14期 予想歴42年
◎ヴェルトライゼンデ
○ヴェローチェエラ
▲メイショウタバル
×ホールネス
今年の面子を見て思う事は、とにかく「逃げ馬が揃った」という事。
内からバトルボーン、ケイアイサンデラ、メイショウタバル、タッチウッド。その中でもメイショウタバルは性格的なキツさがあってかなりピーキーな走りをする。従って結果は「ピンかパー」といった感じで当てにならないが、今回のメンバーならハナを奪えるし、距離短縮の体力補完も入る。一期待値が上がるタイミングで今回は切りづらい。
皐月賞では、前半57.5秒と暴走気味の走りを見せている。中京2200㍍は引込線からのスタートで、スタートから長いホームストレッチを丸々使ってのポジション争いとなり、この手の馬は抑えが利かなくなる可能性も出てくる。
そういった事から、今年の日経新春杯はある程度ペースが流れ、隊列が縦長になる事を想定してみたい。
馬群が詰まった展開とは違い、気の悪い差し馬は馬群に入れる事が出来なくなり折り合わせる事が難しくなる。精神力頼りの馬は、馬体を併せる事が出来なくなる為に、持ち前の精神力が発揮され難くなる。体力不足の馬は、縦長の隊列後方からポジションを詰めていかなければならず、終いまで体力が温存出来なくなる…といった弊害が出てくる。
そんな訳で、今回は「気の良さ」と「力量」を伴った馬を素直に評価してみたい。
◎ヴェルトライゼンデ
(血統)
父ドリームジャーニー
母父アカテナンゴ
(オプション)
休み明け、「1800→2200㍍」距離延長、「差し→先行」位置取りショック。
コントレイル世代のナンバー3的存在で、その実力は確か。ホープフルS2着、ダービーとJCを3着の他に重賞を2勝している。コントレイルの強さを知っている馬で、これまでのヴェルトライゼンデの記憶からすれば、今回はヘボいメンバーである事は間違いない。
ここ2戦は良いところが無いが、大阪杯は内回り。「フランス色✕ドイツ色」は血統背景的にも直線の長いコースで荒れた馬場が理想となる。当に今の中京コースこそがその理想なのである。
長期休養明けだったエプソムCは6kg減と体力が落ちていた状態。この2戦の敗戦で極端にここまで人気を落としてしまうのもどんなものだろうか?
今回も休養明けだが、追い切り本数も十分、時計もしっかり出ている。仕上がりに抜かりはなく素直に力を発揮するのでは? と考えている。
相手は充実感著しいヴェローチェエラ、重賞勝ちの実績を持つメイショウタバル。
ホールネスは馬格のある牝馬。ここ2戦、牝馬相手に体力的アドバンテージを生かす競馬が通用したが、今回は牡馬の重賞級が相手。前走ほどのアドバンテージがあるとは思えず。
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