2011年　タイム 1'08"8 (やや重) 1FAve=11.47 3FAve=34.40

ラップ
①12.0-②10.3-③11.1-④11.6-⑤11.8-⑥12.0
1FAveとの誤差
①+0.5 ②-1.2 ③-0.4 ④+0.1 ⑤+0.3 ⑥+0.5
テン33.4-上がり35.4　『前傾』

『前傾』・・・逃げ×　先行△　差し○　追込◎

1着エピセアローム・・・エピセアローム・・・ダイワメジャー×Cozzene=サンデーサイレンス×グレイソヴリン　〔14〕　７－４
2着マコトリヴァーサル・・・マコトリヴァーサル・・・タヤスツヨシ×サクラバクシンオー=サンデーサイレンス×プリンスリーギフト　〔4-d〕　１２－１２
3着ハギノコメント・・・ファルブラヴ×サンデーサイレンス=ノーザンダンサー×サンデーサイレンス　〔1-x〕　１３－１３

流れは、テン-上がりのラップ差から『前傾』の流れ。今年もテン33秒台-上がり35秒台の例年に沿った流れ。展開的には追込が最も恵まれ、次いで差し、逃げ・先行には厳しい流れ。例年だとそれでも4コーナー5番手以内の馬が多く好走するのだが、今年は展開通りに差し・追込が上位に多く好走。前にて好走した馬は高く評価したい。

１着エピセアロームは、前走未勝利戦1着(=京都芝1200m)からの好走。前走は2着馬を1.0秒差突き放す圧勝の内容。前々走新馬戦は惜しくもクビ差の2着(=阪神芝1600m：0.0秒差)だったが、3着には0.7秒差をつける内容で、今回の好走からも能力的には少し抜けていた感じでした。また今回は不利な流れの中での好走なので高く評価したいと思います。
ダイワメジャー産駒はサンデーサイレンス系で、力強いスピードを持ち、芝1600～2000mを得意とするマイラーや中距離型。フジキセキに近いイメージで、自身がダートを圧勝した実績もあるのでダートの得意な馬力型のタイプと、芝で鋭く斬れる脚を使うタイプと存在するはず。同日新潟2歳Sで4着になったダイワメジャー産駒のダローネガ(=エピセアロームの新馬戦1着馬)も上がりは34秒0と新潟芝コースとしては極上の上がりではなく、今回の本馬のような小回りコースを器用に立ち回り好走するのが本質ではないか？と考えます。ダイワメジャー自身が中山芝コースで好走が多かったように、また古馬で本格化するまでは直線の長い東京芝コースや京都芝コースなどで最後につかまるレースが多かったことからも、キレよりもスピードの持続性能を活かしたレースに向くと考えます。おそらく古馬になり本格化すると鋭く斬れる脚も使えるようになると思います(=父母父ノーザンテーストの成長能力で引き出される感じと思います)。母父Cozzeneはグレイソヴリン系で、大物喰いの特性を持ち、先行馬は二枚腰、差し馬はえげつない末脚を繰り出す。芝向きの豪腕血統で、淀みのない流れで持ち味が活きる。マイルを中心に産駒によって短・中距離もこなす。2歳から走り、一度落ち込んでも古馬になって復活する。
No.〔14〕の牝系は、早い時期にも活躍する馬もいるが、総じて晩成型で古馬になって強さを発揮する。分枝記号はなしにて、やや晩成気味ながらも、平均的に能力を発揮するタイプと考える。本馬は牝系の成長能力的には、古馬になってからが強さを発揮と思いますが、現時点では完成度は高いので期待します。

２着マコトリヴァーサルは、前走新馬戦1着(=小倉芝1200m)からの好走。新馬戦は2着馬メイショウハガクレを0.8秒差で突き放す内容で、その2着馬は次走フェニックス賞で1着好走。このことから本馬の実力を評価し、好走に期待し、結果2着好走。
タヤスツヨシ産駒はサンデーサイレンス系で、力強いフットワークとスタミナを武器にダートの中距離で安定感を示す。芝ではジリっぽさがつきまとい、時計のかかる馬場や消耗戦が予想される展開での穴狙いが賢明。母父サクラバクシンオーはプリンスリーギフト系で、テンのダッシュ力に優れ、スピードという意味合いではピカイチの種牡馬。休み明けから好走可能で、使い詰めるとパフォーマンスが低下する鮮度重視の特性がある。またサクラバクシンオー産駒には個々に持ち時計には限界があり、各馬の能力を示す指標にもなる。
No.〔4〕の牝系は、2歳時にも好走可能だが、3歳春から力をつけてクラシックでも好走することの多い牝系。成長能力に優れ、スタミナも豊富。2歳のこの時期はもともとの素質で走る感じだが、3歳春シーズンになると実が入り始める。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持ち、特にトライアルレースなど前哨戦快勝→ＧⅠは必殺のローテーションとなる。

