中山金杯2024予想
2015年以上に主流血統を強めた決着?

あみー
14期 予想歴16年

◎アラタ
  13着/7人気

▲エピファニー11着/1人


中山金杯はコース形状などから前付けして小回りで高速ロングスパートができる馬の期待値がやや高い重賞。ただし、今年は主流血統の重要度が2015年以上に高まりそう。(金曜現在の予想)

 ◎ アラタ
 ○ なし
 ▲ エピファニー

複勝(+単勝):◎



結果から考える狙い方「中山金杯2024」
[期待値:やや低い?]=再計算まだ。
出走頭数≒17頭/フルゲート17頭(Cコース・初日1週目。AB=18頭)
※ 負担重量 引上げ≒主流血統↓。米国型↑(主にマイル以下)、欧州型↑(主にマイル以上)

券種未検証:前付けして小回りで高速ロングスパートができる馬
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【!-0】2024年は主流血統の重要度が2015年以上に高まると想定。
   中山金杯は前年の有馬記念の血統傾向とリンクしやすいため。
   2015年1~3着の大まかな共通点は...
    |-- 父:欧州型(キングカメハメハ含む)×母父:SS系スタミナ型全般
    | +父母間で主流血統の要素を強める配合(4着15人気も概ね共通)
    | +父:キングカメハメハの1・3着は重賞未勝利(≒やや晩成でもフレッシュな状態)
    | +父:ローエングリンの2着は皐月賞+朝日杯FS 優勝済み(≒根幹距離実績の補完)
    | ⇔ 父:ステイゴールドの3頭(2・7・11人気)は15・9・5着、最先着は牝馬。
    |-- 前走:重賞≒出走平均より重いハンデの馬(⇔ 15着2人気は前走:3勝クラス)
    |-- 距離延長~前走:同距離&ハイペース(⇔ 14着3人気は前走:同距離&スローペース)
    |-- 内枠・1~3枠(⇔ 14着3人気は7枠)
    `-- 5人気内
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【!-0+】下記基準は近8年で共通。2024年は例年とのズレが大きく、下記基準の信頼性が低い?
   2017年は適性上位馬が少ないメンバー?基準への該当は優勝馬:ツクバアズマオーのみ。
   このため、各基準への反映は最小限。着度数は算入していない。
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【!-1】芝2000mがギリギリ、大回りなら芝1800m以下に向く馬○?
   小回り(スパイラルカーブ無し)+A→Cコース替わり=機動力+SPの重要度が高いため?
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【◎- or ★】父:欧州型全般(除:父:キングカメハメハ系×母父:SS系全般)+近2走内の戦績で着順&妙味が変化
   上位人気=優勝4回(1・4・2・3人気)、2着0回、3着1回(1人気)
    |-- 芝1600m・古馬OP以上 3着内&上がり3位以内
    `-- 芝2000m・3勝クラス以上(ハンデの軽~重にレース格が対応) 連対&上がり2位以内
   人気薄=優勝0回、2着1回(5人気)、3着3回(11・9・10人気)
    |-- 芝1800m・古馬OP以上 3着内&上がり3位以内(+初角5番手以内?)
    `-- 小回り芝2000m・3勝クラス 先行して優勝(≒今回 斤量差が有利)
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【▲+】父:SS系スタミナ型×母父:「Nasrullah系≒Royal Charger系」+前年:小回り芝1800m重賞~古馬L連対(※)
   ※ 母父:Roberto系は「+初角5番手以内+上がり3位以内」とSPの裏付けが必要?
   優勝2回(3・1人気)、2着3回(6・2・5人気)、3着1回(11人気)
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【▲】父:SS系スタミナ型×母父:米国型Northern Dancer系(+芝1800m実績、無くても可?)
   優勝1回(1人気)、2着3回(7・7人気)、3着0回(人気)
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【▲-】父⇔母父:SS系スタミナ型×キングカメハメハ系+芝2200m以上重賞 連対
   優勝0回(人気)、2着1回(7人気)、3着1回(1人気)
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【・~△】父:SS系スタミナ型×母父:欧州型Northern Dancer系+小回り芝1800m重賞 連対+初角5番手以内+上がり3位以内
   優勝0回、2着0回、3着1回(2人気)
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 コース形状(テン3Fは直線の始点からスタート、少し沈んだ後は急坂→小回りの1角の丘と上り坂が続く。 2ブロック3Fは1・2角中間付近=丘の頂上から向正面にかけて高低差で4m以上も下る。 3ブロック2Fは小回りの3角から4角後半まで。 上がり2Fは4買う後半から直線にかけて少し沈み、残り200m付近から急坂を上ってゴール)などから前付けして小回りで高速ロングスパートができる馬の期待値がやや高い重賞。



