〔14-f〕 1-1
2着ミヤジコクオウ・・・ヴィクトワールピサ×ブライアンズタイム=サンデーサイレンス×ロベルト 〔4-m〕 7-6
3着ブランクチェック・・・パイロ×コロナドズクエスト=エーピーインディ×フォーティナイナー 〔1-l〕 4-4
2021年 タイム 1’51”3 (良) 1FAve=12.36 3FAve=37.10
テン35.9-中盤38.1-上がり37.3 『前傾・中弛み』
1着メイショウムラクモ・・・ネオユニヴァース×キングヘイロー=サンデーサイレンス×リファール 〔3-l〕 2-2
2着スウィープザボード・・・スウェプトオーヴァーボード×フサイチコンコルド=フォーティナイナー×ニジンスキー 〔9-f〕 4-3
3着レブンカムイ・・・キズナ×パラダイスクリーク=ディープインパクト×ネヴァーベンド 〔A13〕 1-1
2022年 タイム 1’51”9 (良) 1FAve=12.43 3FAve=37.30
テン35.4-中盤38.1-上がり38.4 『前傾・中弛み』
1着カフジオクタゴン・・・モーリス×メジロベイリー=ロベルト×サンデーサイレンス 〔17-b〕 7-5
2着タイセイドレフォン・・・ドレフォン×トワイニング=ストームバード×フォーティナイナー 〔2-s〕 3-3
3着ハピ・・・キズナ×キングカメハメハ=ディープインパクト×キングマンボ 〔4-d〕 7-7
流れは18年が『前傾』、19年・20年・21年・22年は『前傾・中弛み』、過去5年で共通しているのは『前傾』の流れ。展開的には逃げ・先行に厳しいはずの流れだが、好走馬は先行し押し切るようなタイプの好走が多く、ダート特有の厳しい流れを前で踏ん張れるタイプが向いていると考える。
血統の傾向は、ダートの上位種牡馬のフジキセキ、ワイルドラッシュ、シンボリクリスエス、ネオユニヴァース、キングカメハメハなどが好走。ヴァイスリージェント系(=クロフネやフレンチデピュティなど)が好走し、相性は良い。ダートの上位種牡馬はそのまま評価してよいと考える。その上で、芝GⅠ好走馬も輩出している種牡馬も好走しやすいと考える。これは新潟ダートコースが、スピード適性を要求されやすいコースということが原因と考える。
ステップの傾向は、ジャパンDD上位馬(=大井D2000m)も多数好走していて、実績はそのまま評価できると考える。
★予想★
レパードSのポイントは、
①『前傾』の流れが基本。それでも前につけた馬の好走が多く、4コーナー5番手以内の馬の好走が多い。ダート適性がやはり問われるものと考える。
②ヴァイスリージェント系、エーピーインディ系には注目。前走好走しているなら特注。
③ジャパンDD組は中央ダートで底を見せていない馬。ただし古馬混合1000万条件戦好走歴やダート重賞好走歴があるなら割り引く必要はなし。
④古馬混合1000万条件戦好走馬(=特にD1800m)は要注目。D1800m好走実績及び左回りDコース好走実績の高い馬をより評価すべし。
⑤No.〔4〕の牝系は特注。
◎エクロジャイト・・・へニーヒューズ×キングカメハメハ=ストームバード×キングマンボ 〔16-c〕
前走鳳雛S1着(=京都D1800m)。新潟Dコースは初で、D1800m戦は(2-0-0-0)。
ヘニーヒューズ産駒はストームバード系で、短距離~マイルの守備範囲なら多少のハイペースを先行してもバテず、前々の強気な競馬が合う。仕上がりは早く、急激な成長力こそないが、ダートもこなし高齢までしぶとい。またストームバード系は、好調期にまとめて稼ぐタイプでもあり前走好走だと好走確率が高い。ただ崩れると立て直すのに時間がかかることも多い両極端なタイプでもあるので、崩れた後は人気でも過信禁物。母父キングカメハメハはキングマンボ系で、格の高いレースで究極のスピード競馬(=レコード決着)になるほど凄味をきかす血統。厳しい展開ほど持ち前の底力が活き、2歳から走れる完成度の高さと成長力がある。本格化前は詰め甘な点があることには注意が必要だが、ダービーの時期からは実が入り、成長力も豊富。また馬場悪化時にも好走が多く、これはキングマンボ系特有の道悪の上手さに起因するものと考える。
No.〔16〕の牝系は、早い時期から走るのだが3歳春以降に成長を始め、距離が延びて本領発揮が多いステイヤー特性を持つ牝系。叩き良化型も多い。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。欧州的な瞬発力を秘めるがゴチャつく展開は苦手。
○ミスティックロア・・・Arrogate×Tiznow=ミスプロ×マッチェム 〔1-x〕
