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新着予想>安田記念2010結果回顧一覧

東京11R 安田記念 2010年6月6日(日)
芝1600 3歳上GI 晴良 平均レースレベル2.9

87654321枠番
181716151413121110987654321馬番






























































































































馬名



牡5牡6 牡4 牡4 牡6 牡5 セ6 牡7 セ5牡7 牡5 牡4 牡5 セ7 セ8 牡6牡5 牡4性齢
5858 58 58 58 58 58 58 5858 58 58 58 58 58 5858 58斤量



































騎手
単勝オッズ単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ単勝オッズ 単勝オッズ人気
結果着順結果着順 結果着順 結果着順 結果着順 結果着順 結果着順 結果着順 結果着順結果着順 結果着順 結果着順 結果着順 結果着順 結果着順 結果着順結果着順 結果着順着順
BC爺
春日部
軍神マルス
はまちん
カタストロ
KUROS
スナフキン
のび犬
雨龍泥舟
成田無頼庵
サニーのす
信じる♪
イエローマ
マッサ
クライスト
  <予想家の色:馬場型 展開型 血統型 騎手型 パドック型 調教型> <背景濃色=自信度S・A>

タイム 1:31.7 4F 46.8 3F 35.4
単勝17番1390円(8人気)
複勝17番470円(7人気)9番490円(9人気)2番360円(5人気)

競馬予想型   BC爺西前頭一枚目 予想歴9年 回収率91% 高速馬場とゼンノグッドウッドに責任転嫁
5拍手
5409PV

終わってみれば買えなくはない結果なんですが、
オッズ、馬場など色々振り回されてまたしても惨敗。
とにかくG1はもっと落ち着いて予想しないと駄目ですね。
どうしても舞い上がって変な方に行ってしまいがち。

勝ったショウワモダンは中団外から差し切り。
もうこれは覚醒しているとしか言いようが無いですね。
エアジハード産駒はゼンノグッドウッドも連戦連勝したように、
こういう確変期があるのでしょう。

というか、レース前から感じていたはずなんですが、
そのゼンノグッドウッドの春天で痛い目にあった記憶が邪魔しまして。
まぁどっちみちこんなに人気じゃ買いにくいですけど。

これで次走宝塚とかなら怖いですが、たぶん休養か。
それなら一気に疲れが出て秋以降サッパリになる可能性が高い。
ゼンノグッドウッドも丸っきり走らなくなりましたし。

2着スーパーホーネットは後方から直線一気。
底力の無い馬なので、超高速馬場で極端な競馬が向きました。

3着スマイルジャックも基本的には底力に欠けるタイプで、
同じように超高速馬場が向いたところはあるでしょう。

まぁ後付けは簡単にできるんですけど、いざ絞って買うとなると
府中マイルのフルゲート混戦で底力の無い馬は敬遠したいところ。
こういうことまで考える必要が出てくるから高速馬場は嫌いです。

ファリダットは最後方から大外差し。
よく伸びましたが、詰まる覚悟でイン突きとか言ってたのは何だったのか。
あまりにも手応えが良くて外に出しちゃったんですかね。

リーチザクラウンは揉まれこんで惨敗。
プレッシャーなく進めないと駄目な馬なので仕方ないでしょう。
次走宝塚で楽に先手奪えば相当面白いはず・・・と思ったら故障ですか。
レースレベル:3    
→次走危険馬:ショウワモダン  

競馬予想型   春日部東幕下二十七枚目 予想歴14年 回収率75% 親父ハート
2拍手
5579PV

明治維新、大正ロマン、昭和モダン。
日本は幕末期以降、西洋の文化をたびたびに
自国の文化と折衷して、独自の文明発展を遂げてきた。
しかし平成に入ってから、どうも革新的なそれが無い。
もうこの国の勢いは止まったのか。
それとも摂取すべきものが無くなったのか。
スタート早々バブル崩壊で出遅れ、4角ITで巻き返すも、直線逆噴射。
今は平成ガマンとでもいうべき時代なのだろう。

さて、今年の安田記念は、昭和のサクラユタカオーから
3代かけて内国産の血を継いだショウモダンが優勝。
祖父ユタカオーは人気の名種牡馬だったが
父エアジハードはSS旋風の中で種付け頭数に恵まれず
僅かな産駒の中でショウワモダンを出し、血を繋いだ。
現状をガマンして次の世代へ―――。
この馬のような親父ハートが今の時代には必要なのかもしれない。

**********

さて、安田記念の勝者ショウワモダン
GI初挑戦にして、あまり経験の無かった高速馬場を差し切るとはお見事。
後藤騎手の好騎乗も然ることながら
長らく重賞級メンバー相手に揉まれてきた経験が生きた。
注目すべきは前走のメイS。
重い斤量を背負って同コースの少し長い距離を走っておくと
本番でたとえ相手が強くなっても、馬は精神的に走り易いのではなかろうか。
あまり例が無いが、こういうローテのパターンは
記憶にとどめておきたい。

本命に推したスーパーホーネットは残念ながら2着と届かず。
届かなかったとはいえ、前に行ってたら前年と同じ結果に
なった可能性もあるので、騎乗自体は問題無かったと思う。
1-2着馬ともに、実力を出しきったカタチで前後はちょっとした運。
ショウワモダンが完璧騎乗とローテで僅かに上回ったという感じで
今の時点では優劣は付けられないだろう。

上記2頭と3着以下との着差はそれほど無いので
負けた馬でも秋にはまだまだ逆転可能とみる。
その中で今後注目なのは☆マイネルファルケ
自分のペースでいけないと勝てない馬が
3歳以来久々に『暑い時期』の競馬。
4角回った後にやる気が無くなり流れ解散してしまったのは確実だ。
涼しい北の地、もしくは秋以降の開催での逆転に期待したい。
なお、レースレベルは普通の3と設定。
出走メンバーは例年に比べて劣ったものの
今回の上位2頭のパフォーマンスに勝るのは
たとえ歴代優勝馬でも容易ではないと判断した。

**********

ともかくマンハッタンスカイの鞍上なみにコロコロかわる
日本の首相とその支持率をどうにかして欲しいものだ。
もうこの国は、新聞とテレビが政局を握っていると言っても過言ではない。
競馬は「Yes,We 勘」でも結構だが、今の政界を堂々と
「Yes,We Kan」と言いきれる国民は果たして何人居るだろうか―――。
などと、いつも新聞の競馬情報に騙されてばかりの予想家の戯言である。
レースレベル:3
→次走狙い馬:マイネルファルケ       

