08期 予想歴14年
◎ヴィクトワールピサ
3着/1人気
○コスモファントム10着/11人
▲ゲシュタルト4着/12人
×ペルーサ
×ルーラーシップ
相手。
○コスモファントム
たぶんマイラーですが前に行けることと1回叩いて上々の競馬をできたことは大きいです。
ダノンシャンティがいなくなって三すくみ的なけん制がなくなるだろう流れは痛いですが、後ろから負かしに行くよりも前で残る展開が起こるのもダービー。
マイラーと決めつけていたアサクサキングスがダービーで2着して菊花賞を勝つまでになった。個人的にこの時点でマイラーと決めつけている馬なのでアサクサキングス的な感じで。
▲ゲシュタルト
こぶし賞あたりを考えるとこの馬もマイラーっぽいと決めつけていましたが、スプリングS、皐月賞、京都新聞杯と1戦ごとに力をつけている印象で、レースぶりもいい。
スプリングSは人気薄でしたがローズキングダムを凌いでいるし、皐月賞は積極的な競馬で直線1回先頭に立っていたが展開的には厳しかった。京都新聞杯はじわじわ伸びての勝利。
ローテは厳しいですが超高速極軽府中を使って臨む馬よりはよほどいい。
あとはエイシンフラッシュとヒルノダムールでしょうか。
エイシンフラッシュは叩き合いになれば強いと思うし皐月賞のようにしぶとい脚を生かせれば。ただ府中はバラけるよね。
ヒルノダムールは距離が伸びて良さそうな気はしませんがねぇ。若葉Sではペルーサに負けはしましたが前が引っ張ってくれるてペルーサには走りやすい競馬でしたからね。
とにかく馬券的には○か▲がどちらか一方でも来てくれればという感じで。
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何度も青葉賞とNHKマイルCとプリンシパルSをみる。
何度見ても勝ち馬は強い。
でもよく考えてみようじゃないか。
プリンシパルSは内有利のだいぶ前残り気味で高速。
青葉賞も内有利。トゥザグローリーもハートビートソングにしてもよく追いこんでいますが、基本的には前有利。高速。
NHKマイルCのサンライズプリンスの横山典の騎乗ぶりは明らかにその馬場を意識してのもので、結果的には早仕掛けとして批判されているようなことになってはいる。それに乗じたダノンシャンティの切れ味が生き、高速決着。ただ、ダノンシャンティ自身も、大きく外を回っての追い込みではなかったし、基本的には内の先行有利だということには違いなかった。
どれも派手すぎるんですよね。
まぁNHKマイルCに関してはハイペースになったこともあって鮮やかな差しが決まったので派手に見えて仕方ないと思います。
ただ、青葉賞とプリンシパルSについては馬場の恩恵も大きいと思えて仕方ないんですよね。
ついでにほかのレースも考えてみると、2回東京初日のメトロポリタンSは内から早目に抜け出したナカヤマフェスタが勝利。2日目のフローラSでは逃げたアグネスワルツが2着に粘って、番手の競馬をしたサンテミリオンが勝利。差し馬であるはずのブルーミングアレーが先行して3着。
2回東京の6日目(NHKマイルCの日)まではAコース。それから先週まではBコース。そして今週からCコース。オークスの日には結構雨が降ったし、この中間も野球が中止になるぐらいに雨が降っている。金曜の正午現在で芝はやや重。
ついでにずっと日曜日と月曜日に芝刈りが行われてきていましたが、今週は水曜日だけ。超高速決着は考えにくく、府中で派手なパフォーマンスをしてきた馬たちが同じように能力全開とはなりにくくなっているはずだ。
青葉賞でペルーサは1枠2番。
プリンシパルSでルーラーシップは3枠5番。
内枠の恩恵もあったし、相手関係を考えるとあのぐらいのパフォーマンスでも頷けてしまう感じになってきてしまいました。
ピサ - ペルーサ 2頭軸で当たるじゃん
って思ってたけど、だんだん穴根性が出てきました。
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◎ヴィクトワールピサ
デビュー戦こそローズキングダムに屈したもののそれ以降負けなし。着差をつけて勝つ派手さがないため、その強さは惚れこむようなものではない。
しかしレースを重ねるごとに武豊がレースを教えた。
未勝利戦は力が違いすぎたので教える云々の話ではありませんでしたが、3戦目の京都2歳Sのレースぶりで惚れた。
5頭立て。1頭が逸走して実質4頭立てになったが引っかかるそぶりを見せずになだめてなだめて圧勝。武豊が前年クラシックを意識したリーチザクラウンと比べてしまうのです。リーチザクラウンについてはブログに書きましたので割愛させていただきますが、このレースぶりで大物と確信した。
あとは馬群で競馬をするという課題があった。それをラジオNIKKEI杯で内枠を引いて控える競馬。勝ったもののいわゆる武豊の溜め殺しを懸念する声もあった。が、それは馬への教育。馬に課題を与えた結果が差し競馬。当然それまでのように先行するレースでも勝っていたでしょうけど、レースの幅を広げた。圧勝ばかりでは馬もレースをナメてしまう。
弥生賞も内枠を引いてあえて最内を突く競馬。もはやあの弥生賞でどんなこともできる馬になっていた。
そこにきての武豊の負傷で鞍上は岩田へ。
武豊がこの馬に与え続けた教育は岩田へ受け継がれた。
時間がある方は5月20日発売のSports Graphic Numberという雑誌の武豊のインタビューをご覧になってください。(わたしは図書館で読みました)
そのインタビューはダービーの騎乗を断念する前のものなのですが、こんな文章がありました。
「皐月賞前に康誠から何度か相談を受けた。個人的にはテン乗りするときに『聞かなければよかった』と思うこともあるし『言わなければよかった』と思いたくないし、突き放すようにこう言ってやったんだ。
『だいたいわかるやろ。何でもできる馬になっているからあっさり勝ってこい』ってね。」
もう、しびれましたね。
『何でもできる馬になっている』なんてあなたがそうしたんですけどね。
そんな自分が育てた実力馬で臨めるダービーを断念する決断力。
その豊とG1未勝利の馬主の願い乗せた岩田の最内に潜り込ませる度胸。こういう馬がダービーを勝つべき。
ペルーサもいい。
ちなみにその武豊のインタビューの次のページは藤沢調教師のインタビュー。タイトル「私だって勝ちたいよ」です(笑)もう永久保存したい(笑)
ゼンノロブロイと同じようなローテ。ゼンノロブロイはダービーでネオユニヴァースに敗れたが、ペルーサはそのゼンノロブロイの仔で、皐月賞馬ヴィクトワールピサはネオユニヴァースの仔。リベンジの舞台は仔に受け継がれている。
そんな馬がダービーを勝つ。それもいい話です。こういう馬がダービーを勝つべき。
おやおやダービーを勝つべき馬が2頭もいるな。
同着、1週間早いよ。
データ的にもダービーは単勝での穴はほとんどない。馬券的には穴党の出番は2,3着の馬選びなのかな。
まだ6日もある。ゆっくり考えようか。
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