14期 予想歴40年
◎ソレイユヴィータ
12着/3人気
○モリアーナ1着/4人
▲ワイズゴールド14着/17人
△アップトゥミー16着/7人
長い夏のローカル開催がやっと終了し、舞台は中山、阪神に戻って来た。
これからは徐々にG1を見据えた競馬が続く事になる。今週は、早速秋華賞トライアル紫苑Sが土曜日に開催される。
傾向ははっきりしている。中山内回りの開幕週と前向きさが問われる事から、アメリカ的な前向きさは必須条件。
ノームコア、マルターズディオサ、ファインルージュなどのような勝馬が出ている事からも、マイラー質のスピードがかなり有利に働くようだ。
しかし、金曜日からの雨は土曜日の昼まで続くとの事。日曜日は回復するだろうが、初日の馬場は不良のままだろう。今回はスピード面よりも体力面を重視したい。
回復途中の馬場という事で内枠有利と考えたい。
◎ソレイユヴィータ
(血統)
父スクリーンヒーロー
母父カーネギー
(オプション)
「2000→1800→2000㍍」バウンド距離延長、生涯初重賞。
グラスワンダー系連チャン期。ゴールドアクター、モーリス、モーリス産駒のジャックドールなど、グラスワンダー系ははっきりとした充実期を持つ産駒が多く、そのタイミングで一気に上り詰める。
今現在のソレイユヴィータも、正にそのタイミングだろう。
走る度にメンバー構成が変わり鮮度あるレースが続き、「競馬が楽しい」と思えるタイミング。正のスパイラルはまだまだ本番まで続くと考える。
ここは通過点だ。
○モリアーナ
(血統)
父エピファネイア
母父ダイワメジャー
(オプション)
休み明け、「1600→2000㍍」距離延長、「G1→G3」格下げ、「差し→先行」位置取りショック。
コスモス賞でドゥアイズを千切り捨てたように、本来はキレやスピードを生かすマイラーではなく、中距離を先行して力勝負に持ち込んで強いタイプ。
陣営が資質を見誤りマイル中心に使われてきたが、今回やっとこの馬の適性に見合ったレース環境となる。
距離に対して鮮度のあるタイミングで、モチベーションが上がり適性に向く環境下。パフォーマンスアップに期待。
▲ワイズゴールド
(血統)
父レインボーライン
母父キングヘイロー
(オプション)
多頭数内枠、「ダート→芝」、中央初出走。
父レインボーラインはヴァイスリージェントの血を持つステゴ産駒。自身がNHKマイルCで好走したように、高いスピード適性もあり、特に牝馬産駒の中には、かなりスピード面で良い影響を与えられた馬も出てくるだろうと考える。
母父キングヘイローもスピード面を強調する血で、G1で活躍する馬を多数輩出している。
ワイズゴールド自身、馬体が小さくかなり非力な印象で、正直「良く関東オークス出走にこぎ着けたなぁ」と思っているくらい。
おそらく適性ではなく、ここまでスピード能力の高さだけで、ここまでのし上がって来たのであろう。
スピード色強い血統背景を持つ小柄な馬が、馬力重視の世界でここまでやれるのであれば、馬力の重視されない世界ではもっと活躍のでは?とも考える。
普段良馬場の軽い馬場に走り慣れたJRA所属馬は、今回道悪になり、大半が「楽→苦」の馬場状態となる。
ワイズゴールドにとっては不慣れな芝のスピード競馬も、馬場悪化により、その不利が解消されるものと思われる。穴馬として考えてみたい。
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