競馬予想型   軍神マルス東前頭一枚目 予想歴12年 回収率137% 安田記念 ステップの再考とノーザンダンサー系。
3拍手
5278PV

2010年 タイム 1'31"7 (良) 1FAve=11.46 3FAve=34.39

ラップ
①12.0-②10.7-③10.9-④11.3-⑤11.4-⑥11.3-⑦11.7-⑧12.4
1FAveとの誤差
①+0.5 ②-0.8 ③-0.6 ④-0.2 ⑤-0.1 ⑥-0.2 ⑦+0.2 ⑧+0.9
テン33.6-中盤22.7(3F換算34.05)-上がり35.4 『前傾』

『前傾』・・・逃げ× 先行△ 差し○ 追込◎

1着ショウワモダン・・・エアジハード×トニービン=プリンスリーギフト×グレイソヴリン 〔10-a〕 10-8
2着スーパーホーネット・・・ロドリゴデトリアーノ×エルセニョール=ノーザンダンサー×レイズアネイティヴ 〔8-f〕 15-15
3着スマイルジャック・・・タニノギムレット×サンデーサイレンス=ロベルト×サンデーサイレンス 〔15-a〕 10-14
4着トライアンフマーチ・・・スペシャルウィーク×ダンシングブレーヴ=サンデーサイレンス×リファール 〔7-d〕 3-3
5着サイトウイナー・・・Faltaat×Kinjite=ミスプロ×マイバブー 〔11-d〕 9-8

流れはテン-上がりのラップ差から『前傾』。中盤は弛まず、展開的には追込が最も恵まれ、次いで差し、逃げ・先行には厳しい流れ。上がりはサンデーサイレンス系が得意とする33秒台にならず、速くても34秒台前半、35秒台が多いノーザンダンサー系が好走しやすい流れだったと反省する。

1着ショウワモダンは、前走メイS1着(=東京芝1800m)からの好走。前々走ダービー卿CT1着(=中山芝1600m)で、例年ならダービー卿CT好走してのステップでの好走は少ないのだが、今回はダービー卿CT→メイSと裏路線からのステップが良い影響を与えたと考える。
エアジハード産駒はプリンスリーギフト系で、基本芝向きのタイプが多く古馬での成長力に優れていて、速い上がりを使えるようになると本格化の兆しあり。この時期はクラスの壁を感じさせずに好走する。母父トニービンは、強敵相手にひるまず好走しやすい特性があり、連続好走しやすい特性も併せ持つ。近走では速い上がりが使えるようになって本格化したこと、母父トニービンの特性も上手く活きたことが今回の好走につながったと考える。父エアジハードは古馬で安田記念、マイルCSと好走したので、同じように本格化した本馬は今後も期待します。
No.〔10〕の牝系は、スピードの持続性能に優れた牝系。ペースの弛まない淡々としたペースに向く。分枝記号aは、気性的に素直なタイプが多く好走可能と考える。また父親よりもスケールが小さくなる傾向。

2着スーパーホーネットは、前走マイラーズC9着(=阪神芝1600m:0.8秒差)からの好走。長期休み明け以降近走は惨敗続きでしたが、これまでGⅠで2着3回の実績は侮ってはいけませんでした。
ロドリゴデトリアーノ産駒はセニョール系(=金満風に言うと)のノーザンダンサー系で、本格化すると強敵相手にもひるまず好走する特性があり、嵌っただけと思っていると次々に好走する。また高齢でも侮れない成長力と衰えの少なさも特徴。近走は合わないダートで惨敗、得意の距離に戻っての前走も惨敗、しかし本番で人気薄で好走のパターンはまさにセニョール系の得意技。母父エルセニョールは、レイズアネイティヴ系でスピードに優れている。
No.〔8〕の牝系で、東京コースに向く叩き良化型が多い牝系。安田記念との相性も良い牝系でした。分枝記号fは、間隔を詰めたローテーションでの好走が多く、調子が良い時には連続好走する。

3着スマイルジャックは、前走マイラーズC5着(=阪神芝1600m:0.3秒差)からの好走。前走マイラーズC組は好走馬が人気で全て凡走し(=1着→1番人気14着リーチザクラウン、2着→2番人気4着トライアンフマーチ、3着→3番人気8着キャプテントゥーレ)、本馬と2着スーパーホーネットはマイラーズC凡走からの好走。ステップとしてはマイラーズCは非常に相性が悪いと反省する。
タニノギムレット産駒はロベルト系で、叩き良化型で、父母父グレイソヴリン系の影響なのか東京コースとの相性が良い。母父サンデーサイレンスは、前走の勢いをそのまま活かして好走することの多い特性がある。前走0.5秒差以内だと反撃可能。
No.〔15〕の牝系は、活躍馬が少なく本馬が出世頭。未だはっきりとした傾向は少ないので今後の分析が必要な牝系。分枝記号aは、気性的に素直なタイプが多く好走可能と考える。また父親よりもスケールが小さくなる傾向。

4着トライアンフマーチは、前走マイラーズC2着(=阪神芝1600m:0.0秒差)からの好走。スペシャルウィーク産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、本来はエンジンの掛かりが悪く末脚が不発に終わることも多いのが産駒の特徴なのだが、本馬は33秒台~34秒台の末脚を繰り出していて性能の良いエンジンを積んでいる様子。母父ダンシングブレーヴはリファール系で、瞬発力勝負や緩急のある競馬を苦手とするが、淀みなく流れる展開になると本領発揮するタイプが多く、ここ一番に強い。今回は好走馬の中では唯一まえにて残った馬。展開的に不利な分を考えるとそれでも4着好走は評価すべきと考え、今後の活躍に期待する。
No.〔7〕の牝系は、京都コースや阪神コース、東京コースなどでの好走が多く、間隔を詰めて使ったり距離変更のショックが効きやすい牝系。古馬の成長力もまずまず。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持ち、特にトライアルレースなど前哨戦好走→GⅠは必殺のローテーションとなる。

今回の安田記念で痛感したことは、やはりステップの優位性。王道ローテーションと思われる前哨戦の好走馬が揃って凡走し、裏路線や前走凡走してる馬が好走している事実は今後も良く考えなければと反省します。マイル→マイルのストレスは厳しいものだと反省します。
また血統もノーザンダンサー系優位で考えることが必要。このレースに限っては、キレるサンデーサイレンス系よりも、欧州型の要素をもったノーザンダンサー系に要注意。
→次走狙い馬:ショウワモダン,トライアンフマーチ     

