08期 予想歴12年
◎ゲシュタルト
14着/1人気
○アロマカフェ3着/2人
▲クォークスター1着/4人
★傾向分析★
2004年 タイム 2'10"1 (良) 1FAve=11.83 3FAve=35.48
テン35.0-中盤59.7(3F換算35.82)-上がり35.4 『前傾・一貫』
1着コスモバルク・・・ザグレブ×トウショウボーイ=ヌレイエフ×プリンスリーギフト 〔5-d〕 1-1
2着ホオキパウェーブ・・・カーネギー×Mr. Prospector=サドラーズウェルズ×ミスプロ 〔5-g〕 8-3
3着トゥルーリーズン・・・Silver Deputy×Strawberry Road=ヴァイスリージェント×ニジンスキー 〔1-s〕 2-2
2005年 タイム 2'11"8 (良) 1FAve=11.98 3FAve=35.95
テン35.5-中盤61.1-上がり35.2 『中弛み』
1着キングストレイル・・・サンデーサイレンス×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 〔4-d〕 7-5
2着フサイチアウステル・・・Stormin Fever×Green Dancer=ストームバード×ニジンスキー 〔4-r〕 3-3
3着ピサノパテック・・・サンデーサイレンス×マルゼンスキー=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔10-d〕 3-2
2006年 タイム 2'13"1 (良) 1FAve=12.10 3FAve=36.30
テン35.5-中盤61.3(3F換算36.78)-上がり36.3 『前傾・中弛み』
1着トーセンシャナオー・・・サンデーサイレンス×トウショウボーイ=サンデーサイレンス×プリンスリーギフト 〔10-a〕 2-3
2着トウショウシロッコ・・・アドマイヤベガ×ニッポーテイオー=サンデーサイレンス×リファール 〔23-b〕 9-3
3着ミストラルクルーズ・・・エルコンドルパサー×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔2-n〕 14-8
2007年 タイム 2'12"0 (良) 1FAve=12.00 3FAve=36.00
テン34.3-中盤62.1(3F換算37.26)-上がり35.6 『前傾・中弛み』
1着ロックドゥカンブ・・・Red Ransom×Fairy King=ロベルト×ノーザンダンサー 〔11〕 5-4
2着ゴールデンダリア・・・フジキセキ×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 〔2-c〕 13-14
3着スクリーンヒーロー・・・グラスワンダー×サンデーサイレンス=ロベルト×サンデーサイレンス 〔1-x〕 2-2
2008年 タイム 2'14"6 (やや重) 1FAve=12.24 3FAve=36.71
テン36.0-中盤62.9(3F換算37.74)-上がり35.7 『中弛み』
1着ダイワワイルドボア・・・アグネスタキオン×Nureyev=サンデーサイレンス×ヌレイエフ 〔4-r〕 7-3
2着マイネルチャールズ・・・ブライアンズタイム×Zabeel=ロベルト×ターントゥ 〔6-b〕 3-1
3着ノットアローン・・・アグネスタキオン×Machiavellian=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔B3〕 4-3
2009年 タイム 2'12"0 (良) 1FAve=12.00 3FAve=36.00
テン35.7-中盤60.4(3F換算36.24)-上がり35.9 『一貫』
1着ナカヤマフェスタ・・・ステイゴールド×タイトスポット=サンデーサイレンス×リボー 〔3-h〕 7-3
2着セイクリッドバレー・・・タニノギムレット×フジキセキ=ロベルト×サンデーサイレンス 〔21〕 5-6
3着フォゲッタブル・・・ダンスインザダーク×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔8-f〕 9-8
流れは『前傾』になりやすく、また中盤弛む『中弛み』になりやすい傾向。テンの速さを中盤緩めることで距離を持たせるレースという感じと考える。
好走馬の多くは、4コーナー5番手以内が多く、開催前半でまだ前が止まらない傾向と考える。
血統の傾向は、ターントゥ系(サンデーサイレンス系やロベルト系など)×大系統ノーザンダンサー系(リファール系、ノーザンテースト系、ニジンスキー系など)の配合馬の好走が多い。同コースのオールカマーはノーザンダンサー系が非常に強い傾向なので、大系統ノーザンダンサー系が好走するのは納得です。ただ3歳戦でもあるため、サンデーサイレンス系の器用さというか軽さが活きやすいため好走馬が多いのでは?と考える。
またラップ上持続型の流れになりやすいため、ロングスパートでスタミナが要るから欧州型のノーザンダンサー系に向くと考える。
牝系の傾向は、No.〔1〕〔2〕〔4〕〔5〕が複数好走馬を出しています。これらの牝系はクラシックに好走馬を多く出しやすい牝系でもあり、成長力と完成度が高い牝系。クラシックトライアルなので、この傾向は納得かもしれません。
分枝記号はd記号が好走馬多し。前走好走馬なら勢い持続しやすく好走しやすい特性が活きているのだと思います。
ステップの傾向は、ラジオNIKKEI賞を先行して好走した馬がここでも好成績。欧州型の馬場で小回りコースの福島コースを先行して好走できる適性が嵌りやすいということと考える。
★予想★
ヤマニンエルブ、ファーストグロースあたりが逃げ、2番手集団にアロマカフェ、ゲシュタルトなどが位置取り、流れは『前傾・中弛み』を想定しています。
