14期 予想歴42年
◎アルナシーム
○ギャラクシーナイト
▲クリスマスパレード
△ホウオウビスケッツ
傾向として、ロベルト系を筆頭に、キングマンボ系などの小回り向きの血が有利に働いている模様。欧州向けノーザンダンサーとも相性が良い。
…と言う訳で、今年の中山金杯はこの馬に注目。
◎アルナシーム
(血統)
父モーリス
母父ディープインパクト
(オプション)
「G1→G3」格下げ、「1600→2000㍍」距離延長、「追い込み→先行」位置取りショック
母は、昨年のダービー馬であり昨年の有馬記念を10番人気で2着に入ったシャフリヤール、そして皐月賞馬アルアインの全姉という超良血。
アルナシーム自体は、もともと馬体が小さく418kgでのデビュー。血統の本質からすればパワー色も、馬格に恵まれず出世には馬体の成長が不可欠。出世には時間が掛かるタイプだが、おそらく元々の基礎スピードが高かったのだろうと考える。
地道に勝ちを重ねながら、4歳の秋にオープン入りを果たしている。
モーリス産駒は、精神的な前向きさを持ち併せたタイプがほとんどで、出世するタイプはっきりとした充実期を持つ者が多い。しかしながら、この馬にはそれがまだ無い。おそらく、今後はその充実期が訪れ、小回り重賞での活躍が見込まれる。
アルナシームが晩成型のパワータイプである事は次の事からも理解が可能。
時を経る毎に馬体が増えてパワーアップしており、確かに小回りコースや内回りコースでの重賞パフォーマンスが右肩上がりになっているのだ。
3歳 スプリングS 426kg 7着(0.8秒差)
4歳 函館記念 442kg 6着(0.5秒差)
5歳 小倉記念 444kg 4着(0.3秒差)
中京記念 440kg 1着 ※小倉開催
逆に広いコースや外回りコースでの重賞パフォーマンスはというと、あまり変わり映えがないものとなっている。マイル戦に多く出走しているが、スピード不足で跳ね返されているというのが実情である。
2歳 東スポ2歳S 438kg 6着(1.1秒差)
朝日杯FS 432kg 4着(0.5秒差)
5歳 京都金杯 446kg 11着(1.0秒差)
ダービーCT 444kg 9着(1.0秒差)
エプソムC 440kg 5着(0.6秒差)
富士S 448kg 6着(0.5秒差)
マイルCS 450kg 11着(0.9秒差)
これまでは、基礎スピードはそれなりにあり、セカンドクラスまでは広いコースでも通用したが、重賞では壁となった。今後はパワーが生かせる小回りでのレースに好走が集中するはずだ。
○ギャラクシーナイト
(血統)
父ドゥラメンテ
母父シンボリクリスエス
(オプション)
「差し→先行→差し」バウンド位置取りショック。
ダートと障害を経験した後、昨年の夏から再び芝を使われるようになり、素質が開花する。レインボーS快勝後、オクトーバーSも連続連対。走破時計1.57.7は2週後に行なわれた天皇賞(秋)でホウオウビスケッツが叩き出した1.57.6とは0.1秒差でかなりの好タイムだ。
前走の福島記念は、「連続好走による疲労」、「時計が出る馬場→時計が掛かる馬場」の馬場変わり、「ハイペースを番手追走」という三重苦の競馬で、凡走は仕方がない。むしろ頑張る事なく、あっさり競馬を諦めた分、疲労を残さずに済んだ。
今回はストレスや疲労か抜けたタイミング、差しに回るようなら、位置取りショックによる体力補完のおまけが付く環境で、「苦→楽」ステップとなる。
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