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【LV3=平均レベル】
・騒がれたものの、結果的には桜花賞に出走ゼロのハービンジャー産駒。その変わりにここに1勝馬が4頭も大挙出走。
・桜花賞を除外されたミッキークイーン対いつも一歩足りないロカ、との戦いという構図。
・マイルならともかく、コーナー4つの2000m戦。条件的に有利に立てそうなハービンジャーがディープに勝てるのかが見ものであった。
・結果はミッキークイーンの勝利。血統よりも能力の絶対的な違いもあったかもしれない。クイーンCでの差はこの条件でも逆転出来ず。着差は変わらなかった。
・結果論で言えば、ミッキークイーンがロカのオークスの出走の可能性の芽を積んだ格好。勿論、オークスTRはあるが、今度は除外の可能性が出てくる。
・桜花賞をミッキークイーンが除外されたことが誤算の格好であったが、素直に勝己氏の持ち馬アースライズを桜花賞から引っ込めれば、ミッキークイーンも無抽選で桜花賞に出られた。となれば、ここでロカが勝った可能性が非常に高い。勝己氏の戦略がちょっと強欲?過ぎたように思える。
・例年はどうでも良いレースに近かった忘れな草賞だが今年はちょっと要注意。
◆1着はミッキークイーン。
スタートは一息。特に促すこともなく控える。後方4番手から。向正面でも後方。行きっぷりはそれほど良くない。3-4C中間から気合を付けて上がっていく。一気にマクるわけでもなく、4Cでは後方。直線入口では後方4番手。直線は大外に出す。その際にロカにぶつけていく。直線追い出されるとグイグイと伸びて一気に先頭に出る。ロカが渋太く追ってきたのだが、残り50mで振り切った。流石の末脚。ここでは力が違った。
これで賞金的にオークスは当確。折り合いは問題ないし、道中も気を抜いて走れる。オークスでも距離的な問題は無さそう。距離不安の馬が多そうな今年ならチャンスがあっても。
◆2着はロカ。
スタートで出遅れ。控えて後方3番手。道中は後方2番手を追走。折り合いは普通。3Cから外に出して徐々に上がっていく。ミッキークイーンをマークするような位置取りでもあり、3-4C中間でミッキークイーンが上がっていくタイミングで追いかけるような形で自身も上がっていく。直線入口では後方3番手。ミッキークイーンと並ぶ位置取りで直線は大外へ。直線はミッキークイーンと併せ馬の形で伸びてきて、よく食い下がった。坂上でも一旦再加速を見せたのだが。最後は逆に突き放されて2着。発馬もまだマシだったし、新馬戦以降のレースにおいて、今回が初めて力を出し切ったのではないか。
ミッキークイーンが桜花賞を除外されたのが痛恨だったか。次走はオークスのためにトライアル出走しかないだろう。去年のショウナンパンドラ臭がしてきたが、スイートピーSくらいで何とか権利を取りたい。
◆3着はシャルール。
スタートは一息。控えて最後方からの競馬。道中は後方をリラックスして追走。折り合っていた。直線入口では最後方。直線は外に出されると先に抜けだした2頭を追うようにグイグイと伸びてきた。坂でも勢いが鈍らずに3着入線。素質馬がやっと復調してきた。
今日は馬との呼吸がバッチリ。北海道で圧巻のパフォーマンスを見せた馬で今日のような時計の掛かる芝は良いし、何よりコーナー4つの競馬が合っているように思う。坂も苦にしないのだが…。次は東京&京都。それにコーナー4つの中距離戦という適当な条件がない。夏の北海道に照準を合わせれば、1000万下くらいまでは勝てそうだが…。
◆フローレスダンサー
スタートは五分。馬が自然と前へ。道中は結局番手の位置取り。道中はやや前向きの感じ。折り合いを欠いているわけではない。4Cでも番手。手応えはあり、直線入口では楽な感じで逃げたパワーウーマンに並びかけていく。直線は比較的追い出しを我慢して外の馬が来るようなタイミングで追い出し開始。ただ追い出されてからが案外で、外から来た2頭にはあっさりと交わされる。スローで展開利がありながらこの結果。負けた馬には完敗と言っても良い。自己条件から出直し。
◆タッチングスピーチ
4番手を追走も、4Cで一番最初に手が動いた。それでも直線は一旦少しやる気を出したのだが、その脚も長くは続かず、馬群に飲まれた。普通に競馬して完敗。完全に力負け。
04/13 01:03 回顧アクセス:721 |