◎ゲシュタルト・・・マンハッタンカフェ×エンドスウィープ=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔13-e〕
前走ダービー4着(=東京芝2400m:0.3秒差)。芝2200mは京都新聞杯1着好走歴があり、また中山芝1800mのスプリングS2着好走歴もあり、非根幹距離に適性があると考える。トライアル好走歴もありダービー4着の実績からは、この中では抜けた存在と考え、堅軸と考える。
マンハッタンカフェ産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、ステイヤータイプだが素軽い先行力を持ち、難儀な不発が少ない堅実さが特徴で前半に脚を溜めれば鋭い瞬発力も使える。淀みない流れを踏ん張るか前半に脚を溜めてロングスパートで持久力を活かすタイプが、距離延長で好走するパターンが多い。母父エンドスウィープはミスプロ系だが、芝向きのマイル~中距離型で厳しい持続型の流れで強さを発揮する。溜めが利いたときの差し脚は一級品。
No.〔13〕の牝系は、距離が延びて本領発揮型で、キャリアを積み上げながらクラスの壁を越えていくタイプ。分枝記号eは、上がりのかかる消耗戦的な流れに強い特性がある。
○アロマカフェ・・・マンハッタンカフェ×ハートレイク=サンデーサイレンス×ヌレイエフ 〔7-c〕
前走ラジオNIKKEI賞1着(=福島芝1800m)。ラジオNIKKEI賞を先行して好走した馬はこのレースと相性が良く(=07年1着ロックドゥカンブ、08年3着ノットアローンなど)、また小回り急坂の中山コースや中京コースでの好走実績があり、小回り適性の高い馬である。
マンハッタンカフェ産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、ステイヤータイプだが軽い先行力を持ち、難儀な不発が少ない堅実さが特徴で、前半に脚を溜めれば鋭い瞬発力も使える。母父ハートレイクはヌレイエフ系で、仕上がりが早く、湿ったダートの成績がよく深い砂で詰めの甘い馬が変わり目を見せるパワー型。先行力を見せるがダラっとしたスピードでもどかしいのだが、小回りで持続力が問われるコースでは武器に変わる。セントライト記念(=中山芝2200m)なら持続型の流れになりやすいので向いていると考えます。
No.〔7〕の牝系は、京都コースや阪神コース、東京コースなどでの好走が多くやや広いコースに向く牝系ではある。間隔を詰めて使ったり距離変更のショックが効きやすい牝系で、様々なショックが有効。比較的締まった流れや厳しいペースでの好走が多い牝系。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。
▲クォークスター・・・アグネスタキオン×ヘクタープロテクター=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔4-d〕
前走ラジオNIKKEI賞2着(=福島芝1800m:0.0秒差)。小回り急坂の中山芝コースでは4戦(2-2-0-0)で、小回り適性も高い馬。近2走は後方から鋭く差しての好走なので、位置取りが後ろになる可能性も高い分少し割引。先行するようなら好走の可能性は高く、突き抜ける可能性も高いと考え評価する。
アグネスタキオン産駒は、前走0.5秒差以内で5着以内だと連続好走しやすい特性がある。重賞好走はほとんどこのパターンで、サンデーサイレンスの瞬発力を最も活かしやすい。今回はやや間隔は開くが、この特性を引き出せると考える。母父ヘクタープロテクターはミスプロ系で、素軽い先行力と立ち回りの巧さがあり、直線平坦コースが得意。急坂コースではやや割引が必要。また淡泊でごちゃつく展開は苦手。
No.〔4〕の牝系は、3歳春から力をつけてクラシックで好走するような成長力がある。スタミナを活かしての好走が得意。クラシック秋シーズンの成長力は、他の牝系よりも優れている期待。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。トライアル好走なら本番も期待ですが、母父ヘクタープロテクターなので、やはりトライアル好走がピッタリかも(=ヘクタープロテクター産駒や母父ヘクタープロテクターはトライアルでは好走するが、本番で底力を問われると足りないことが多い)。
△ミキノバンジョー・・・グラスワンダー×リヴリア=ロベルト×ネヴァーベンド 〔8-f〕
前走西部スポニチ賞1着(=小倉芝2000m)。中山コースは初で、また重賞挑戦も初となるが鮮度の高さで期待したい。
グラスワンダー産駒はロベルト系だが、グラスワンダー産駒には母父ダンチヒの特性も活かしやすい「ダンチヒ型」と父系そのままの「ロベルト型」とがいる。本馬は「ロベルト型」の特性をもち、叩き良化型で根幹距離の厳しい流れや持続型の流れが向くタイプと考える。またグラスワンダー産駒は、2歳戦から走るタイプもいるが、叩き上げで一気に上り詰めるタイプが存在(=スクリーンヒーロー、アーネストリーなど)。本馬は叩き上げタイプで、相手強化の重賞挑戦で本領発揮型と考える。母父リヴリアはネヴァーベンド系で、本格化前には詰めが甘く、惜敗を繰り返しても一皮剥けると爆発的な末脚を繰り出し、直線平坦は鬼で成長力も豊富。母父としても持続するスピードを良く伝えている。父×母父ともに本格化モードの時には期待できる配合から、好走に期待する。
No.〔8〕の牝系は、早い時期から走り、春クラシックでも活躍できるが人気では裏切ることも多い。3歳秋シーズンから成長に実が入り、古馬で本格化する成長力を有す。高速時計にも強く、叩き良化型の産駒が多い。東京コースや阪神・京都コースなど広いコース向きではある。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。
tipmonaとは?