2009年　タイム 1'08"0 (良) 1FAve=11.33 3FAve=34.00

ラップ
①11.9-②10.3-③10.9-④11.5-⑤11.4-⑥12.0
1FAveとの誤差
①+0.6 ②-1.0 ③-0.4 ④+0.2 ⑤+0.1 ⑥+0.7
テン33.1-上がり34.9　『前傾』

『前傾』・・・逃げ×　先行△　差し○　追込◎

1着ローレルゲレイロ・・・キングヘイロー×テンビー=リファール×ニジンスキー　１－１
2着スリープレスナイト・・・クロフネ×Nureyev=ヴァイスリージェント×ヌレイエフ　３－５
3着ソルジャーズソング・・・サンデーサイレンス×Caerleon=サンデーサイレンス×ニジンスキー　９－８
4着トウショウカレッジ・・・ラストタイクーン×サクラバクシンオー=ノーザンダンサー×プリンスリーギフト　１３－１０
5着コスモベル・・・Formal Dinner×Crusader Sword=ボールドルーラー×ダマスカス　９－８

今年はテン33.1-上がり34.9とテンがきつめの『前傾』ラップだが、差しが届かず先行押し切りの結果に。前日のファルコンＳでは差しが好走していたが、高松宮記念では届かず。1・2着を除けば差し・追込が上位にきていることから、きつい流れを好走した2頭を評価すべきと考えます。

1着ローレルゲレイロは、前走阪急杯2着(=阪神芝1400ｍ：0.2秒差)からの好走。キングヘイロー産駒で、キングヘイロー自身も高松宮記念好走馬なので親子制覇。距離よりもペースで好走・凡走が決まりやすいダンシングブレーヴ系で、緩い流れより厳しい流れでエンジン全開で、末脚を溜めるより積極的に動いてこその特性がある。積極的に前につけて厳しい流れを誘発したことと距離短縮が嵌りやすいタイプなのかもしれないと思います。本馬は父キングヘイローそっくりな戦績をたどり、2歳～3歳春ＧⅠ好走→ダービー惨敗→様々な距離であがいて5歳の高松宮記念(=キングヘイロー好走時は旧年齢表記なので6歳)で好走と今後が興味深いです。母父テンビーは仕上がり早のマイラー血統で、高齢でも侮れないカーリアン系。以前に好走した条件で何度も穴をあけるのもこの血統の特性で、昨年はサンデーサイレンス系が上位に好走した中で4着好走していて、今年は昨年ほどキレが活きる馬場ではなかったことが幸いして好走したと考える。
父×母父ともに厳しい流れを踏ん張るタイプで、力の衰えの少ない血統から今後もまだまだ期待できると思います。ただし緩いペースでは持ち味は活きないので、速い流れになるときこそ狙うべし。

2着スリープレスナイトは、前走スプリンターズＳ1着(=中山芝1200m)からの休み明けでの好走。クロフネ産駒はヴァイスリージェント系で、休み明けも比較的苦にせず好走しやすい鮮度重視の血統。ヴァイスリージェント系はセカンドステージが存在し、急に路線をかえて(=中距離→短距離やダート→芝・芝→ダートなど)連続好走を続ける特性がある。今回は約半年の休み明けで、中間蕁麻疹などで調整遅れもあったので能力全開は難しいかもと考えて嫌いましたが、結果は好走。ヴァイスリージェント系のセカンドステージは、勢いが止まるまでは安易に見限らない方が良さそうです。
今後も好走中は追いかけて良いのでは？と考えます。ただし馬体重が減りやすいのがヴァイスリージェント系で、減り始めるとパフォーマンスは低下しやすいので大幅場体重減なら危険信号と思います。

3着ソルジャーズソングは、前走オーシャンＳ4着(=中山芝1200m:0.1秒差)からの好走。前々走はシルクロードＳ2着(=京都芝1200m：0.2秒差)で、芝1200mは(3-2-1-2)で好走率が高い馬だった。このレースで好走の多いサンデーサイレンス産駒で、7歳だがＧⅠ初挑戦で鮮度は高かった状態。例年の上がりが速い外差し馬場だったら突き抜けた可能性もあったと考えるが、今回は馬場が向かなかったと思われ残念でした。
サンデーサイレンスの鮮度の高い時の勢いは、次走でも期待できると考えて期待する。京王杯ＳＣなら適性は合いそうと思います。

4着トウショウカレッジ、5着コスモベル、6着ファリダットなどこの辺りの着順の馬はすべて後方から差して届かずの内容。次走京王杯ＳＣならソルジャーズソング同様差しが好走しやすいこともあり、反撃に期待できると考えます。