競馬予想型   はまちん西序二段三十三枚目 予想歴25年 回収率% 安田記念回顧
6拍手
5184PV

スタートしてエーシンフォワードが積極的に前に行っているのを見て「そう来たか!」と思い、これでエーシンとリーチはないと確信。まあ外枠を嫌って早めにインをとりにいったものだとは思うが。。。
 800m通過が44.9だから速いペース。このペースで前が残るのはキツイわ。勝ったショウワモダンは絶好の位置取りで、後にいる同じ色帽の本命だったサンカルロがモダンの位置だったらなとレース中に何回も思ったほど。位置取りもよかったが、完璧に流れにも乗っていたね。この馬に関しては頭の中で消耗戦向きというのがインプットされていたわけだが、血統を見ればエアジハード×トニービンだから本来は府中のマイルがピッタリで高速馬場にも対応できる配合。しかしこの歳で化けるかね。タイムもレースレコードタイかな?決してフロックとは思えない勝利だと思う。
 スーパーホーネットはまだ腐ってなかったか。本来はトライアルで好走して、本番で人気になって沈む馬。それが今回は逆パターン。気楽に乗れたのが大きかっただろう。誰かさんの愛馬で、直線では一瞬突き抜けると思っただけに、うわっ、来た!というより、うわっ、やられた!が先に出たわ(´゚ω゚):;*.':;ブッ
秋はどうかな・・・やっぱり善戦止まりという気がするが・・・。
 スマイルジャックも気楽な立場だとコワイコワイ。他の馬をマークしてというよりも自分の競馬に徹してというほうが力を発揮できるタイプだからな。力自体はG1でも通用するものは持っているが、やっぱりムラ馬。今後もアテにはならんはず。
 トライアンフマーチは差し馬が上位独占した中で先行して勝ち馬と0.2差なら一番強い競馬をしたと言っても過言ではないと思う。決して贔屓じゃないよ。脚をためれば良くも悪くも違う結果になってかもしれないが・・・。結果的に外枠が影響して前で競馬をする形になっちゃったというところだろう。もう一皮剥ければな。
 香港勢で最先着したのがサイトウイナー。直線で前が壁になったのが痛かったな。中間に運動を休んだ影響があったのかどうかわからんが、この馬は日本の馬場が合っているんだろうね。来年も来るか、今年のマイルCSに来ても面白そうだが。
 ファリダットは後から直線でどれだけ交わせるかの競馬。今後も展開の助けが必要。キャプテントゥーレトライアンフマーチ同様だが多少劣るか。フェローシップはパドックでゴツゴツした硬い歩きで見た目が最悪。普段からそうなのかもしれないが、あれでは買えんワナ。本命だったサンカルロはうまく流れに乗れてない印象。東の豊くんを本命にするといつもこれだわ┐(゚~゚)┌ヤレヤレ
 リーチザクラウンは骨折の影響もあったのかもしれないが、向正面をムキに走ってて可愛そうだったわ。まずはゆっくり怪我を治して。
レースレベル:4
→次走狙い馬:トライアンフマーチ       

競馬予想型   カタストロフィ西前頭二枚目 予想歴13年 回収率% 安田記念2010回顧
6拍手
5945PV

12.0 - 10.7 - 10.9 - 11.3 - 11.4 - 11.3 - 11.7 - 12.4

時計自体は早いけど、時計・ラップ面からは前日メインの湘南Sの方が上。
特にスピリタスは1:31.7で33.1という上がりを出せているし、安田に出れていれば…
と思う人は少なくないだろうし、実際時計的には通用してしまうレベル。
もちろんスピリタスの潜在能力がGⅠ級である可能性もあるし、
ギムレット産駒らしくハイペース超高速の府中マイルが合ったというのもあるが、
この安田記念のレースレベル自体は冷静に判断して、そんなに高くは無いんじゃないかと思う。
ここまで異常馬場だと、良くも悪くもあまり参考にならないかもしれないが。


1着ショウワモダンは中団からの競馬。3~4角の一応後半で一番速いところでも外をまわして
押し上げる。直線でも終始手ごたえ抜群で、直線半ばで抜けだしを計る。内外からスマイルジャック
スーパーホーネットに強襲を受けたものの、何とか凌いでの1着。まず、この馬を勘違いしていると
すれば、ほとんどの人が速い脚を使えないんじゃないか?というイメージがあったと思う。
ただ、ダービー卿でスロー競馬をしているとはいえ、ハロンラップ自体は優秀だった。
個人的にはメイSで見せたパフォーマンスから、今の馬場で安田記念の舞台となると
どちらかというとスピード負けするんじゃないかという懸念があった。しかし、実際の内容は
ハイペースを中団で追走、勝負どころで外目から押し上げる、直線しぶとく伸びるの完勝。
このメンバーの中では一枚抜けていたのは間違いないだろう。しかし、エアジハード産駒のGⅠ制覇とは。
バクシンオーと良いジハードと良い、ユタカオー系の馬は古馬になって急に化ける馬が多いな。


2着スーパーホーネットはスタートはやや後手を踏んで後方からの競馬。前半はやや押し気味に追走。
3~4角でも大外をまわし直線へ。ただ、4角のコーナーワークで大きく外に振られずに前をいく
サンカルロの後ろを通れた。地味ではあるがここは良かった。直線では伸びるショウワモダンに外から
食らいついていく。ラストまでしぶとかったものの、半馬身及ばずの2着となった。好走要因は
高速馬場というのと、前半に追走するためにスピードに乗って、一度も緩めずに済んだ展開、
そして多少ロスをしてもトップスピードに乗せれば強いと言う意味で、うまく外にポジションを
取れたのも大きかった。ラスト1Fが落ち込む競馬がベストでラスト3F最速レースにめっぽう強い
馬だけに、いろいろな条件が重なっての2着だと思います。とはいえ、もともとはウオッカ・カンパニー
を相手に戦ってきた馬。単純に地力も違いました。個人的には本調子では無かったと思うので、
秋までに順調さを取り戻せれば、十分通用すると思います。あとはレベルの高い3歳馬が相手ですね。


3着スマイルジャックは五分にスタートして中団の内。3角手前で一瞬立ちあがった。勝負所の3~4角で
ポジションを下げながら直線。最内ががっぽり開いていて、そこを突くと鋭く伸びてくる。後は
鞭連打という感じで3着。騎乗内容は…ん~こうして見ると、悪くない。まあ個人的に鞭連打は
こういうハイペースの踏ん張り戦にはある程度(マイネルスターリーのレースもそうだったけど)効果を
感じてるので。ただ、当日の馬場状況で、内が開くと言うのは内が伸びないから開くのであって、
内を突いたから好騎乗かと言われたらそれはまた別問題。結局受動的に通ったコースがたまたま
スマイルジャック的には良かったということだろう。脚を余すぐらいなら多少馬場のロスがあっても
全力で走れる方が良い。まあ、今回は展開的に向くことは最初からわかっていたし、三浦でも馬券に
絡む可能性はあったと思っているので、この内容で特に驚いたと言うほどのことではない。
スマイルジャック自体は強い馬だしね。むしろ、今回の競馬はあらゆる面で嵌った上での結果なので
この内容をそのまま評価しない方が良い。通常の馬場状況で、ラストが極端に落ちないケースだと
差し損ねる内容なので。マイルCSに出てきたら喜んで消したいね。


