宝塚記念2010予想
牝馬2頭から

KUROSHIMA
08期 予想歴15年

◎メイショウベルーガ
  6着/13人気

○ブエナビスタ2着/1人
▲ジャガーメイル8着/2人
×ドリームジャーニー
×アーネストリー


 個人的に目黒記念で期待していたメイショウベルーガ。宝塚記念だと少し荷が重過ぎるとも考えていたが、牝馬にしては酷量を背負って牡馬に混じり前半戦を戦ってきた点を評価。穴馬として狙ってみたい。
 
 阪神大賞典では1番人気で56キロを背負い3着、天皇賞春では
10着と大敗したが、これは勝負所での不利や外傷などの影響も少なからずあった模様。牝馬で3000M以上を使うことが尋常ではないのだが、この2戦の結果からそこはさすがに牝馬、距離のカベもあったようだ。日経新春杯では直線一気でトップカミングらを一掃、中距離なら牡馬に匹敵する末脚を繰り出せる。斤量56キロも楽ではないが、それを3000M以上で経験してきたのだから、2200Mなら近2走より明らかに負担も少なくなるのがミソ。

 ブエナビスタに死角があるとしたら道悪よりも斤量面。56キロを背負った経験がなく、かつて牝馬で宝塚記念を制したあのスイープトウショウは、前走の安田記念で56キロを背負いながら連対した実績の持ち主だった。有馬記念でもドリームジャーニーと好勝負したが53キロと斤量自体は軽量。成績だけならマイル戦は実は無敗、厳しい見方をすれば距離が延びてむしろ甘さが目立つ傾向がある。ヴィクトリアマイルの快勝と比較しても、牡馬牝馬混合で斤量増、距離延長と今回の負荷は見た目以上に大きいのは確か。それでも地力で馬券圏内には食い下がれるとは思うが。

 ジャガーメイルは重賞初制覇=GⅠ初勝利のキャリアがGⅠを連続好走する上でやや微妙だが、天皇賞制覇辺りから課題の気性面で徐々に落ち着きを見せているのが良い傾向。本質的にはステイヤーとも思えず、距離短縮自体も良さげ。少し渋った馬場もジャングルポケット産駒ならむしろ歓迎のはず。

 大阪杯の後に一頓挫があったドリームジャーニーは、コース追いなしで坂路中心の追い切り。いずれにせよ大なり小なり順調さは欠いていると思われ、道悪も割引で連覇が難しい宝塚記念と取り巻く状況はかなり厳しい。ここは静観が妥当。

 佐々木晶調教師の強気が何とも不気味だが、アーネストリーはGⅢとGⅡを制してGⅠ挑戦とはいえ、どちらも中京芝2000、京都芝2000と底力を問うにはやや淡白な条件での勝ち上がり。重賞2勝のどちらも2着が逃げ粘ったドリームサンデーというのが何よりのの証拠で、これまで超一線級との対決もないのはやはり不安が先行。先々はタップダンスシチーかもしれないが、今回は壁にぶつかるタイミングと判断。


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