2010年　タイム 1'48"2 (良) 1FAve=12.02 3FAve=36.07

ラップ
①12.4-②11.5-③11.9-④12.2-⑤12.2-⑥12.4-⑦12.1-⑧11.5-⑨12.0
1FAveとの誤差
①+0.4 ②-0.5 ③-0.1 ④+0.2 ⑤+0.2 ⑥+0.4 ⑦+0.1 ⑧-0.5 ⑨±0
テン35.8-中盤36.8-上がり35.6　『一貫・中弛み』

『一貫』・・・逃げ△　先行○　差し◎　追込×
『中弛み』・・・逃げ◎　先行△　差し×　追込○

1着アリゼオ・・・シンボリクリスエス×フジキセキ=ロベルト×サンデーサイレンス　〔19〕　１－１
2着ゲシュタルト・・・マンハッタンカフェ×エンドスウィープ=サンデーサイレンス×ミスプロ　〔13-e〕　３－３
3着ローズキングダム・・・キングカメハメハ×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス　〔1-w〕　８－６

流れはテン-上がりのラップ差から『一貫』と中盤の弛みから『中弛み』の複合ラップ。本来は中山芝1800mは中盤が厳しい流れになりやすい傾向だが、今回は目立った逃げ馬が不在だったことから中盤が弛んだものと考える。展開的には、逃げがやや有利で、先行・差し・追込はほぼ同じ状態と思われる。ただ小回り・急坂の中山コースなので、前に位置取りした馬が有利な展開と考えるべきか。

1着アリゼオは、前走共同通信杯3着(=東京芝1800m：0.0秒差)からの好走。共同通信杯好走馬は、スプリングＳとも相性が良く、前走僅差(=0.0秒差)の内容からも評価すべき馬だったと考えます。また中山コース好走歴があれば軸としても最適で、本馬も中山コースのオープン実績もありました。
シンボリクリスエス産駒はロベルト系で、本格化前までは詰め甘で、持久力とスピードの持続性能に優れていて厳しい流れでこそ本領発揮するが、意外にあっさり強敵相手に凡走する淡泊さも持ち合わせている。2歳～3歳になりたての時期のロベルト系は全般的に詰め甘なことが多いが、クラシックの足音が聞こえるトライアルの時期になると好走も多くなる(=09年クラシックシーズンのシンボリクリスエス産駒のリクエストソングやアプレザンレーヴなども似たような成績)。今回は自分でペースを刻んで逃げたことから、詰め甘な点を上手く封じ込めたのだと考える。母父フジキセキは、内枠を活かしてすっと好位を取って折り合い、一瞬のタイミングで馬群を抜けられる器用な脚が武器。今回は位置取りショックも利いたことから、次走は鮮度を活かせない可能性があるが、皐月賞とロベルト系は相性が良いこともあり2番手候補の一頭と考えます。
No.〔19〕の牝系は、淡々と流れる厳しい流れにに強いタフな牝系。分枝記号なしは、産駒ごとに得手・不得手はあるものの平均的に能力を発揮するタイプで、やや晩成傾向。牝系の傾向からは、皐月賞の厳しい流れ向きで、また崩れにくいタイプかなと思っています。

2着ゲシュタルトは、前走こぶし賞5着(=京都芝1600m：0.2秒差)からの激走。中山コースは初めてのためコース実績はなかった。
マンハッタンカフェ産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、ステイヤータイプだが素軽い先行力を持ち、難儀な不発が少ない堅実さが特徴で前半に脚を溜めれば鋭い瞬発力も使える。母父エンドスウィープはミスプロ系だが、芝向きのマイル～中距離型で厳しい持続型の流れで強さを発揮する。
No.〔13〕の牝系は、距離が延びて本領発揮型で、キャリアを積み上げながらクラスの壁を越えていくタイプ。分枝記号eは、上がりのかかる消耗戦的な流れに強い特性がある。今回は人気薄での激走だったが、展開面からみても恵まれた内容ではないことやキャリアを積みながらクラスの壁を越えていく特性からは評価したい。

