これまで、1700㍍やら、1400㍍といった距離で行われてていたレースで、これまでの傾向が全く参考にならないから注意だ。

　中京ダート1800㍍と愛称の良い血は、大まかに２系統。アメリカ型ノーザンダンサー系とキングマンボ系だ。圧倒的なのは、キズナ(母父ストームキャット)産駒とキングカメハメハ産駒で、140㌫超の回収率を誇り、単勝を買い続けるだけで儲かる血である。結局、人気のサンライズジパングという事になるが、他にも面白い馬が存在する。


◎サンマルパトロール

(血統)
父ビーチパトロール
母父ゴールドアリュール

(オプション)
「2000→1800㍍」距離短縮

　コースと相性の良いキングマンボ系。父父レモンドロップキッドはキャンピオンズＣを連覇したレモンポップの父でもある。母父からも、ダートのスペシャリスト的なイメージ。
　中央ダートで連勝した後、地方のダートで軽くパフォーマンスを軽く落としたレース履歴にも好感が持てる。調子の良さはアピール出来ているし、重い地方ダートよりも、軽い中央ダートに適性を示していると考える。前走483kgとダート馬にしてはコンパクトな馬体からも、パワーよりはスピード寄りのタイプだろう。中央ダートに戻り、変わり身に期待だ。

○サンライズジパング

(血統)
父キズナ
母父ゾファニー

(オプション)
「Ｇ１→Ｇ２」格下げ

　キズナは中京1800㍍のサイアーランキングトップで単勝回収率145.6㌫を誇る。
　同馬は体力勝負型で、気力で強い相手に食い下がるというよりは、格下の馬を力でねじ伏せるタイプ。格下げステップは素直に喜べるステップ。

▲サンデーファンデー

(血統)
父スズカコーズウェイ
母父スマートボーイ

(オプション)
なし

　ストームキャットは中京ダート1800㍍では最高の相性を誇る。サイアーランキング１位のキズナの母父であり、ランキング２位のドレフォンはストームキャットの直系である。
　特にこの馬は、サンマルパトロールに負けず劣らずのダート血統色を持つ。父スズカコーズウェイはストームキャットの直系。父母父はヴァイスリージェント系で牡馬がこの血を保有するとダート適性がアップする。母父は、かつてダート界で数々の名馬を送り出したトップサイダー系だ。
　前走は、前半48.0のハイペースを楽に番手追走、直線入口で楽な手応えで先頭に立ち、しっかりした脚取りで後続を突き離す内容、とても９番人気とは思えない内容の圧勝劇。ここ２戦で馬がガラリと変わった印象を受けた。
　前走の内容からも、揉まれずスムーズな競馬が基本だろう。運良くハナに拘る馬もいないので、良いポジションでレースを進めてほしい。
01/26 00:08

夏影 予想歴42年 回収率％	予想のベースになっているのは、今井雅宏氏考案の『Ｍの法則』。　総拍手獲得数：1264 過去のベスト予想 　NHKマイルＣ2020 ◎ギルデッドミラー○ラウダシオン 38拍手 19,620円