開催期間内の馬場整備の効果なのか、福島芝は結局速い時計が出る馬場を維持したまま、開催最終週を迎えてしまった。馬場の内目も全くダメではなく、むしろ外差し傾向が強く出なかった印象。馬場の傾向をもう少し重視できていたなら、○評価の優勝馬を本命にできていたのかもしれないが、これは後の祭り。

　勝ったサニーサンデーは軽ハンデのみならずこれまでの好走パターンよろしく、前半３ハロンが34.0というレッツゴーキリシマが比較的飛ばす展開の中、スピードの持続力勝負と上がりが適度にかかったことも味方した。ただ、休み明けで古馬とは初対戦という事情を考慮すれば、小回り平坦でも2000Ｍで１分58秒台の時計をマークしての優勝は評価できる。次走は来年の中山金杯を予定しているらしいが、今回は後続の古馬達が割とだらしなかった雰囲気も拭えないので、コース適性上は中山で狙いとしたいが、評価はあえて保留に。

　本命のアルコセニョーラは道中離れた最後方追走の時点で既に嫌な予感が的中していた。ただ、状態云々や位置取りという理由ではなく、福島は得意でも荒れている割に速い時計が出るこんな馬場コンディションは合っていないのかもしれない。再度福島で信頼できるとすれば、馬場発表に関係なくもっと時計を要する状況下。2000Ｍなら２分以上の決着が必須。

　目標のないローカル重賞ゆえ、取り上げた馬以外で目立った感じのする馬もなかったが、リクエストソングが最終的に２番人気まで支持されたのは何とも不可解でこれには驚いた。勝負所で上がっていく時の手応えは良い感じでも、直線では踏ん張りが利かず失速。勝ち馬も３歳だがこちらはまだ地力不足の印象。叩きつつこれからなのだろうが、ローカル重賞であっさり上位人気してしまう辺り、やや人気過剰の傾向も見え隠れ。古馬で通用するにはもう少し時間がかかると考えておきたい。
レースレベル：3    
→次走危険馬:リクエストソング  

自分の勝ち時計予想は１．５９の後半。実際は１．５８．６．まずここでおおきな間違いを犯してしまった自分に反省です。

勝ったサニーサンデーは厳しい流れを前々で受けての競馬。ラジオＮＩＫＫＥＩも入れ替わり立ち代りの激しい競馬で走っていただけに小回りのよどみない流れの競馬が向いているんでしょう。ただやはり中央場所でこの流れになるかな？この流れになっても上がりが３５－３６になるかな。そのときに即対応できるかなの不安がある。３４の上がりが使えてもコンスタントに使えるとも思えないですし。うーん。危険ではないけど積極的に次も重い印とは…

トウショウシロッコはこの枠が捌けるか不安であったがペースが上がって馬群が固まらなかったので捌きやすかったかな。コンスタントに力を発揮とまではいかないけどローカルＧ３と中央のＯＰ特別では警戒いるのかな

トーセンクラウンは春の福島のＯＰで好時計で走っているように馬場が向いた印象もある。ただ冬の中山の１８００に出てきたら同じような馬場の可能性もあり人気になりにくいタイプでもあるので狙い馬に

リクエストソングは時計が速すぎたことがまずは敗因。あとは前回先行で幅をある程度広げた割には今回まったく活かせてなく。先週のダッシャーの騎乗といいどうも騎乗姿勢もいただけない。後藤君は一度嵌ると抜けるまで結構時間かかるタイプだけに勝ち星を挙げるまで騎手で買いを控えるのもありだと思う。

レッツゴーキリシマはやりたいことがわからない。まあ先生の逃げはあんなもの１５年たっても成長しないねｗｗ

マンハッタンスカイは間隔を開けたのが悪いほうに出た。馬が緩んでしまったね。
レースレベル：3
→次走狙い馬:トーセンクラウン  
→次走危険馬:マンハッタンスカイ  

2Fラップ：22.9-22.7-24.2-24.8-24.0

ちょっと目を疑うようなラップですね。レッツゴーキリシマの鞍上はどうやって逃げ切るつもりだったんでしょうか…。


１着サニーサンデー
ハンデに恵まれた部分もあるとは思いますが、実にしぶといですね。今後注目していきたい馬です。

２着トウショウシロッコ
中山巧者ですが福島も同じように考えてよさそうです。

３着トーセンクラウン
この馬も中山巧者なんですね。

４着デストラメンテ
この好走は道中の位置取りに尽きると思います。

５着サクラオリオン
時計勝負は本当に弱いですね。


レースをよく見ると掲示板に載った馬は、勝ち馬以外は道中みんな同じような位置にいるんですよね。前が垂れて、それを上手く捌いた馬が上位に来ただけのレースだったんだと思います。
というわけで次走狙いはぶっ潰れた馬からです。
→次走狙い馬:レッツゴーキリシマ,マンハッタンスカイ     

《11.8 - 11.1 - 11.1 - 11.6 - 11.9》 - 12.3 - 12.4 - 12.4 - 11.6 - 12.4

キリシマが一頭すっ飛ばしていたこともありますが、それにしても前半が速い流れで勝ち馬は恵まれでも何でもない。強い競馬。別定戦でも大イバリできるはず。でもスピードを活かすのが本領だけに距離延長は怖いかも。

さて、マイルＣＳはラジオＮＩＫＫＥＩ賞でこの馬を差し切ったストロングガルーダが出てきますね。前半が今回並（4Ｆ45.6）に流れればガルーダも有力だと思いますが、まあ速くならないでしょう；

サクラオリオンは騎手コメントを鵜呑みにすれば高速決着が敗因でしょうが…う～んどうでしょうね。それにしても栗東ポリトラ追いの馬は走らん。時計や見た目の動きは良くなる（走りやすい）コースだけに、デキ落ち馬御用達の状態だったりして…？
→次走狙い馬:サニーサンデー       

勝ったサニーサンデーは2番手から抜け出す堂々の競馬。
3歳で前走福島の重賞2着なら来ても不思議は無いですが、
休み明けでここまで強い競馬をするとは参りました。

2着トウショウシロッコは外に出して差し。
まぁ実績馬で条件も揃ってたので。

3着トーセンクラウンは大外枠ながらインを突き。
このレースで外枠から差してくる馬ってほとんどこれなんですよね。
血統的に福島向きってのもありますが、これができると読むのは難しい。
最初から内枠引いてくれてれば買えたんですが。

デストラメンテは終始手応え良く直線伸びるも4着。
無念ですが、完璧に競馬できたので仕方ありません。
これ以上狙える状況はそう無いと思うので、とりあえず危険馬に。
レースレベル：3    
→次走危険馬:デストラメンテ