3着ハギノコメントは、前走新馬戦1着(=京都D1200m)。人気は低かったが、開催最終週の外差し馬場を上手く活かして好走。小倉2歳Sは小倉開催最終週ということもあり、馬場は痛んでいるためダート的なパワーを要求されやすく、本馬はダート戦で好走してきた経験も活きたと思われる。また近年は外枠の好走馬も多く、いろいろな条件が今回好走要因として嵌ったと考える。
ファルブラヴ産駒はノーザンダンサー系で、同系のエリシオなどと同じく2歳や3歳春に好走する早熟の快速牝馬がでやすい特性がある(=レーヴダムール、ビーチアードル、ラルケットなど。エリシオ産駒ならヘルスウォール、シェーンクライトなど)。牝馬のスピード馬は多数いるのだが、現状は芝1200mや芝1400m、芝1800mが主戦場で稼ぎ所。夏を境に上昇する産駒も多い。
母父サンデーサイレンスは、勢いに乗じて連続好走しやすい特性を持ち、鮮度の高い時によく好走する。
No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。2歳～3歳春までは成長力でアドバンテージがあり、他の牝系よりも完成度は高い。分枝記号xは、地味にこつこつと力をつけて重賞で好走するタイプ。
→次走狙い馬:エピセアローム       

勝ったエピセアロームは中団から一気に抜け出し快勝。
きっちり距離短縮と昇級に対応して差すとは参りました。

2着マコトリヴァーサルは後方から追い込み。
こちらも逃げ切りのみの経験でこの競馬ができるとは・・・。

3着ハギノコメントは血統的には芝でも問題なく。
4着ヴェアデイロスで7、8枠が上位独占。

アイラブリリは好位から伸びず。
初戦が差したと言っても上がり上位ではなかったですが、
その不安が出たにしても負けすぎ。

正直言って何もかも受け入れ難い結果で、
僅かに残っていた自信も消えかけています。
レースレベル：3    
→次走危険馬:アイラブリリ  

勝ったのは良かったけれど、未勝利勝ちの鮮やかさからして、フットワークからして、１２００のスプリンターという印象はもともとなかった。
それでも勝ったのは、この馬のセンスが素晴らしく高いというのもあったかもしれないが、、それ以外があまりレベルが高くなかったということもあるのではないか。

１６００で勝てる本格派タイプなのに、敢えてこの時期に１２００の2歳Ｓに縮めてきた馬の例というのが記憶にない。
この時期は将来のために大事な育成期だからレースを選らんで使うという話はよく聞くが・・・

なのでこの馬がこの後どういった活躍をしてくれるかは非常に興味がある。
未勝利を勝ったときには新潟2歳で楽しみ！とかなり期待した馬であったから・・

１２００を使ったせいで折り合いが云々、、とかいった話が出ないことを願う。     
→次走危険馬:エピセアローム  

12.0-10.3-11.1-11.6-11.8-12.0
だんだん遅くなっていくラップタイム。ＴＢＳ感謝祭のマラソンで目立とうとしてスタートからガンガン飛ばしてテレビに映る、まさにそんな感じ。

１着　×エピセアローム
そんな展開になってもじっくり構えて勝手にバテた先行勢を馬場のいい外を回っての完勝。完勝というか何というか・・・同じくＴＢＳ感謝祭のマラソンでいうと谷川真理があとからスタートした外国人を凌いだというか（笑）
早めに捲り気味で行ったのはマコトリヴァーサルの強さを知っての判断か。テンに行けるかという疑問で×にしたわけですが前が勝手に飛ばしてバテたので何とも・・・初戦と２戦目の内容からも明らかに１２００ｍ向きではないので先が楽しみになったのは当然。
牝馬なんですね。女王とかいう記事を見て知ったという・・・


２着　×マコトリヴァーサル
好発でも控えたというのは想定内です。初戦も押してハナへ行ったわけじゃなくて押し出されただけですからね。これだけ前が引っ張れば当然後ろからになりますよね。負けはしましたけど結果オーライの後方待機で距離を延長しての楽しみも生まれました。
ＴＢＳ感謝祭で有名になりすぎてなぜか谷川真理よりもハンデをつけられてしまった猫ヒロシ的な感じでしょう。