アラタ
父:欧州型、キングカメハメハ×母父:SS系スタミナ型ハーツクライ(+母父母父:トニービン)。 父×母父は主流血統の要素を強める配合。重賞未勝利、前走:重賞≒出走平均より重いハンデの馬...まで相性が良さそうな要素。
 条件戦では芝2000m~2600mで勝ち上がってきましたが、OP入り後は小回り芝2000mで3着3回、小回り芝1800mで優勝1回...と、条件戦より短い距離を先行して優勝するように変化しています。トニービン持ちの馬が先行できると本格化の兆しだそうですが、それに近いレース内容。近2走は中長距離指向の強い馬が上位を占めるレースで、芝2200m以上重賞実績がない上に先行力(≒距離短縮への適性)も増している現状では不向きのレース。距離短縮などで先行力を生かしやすい条件替わりはアラタにとってプラスに働きそう。有利になりやすい内枠・1~3枠を引ければ尚良し...と言ったところ。


エピファニー
父:欧州型、Roberto系×母父:ディープインパクト。 父:エピファネイアは欧州型・Roberto系も、父母間でサンデーサイレンス 4x3の強いクロスを持つなど主流色を強めた配合。この配合+重賞未勝利、 前走:重賞≒出走平均より重いハンデの馬、好走距離が芝1800m中心+マイルの古馬OP 4着あり+芝2000mは小回りまで+芝2200mは苦戦、5人気内想定...と、好意的に見られる要素が並びます。
 中山金杯は例年「芝2000mがギリギリ、大回りなら芝1800m以下に向く馬○?」でもあり、自身の成績や近2走のルメール騎手のコメントに一致。上位候補としてマーク...と思ったのですが、やはり父:Roberto系・反主流血統~準主流血統なのは気になるところ。R.ピーヒュレク騎手が日本初騎乗というのも上位人気では不安になる要素。


エミュー
父:欧州型英仏指向×母父:SS系スタミナ型、Nijinsky 6x5x5。配合通り、世代限定戦+牝馬限定戦など出走馬にとって起伏の負荷が高い条件でのみ好走。古馬同士+馬場が良好な状態の中山芝2000m内となると、相対的に起伏の負荷が減少。スピード性能不足が前面に出やすくなると思われます。


カテドラル
父:SS系スタミナ型×母父:欧州型Northern Dancer系、デインヒル系。父母間で欧州型仏国指向~英国指向を強調する配合。一昨年の夏以降、重賞で掲示板に載ったのは小倉のみで、しかも3角までの通過順:二桁でのもの。序盤~中盤の機動力に欠けることは小回り+馬場が良好な状態の中山芝2000m内では大きなマイナスになりそう。


カレンシュトラウス
父:欧州型仏国指向、キングカメハメハ系×母父:SS系スタミナ型、Mr. Prospector 4x5x5、ノーザンテースト 4x4。前面に出ているのは大回り向き+ワンペース気味の総合力。マイル重賞で4着あり⇔芝2000m 1勝クラス3着まで...と、距離にも不安。


キタウイング
父:ディープインパクト系(米国型内包)×母父:米国型Mr. Prospector系。父母間で米国型を強調。早期のスピード決着に適性が高く、3歳夏以降の中距離となると適性がズレやすそう。2015年の上位馬と比べて主流血統の要素を強めきれていないこともマイナス。


ククナ
父:欧州型・キングカメハメハ×母父:ディープインパクト。父母間で主流血統の要素を強調し過ぎている感。父・母父だけでなくLyphard(母内) 5x5。昨年以降は中距離~中長距離指向が強まっていて、スパイラルカーブのない小回りの中山芝2000m内では機動力不足が心配されます。


