08期 予想歴14年
◎ドリームジャーニー
4着/4人気
○ブエナビスタ2着/1人
▲ジャガーメイル8着/2人
土曜出勤めんどくせーとか思って電車に乗ると
土曜朝もわりと電車が混んでいるものだったりする。
仕方ないからつり革につかまって、スポーツ新聞広げ競馬予想。
W杯中とはいえ今週はGIの宝塚記念。土曜日でも競馬面は広い。
ふと前に座っているリーマン風の初老が、こちらの新聞をジロジロ見ている。
そうか、あんたも土日の競馬楽しみにしながら出勤というクチだな。
俺は職場とウインズが近いから、昼休みに買いにいけるんだけど
オッサンはどうなんだろうね―――――とか思いつつ
なんとなく仲間意識が湧いてきたので、新聞をひっくり返して
俺が今まで見ていたメインレースの馬柱を見せてやる。
すると、かわりにこっちに裏返ってきたページは
競馬欄裏のエロ記事だった。
今年もあなたの、そして私の夢が走る宝塚記念です。
【予想】
さて、そんな朝のハプニングはさておき
夏の大一番、ドリームレース宝塚記念だ。
昨年末からの主要古馬路線3つのレースを見ていれば
実力で「ドリームジャーニー、ブエナビスタ、ジャガーメイル」の
3頭が今回の出走メンバーで実力1つ抜けている事は間違いない。
有馬記念 GI 芝2500m
①ドリームジャーニー
②ブエナビスタ
③【4馬身】
京都記念 GII 芝2200m
①ブエナビスタ
②ジャガーメイル
③ドリームジャーニー
④【上がりで1秒半差】
天皇賞春 GI 芝3200m(スローペース)
①ジャガーメイル
②(マイネルキッツ)
③【5馬身】
ゆえにこのメンバーなら上記の3頭で三連複一点!
といきたいところだが、競馬もW杯と同じように甘くはない。
レ・ブルー(フランス代表)も青の軍団アズーリ(イタリア代表)も
まさかの予選敗退で、代わりにサムライ・ブルーが決勝に進んだ。
1角でも崩そうと思えば崩せることは容易。
その穴候補として私が選んだのは…
☆メイショウベルーガ
近走は慣れない長距離で後塵を拝したが
同じ2200mのエリザベス女王杯では、上がりと着順を見れば
ブエナビスタに次ぐパフォーマンスで5着。
愛知杯は届かなかったが、日経新春杯の圧勝劇を見れば
ハマったときの威力は3強を凌ぐものが十分あると思う。
重馬場になったら苦しい脚質だが
その場合は逆に父フレンチデピュティが面白くなってくるはずだ。
さて問題は買い目だが、抜けた3頭にベルーガを加えた
三連複4頭BOXでいきたい。
しかしそうすると、◎○▲の打ちようが無くなってしまうので
三連単も考えつつ順位付けだけは一応してみる。
そこで本命に選んだのは◎ドリームジャーニー。
競馬ナンデ内でも数年前から評してきているが
この馬はステゴ産駒ながら重ハンデを克服できる稀代の根性馬。
普段私はハンデに左右されない予想をするが
420㌔前後の小さい馬は特別。年明け2戦で背負ってきた59㌔から
58㌔になるのはかなりの負担減と考えて良い。
実際減量戦では、苦手な東京を除けばかなりの好成績だ。
大外枠となってしまったがスタート後の直線長く、苦ではない。
18番、むしろそれは日本代表で今一番有名な背番号。
ワントップで買うならばこの馬だろう。
対抗は◯ブエナビスタ。強烈な追い込みのイメージがあるが
有馬記念のような競馬でも十分に残れる馬。安定度は高いと見る。
結果残った▲はジャガーメイルとなるが
天皇賞春→宝塚記念は一昔前なら鉄板ローテ。
十分期待できる状態にあると言えるだろう。
【買い目】
三連複BOX
(8、10、12、18) 4点
三連単
18→(8、10、12) 6点
第51回を迎える宝塚記念の歴史で、今まで連覇をした馬は1頭もいない。
数々のジンクスを破ったテイエムオペラオーですら、不利とライバルの執念に泣いた。
だがそういうジンクスというものは常に破られるためにある。
非科学的な根拠を押しのけるために、どこからか挑戦の炎が湧いてくる。
アジア勢はW杯勝てない―――そんな前評判も覆されるためにある。
サッカー日本代表のドリームジャーニーはまだまだ続く。
日本国民が夢を見ずに朝を迎えた木曜夜のデンマーク戦。
誰もが熱い視線を送った背番号18。彼の目標は優勝しかないのだ。
―――そう心に言い聞かせて本命馬を18番に決めた私は
裏返ってきたエロ記事に熱い眼差しを送って電車を降りた。
今日はゆっくりいい夢をみたい。
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