勝ったトーセンラーは最後に凄い脚。
なぜ急にこんな決め手を発揮できたのか謎ですが、
参りましたと言うしかありません。

2着リキサンマックスは逃げ粘り。
好調時しぶといキングヘイロー産駒でしたし、
なぜか前が残りまくってた馬場で気分良く逃げて。

ウインバリアシオンはここで来れないのは正直痛いですが、
上手く持ち味を発揮できなかったのも確かです。
中山トライアルで先行力生かすのが最後のチャンスか。

マーベラスカイザーは終始引っ掛かり。
そして、それでも決して展開は乱さない無難派ナベさん。
まぁなんとなくこうなりそうな予感はしました。
レースレベル：3
→次走狙い馬:ウインバリアシオン       

2011年　タイム 1'47"6 (良) 1FAve=11.96 3FAve=35.87

ラップ
①12.4-②11.3-③11.6-④12.4-⑤12.5-⑥12.0-⑦11.3-⑧11.8-⑨12.3
1FAveとの誤差
①+0.4 ②-0.7 ③-0.4 ④+0.4 ⑤+0.5 ⑥±0 ⑦-0.7 ⑧-0.2 ⑨+0.3
テン35.3-中盤36.9-上がり35.4　『中弛み』

『中弛み』・・・逃げ◎　先行△　差し×　追込○

1着トーセンラー・・・ディープインパクト×Lycius=サンデーサイレンス×ミスプロ　〔17-b〕　５－４
2着リキサンマックス・・・キングヘイロー×テンビー=リファール×ニジンスキー　〔1-b〕　１－１
3着オルフェーヴル・・・ステイゴールド×メジロマックイーン=サンデーサイレンス×マイバブー　〔8-c〕　９－７

流れは、テン-上がりのラップ差と中盤の弛みから『中弛み』の流れ。展開的には逃げが最も恵まれ、次いで追込、先行・差しには厳しい流れ。上がり特化の瞬発力勝負の様相。

1着トーセンラーは、前走福寿草特別3着(=京都芝2000m：0.0秒差)からの好走。今回は上がり33秒4と上がりも速く、また前3走とも33秒～34秒台前半の上がりを繰り出し瞬発力勝負向きのタイプなのだが、今回を含め前4走とも上がりは1位ではない。今回は上手く好位に位置取り、その瞬発力を活かした好走と思うので評価する。
ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、現時点ではまだスタミナ型なのかスピード型なのか判断がつきにくいが、スピード型のタイプ(=アグネスタキオン産駒のようなタイプ)と考えられる。馬体重は440kg前後と小柄なため完全に瞬発力型のディープインパクト産駒。母父Lyciusはミスプロ系だが、母系のリファールやハイハットなど底力とやや不器用さを秘めた血統が入り、他のミスプロ系ほどの軽さがない。だがやはりミスプロ系であることに変わりなく、短距離～中距離までが守備範囲で、仕上がりも遅くはない。芝は時計のかかる馬場に向き、平坦コースならなお良い。ダートなら力の要る馬場もこなす。
No.〔17〕の牝系は、好調期に連続好走しやすい特性を秘めた短距離～マイル向きの牝系。分枝記号bは、鮮度と勢いが好走に重要なポイント。重賞初挑戦など鮮度の高い時は好走率高し。今回この分枝記号の特性も活きたと思われる。

2着リキサンマックスは、前走未勝利戦1着(=京都芝1800m)。前兄ローレルゲレイロで、この時期重賞好走していた仕上がりの早い成長能力は本馬も健在。単騎逃げにて上手く展開を活かしての好走ですが、兄同様にかなりしぶといタイプと思うので今後に期待。
キングヘイロー産駒はリファール系で、短距離～中距離での活躍が多い難儀なダンシングブレーヴ系。人気で他馬を気にしたレースをすると不発も多いが、気合をつけて前で自力勝負をしたり後方一気に賭けるような強気なレースでの好走が多い。中途半端に脚を溜めるとここぞの時に動けず脚を余すが、ギアが入るとバテない脚を使い、先行馬ならしぶといのが、ダンシンブブレーヴ系の特性。詰まったレース間隔での好走も多く、調子の良いときには侮るべからず。母父テンビーはニジンスキー系で、2歳時から走れる仕上がりの早さを有し、軽いスピードを持ったマイラーが多いのが特徴。以前に好走したコースなど条件が揃うと何度も穴をあける。個々の好走したコースでは要注意。
No.〔1〕の牝系は、クラシックでの好走が多く、3歳春シーズンにはある程度完成することの多い成長力と仕上がりの早い牝系。3歳のこの時期には成長能力で大きなアドバンテージがあると考える。分枝記号bは、鮮度と勢いが好走に重要なポイント。重賞初挑戦など鮮度の高い時は好走率高し。今回は1着トーセンラー同様に、この分枝記号の特性も活きたと思われる。

3着オルフェーヴルは、前走シンザン記念2着(=京都芝1600m：0.2秒差)からの好走。全兄はドリームジャーニーなので本来は小回り芝中距離向きのタイプと思うが、今回も上がり33秒2と最速上がりを使い3着好走。兄と同じように2歳～3歳戦でも戦える仕上がりの早さも有している。ただし今回は最速上がりでも差し届かずの3着。兄ドリームジャーニーも古馬になるまでは追込一手のタイプだったので、今後本格化するまでは同様に展開に左右される可能性も多く、差し届かずは念頭に置いておいた方がよいかも。能力は高いので、今後の成長に期待。
ステイゴールド産駒はスタミナ型のサンデーサイレンス系。ステイゴールドは母父ディクタスの特性がでていて、サンデーサイレンスというよりはサッカーボーイに近い特徴があり、夏～秋にかけてよく軌道に乗ることが多い。ディクタスのスタミナ型の特性とまた強敵相手に食い下がる勝負根性は、ステイゴールド産駒の持ち味。1戦燃焼型のタイプも多く、惨敗後から涼しく巻き返す能力も高い。母父メジロマックイーンは晩成型の成長力があり、古馬で本格化するステイヤー血統だが、2歳～3歳時にも第1次の成長段階がある。
No.〔8〕の牝系は、2歳～3歳春シーズンも好走は可能だが人気の時には詰めが甘い特性があり、本領発揮は3歳秋以降で古馬で真価を発揮するタイプが多い。叩き良化型で、高速時計にも強い。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。
→次走狙い馬:オルフェーヴル,リキサンマックス     