前走3歳1勝クラス1着(=阪神D1800m)。新潟Dコースは初で、D1800m戦は(2-1-0-0)。
Arrogate産駒はミスプロ系で、2歳新馬から走り、ダート1800mで勝ち鞍を量産。東京ダート1600mも視野に入れて良い。あとは成長力。同父系アメリカンファラオ産駒同様、格上圧勝するように相手関係よるも己との戦い。母父Tiznowはマッチェム系で、ダート中距離に強く、全天候型でのGⅠ馬や芝の重賞勝ち馬も輩出し、マンノウォー系らしく何かと融通が利く。産駒はゆっくりと熟成し、3歳中頃〜古馬になって大成する。芝は時計のかかる馬場や道悪ならさらに良い。
No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。3歳秋~4歳前半は充実期で、古馬になると緩やかに成長する。分枝記号xは、こつこつと階段を登っていくように地道に力をつけて、重賞好走をするタイプ。
▲クールミラボー・・・ドレフォン×キングカメハメハ=ストームバード×キングマンボ 〔2-u〕
前走加古川S2着(=阪神D1800m:0.1秒差)。新潟Dコースは初で、D1800m戦は(1-2-0-0)。
ドレフォン産駒はストームバード系で、芝・ダート兼用のスピード血統。仕上がりもはやく2歳戦からの好走も期待でき、好調期には連続好走が期待できる。母父キングカメハメハはキングマンボ系で、格の高いレースで究極のスピード競馬(=レコード決着)になるほど凄味をきかす血統。厳しい展開ほど持ち前の底力が活き、2歳から走れる完成度の高さと成長力がある。軽い先行力、瞬発力勝負の切れ味、指示通りに動く反応の速さが武器で、芝1600m・2000m・2400mと根幹距離の重賞で特に強く、人気馬なら堅実。本格化前は詰め甘な点があることには注意が必要だが、ダービーの時期からは実が入り、成長力も豊富。距離延長を不安視されることも多いが、折り合いさえつけば距離はこなし、むしろ1400mや1600mなどの忙しい流れで末脚を溜められなかった時に不発が目立つ。中長距離型が安定しているのは、スローの良馬場で、ハイペースや力のいる馬場は凡走もある。マイラー型は高速馬場の内枠を活かしての先行粘り込みが得意。また馬場悪化時にも好走が多く、これはキングマンボ系特有の道悪の上手さに起因するものと考える。
No.〔2〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。古馬での成長力も豊富。直線の長いコースでの末脚勝負に強い。分枝記号uは、時計の掛かる馬場でのみ力を発揮することが多く、また早熟傾向。
△オメガギネス・・・ロゴタイプ×ハービンジャー=サドラーズウェルズ×ダンチヒ 〔8-d〕
前走3歳1勝クラス1着(=中山D1800m)。新潟Dコースは初で、D1800m戦は(2-0-0-0)。
ロゴタイプ産駒はサドラーズウェルズ系で、ロゴタイプの現役時代同様に、速めの流れを先行して、スピードを持続させる能力の高さがあり、一流マイラー出現の期待はある。勝ち切る馬が少ないが、2着から5着なら芝もダートも多数あり詰めの甘さがある。ダートは中距離に好走が集中しているのに対して、芝は1000mから2000mまで馬券になっていて、本質はマイルから中距離向きだろう。芝の好走の大部分は、上がり35秒台、36秒台のレースで、切れ味の勝負には向かないが、目先を変えて距離を短くしたら変わり身を見せたり、洋芝で浮上したり。3連複やワイド向き。現状、道悪は不振。母父ハービンジャーはダンチヒ系で、得意コースに特徴が出ていて、洋芝の札幌芝1800m、内回り急坂の中山芝2000mや阪神芝2000mと、欧州血統らしく切れ味勝負になりにくい舞台が並ぶ。上がり33〜34秒台の鋭い脚を使う馬も珍しくないため、凡庸な欧州ジリ脚血統とは違う様子。スローの新馬をあっさり勝ち上がった後、格上げ戦のペースアップや距離短縮に適応出来ず、不発に終わる馬も多数。1番人気では、芝1800m以上なら抜群に安定するが、1600m以下なら危ない。前半ゆっくりなら大丈夫、前半速いと危ないという言い方も可能。距離延長は歓迎で、多分ベストはスローの長距離。
No.〔8〕の牝系は、2歳~3歳春シーズンも好走は可能だが人気の時には詰めが甘い特性があり、本領発揮は3歳秋以降で、古馬で真価を発揮するタイプが多い。叩き良化型で、高速時計にも強い。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。
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