4着トライアンフマーチは五分のスタートからマイネルファルケを内に見ながら先行。これには
ちょっと驚いた。3角でもマイネルのちょうど後方を通り、4角ですっと外に出して直線。
直線でエーシンフォワードを目標にしたのはいいが、ペース的にも当然しんどい競馬で、
エーシンが潰れてしまった。そのあとしばらくトライアンフも抵抗するが内外から一気に来られて
苦しくなっての4着。先行馬では最先着。内田が積極的に競馬したけど、今回は仇となったように
感じるなあ。このメンバーの中では一番強い競馬をしているだけに…。敗因というか、厳しくなったのは
結果的にレースが全く緩まないで、ハイペースなのに4角での縦の位置取りの絶対値が小さい、
いわゆる団子の競馬になってしまったのが痛かったと思う。これだけのハイペースなのに残り600mまでに
ショウワモダンと0.5しかセーフティを作れなかったというのが厳しかったね。こればかりは仕方ない。
レースレベル自体は多少疑問もありますが、この馬は十分GⅠ級のパフォーマンスを見せたと思います。


5着サイトウィナーは今後馬券の参考にはならないと思うので端的に。直線入り口で進路がなくて、
ショウワモダンに先に出し抜かれてしまった。進路確保して直線終盤では追い込んできているので
速い脚が足りないのと、4角~直線前半でもう少しスムーズな押し上げができていればもう少し
上位には食い込んできていたかも。


6着ファリダットはすっと下げて後方から。3角でも動かず最後方。4角です~っと大外から
押し上げて行くと直線でグンと伸びてくる。しかし残り200ぐらいで外に一瞬ヨレたり、その後は
脚色が急激に衰えて最後はサイトウィナーと同じに。う~ん、このパターンだと速い脚を
使えてはいるが、追走に脚を使わされてラスト力尽きた形なのかな。ラストは多少でもばてた方が
良い方なので、このレースラップで伸びてこなかったとなると1600もハイペースではちょっと長いと。
ベストは阪神1400でしょうね。


7着キャプテントゥーレはエーシンを見ながら先行策。3~4角で最内を通り全くロスなく立ち回り、
直線でもすっと外に進路を取って完璧に近い競馬。直線半ばまでは外から来るショウワモダンに併せて
抵抗できていたのだが、最後のひと踏ん張りが利かなかった。レースを見ていて、やっぱりマイルの
速いスピード(それも今の馬場はスプリント~1400並)を要求されると、最後はしんどくなるんだなと。
中距離で多少緩んで位置取り勝負で何ぼの馬だと思うので、同じマイルでも、3角で緩みやすく、
3角下り、直線平坦と揃っているマイルCS向きじゃないかな。


8着マルカフェニックスは中団やや前で競馬。3角からすっと押し上げていく。4角ではショウワモダン
マークされるような形で直線へ。直線ではいつもの伸びが無く、ショウワモダンに先に行かれる。
後は伸びずばてずの内容。ラップ的には最高に近いパターンだっただけに、これで伸びを欠いたと言うのは
やはり距離が長かったのか…と認めざるを得ないか。ただ、一つだけ…仕掛けが早かった。
それかもう少し後方から競馬してほしかったのが本音。でもまあ、仕方ないですね。


10着エーシンフォワードは…1400m通過が1:19.3ではきついよね。いくらなんでも速すぎた。着差は大きい
けど次走自分の競馬ができれば変わってくるんじゃないかと。いずれにせよあまり参考にならないか。


12着アブソリュートは後方から。直線でがっぽり開いた内を突けた同じくギム産駒のスマイルジャックとは
対象的に馬群の真ん中に突っ込んで直線で見事に詰まってしまった。上位まではともかく、もう少し
際どい競馬にはなっていたはず。危惧していた通りの負春内枠モード。ホント何も考えてねーな。


13着サンカルロは中団の後方から。3~4角で大外ぶん回して直線へ。ただ、いくらぶん回しと言っても
直線あまりに伸びなさすぎ。これは馬の方に原因があるとしか。ハイペースとはいえ前半の追走、
3~4角の外まわしで脚を使い果たすようなタイプの馬では無いし、ちょっと心配だ。次走以降は
狙いを下げた方が良さそう。


14着リーチザクラウンは五分スタート。多少押すとすっと反応してエーシンを追走できるポジションに。
3角~4角の途中です~っとポジションを下げてしまっていたので、気になってパトロールを見ると
どうも自身がフラフラした上、キャプテントゥーレに若干不利を受けてしまったよう。結果的に
スピードに乗せなきゃいけないここで減速してしまったのが一番の敗因でしょうね。
ただ、このレースで気付いたこともあって、この馬はスピードが足りないんじゃなくて
テンが遅い。スピードに乗りさえすればマイルでも通用するスピードは持ってると思う。
なので、今回は不利もあったけ最内枠が最大の敗因なんじゃないかなと思う。外からスムーズに
競馬できていればもう少し違ったかもしれない。いずれにせよ難儀な馬だなあ…。

競馬をやって何が悪い。
http://naniwaru.blog111.fc2.com/
→次走狙い馬:アブソリュート  
→次走危険馬:サンカルロ,スマイルジャック

競馬予想型   KUROSHIMA東前頭六枚目 予想歴15年 回収率98% 読めたのは波乱になることだけ
5拍手
5476PV

 下馬評から穴人気になり過ぎていたこと、ダービー卿CTは上がりだけの勝負、メイSでは走破タイムが強調できずと、個人的に当初からマークを外していたショウワモダン。大駆けに驚いたのも確かだが、GⅠ制覇に至ったのは決してフロックでもないと思う。

 高速決着を不安視されていたが、馬が充実期を迎えていたから問題なかったのか、終わってみればまったくの杞憂。血統的にも父は安田記念勝ち馬のマイラー・エアジハード。それにエアジハード産駒には自身がそうだったように、ある時期に勝ち星を固め打ちしたり強敵を喰ったりする傾向のあることは前から分かっていた。昨年ゼンノグッドウッドの3連勝にうまく乗っかっておきながら、ショウワモダンの3連勝には手も足も出なかったというのは個人的に痛恨の極み。穴党としてこれはまずかった。

 違った見方では、ショウワモダンは斤量59キロでオープン勝ち、スーパーホーネットは58キロでGⅡ3勝、スマイルジャックは58キロでオープン勝ち。酷量を背負って相応のレースを制した経験を持つ馬が軒並み活躍した安田記念でもあった。地力というか体力みたいなものを極限に要求された背景もあった様子。反対に持ち時計があって高速馬場に対応できる「だけ」の馬では足りなかったとも。これは来年以降の予想で生かす方向で。

 スーパーホーネットは今季3戦目、マイラーズCからじっくり期間を置いたローテも復活をうながした。どうしてもGⅠに手が届かないのだが、同時にまだ衰えていないことも証明。騎手の扱いは他の方に判断を任せるとして、もし獲れるGⅠがあるとすればやはりマイルCSしか考えられない。次走狙いというより秋のマイルCSで注目したい1頭としてピックアップ。