クリノプレミアム
父:SS系スタミナ型×母父:米国型Northern Dancer系。昨年2着。ノーザンテースト≒≒≒Storm Bird 5x4x4、Secretariat 5x5などで米国色を強調。例年であれば昨年2着のようにレースとの適性が一致しますが、今年は2015年のように主流血統の要素を強めた決着が想定されるため、ワンペースさを強調した配合はむしろマイナスになる心配があります。


ゴールデンハインド
父:SS系スタミナ型×母父:欧州型Northern Dancer系、Storm Bird系。5代内クロスはMr. Prospector 5x4のみですが、父母間でNasrullah系を中心にNasrullah≒Royal Chargerを多数持つ配合。高速馬場適性は問題なくともワンペースさが強調されていそうです。スピードを強調した配合から距離短縮の不利を軽減できても、2015年のように主流血統の要素を強調した馬が上位を争うような決着パターンでは厳しいのでは。


サクラトゥジュール
父:SS系スタミナ型×母父:欧州型・Roberto系。 例年であれば、『【▲+】父:SS系スタミナ型×母父:「Nasrullah系≒Royal Charger系」+前年:小回り芝1800m重賞~古馬L連対(※ 母父:Roberto系は「+初角5番手以内+上がり3位以内」とSPの裏付けが必要?)』に近い該当。
 しかし、前年の有馬記念の血統傾向から今年の中山金杯は2015年のような主流血統の要素を強めた決着パターンになると想定され、欧州型の底力(=ハイペース・失速耐性)を強調する配合はむしろ不利になる心配があります。


サトノエルドール
父:ディープインパクト×母父:米国型Northern Dancer系、Nureyev系。Northern Dancer 5x4x4、Highclere 4x5。父母間で欧州色を強めた配合。2015年のような主流血統の要素を強めた決着パターンになると厳しそう。


ホウオウアマゾン
父:欧州型・キングカメハメハ×母父:SS系パワー型。Nasrullah系を中心に父母間で米国色を強調する配合。マイル以下向きのワンペース&全体的なスピードが持ち味。この能力の特徴から前走比+600mの距離延長は厳しく、ここでスタミナを刺激した後の次走が適条件なら...といった感じ?


ボーンディスウェイ
父:SS系スタミナ型×母父:欧州型、Hampton系。 Halo≒Red God 3x5x6のニアリークロスがあるも、足回りがパワフルで血統は欧州色優位。ギアチェンジなど主流血統の要素を問われにくい決着パターン向き。


マイネルクリソーラ
父:欧州型・Roberto系×母父:欧州型・Roberto系。 Silver Hawk 3x3だけでなく、ノーザンテースト 4x5などもクロス。小柄な馬体の牝系(母:マイネトゥインクル 442kg(3着内時の最高馬体重。以下同様)、祖母:マイネブリリアン 426kg、3代母:タケノフラッグ 426kg)を補う意図があってか、配合はとても重厚。小柄な馬体で血統の重厚さを軽減していますが、それも主流血統の要素を問われにくい決着パターン向き。


マイネルファンロン
父:SS系スタミナ型×母父:米国型・Hail to Reason系。Hail to Reason系を中心にRoyal Charger≒Nasrullahを強調。底力(=ハイペース・失速耐性)・高速馬場適性を兼備したバテにくさ・ワンペースなスピードに良さがありそう。主流血統の要素を問われにくい決着パターン向き。


マテンロウレオ
父:SS系スタミナ型×母父:欧州型・Roberto系。Hail to Reason系を中心にRoyal Charger≒Nasrullahを強調。Northern Dancer≒Icecapade 5x4x5が底力(=ハイペース・失速耐性)優位のワンペースさをさらに強調しています。非根幹距離やローカルの根幹距離、起伏の負荷が高い条件の方が能力を発揮しやすく、良好な馬場状態の中山芝2000m内ではスタミナをやや持て余しそう。


リカンカブール
父:ディープインパクト系(欧州型英国指向 内包)×母父:欧州型Northern Dancer系、デインヒル系。 父母間で欧州色を強調した配合。母父・母母父はそれぞれアイルランドと英国のスプリントG1優勝馬でスピードも備えますが、主流血統の要素を問われる決着はさすがに不向き。


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