しかし×２頭のワンツーとは情けない。前が勝手に引っ張って展開を向かせてしまってはどうすることもできないのだけど。


３着　ハギノコメント
ダートからの刺客という感じでＴＢＳ感謝祭でいうとマラソンなのに競歩界のエースが一番後ろからのスタートしました的なやつでしょうね。
芝が良かったというよりは後ろにいたからよかったという感じですね。自己条件のダートでは当然人気になってくるでしょうけど様子をみたいですね。この走りでダートに戻って見えてくるものは何もないですもん。



他


８着　◎アイラブリリ
かけっこに付き合ってしまった感じ。あれで残れるなら初戦からスピードで圧倒する逃げ切りが出来ていたでしょう。２戦とも控える競馬をしていただけについて行きすぎてしまったのはちょっともったいなかった。


あとは馬についてどうこうというよりもフェニックス賞がかなりひどいことになったのが気になります。勝ち馬がどうして新潟に行ったのかよくわからないし２着３着馬がとても不甲斐なかった。素直に相性のいいレースだけに何だか拍子抜けしてしまった感が否めない。


ＴＢＳ感謝祭の司会は誰になるのかな・・・ＴＢＳだからなぁ・・・薬丸さんとか恵さんあたりかな。
レースレベル：2
→次走狙い馬:エピセアローム  
→次走危険馬:ハギノコメント  

がっかりエリー（以下エ）：がっかりね。
巫女れいむ（以下れ）：がっかりよ。
エ：だって・・・しかたないじゃない、しかたないじゃない、しかたないじゃない、しかたないじゃないｗｗｗｗｗｗｗｗ
れ：だぁぁ落ち着けぇｗ　悲しいのは私の方なんだからｗ
エ：ハァハァ・・・
れ：言ってみたかっただけ？ （；^ω^）

エ：マコトの動きが、おかしいかったと思わない？
れ：そうね。前に行ったり後ろに行ったり、わけがわからないわよね。アンタと一緒ｗ
エ：何ィ？！
れ：私を倒そうとしていっつも失敗ばかりじゃないのよｗ
エ：くぅぅ・・・色々としょうがない事情があるのよ；
れ：役柄(^^)？

エ：一応言っておくけれど、私に、あの天狗が声をかけてきてね・・・競馬新聞の予想家になってくれないかって言われているのよねｗ
れ：ふむ・・・アンタ、予想はヨソウ！
エ：・・・何よそれ？ （；^ω^）
れ：負け妖怪のアンタが予想して、うまくいくのかしら？
エ：負け犬根性のその力を貸して、と言われたわ。ちなみにギャラ有りｗ
れ：買う人いるのかなぁ （；^ω^）？
エ：最近は、幻想郷でも、人里と、妖怪の集落のあるところは、ネットやラジオ、テレビ回線が普及しているんだってｗ
れ：・・・ホントかいな(^^)？
エ：本当よ。あの天狗と河童がつなげたんだってｗ

れ：アンタ、本気？
エ：お金がもらえるなら・・・あと、楽しくやれそうなのも、話に乗った理由かしらね。
れ：・・・・・・何ィ！？　妖怪のアンタがよくもまあそんな事を言うのね？
エ：妖怪だって、楽しんで人生送りたいものよ。私はね、他の妖怪達とサークル作っているんだからｗ
れ：・・・なんと・・・！
エ：くるみと、めーりんと、３人で、紅茶会＆競馬鑑賞会を、毎週やっているのよね。であの天狗に、れいむが競馬にご執心ということを聞いて、ここに来たのよ。
れ：楽しんでやる、これはかなり重要なことよｗ　アンタ、言うわね～。
→次走狙い馬:マコトリヴァーサル       

マコトリヴァーサルが好スタートも行きっぷりは良くなく、
ゴーイングパワー、キンシツーストンがダッシュ良くハナへ。
そこに内からカシノラピスが無理やり追ってハナ争いに加わりハイペースの展開。
エピセアロームはスタートで若干出遅れたもののすぐに挽回して中段から。
前半3Fが33.4、後半3Fが35.4という極端な前傾ラップ。
ただでさえ内の馬場が荒れているのに、これでは前に行った馬は持たない。
4コーナーを楽な手応えで進出したエピセアロームが直線で力強く抜け出し、
馬場を利して外から追い込んできたマコトリヴァーサルらの追撃を楽々交しての勝利。
まさに完勝だった。