 スマイルジャックは直線で内をすくう味な競馬が奏功して2着と差のない3着。ただ、上位1着2着よりも上手に乗って展開も向いた印象が強い。次走東京あるいは新潟以外だとこの好走も案外信用できないのでは。

 トライアンフマーチは前に厳しい流れの中で正攻法の競馬をして勝ち馬からコンマ2秒差の4着。これを次走狙いにするのは一見筋っぽいが、そもそも器用な競馬をあまり要求できないタイプで、内田博Jのハイペース追走のド先行もその点ではむしろ非常に理に適った騎乗だった。脚をためていれば差し切っていたという見方もあるが、反対に位置取りが後ろになり過ぎて逆に競馬にならないケースだって有り得る。おまけに血統・厩舎ブランドから今後も期待込みでの支持率アップは必定。ちょっと人気先行になりそうな怪しい雲行きがどうか。

 ファリダットは期待した手替りの効果もなく、いつも通り最後方からロスありありの競馬。おまけに前崩れのハイペースなのに最後は掲示板にも届かなかった時点で予想は完敗。次走スプリントに戻ってもレース振りから安定感はないのは明らかで、危険視以前に当分重い印は打たないことをただ誓うのみ。

 香港勢の3騎は5着、9着、11着。2年連続出走のサイトウィナーが最先着を果たしたことで、残り2頭の力関係もハッキリした印象。ただし、5歳のビューティーフラッシュは急流を追っかけた上にまだ成長の余地も残していた。香港では5歳などまだ若い部類。2年後辺りで再来日の場合は少し警戒してみても。

 リーチザクラウンは最内枠が応えたものの、あれだけ大敗するとなると外枠を引いていたところでも果たして結果はどうだったか。ただ、レース後に骨折が判明したため、ここは評価保留で。
レースレベル:3
→次走狙い馬:スーパーホーネット  
→次走危険馬:スマイルジャック,トライアンフマーチ

競馬予想型   スナフキン西前頭十二枚目 予想歴27年 回収率0% トップジョッキー不信任案勃発
6拍手
5063PV

エーシンフォワード:岩田
マイネルファルケ:松岡
キャプテントゥーレ:横山典
トライアンフマーチ:内田
リーチザクラウン:安藤勝

これだけの面々が前を固め、主導権を取れば残れないペースで行くはずがないと思うのが常識。
その中で4角手前から内田の動き出しは前は速くないんだというイメージを全体に与える。
ところが現実はそうではなく、前崩れの差し展開。
完全に読みが外れた格好に言い訳は利かない。

どこかで読んだ?混戦レースは騎手の手腕に賭けろという発想には、何の裏付けもないこととなる。混戦だから勝ちに来るものが多く、仕掛けやポジションをいつもより上げ気味になる。脚質と勝ち気が災いした岩田の奇襲は枠順の不利をカバーしたものでも、誉められるペースではない。

時計の速い今年の馬場のG1マイル戦はこれですべて差し馬が勝利した。
いかに高速馬場による判断があいまいなのが、またしても浮き彫りになる。
この先行勢の布陣でも馬場とペースの関係を読み切れていなかったということ。
トップジョッキーへ、大胆にも不信任案を提出する。


このレースはどこからの狙いだったのか。
騎手からは買いにくく、展開も読みにくい、馬場の適性もこのペースでは無関係に近い。
結果中団から後ろになりそうな馬を選ぶしかない。
勝ち急がない他力とも言えるゴール前だったので、悩む予想になるのも仕方がなかったのでしょう。
レースレベル:2
→次走狙い馬:トライアンフマーチ,エーシンフォワード     

競馬予想型   のび犬東十両六枚目 予想歴7年 回収率67% 安田記念2010回顧
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〈レース回顧〉
 マルカシェンクが毎度の出遅れ。一方、好スタートを決めたエーシンフォワードはなんとハナへ。マイネルファルケは控え、キャプテントゥーレリーチザクラウンが先団を構成。大きく離れずに後続も続いた。トライアンフマーチは中団やや前目、マルカフェニックスが中団、その後ろの内にスマイルジャック、外を回ってショウワモダンスーパーホーネットは後方3番手から末脚に賭ける競馬になった。持久力勝負の流れになったが、馬群はそれほど縦長にはならずに直線へ。エーシンフォワードが最内で粘り、トライアンフマーチが迫るも、残り200で外から差し馬が押し寄せて大激戦に。ショウワモダンスーパーホーネット、内からスマイルジャックの叩き合いは、わずかにショウワモダンが抜け出しての勝利。タイムは1:31.7のレースレコードだった。

 ショウワモダンに関しては「時計のかかる馬場でこそ」というイメージが拭いきれなかった。ダービー卿CTで初めて上り33秒台の脚を使い、メイSでは速いタイムで快勝しており、高速馬場もこなせるようになってきた兆候はあったのだが……
 大混戦だったので、胸を張ってマイル王とは言えないが、超高速馬場も時計のかかる馬場も走るとなれば、今後のマイル路線を引っ張っていける存在になりうる。遅咲きと言われるが、8歳馬がGⅠを勝つ時代。6歳なら、まだまだ活躍できるだろう。今後に期待。

 スーパーホーネットは後方から直線は外に出して追い込んだ。またも2着でGⅠの壁を突き破ることはできなかったが、近走の不振から見事に立ち直った。体質的に弱い馬なのでで、ステップで強い競馬をしてしまうと本番で走らないのかも。ステップと本番の間隔は開いている方が良いだろう。秋のマイルCSではステップの結果、内容に関わらず注目したい。

 スマイルジャックは内々をロス無く回って、直線も内へ。鞍上が懇親のムチを振るうも3着まで。高速馬場、直線の長いコースはもともと得意だったが、持久力勝負よりは瞬発力勝負の方が得意かと思っていた。六甲Sでは平均ペースを快勝しており、平均~持久力勝負の流れにも対応できるようになってきたようだ。

 トライアンフマーチは先行して粘ったことは評価できるが、インパクトに欠ける内容だった。キャプテントゥーレも同様。

 本命にしたリーチザクラウンは直線を前に失速し14着と大敗。レース中に骨折していたようだ。故障がなければ勝ち負けしていたかと言われると断言はできないが、強いマイラーの可能性はまだ捨てきれない。無事に復帰してくれることを祈りたい。

〈感想〉
 高速馬場でのガチンコ持久力勝負。残り200で後続がどっと押し寄せる激しいレースになりました。見ごたえ充分のレースでしたが、1着のショウワモダンは6歳、僅差の2、3着にスーパーホーネットスマイルジャックは7歳と6歳でマイル重賞の常連で、期待した「若いGⅠ級マイラーの台頭」はありませんでした。09年のメンバーからウオッカとディープスカイとカンパニーがいなくなったようなレベルのメンバーでの決着で、ハイレベルのレースだったとは言いづらいですね。

