血にまつわるいい加減な話(0)
2009年08月27日 09:05
雨龍泥舟 競馬歴56年 回収率101% |
群生動物には、複数の牡が交配権を持っている種もありますが、大概は一頭の牡が独占しています。 そうすると群れはどうなるか。 特定の血が群れの中にあふれてきます。 仔には父親の血が50%、孫には75%、三代孫には87.5%とどんどん増えてきて、その群れに生物学的危機が訪れます。 するとどのような現象が起きるかというと、その特定の地を色濃く持った仔の中に闘争力を欠いた仔が増えてきます。 闘争力を欠く牡は、ボスになるためのチャレンジをしません。そういう牡が群れの中に増えることで、外部の血を導入する準備がなされるわけです。 そういう現象を「血のコンプレックス」と名づけた人がいます。 おもしろいことに、そうした血のコンプレックスをもった牡は、肉体的な力が劣るわけではないのです。強いボスの仔ですから、肉体的な条件は備えています。ただ、ボスへのチャレンジをしない。そうすることで、血の革新をするわけです。 で、案外これは人間の社会にも当てはまるのではないか? 人間の場合は、血のコンプレックスが発生する可能性は皆無ですが、たとえば、特定のイデオロギーが蔓延するとします。 それは、そのイデオロギーを信奉している人たちにとっては「善きこと」ですが、その社会にとっては危機な訳です。 そういうときに、イデオロギーコンプレックスとでもいう現象が自然発生的に生じるのではないか・・・と考えましたが、それは幻想のようです。 そのような自己コントロールができないのが人間というものなのかもしれません。 |
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