昨年好走したフジキセキ産駒のファイングレインは17着、キンサシャノキセキは10着。フジキセキ産駒もヴァイスリージェント系のようにセカンドステージというかセカンドシーズンが存在して再上昇する時期があるようなのだが、その期間は短いのかもしれません。集中力の強い産駒が多いので真面目すぎるのかもしれないですね。セカンドシーズン突入なら一気にＧⅠ奪取まで駆け上がることも可能だが、防衛戦ではもう燃え尽きてしまうような感じなのかもしれません(=ドリームパスポート、コイウタ、ファイングレイン、キンサシャノキセキなど3歳時にＧⅠ好走したことのある馬が同じように成績不振になるので)。復活は難しいかも！？
→次走狙い馬:スリープレスナイト,ソルジャーズソング
→次走危険馬:キンシャサノキセキ,ファイングレイン

逃げ宣言をしていたせいか、競りかけて行く馬もおらずローレルゲレイロの形に・・・、しかし前半３３．１で入り直線に余力がある内容は本格化なのでしょうか、途中なのか成長したことが示す勝利でした。
この速い入りに手ごたえ良く４角にいたのが内中枠勢、着順の良さに出ていましたから、ペースと展開に枠の有利不利が左右したようです。
３～４角の中間から流れが速くなり、前残りの展開の中、出負け気味に後方より外目に持ち出しゴール前鋭かったファリダット。
スタートが今後の課題ですが、追い切りでバリバリ追えるようになってきたら大きいところを取れるのでは。
レースレベル：3
→次走狙い馬:ファリダット       

勝ったローレルゲレイロは勢いをつけると楽にハナへ行き、危なげなく快勝。
昨年は骨折するほど使い込んで連戦連勝しての参戦でも4着だったので、
昨年よりは余裕のある今年は有望と見るべきでした。

2着スリープレスナイトはさすがとしか。
レースセンス良い先行馬で休み明けも問題なさそうでしたが、
やはり勢いという点でスプリンターズSとは大分違ったので軽視してしまい。

3着以下は結局内枠の差し勢が上位に来たという馬場傾向どおりという感じで。
期待したキンシャサノキセキも悪くない位置でしたが、
これで巻き返せないのは走る気が無くなってしまっている可能性が高い。

スプリント路線は基本的に分かりやすい世代交代が起きやすく、
勢いのある馬が実績馬に取って代わるパターンが多いのですが、
古豪に近いローレルゲレイロが勝つというのはレベルの低さの表れで。

まぁアーバニティあたりしか取って代わる勢いの馬がいませんでしたし、
やる前からある程度分かっていたことではありますが。
レースレベル：2    
→次走危険馬:キンシャサノキセキ  

ローレルゲレイロはさすが思い描いた通りの粘り腰。ジョイフルハートがガンガン押しても動じない。自分の競馬をしただけだ。差されたら仕方ない。そのぐらい腹を決めた藤田の好騎乗だった。
春のスプリント王となったわけだが、バリバリのスプリンターではないし、ものすごく強い馬を破っての勝利というわけではない。次も同じような競馬を期待するのは酷ですね。今から控える競馬に目覚めることもないだろうし・・・大敗が続いて誰もマークしなくなるまでは。

スリープレスナイトは中間の不安を一掃する好走だった。さすがに力が上だった。枠もよかった。万全の状態だったら差していたでしょうね。春はもう適鞍がないので・・・どうするのかな・・・思い切ってヨーロッパに行ってみないか？でも牝馬だしなぁ・・・酷だ。

ソルジャーズソングはクリーンな競馬ではなかったがよく伸びて３着。中京開催で割と好調の北村友が馬場をよく判断した結果だと思います。枠もよかった。
コスモベルもアポロドルチェもトウショウカレッジも好枠を生かしての健闘。ファリダットの猛追をしのいだのは内外の差か。


一方逃げて内ぴったりを回ったローレルゲレイロを除く外枠を引いた馬たちはかわいそうでしたね。

１．馬群が団子状態でみんなが内を狙っていたこと
２．ジョイフルハートが思いのほかあっさり後退したこと

この２つがポイントと見ました。
１はみんな分かっていることなので特に書きませんが・・・
２です。ジョイフルハートがあまりにも早く（内に行くまでもなく）後退したため、ビービーガルダンはさらに外に出さざるを得なくなった。ビービーガルダンは終始外に逃げ気味に走っていたので、モロに初の左回りが仇となったわけだが、これは追いうち。直線ではソルジャーズソングに前をカットされてるし。かわいそうですね。まぁ直線での不利の時はもう脚が残っていませんでしたけどね。
幸四郎はかわいそうだなぁ・・・いきなりこの馬が回ってきて、ある程度の人気を背負って、負けて・・・もともとこの馬が北海道的な芝が向いているってだけなのに。前走は北海道みたいな芝だったし・・・あぁ・・・かわいそう。
カワカミプリンセスの時もそうだった。本田の引退によって回ってきたヴィクトリアマイルでの惨敗。宝塚記念後の故障。悪役だな・・・かわいそうに・・・
まぁバッサリいってたのでここら辺にしておきますか。