 リーチザクラウンに関して「最内枠なら逆に折り合いがついていいんじゃないか?」と思っていましたが、見通しが甘過ぎましたね。まぁ、吹っ飛ぶリスクの高い馬だとは思っていましたので、惨敗も納得ですが、その保険として対抗にしたトライアンフマーチも馬券に絡んでくれないとは……
リーチザクラウンはレース中に骨折していたようです。今回のレースに関してはそれが直接の敗因でしょうね)
 ペースはそれなりに速くなるだろうと予想はしていて、それなら差してくる馬をと思って選んだ馬が軒並み先行策……エーシンフォワードにいたってはハナを切ってしまいました。ただ、トライアンフマーチエーシンフォワードは先行して結果を出している馬なので、先行策をとることも予想できないわけではなかったはずなんですよね。
 買えなかった好走馬に関してもそうですが、今回は出走馬1頭1頭への見解が甘すぎました。「木を見て森を見ず」ならぬ「森を見て木を見ず」でした。競馬予想では森も見て木も見ないといけませんよね……

 あと、血統に関して2つほど。
 「サンデー系が不振」と書いて、見事に非サンデー系がワンツースリーを決めました。が、私の買った馬は3/4がサンデー系という……サンデー系全盛のこの時代にサンデー系を軽視できる数少ないレースですので、来年からは血統を重視して予想をしたいです。
 それと、◎、○をスペシャルウィーク産駒にしたのですが、スペシャルウィーク産駒の牡馬はGⅠには壁がありそうですね。今後はGⅠで重い印は打たないようにしようかと思っています。

〈次走狙い馬〉
 エーシンフォワードは2番手にいたマイネルファルケが殿負けする厳しい流れを逃げて、残り200まで粘って、0.9差の10着に踏ん張りました。1200、1400で狙いたいのはもちろんですし、ペースが緩めば1600でも十分にやれるでしょう。
 先行して粘ったトライアンフマーチキャプテントゥーレも強い内容だったとは思いますが、次走は人気になるでしょうし、どんな流れでも勝ち切れないイメージがありますので、狙い馬にはしません。
レースレベル:3
→次走狙い馬:エーシンフォワード       

競馬予想型   雨龍泥舟東前頭三枚目 予想歴41年 回収率101% 予想は大胆かつ柔軟に
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安田記念は予想どおりの不的中。考えが二転三転して、最後までイメージを固めることができなかった。春競馬も終盤ということで、これまでの反省を踏まえてまとめてみたい。

まず安田記念の失敗から。
最初に想定表からショウワモダンが狙えると思った。失敗は、それなら本命にすればということ。最初に本命と考えれば、そのあと考えが変わっても対抗か単穴に留めることができたはず。それを最初から単穴にするから考えが変われば…、最終的に5番手の評価だった。
なぜ評価が変わったのか。先入観を払拭できなかったからだと思う。つまり、スピード不足の重得意の馬という先入観。近走の走りは大変身中というか、大覚醒中というか、そうした先入観を覆す走りをしており、だからこそ最初に目を付けたわけなのだから。

まず安田記念で考えたこと。
1. 東京マイルなので、1800m寄りののマイラー
2. 速いタイムが出そう

ショウワモダンは1については問題なし。2について考えがぶれた。最初に考えたのは速いタイムがでるといっても、持ちタイムにこだわる必要はない。馬場によって時計1秒程度詰める馬はいくらでもいる。現に前走1800mではあるが、45秒台のタイムを叩き出している。
問題ないはずだ、ということ。では、なぜ考えが変わったのか。

自分自身の思考の癖のようなものが邪魔をしているのだと思う。長い間、データ派であった。それがここ10年ぐらい前から感覚派というか、データにこだわらないようにしてきた。理論より感覚を大事にしようというわけだ。

ところが往々にしてかつてのデータ派時代の考えに囚われることがある。その失敗。

ファリダットを単穴に評価したのは、魔がさしたとしか言いようがない。10番手ぐらいの評価の馬をとつぜん3番手に見てしまった。いまだに自分自身納得がいかない選択だったと思う。

香港勢を上位に見たのも、例年と比べて日本勢が弱い、上位人気のサンデー系に信頼が乏しいというところからの評価だったが、香港勢そのものの力に疑問を感じつつの抜擢だったのだから、敗北自体はいたしかたないと思う。

考えてみたいこと。
ショウワモダンのここにきての急成長をどう理解するのか。
血統理論は信仰するものではないとの前提の上で、中島国治氏の「血のコンプレックス」論で説明ができるのではないかと思う。

ヒントは関係者の「ここにきて馬っけが激しくなってきた」というコメントから。

群棲動物である馬は厳格な序列の中で生きており、いったん成立した序列は簡単には崩れないという。生殖権はボスのみが握っており、大半の馬はボスの座を狙ったりはしていない。ボスがその座を失うのは、外部の牡との争いに敗れた時である。あるいは群れの中にボスの血を引き継いでいないチャレンジャーがいて、その馬との争いに敗れたときである。
群れの中でボスの血を引き継いでいる牡は、その能力がどんなに優れていてもボスとなる資格を持たない。なぜならボスの血を受け継いだ仔が再びその群れのボスになればその血が濃くなりすぎて群れ自体が脆弱化するからである。ボスの仔は本能的にボスの座を忌避する能力が備わっており、それを中島氏は「血のコンプレックス」と名付けた。

6歳になったショウワモダンが自分自身に自信を持ち始め、チャレンジャーとしての意思を「馬っけの激しさ」という形で外部に表し始めた。そう考えると、ボス(サンデーサイレンス)の血を持たないというのは強みとなる。
血のコンプレックスにより成熟が阻害されるボスの仔たちを尻目に、今後快走が続くのではないだろうか、という仮説はどうか(笑)。

ここからさらに第二の仮説を。
サンデーサイレンス系の牡馬は3歳クラシックまで。古馬チャンピオンは、サンデーサイレンス系牝馬か非サンデーサイレンス系の牡馬。今後この仮説のような状況が生まれないだろうか?
→次走狙い馬:ショウワモダン,スーパーホーネット     

