次走狙い馬はここまで堅実な走りを続けているジャミール。今回も昇級初戦の重賞でいきなり2着。まだ4歳ですし、ここからさらに飛躍してくれそうです。まぁ次走からはかなり人気も被りそうですけどｗ
この成績安定の一因は栗坂を馬也で流してDPで仕上げるという調教がこの馬に合っていて、うまくハマっているというのもあると思います。今後もこの形を崩さずに行ってほしいと思います。


次走危険馬はイコピコ。個人的にこの馬が神戸新聞杯を勝ったのはフロックだと思ってるんですよね。もちろん菊花賞4着ですし、力はあるんでしょうけど、未だに人気薄でたまに激走する穴馬っていうイメージから変わらないんですよね。
ただ今回は＋14kgが響いた可能性もあるので、簡単に見限るのはどうかなと思いますが、あと１走、２走ぐらいは様子を見たい馬ですね。
→次走狙い馬:ジャミール  
→次走危険馬:イコピコ  

今回のレースを終えての狙い馬を２頭挙げます。


まず１頭は、ホルトスルタン。前走の京都記念では、３着だったドリームジャーニーとの着差が0.1秒でした。

これと、鞍上が、武豊騎手に替わったことで、オッズは5.4倍とやや過剰人気となった感があります。

私は、今回の阪神大賞典では、このホクトスルタンを無印にしました。それは、京都記念での好走は、好枠によるものだと考えたのです。よって、やや外枠からのスタートとなる本戦ではノーマーク。

しかし、外からの本戦でも粘っている印象を受けます。また、この馬にしては距離が長過ぎないでしょうか。

2500m前後、また、内枠に恵まれたときに再び注目する価値はありそうです。


もう１頭は、ドリームフライト。この馬は２戦連続で好走するので、ビクビクしながらもノーマークにしたのですが、この馬もホクトスルタンと同様、内枠に恵まれた際には警戒が必要です。気付けば、この馬も前走は１枠。そして、３着に突っ込んでいます。

また、前走の好走は、それに加え、超低斤量50kgということもあったでしょう。

本戦は、前に行きたい強力な他馬がいたため、また、外枠ということもあって、綺麗に位置取りできませんでした。

展開次第では、まだまだ穴をあける存在になるでしょう。



＊予想に多くの拍手を頂き、どうもありがとうございました！＊
→次走狙い馬:ホクトスルタン,ドリームフライト     

内回りか人気かスタートから勝ちにこだわった位置取りの池添。
先行する馬のペースを読んでいたか、後方待機も不安な手ごたえの藤田。
調整ミスの馬体を早めの仕掛けで乗り切った岩田。
道中ロスなく運び、手ごたえの良さに勝算ありを感じてた安藤。

13.3 - 11.9 - 12.0 - 12.2 - 12.4 - 12.4 - 12.7 - 13.5 - 13.0 - 12.4 - 12.3 - 11.8 - 12.1 - 12.2 - 13.1

ペースは１３秒台が２ハロンだけの持続的なスタミナを要するもの。
しまい１ハロンのレースラップが１３秒かかる我慢比べになり、勝ちを急いだ分の池添ベルーガの３着がそれ。
前走の勝ち方で連勝への期待と人気の高さに動かずにはいられない騎乗、ミスではない。

３角から各馬の手が動き始める中、抜群の手ごたえのジャミールはいつでも弾ける準備が出来ていた。
直線を向いた時にはジャミールに抜かれ後方に下がった形のトウカイトリックはゴールでは結局前にいる。ここで地力の差が出た、長丁場をいくつも経験して来たトリックのタフさが勝った。

このレースを期にジャミールの将来は明るくなりました。
ステイゴールドらしい小柄なスッキリとした馬体、長いつなぎからトビが大きめでキレはないが持続できる脚を使えるタイプ。
戦歴から２～３着時は切れ負け、勝つ時はタフさが生かされたものが多いもの。
スローな展開の２０００m前後では詰めが足りなく、Ｍペースなら勝ち負けできている点。２４００ｍ前後ではペースに関係なく勝ち星を挙げれる点から、長いところに適性があるのがわかる。


超馬体増のアサクサキングスの相性がいいのは京都、持続型よりスローの方がいいのも坂超えの京都だからこそ。先行勢が残れない中この状態で良く踏ん張ったと思う。暮れの不甲斐ないデキから立ち直りを見せたようだ。
長丁場の休み明けのポリ追いは仕上がらないのをもうそろそろわかってちょうだいよ、プロなんだから。
まるで浅草雷門のちょうちんだっだじゃないか！（笑）
レースレベル：3
→次走狙い馬:ジャミール,アサクサキングス     

まぁしかしトウカイトリックは動きませんね。２コーナー過ぎたあたりから追い通しとはね・・・。さすがに腕っぷしが強い藤田だったので伸びてくれましたけどね。もう藤田にご苦労様でしたってアクエリアスあたりをあげたいよね（笑）衰え知らずのこの馬はこのぐらいの距離の時は常に押さえておくのがいいでしょう。ただ腕っぷしの強い騎手のときだけね。


ジャミールは折り合いを欠くことなく後ろでじっくり。さすがに長距離戦で安定した成績を残しているだけのことはあります。あの手応えのトウカイトリックに救われる形になってしまいましたが、きっちり前を捕えてメイショウベルーガにも競り勝ってるわけですし、完全にアンカツの手のうちに入ってますね。これは天皇賞で１番人気になるんじゃないですかね？
一気にペースが上がって全くついて行けない馬がいる中、抜群の手応えで外外をス～ッと上がって行く姿は近年の天皇賞ではかなり有利に働くはずで、あとは内で上手く立ち回る馬を差し損ねないことを祈ります。気が早いですかね？