3着ローズキングダムは、前走朝日杯ＦＳ1着(=中山芝1800m)からの好走。本来中山芝1800mはキレを活かすタイプの馬が好走しにくいコースなので、この結果で評価を落とす必要はないと考える。今回は休み明けでの出走でもあったし、このステップで皐月賞へ向かうなら面白くなると考えていたが、陣営はダービー直行のプランを画策中。馬場が合わないとのことらしいが、力的には好走可能では？と考える。
キングカメハメハ産駒はキングマンボ系で、格の高いレースで究極のスピード競馬(=レコード決着)になるほど凄味をきかす血統。厳しい展開ほど持ち前の底力が活き、2歳から走れる完成度の高さと成長力がある。本格化前は詰め甘な点があることには注意が必要だが、ここまでは無敗でしかも全てが僅差の内容だが強い。母父サンデーサイレンスは、前走の勢いをそのまま活かして好走することの多い特性がある。ただし3歳の中山コースの重賞に関しては母父サンデーサイレンスは過信禁物。瞬発力を武器にするタイプがその瞬発力を活かせずに凡走することも多い。今回はこの特傾向が嵌ったものと考える。
No.〔1〕の牝系で、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。分枝記号wは、典型的なローカル巧者が多いが、中央なら固く時計の速い馬場での好走が多い。
→次走狙い馬:アリゼオ,ゲシュタルト     

初めまして。
競馬はディープの時に見てウオッカで本格的にはじめた高校生の競馬好きです。
一度自分の予想や回顧などをこういう形でしたかったので宜しくお願いします。

このレースの始まる前はローズキングダムの勝ち方ひとつに注目していましたが蓋を開けてみると２着馬すら捕らえられない非常に残念な結果になってしまいました。
改めて競馬に絶対はないと実感させられました。

１着：アゼリオ
この頃の横山騎手はホントに冴えていますね。
レースを自在に操り最後は２歳王者の２着争いを尻目に余裕の１着。
今回で非常に器用な競馬を見せ付けて血統的にも皐月賞も前にいければ粘れる可能性もありそうです。

２着：ゲシュタルト
ローズキングダムに一旦並ばれて抜かせなかったのは評価を上げてもいいと思います。
後付になってしまいますが前走は５着でも前日のフラワーＣを勝ったオウケンサクラに差のない競馬をしていたのでここもフロックではないはず。
元々、豊もクラシック仕様に乗ってきた馬で本番でも穴馬になりそうな感じです。

３着：ローズキングダム
トライアルですから+１０ｋｇぐらいでもいいかなと思っていましたがマイナス体重とはしっかりと仕上げてここも負けれないという陣営の意気も感じられたのですが結果は３着。
成長力がないのか次走ではっきりするはずです。
本番は大崩れはないと思います。

４着：サンライズプリンス
この馬はダービーの頃には間違いなく主役に近い位置にいるはずです。
レベルの低い中京で圧勝をしてきて実際にここが力試しでここまで出来るのだから強い。
タキオン産駒だけに故障が怖いがそれさえなければ奥が深そうでダービーの頃はもちろんだが来年の方が楽しみ。

１０着：サンディエゴシチー
今回はなぜか後ろからいって全く競馬をしていないが前々いけば面白い馬。
本番に無理やりでも好位につければ楽しみだがそれでも無理なら・・・

１４着：ソリタリーキング
やはりダート馬で騎手もそういっていますね。
付いてもいけないし残念でした・・・
ダートで兄のような活躍をしてほしいです。
レースレベル：3
→次走狙い馬:アリゼオ,ゲシュタルト     

ザプレ後出しすんな！！と言われそうですが、
◎アリゼオでした（紐抜けなのでご安心を……）。

本命を打った根拠は三つ。
1.ホープフルで見せた、中山巧者に育ちそうなしぶとい脚。
2.東京（共同通信杯）での切れ負け。
3.鈍足種牡馬シンボリクリスエス＋母に流れる、
　中山向きのネヴァーベントとノーザンテーストの血。

先行出来ればまず着を拾えるだろうと読んでいましたが、
まさかの逃げ。まさかの勝利。

10アリゼオ（4角1番手）　1:48.2　1000m通過60.2
12.4-11.5-11.9-12.2-12.2-12.4-12.1-11.5-12.0

06メイショウサムソン（4角2番手） 1:48.9 1000m通過60.3
13.0-11.9-12.0-11.8-11.6-12.2-12.1-12.0-12.3

03ネオユニヴァース（4角2番手）　1:48.2　1000m通過60.1
12.4-11.1-12-12.4-12.2-12.8-12.1-11.6-11.6

00ダイタクリーヴァ（4角2番手）　1:49.1　1000m通過60.4
12.7-11.6-12.3-12.1-11.7-12.1-12.4-12.2-12.0

過去10年＋今年まで調べましたが、
1000m通過が60.5前半以下の流れの中、4角前々で勝ち切ったのはこの4頭です。
平たく言えば、そこそこ厳しい流れを持久力で押し切った形ですね。
持久力は中山中距離で重宝します。