競馬予想型   成田無頼庵西幕下六枚目 予想歴31年 回収率100% 父からの 血が騒いだか マイル王
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安田記念馬は安田記念馬から。なんて思いもしなかったし、前走のマイナス20kgというのを見ていただけに買い辛かったし、なによりオープンからの臨戦はダメという固定概念に取り付かれていたように思われる。しかし、いつの間にか父エアジハードゆずりの強さを身につけてたショウワモダン。ここまでの道のりは長かったものの、あれだけ速い時計に対応し、外枠から差して勝てるとはビっくりしたもんだ。まさしく馬が変わったいうのはこんな感じなんだろう。秋は同年マイルG1父仔制覇を目指してほしい。というかマイルの常連メンバーを見る限り可能性は高そうだなあ。さらには、すっかり終わったと思ってたスーパーホーネットに2着されたら馬券としては手も足も出らん状態ながらも、心の葛藤を乗り越え◎にしたスマイルジャック。コメントとはだいぶ違うレース運びだったが内から一瞬は抜け出して見せ場は十分だった。三浦クンがG1で馬券に絡んだのは初めてじゃないかと思うし、印を打って立ち会えただけでもよしとしておこう。香港馬は全体的にやる気なさそうだったんでこんなもんか。レベルが低いからといって安易に外国からのお客様へ媚を売ってはいけなかった。結果的に今回の着順が6歳→7歳→5歳→4歳となったのは現状の世代間格差ではないだろうか。1番人気リーチザクラウンは相変わらずわけわからんままだったし、2番人気トライアンフマーチも4着が精一杯。今週のエプソムCも安田記念を除外となった4歳馬が出走して人気しそうだけど・・よーく考えてみよう。
レースレベル:3
→次走狙い馬:ショウワモダン  
→次走危険馬:リーチザクラウン,トライアンフマーチ

競馬予想型   サニーのすけ西小結 予想歴14年 回収率82% 先々の色気が出る3着
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勝ったショウワモダンは時計が速くなったらいらないという先入観だけで消してしまいました。痛かったですね。エーシンフォワードが行ってくれたことで外をスムーズに行けたのが良かったですね。リーチザクラウンがグッと押さえた3コーナー付近でだいぶ内がゴチャついていたように見えたんで枠にも助けられた感じがしますね。
それと馬を信頼していた騎乗も光りました。この馬は中山コースのような小回りで早仕掛けで頑張り通す競馬が合っていますが、府中でも似たように早目から追い出す競馬をしていました。思い切りが良かったですね。

本命のスーパーホーネットは2着。まあ歳を喰ってきてはいるものの実績では1,2を争う馬ですからこのぐらいやれても驚きませんけどね。本命だったのでひいき目だったかもしれないけど、パドックの雰囲気が一番良かったと思います。大きいレースで勝ったことのない騎手のための渾身の仕上げだったんでしょうね。
騎手もよく頑張ってくれましたけど、レース後のコメント
「まだ100%の出来ではなかったのかも。これから良くなる」
にはがっかりしました。


スマイルジャックは予想にも書いたように大外を回してほしいと思っていたから枠が嫌だった。内を縫って来るイメージがこの馬には湧かないから。
でも結果として内から伸びて3着はよく頑張っていると思います。勝つためには思い切ってそうやってくれないとダメだったんでしょうからね。
ただこういう競馬ができてしまったために次からはそういう競馬をしてしまうんでしょうね。この馬の良さはあくまで気持ちよく走らせて末脚にかけることだと思うので、ちょっと不安。よけいないろけもたないでね
秋までに新星が誕生しなければマイルCSも同じようなメンバーになって、さらに今回の香港馬がいないという低レベル戦になるのかもしれません。そうなったときにはたち回る競馬よりも思いきって外ってのをやってくれないとなぁ。


香港馬は思ったより人気になりませんでしたね。着順は人気のない順というのもよくわかりませんね。フェローシップリーチザクラウンが押さえた時に一旦下がっているように見えるのでかわいそうでした。
香港馬に勝たせない高速馬場造りしてたら鎖国競馬になるよ。


マルカシェンクはいつものパフォーマンスを披露してくれましたね。ゲート練習しない陣営はバカなんでしょうねきっと。
レースレベル:3    
→次走危険馬:スマイルジャック  

競馬予想型   信じる♪西三段目十八枚目 予想歴21年 回収率150% 後藤君には1年通してコメントを意識してほしい
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勝ったショウワモダンはケヅヤがよく最近の好調をキープしている形。馬場が若干外目がよかったことと後藤が先週失敗ではないけど仕掛けが速かったために止まったようになってしまったことの反省を踏まえたような後藤のコメントにも出ているように仕掛けをぎりぎりまで我慢した騎乗で栄冠を勝ち取った。馬に関しては本格化とかよく掴み切れないですけどとにかく後藤は今まで待つということができなかった騎手。先週の反省もあって待てたんだろうけど彼は芝で本当に待てればもっと勝ち星挙げていい騎手ですからね。彼が待てるときは結構白星かなり積み重ねますのでしばらく要注意ですよ。まあ待てなくなったら1月ぐらい平気で勝てなくなりますからね。彼は。とにかく待つことを意識してこれから頑張ってほしいです

スーパーホーネットはパドックで馬を見たときに感動しましたね。よく立て直してきました。この馬の一番いいときの輝きがありましたね。勝てると思いました。でも勝てませんでした。馬と騎手共々そういう星に生まれてきてしまったのかもしれないですね。秋以降人気も戻ってきそうなんですがなぜ敢えて今回危険馬にしたかというとこの馬1度究極の仕上げをパドックで見せてくれたことがあるんですね。それがこの馬が2歳のときの朝日杯2着のときでした。その後春そのときの出来に戻すことができなかった記憶があります。今回も究極だったと思います。さて一息入れいてこのレベルの出来にすんなりと戻せるかは疑問な面もあり危険馬に

スマイルジャックは前がぽっかり開きました。勝てなかった。うーん。三浦云々ではないかなあ。でもこの馬も勝ち運がないのかも知れないですね。パドックはこの馬はよく見せるのが当たり前なのでねえ。鞭入れすぎかなあ。

トライアンフマーチはこれね1度でも内田が乗っていたら馬券なってたでしょうね。この東京の高速馬場に対する適性はかなりあったしレース内容も悪くなかったのですけどね。今後内田が乗るなら癖も掴んでるでしょうしいいんじゃないでしょうか!

期待したBフラッシュは出来はよかったと思います。道中も速いペースにそこまでとまどいなく追走できていたように見えたのですが直線に入って速い脚が使えませんでしたね。基本中距離馬なのかもしれないですね。時計の限界も感じました。

キャプテンは左回りはさっぱりこれだめですね。10キロ減ったのも絞れたのでなくガレて見えましたし。今後右回りのみで狙ったほうがいいでしょう。

エーシンフォワードに乗ってた騎手はいったいなにがしたかったのか分からないんですけどだれか分かります?