ドラゴンファングは１２００ｍ向きではないですね。位置取りは良かったけど、久々のこの距離で、ある程度ついて行った分甘くなりました。
次走はおそらく京王杯ＳＣでしょう。ここは絶好の狙い目。


とにかく外枠はかわいそうでした。
レースレベル：2
→次走狙い馬:ドラゴンファング  
→次走危険馬:ローレルゲレイロ  

土曜日の馬場を内先行有利と言っていたのに、日曜外差しが決まりだし、最終的に先行馬を軽視してしまった。
早とちりしてしまいました・・・

ローレルゲレイロは１４００がベストの馬という認識だし、前走がピークのように感じた。スリープレスナイトに差されて差し返したように、１４００～マイルで培った底力がここで活きたように思う。こういう競馬出来たなら、今までの評価を変えなければならない。


スリープレスナイトは６ヶ月の休み明けとは思えない、一旦先頭にたつ見せ場十分の内容に、感動しました。当然強い馬という評価だったが、ただの強い馬から名馬になってくれた非常に価値のある一戦。蕁麻疹と休み明けの影響で負けたが、順調に行けばスプリンターＳは、この馬に先着出来る馬はいないでしょう。

印打った馬が凡走する中、穴で指名したソルジャーズソング、トウショウカレッジの好走してくれてほっとしてます。
連対馬は着差以上に強かったので、以下の馬は位置取りや枠の差でしょうか。
レースレベル：4
→次走狙い馬:スリープレスナイト       

本命対抗と初志貫徹まではよかったのですが…
３着は('A`)ハナ差で外れました。

今回前に行く馬で決まるとの確信はありました。
３着は確実に穴で来るという変な自信もありました。

何年ぶりだろうこんな感覚って感じです。

鼻差で馬券は取り逃がしましたが、確定まで楽しめた競馬でした。

今後同じような路線で行くこの両馬。
お互いがいい刺激になりえる相手に成長して欲しいですね。

http://www.youtube.com/watch?v=O-Z-xIPWe0M
今回の宮記念

http://www.youtube.com/watch?v=Q4J8lp89z6I
ゲレイロの親父が勝った宮記念。
こっちはレースは取ったんだよ！('A`)
そういえばこのレースも審議が長かったｗｗ

おめでとう、藤田JK
おめでとう、ローレルゲレイロ

そして負けた１７頭お疲れ様。
次のレースも楽しませてください。

ｺｰｼﾛｰJKに一言だけ。
「馬は御すのものではない」。
頑張れｺｰｼﾛｰ。
レースレベル：3
→次走狙い馬:スリープレスナイト,ローレルゲレイロ     

勝ったローレルはジョイフルの好スタートにもあせることなく自分のペースを作って４角で楽な感じ。素晴らしき上がりを使う馬もいることなく完勝。次どこでどんな競馬できるかは見えてこないが崩れることはないでしょう。

スリープレスは調教も返し馬も外に逃げている感じ。正直秋のスプリンターの出来にはなく苦しいと見ていたが積極的な競馬で２着を確保。目標が先にはないと言えるが秋に順調にいけたらローレルには勝てると見る

ソルジャーはオーシャン同様パドック上上で馬券買っていたがスタート難があるのにスタート決めて内で溜めて３着に持ってきた。これで馬が上昇っていうより騎手が上昇してきてくれれば競馬は断然盛り上がると思う。

キンシャサはやっぱり戻らなかった。かなり我慢の建て直しいつけどもうもしかしたらいいころには戻らないかも。。



で一番言いたいことは◎にしたひと買った人も多いと思いますが幸四郎の騎乗ですよね。何も出来ず審議なってましたが脚が残ってないところでの騎乗。ただ工夫を皆さん感じましたか？と強く問いかけたいです。自分はちょっと色々考える（オッズなど）があったので少々罠かなと思いながら買いました。しかしリプレイも見ました。どう考えてもどう見返してもどう同情しても工夫が見れないのです。できるだけ騎手はけちょんけちょんに言わないようにしてます。言い出すと切りないし苦手騎手を作りすぎたら回収率に影響しますから。ただこの馬に本当に幸四郎だったのですか？違う選択肢あったのではないですか？と思って仕方ないのです。このコミュには自分が幸四郎をぼろくそに言っていること知っている人ほとんどいません。だからこれ見て不快に思う人いるかもしれません。でも正直幸四郎買っている人まだいるならもう完全に見切ってもいいのではないでしょうか？？

おやすみなさい
レースレベル：3
→次走狙い馬:スリープレスナイト  
→次走危険馬:キンシャサノキセキ