メイショウサムソン、ネオユニヴァースは皐月賞馬になり、
ダイタクリーヴァも人気を裏切る形でしたが連は確保しました。

今回のアリゼオも条件を満たしていますね。
それも、不利を受けたとは言え世代トップレベルを完封しての勝利です。

ナンデの回顧を見ると「危険馬」の印が４つ打たれていましたが、
アクシデントが無い限り、ボクは皐月賞◎アリゼオです。
そしてダービーでぶった切ります。


ローズキングダムにはちょっと……いや、かなりガッカリ。
リディルの戦線離脱で朝日杯に回ったと言われていましたが、
早いとこＧ１獲れたし正解だったのかも知れませんね。
ＮＨＫでは買いますけど、皐月ではどうなんでしょうか。。
→次走狙い馬:アリゼオ  
→次走危険馬:ローズキングダム  

昨年は中盤１３秒台が３ハロンも緩む瞬発力型、今年は１３秒台がなく平均的に見えても前半が６０．２という遅いもの。
捕まえに行けば行けたのになぜか競りかけずの逃げ残り。
アリゼオは気性の悪さを出さないペースで行ければ良いことがこれでわかりましたし、今後遅かったラップの１２．４が目安になるでしょう。この遅い流れの逃げ切りでは、正直次走は狙えません。トライアル勝ちで人気になるなら幸いです。


権利のない馬の多さが前を意識した１角への入り、ローズは控えて中団待機。内々でロスなくはいいが上がっていけない状態に圧倒的人気ものしかかり、３着狙いの先行陣のタメに合い前を追えない位置取り。ゴール前詰め寄って来れたのは馬の地力ですね。
やっぱり強いなあ～
この負けは引っ張ってる馬のレースペースを把握できなかった小牧太の騎乗ミスですよ。これで逆に本番は前づけ早仕掛けの心配すら出て来ますね。ヤネの不安を抱いてしまいました。
今回は先を見越したデキでしょうが、いつまでポリ主体で追うつもりなのか。
栗東での３歳馬の追い切りは坂路が多く、ポリは少ないんです。
成長期の時期に負荷をかけて行かなくては、置いてけぼりにならないだろうか。
皐月～ダービーまでこの状態なら不安でならないので、調整過程を見ていく必要がありますね。
手の遅いタイプにはポリで活性されますが、ローズのような手の速いタイプには追い不足を招く恐れに自分自身も改めて思い知らされました。調教情報のポリトラックに休み明けローズ注意と書く自信はなく、安易に本命視したのには反省しています。
今日はビール抜きです！

サンライズプリンスはトビの大きい馬ですから、中山より東京向きの考えは良しとしますがしまいの伸びはいいものがあります。
今後先行出来ればここでもこなせそう。
権利を青葉か京新で取れればダービーではおもしろい存在になるのは間違いないでしょう。ローカル連勝を下に見ていた印象が上向きになって胴長体型で距離の不安もなく、良いんじゃないですか。
→次走狙い馬:サンライズプリンス,ローズキングダム
→次走危険馬:アリゼオ  

ローズキングダムにはここはあっさり勝ってもらいたかった。厳しいＧ１の流れにもまれる皐月賞でバッサリ行こうと思ってたんでね。こんなところで負けるとは思いませんでしたね。今までは悠々外に出して横綱競馬でしたが、前が開かなくてもがいてました。次の舞台では先行策で早目抜け出しをしたくなる負け方だったと思う。果たしてそれで通用しますかね？権利を獲りたいという意識の中にもまれたとはいえゲシュタルトすら差せないようでは・・・出走馬が戴冠したいと必死になる大舞台ではなおさら脆さを露呈しそうで・・・


アリゼオは逃げの手を打ちました。行きたがるなら行ってしまえというノリらしい作戦ですが、次はどうしますかね？本番で控える競馬をするんですかね？この馬のこの先の活躍の場を狭めてしまったような気がしますね。上記のとおり皐月賞ではローズキングダムも早目に捕えにかかってくるでしょうし、ある程度人気になって逃げるのは格好の目標になる。それを凌ぐほどのスケールは・・・。ハーツクライを追い込み馬にしてしまったノリ。アリゼオを逃げ馬にしてしまったノリ。いつかルメールに戻るその日にまた期待して・・・


サンディエゴシチーはもともと控える作戦を公言していたが後ろすぎです。それ以前に札幌２歳Ｓがレベル的に疑問ですし、東スポ杯は勝ち馬以外正直パッとしないし、こんなもんなのかもしれませんね。引き続き藤岡佑だったらどうでしたかねぇ・・・もうちょっと前で内を突いてましたかねぇ・・・それでも圏内厳しかったと思いますけどね。