リーチはぼくはそこまで能力の元値が高くないと散々言ってるのですけどなんなんでしょうね。この馬が能力発揮できる条件も限られてるしG1では単調な馬なだけに嵌ることが前提で嵌ってようやく馬券になるかなんだと思うんですよね。宝塚らしいですね。マイルで折り合い覚えさせるとかしてるのにここで2200。馬も浮かばれません
レースレベル:2
→次走狙い馬:トライアンフマーチ  
→次走危険馬:スーパーホーネット,リーチザクラウン

競馬予想型   イエローマジック@ふく♪西幕下十一枚目 予想歴15年 回収率55% 前走の敗退を巻き返したスーパーホーネットとスマイルジャック
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僕自身、ショウワモダン軸で馬連勝負していたが、相手は来なかった。

ショウワモダンは、理想通りのレースが出来てよかった。後藤騎手が手綱を取ってから力つけてきたし、後藤騎手自身も勝負感が冴えたことも勝因だと思う。

先行勢は軒並み崩れた。

後方策取ると思えたトライアンフマーチもやや早めで来られて、4着止まり。

2・3着には、前走マイラーズカップで敗退したスーパーホーネットスマイルジャックが来た。

両馬とも、マイラーズカップよりも後方に居て、ハイペース・差し向きの馬場も手伝って、馬券対象内に持ってきた。

ここでの教訓として、自分自身のために書いておく。

負けた後、次にどう生かすか。その馬のベストな騎乗に持って行くかどうか。

騎手が引き続き手綱を取るなら、位置取りを動かすことも頭に入れておきたい。

なお、次走の狙い馬については、休み明けの秋初戦という条件付きで挙げておいた。

特に、リーチザクラウンの秋初戦が毎日王冠なら、絶好の狙いだと思う。開幕週の前残り馬場なら。
→次走狙い馬:リーチザクラウン,トライアンフマーチ     

競馬予想型   マッサ東序二段三十三枚目 予想歴18年 回収率70% 遅咲きショウワモダンがGⅠ制覇!
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本命推したリーチザクラウンは14着。
マイルでも気の悪さを出して、行きたがる、折り合いを欠く、馬がやる気を無くすの最悪なパターン。
内枠で揉まれ、手綱を抑えられ、気分良く走れなかったのが惨敗の原因で、能力を出し切っていないのは明らか。
この馬は精神面の成長が無いと、今後もムラっ気な馬になってしまうと思う。
好きな馬なので惨敗のシーンは見たくなかったが…仕方ない。

1着ショウワモダン
父エアジハード、母父トニービンでいかにも東京で走りそうな馬だった。
前半800m44,9秒とハイペースの中、中団でしっかり折り合えた事が直線での伸びに繋がった。
これで3連勝。完全に本格化したようなので、秋のマイル路線の中心馬になる事は間違いない。
叩き上げの馬で精神面も強そうで、今後も安定した強さを見せてくれるだろう。

2着スーパーホーネット
叩き3戦目で調子も戻っていたようで、全盛期並みのパフォーマンスを見せてくれた。
後方待機策がハイペースのレース展開でハマった感もかなりあるが、GⅠでの実績を考えると好走してもおかしくない馬の一頭だった。展開がハマっても2着なのがこの馬らしいと言えばこの馬らしいが…。
秋も体調良く出走までこぎつける事が出来るなら楽しみはある。

3着スマイルジャック
三浦騎手のペースを読む能力が優れているのか、ただ折り合いを考えていただけなのかは解らないが、道中終始手綱を抑えていた事が、直線の末脚を溜められた要因。
他馬が上がって行っても手綱を抑えていたのを見ると、三浦騎手の好騎乗だと思いたい。
内を突いた事でコースロス無く上手く走れたが、内コース自体はやや荒れていた分差し切れなかったかも。
1番人気のダービー2着馬は沈み、もう1頭のダービー2着馬が上位に来る結果になった。

トライアンフマーチはハイペースで道中好位に付け、直線で追い出しは400m過ぎから追い通しと目一杯の競馬を見せてくれた。それでいて4着に粘った事は地力がある証拠。
一番しんどいレースをした馬はこの馬かも。
秋の飛躍に期待したい。
レースレベル:4
→次走狙い馬:トライアンフマーチ,ショウワモダン     

競馬予想型   クライスト教授東関脇 予想歴31年 回収率500% 病院のベッドの上で…
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…安田記念を見ていた。
★1着がショウワモダンになった時、私は思わず「しまった…」と叫んでしまった。なぜなら、ダービーがマグレじゃなかったと言わんばかりに、競馬学校の年功序列を絵に画いた着順が演出されたからだ。
 2-9をワイドにしといて良かった~…Sジャックの天才くんヤラセと思って危うく馬連勝負するとこだった…とは言え、藤岡佑と三浦の騎乗馬で馬券勝負したので、心境は清水の舞台から飛び降りる思いだったが…(苦笑)
★今回の1・2番人気馬が次回の狙い馬となるのはある意味必至。
 Tマーチは今回騎手起用がおかしかった(…普通エーシンに乗るだろう。ダービー取らせてもらったのだから)。
 またRクラウンは武豊の代理騎手がたまたまダービーに出れなかった同情から人気になっただけ。そもそも抑えの利かない馬などスプリントG1を取れれば上出来。何より本当に強かったらフェブラリーSでもっと好走できている。本来Rクラウンなど次走危険馬でも良いのだが、安藤勝が乗る限り次は好走するかもしれないから取り上げただけ。
 ようするに今回は【社台生産馬】が勝てば何でも良かったのだろう。だからこそ人気が散ったのだ。
★次走危険馬が今回2・3着馬なのは当然。
 ちょっと情けなかったのは、藤岡佑に差し切られた福永祐2世。普通ならあそこは2着であったはず。大外回った相手に2着を掬われるなどどこが天才の騎乗なものか…
★第60回安田記念は、オークスの1着同着に匹敵する茶番劇!
 安田記念など本物のG1ではないのは誰もが承知していると思う。クラシックと違い何度でも出ることができるだけでなく、有馬・宝塚・JCのようにファンに選別された馬が出るレースではないからだ。
 つまり『来年はこの騎手を勝たせようか』と画策すればどうにでもなるG1。好例は2回目に勝った時のヤマニンゼファーの鞍上。
(それにしても「オークスのゴールラインって一体どこに設定していたのか教えてもらいたい…」と思うのは私だけかな?だって、ゴール板が写ってないんだもん!)
レースレベル:2
→次走狙い馬:トライアンフマーチ,リーチザクラウン
→次走危険馬:スーパーホーネット,スマイルジャック




つぶやき
ハショタ
03/15 09:38

午前の予想は無理ですか?

南川 麒伊知郎
03/07 20:03

編集長、お忙しい中すみません。 マイページの更新の方をよろしくお願いします。

北川 麟太郎
02/11 02:53

編集長、お忙しい中すみません。 マイページの更新の方をよろしくお願いします。

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コメント

ムトト>>

>>夏影


03/09 21:42

@ディープ記念 ナイス読みです!

ムトト>>

>>ムトト


01/25 01:15

はやと>>

>>ムトト


01/20 08:07

@京成杯 ナイス



6
山藤賞
◎エンペラーズソード
○ブルーマエストロ
三連複2-4-7番
2,120円 的中

南川 麒伊知郎
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