メイショウベルーガはよく頑張る馬ですね。タフです、ホント。あまり実績のなかった阪神と初距離といつもより前の競馬。あらゆることを克服してみせました。これだけやれれば当然天皇賞へ行くでしょうね。得意の京都に替わるし池添は勝負強いし・・・これも次は主役になれるよなぁ・・・なんか意外と天皇賞も楽しめそうですね。レベルなんて関係ない。Ｇ１に変わりはねぇ。


イコピコが思ったより人気があってびっくりしましたね。本数が明らかに足りないのに大阪杯の予定を早めてここを使った意図がわかりませんよね。身体も戻ったし調教で動いたからなんでしょうかねぇ・・・さすがにここまで負ければ天皇賞で人気することはないと思いますが、菊花賞４着ということで距離が大丈夫と思われて穴人気にでもなるようなら喜んで消そう。あの４着はレースが終わった後に飛んできただけだから。


アサクサキングスはこの時期はよく走ります。このレースが合っているんでしょうね。本番ではもう騙されません。今日は最高に上手く乗っただけ。

ホクトスルタンはこういう騎手を乗せてはいけません。目標となるために走ってるだけだもん。もっと空気になれる騎手にしないと。
レースレベル：3
→次走狙い馬:ジャミール,メイショウベルーガ
→次走危険馬:イコピコ,アサクサキングス

勝ったトウカイトリックはパドックでは特に目立った存在ではなかった。ぶっちゃけ言えば去年の秋のほうが造りはよかった。ただ藤田が追い出し位置取りすべてに絶妙で差し切った。どうやら天皇賞春もこのコンビで行くみたいで馬にとっては視界は開けたとは思う。ただ上がりがかかった恩恵を受けたことは事実であるし京都の天皇賞最近高速決着が多いだけに坂がない京都で上がりが速い競馬に即対応でと言われても困るので狙い危険どちらにもあげない

ジャミールはしぶとく伸びての２着。正直切れるタイプであっても渋いタイプの差し馬だとは思ってなかったのでこの結果には馬の成長をみたとも思える。坂のある阪神よりは平坦の京都のほうが持ち味生きるだろうし叩き合いでベルーガを凌いだのはいい経験だとも思う。天皇賞の舞台設定を考えても面白い存在になりそう

メイショウベルーガも３０００という守備範囲外のレースで人気でマークされる立場で比較的マークされやすい位置取りで競馬していての３着は価値があるとは思う。天皇賞いくともしかしたら池添からの乗り代わりなるので面白いかもしれないけどもただこのまま成長すれば秋の大きいレースは取れるでしょう

アサクサはプラス２８はやりすぎです。しかしレースはホクトスルタンを常に意識して前々での競馬。４着は太い分最後息が持ちませんでしたけど

反動でなければ反動でなければ

天皇賞でも上位にいるでしょうね

反動でなければ

アサクサって反動でやすいもんね。きつい競馬のあと…


ホクトスルタンはがっかりですね。そんなにきついペースでもなかったと思うのですけど最後の脚は天皇賞の盾がはるか遠くに去っていくそんな失速ぶりでした。京都記念のほうが確かにパドックよかったかなとも思ったけどあの失速ではＧ１では買えません

ゴールデンメインには天気がよすぎましたね

ベルウットは背中がねえ…

あとイコピコに触れないといけないんでしょうけど馬がなんていうんでしょうか緩んでしまってますね。神戸のときには馬が張っていたんですけどね。時間かなりかかるのかもしかしたら神戸新聞杯の脚で燃え尽きた恐れすらありますね
レースレベル：2
→次走狙い馬:ジャミール  
→次走危険馬:ホクトスルタン,イコピコ

本命に推したイコピコは直線伸びず９着に沈んだ。
菊花賞で脚を余して負けてから、流れと言うか競馬で良い面が見れなくなった。流れが悪いのか、休み明けが響いたのか、神戸新聞杯がフロックだったのか、距離が合わなかったのか、色々敗因はありそうだが正直良く分からない。
今回馬体重プラス１４キロだったが、神戸新聞杯に比べるとプラス８キロ。明け４歳馬で成長分を考えると苦にする様な感じではないが…。
復活を期待したい一頭です。

１着トウカイトリック
阪神大賞典は５回目の挑戦で遂に勝利を挙げた。
２週目の向こう正面では藤田騎手が鞭を入れて、手綱も動いていたのでこれは厳しいなと思ったが、直線では馬群を割ってジワジワ伸びて来て差し切った。
この馬はスタミナ豊富で追って味があるので藤田騎手の様な追える騎手は手が合っている。
長距離界の強敵はフォゲッタブル位なので、本番でもチャンスは十分だと思う。

２着ジャミール
明け４歳馬でこれから期待出来る馬でココで賞金を加算できた事は良かったと思う。
道中勝ったトウカイトリックの後ろで４角では併せる様に上がって行き外から伸びてきた。レース内容は良かったと思うので本番出走なら押さえは必要。
直線の最後にちょっと安藤騎手のフォームが崩れていたのが気になりました。

３着メイショウベルーガ
牝馬ながら３０００ｍの重賞で３着は立派。
道中は隊列のちょうど真ん中あたりで一頭でリラックスして走っていた様に見えた。
３~４角で鞭が入ってからもジワジワ伸びてくるこの馬らしさは見せていた。
直線もしぶとく伸びて２着争いした様に今の長距離戦のレベルなら十分通用するので、本番も池添騎手らしい一発を狙った騎乗をしてくるなら怖い。
レースレベル：2
→次走狙い馬:トウカイトリック