サクラエルドールは馬体に張りがあってよく見えましたがついて行けませんでしたね。サウスポーなのかな？好走してきた２戦はスローで追走が楽でしたし、このぐらいの流れでついて行けなかったと考えればこの先も当分厳しいのでしょう。


サンライズプリンスは惜しかったですね。ローズキングダムがもっと強かったら前が止まってくれたんでしょうけどね。この馬にしてもバシレウスにしてもローズキングダムを意識しすぎ。自ら権利を獲らないといけないという意識が足りな過ぎる。


期待したアロマカフェは外をよく伸びてきていましたが前が残ってしまっては・・・まぁあんなもんですね。未勝利上がりであれだけ見せ場を作れれば上々でしょう。
レースレベル：2    
→次走危険馬:ローズキングダム,アリゼオ

勝ったアリゼオは正攻法では勝てないと踏んでいただけに２人気なら買いにくいと馬券はまったく購入していなかったものの逃げという奇襲に打って出た。馬体をあわせる形はよくないだけにこの作戦がこの馬には上手く嵌ったのはすべてであり予想の段階で奇襲でもないかぎり勝ちはないと言ってた自分にとってはこの手を打たれて勝たれて馬券をはずした分には仕方ないです。奇襲を想定してまで買い目を広げるのは僕の馬券スタンスとは正反対なので。ただ皐月賞では同じ奇襲は打てないですよね。で人気もそこそこになるんですよね。まあ最近でいうブラックタイドやランンイングゲイルと進む道は同じだと思いますね

ゲシュタルトは馬体重はどんどん減ってきてはいるもののパドックでは細くは見えなかった。好位でうまく立ち回ったとは思いますね。ただ前に並ぶところなかった部分はアリゼオとは決定的な力差はあると思いますね。

ローズキングダムは一番スタートはよかったんですけど控えました。正直小牧橋口陣営がこのレースをどう捉えているか見えにくかった部分あったのですけどレース見てると距離が伸びても大丈夫なように折り合いを意識してましたね。勝ちたいという意識よりはダービーまでを意識したレースだったと思います。追い出しが遅れたのも正直ダービーまでを意識した結果だと思いますね。皐月だけならあのスタートなら行けばよかったですもんね。騎乗にマイナス評価を与えるつもりもないしこの結果もいたしかたないとは思います。ただ皐月でどう乗るのか難しくなった部分はありますね

あとパドック派としていえば体重が増えてこなかったことは誤算ですね

サンライズプリンスは位置取りに騎手の若さを見ましたね。４着まで押し上げたのは力だと思います。でもこれで皐月に出れなくなった事実も残ってしまいます。負荷のかからないレースで勝ち上がってきたこと経験させなかったことがすべてと言っても言い過ぎではないと思うんですけどね

サンディエゴは浜中が馬のこと理解してなさすぎて寒かったですね。浜中にこのトライアルでの仕事を理解するに時間かかるそれを感じた春でした
レースレベル：3    
→次走危険馬:アリゼオ,ゲシュタルト

本命に推したローズキングダムはまさかの３着。
前半１０００ｍ通過６０，２秒と遅めのペースでレースが進んで直線で脚を伸ばしたが届かず３着。
本調子なら直線もっと脚を伸ばせたと思うので、今回はメイチで仕上げて来てなかったと言う事。
休み明けなのでそこまで悲観はしなくても良いだろう。
本番でこのペースは考えにくいので、叩いて上積みがあれば巻き返しは確実。

１着アリゼオ
逃げ戦法は初めてだったが、上手く折り合っていて４角では手応え十分。ペース的にも楽なペースなのでこの勝利は当然の結果。
権利が欲しい馬達もいたのに楽に行かせた他の騎手が情けない。
思っていた通り中山コースは合っている。坂を登ってから差を詰められたが、坂ではそれほど差が縮まってなかったのでパワーがある馬だと再確認した。
ダービーよりは皐月賞向き！？

２着ゲシュタルト
－１０キロが示す様にメイチに仕上げていたと思う。
遅めのペースで先行して直線脚を使う理想的な競馬が出来たと思うが、直線入口でアリゼオに離されたのは、現段階では反応がやや鈍い馬なのかなと。
まだこれから成長しそうで今後楽しみな馬。


サンディエゴシチーが先行策しないのは何か理由があっての事なのか、ただの騎乗ミスなのか、イマイチ意図が掴めない。
斬れる馬では無いので先行して欲しかったが…。
レースレベル：2
→次走狙い馬:ローズキングダム