1着エピセアローム
スタートで出遅れた直後、手綱をシゴいて挽回して行ったが、
反応良く中段に付けると道中はきっちりと折り合っていた。
初の小回りコースでコーナーリングには手間取っていたが、
直線で追ってから反応は抜群。
懸念していたスプリント戦の流れにもきっちりと対応した。
抜け出してからフワッとする場面もあり、まだまだ若さを感じさせる内容だったが、
逆にいけば気性面の成長次第ではまだまだ良くなる余地があるということ。
次走距離延長がどう出るかだが、能力的には非凡な印象で、
暮れの阪神でも十分期待を持てる馬だろう。

2着マコトリヴァーサル
好スタートも行き脚付かず道中ジリジリと番手を下げる競馬。
3コーナーから手が動き始めたのを見て、万事休すと思ったのだが、
前が予想以上に飛ばしたお陰で展開がハマり、
直線だけで2着まで追いこんできた。
馬場の内が荒れて外差し馬場になっていたことも同馬には向いた。
キャリア2戦目だけに、たまたま馬に走る気が無かっただけかもしれないが、
今回に限れば期待していたほど印象に残る場面は無く、
次走積極的に買いたい存在では無い。

3着ハギノコメント
4角最後方から追い込んでの3着。
ハイペースと外差し馬場の利を最大限に活かした競馬という印象。
ダートで勝ちあがった馬で、馬場が渋って力がいる馬場になったのも良かった。
次走芝で今回の着順が買われて人気をするようなら消して妙味。
ただ次走も人気はしないだろうが。。。

4着ヴェアデイロス
道中は勝ち馬の直後に付けて、勝ち馬をマークする形で進出。
直線では勝ち馬を目標にスパートしたが、突き放されてしまった。
レース全体から見ればほぼ理想的なレース運びをしているが、
2,3着馬との差は位置取りの差だろうか。
それでも3着には残して欲しかったというのが本音。
現状小さくまとまっている感じで、大きい所を狙うにはパンチが足りない印象。

5着ゴーイングパワー
スタートダッシュは抜群だったが、道中はハイペースに巻き込まれたしまった。
直線で一旦は先頭に立ったが、すぐさま勝ち馬に交されてしまった。
それでも懸命に粘って好位で競馬をしていた馬達の追撃を振り切り5着を確保。
前で競馬をした馬の中で1番頑張っており、今回は展開不向きに尽きる。
騎手いわく掛っていたそうだが、それでここまで粘るのだから能力はありそう。
距離は血統的にはマイルだと若干長い感じ。
次走1400m以下でマイペースで運べればチャンスはある。

7着シゲルスダチ
道中はインの好位で脚をタメる競馬。
4角では前のゴーイングパワーを目標に進出し、
直線ではゴーイングパワーの内から一瞬鋭く伸びかけたが、
あっという間に止まってしまった。
インがよほど伸びない馬場だったとも言えそうだが、
展開的にゴーイングパワーを交せないのは何とも物足りない。
これでデビュー5戦目とこれ以上の上積みを期待するのは酷で、
今後2歳戦のレベルが上がって行く中、次走はさらなる苦戦を強いられそう。
レースレベル：3
→次走狙い馬:エピセアローム,ゴーイングパワー
→次走危険馬:ハギノコメント,シゲルスダチ

　武豊騎手の乗り替りは早くから依頼があったんですね、S15Rさんコメントありがとうございます。浜中騎手がマコトリヴァーサルよりエピセアロームを選んだということでしょうか、センスと能力の高さは完全に一枚上でした。

　マコトリヴァーサルは好スタート、一度控えましたがズルズルと後方まで下げてしまいました、このあたりはまだ馬が幼いところを露呈した感じ・・・レース前の落ち着きも今ひとつでした。エピセアロームはスタートはそれほど良くありませんが、スムーズに中段で折り合えました。最後直線で先団に取り付き良い脚を使えたエピセアロームが勝利。これは届かないと思ったマコトリヴァーサルも２着まで上がってきたあたりは流石でした。

　２着に入ったもののマコトリヴァーサルは折り合いに苦労しそうです、今日のレースでは逃げても恐らく３着以下、控えてここまで、今後の相手強化についていけないか・・・。     
→次走危険馬:マコトリヴァーサル