見た目では大逃げのリキサンマックスの1000m通過が60.2。やや遅いくらいの平均ペースでしかないのに・・・。一言で言えば、後ろにいる騎手達はなにをやっていたのかと(#ﾟДﾟ) ﾌﾟﾝｽｺ！

　でも、このままではヤバイと思ったデムーロは自ら動いていくあたりが立派。本来なら動いた馬が自滅するものなのだが、直線に向いてからさらに加速し、最後の脚色は後から動いたオルフェーヴルと変わりないんだから恐れ入った。長く良い脚が使えたディープインパクト産駒らしい伸び方だったね。これでじっくり調整しながらクラシックに臨めるが、今回の走りを見たら皐月（中山）よりもダービー（府中）向きだな。本番をまえに東上してくるかな。

　リキサンマックスの未勝利勝ちはフラフラしていて頼りないものだったが、ブリンカー着用の効果がてき面に出たのか真一文字で逃げたな。スローの上り勝負でも今の京都の外回りなら差しが決まると判断しただけに軽視してしまった・・・猛省。

　オルフェーヴルはこんなもんと言えばこんなもん。レースを覚えさせるのは重要だとは思うが、馬券を買っているファンを無視しているような発言はやめたほうがいいんじゃね。勝ったのなら別の話しかもしれないけど。まあ兄より器用さはないなと実感。このままでは皐月では馬群は捌けないなと。

　ウインバリアシオンはまたも内容が良くないレースだったな。一番の理由は騎手が中途半端に乗っているからだろ。現時点ではもっと積極的に先行して粘り込むのが合っていると思う。そういう乗り方をすれば皐月賞でも面白い存在になるんじゃないかと。

　メイショウナルトは逃げ馬も交わせないんじゃ・・・という感じだが、仕上がりもイマイチっぽく使ってどこまで変われるか。トライアルで権利を獲れるかどうか微妙なところだろうな。

　コティリオンはマイラーだね。メンバー中２番目に速い上り33.3を出して格好はつけたが、自分より下の着順は明らかにレベルが低い馬たちだからな。ペースが速くなりそうなマイル戦で狙いたい。

レースレベルは勝ち馬の内容はそこそこ評価できるが、他の馬は凡戦にした戦犯だからな・・・よって『２』
　次走の狙い馬はいないな。
　危険馬はウインバリアシオンにしとくか・・・ってまだ人気になるんだろうか。
レースレベル：2    
→次走危険馬:ウインバリアシオン  

前日は１～３番人気が３倍台で並んでいたのに終わってみればトーセンラーの単勝が５１０円ですか？気にせず買うべきでしたかね。３倍台じゃ人気しすぎだなぁと思っていたので・・・もったいねぇ。

リキサンマックスに尽きるレースですが、あれは馬なんですかね？キリンみたいに首の長い（高い）走りをする個性派動物としてそのまま矯正しない方が面白い気がするけどそうもいかんのだろうな。そういう個性派には柴原ぐらいの騎手がいいですよね。シャア小坂みたいな。
柴原騎手は昆調教師のおかげで盛り返すチャンスを掴んでくれればいいですね。いつか音無ざまぁって言ってやればいいよね。北村友くんは音無に干されてもやって行けると思うけど。


勝ったトーセンラーは前走はソラを使ったそうなのであんなに縦長になってくれたのは良かったのでしょう。ただ先々の大きいレースでこういう展開になることはあまり考えられないのでねぇ。７枠２頭とは違って先に動かして行ったのはさすが外国人ジョッキーというしかないのでしょう。

オルフェーブルもウインバリアシオンもよく差を詰めていますがね。ちょっとどっちも持っていかれ加減。外国人に早く動かれて、結果自分たちが届かなくて。かかり気味だったからできるだけ我慢させたかったのでしょうね。ちょっとマイラーっぽい。


メイショウナルトはシメシメの展開でしたけど・・・あの展開で前を捕えられないとなると詰めが甘いとしか・・・多頭数のサバイバルとかで見てみたいけど、どこへ行っても勝ち切れないかもですね。


カーマインはあれだけ追い通しだったのに大きく負けていないのだからよくやっているとは思います。しかしまだまだ先の馬なのでしょう。調教でも追って追って伸びていないのだから。     
→次走危険馬:メイショウナルト,カーマイン

★次走狙い馬

リキサンマックス……ただし２つの条件がある。
１、同馬が人気にならない重賞競走であること。
２、下手に競馬を覚えさせようと控えないこと。

★次走危険馬

ウインバリアシオン……騎手はもちろん、調教師が２世(実質は武田文吾大先生の３番手騎手がシンザンで有馬記念を勝ったおかげで調教師になれた人の息子で元騎手というだけの)厩舎なので期待できない＝将来性がないから。

あたら素質馬をもったいないことをしたとしか……でも、おそらく元から大した馬ではないのだろう。なぜなら鞍上が鞍上だから。

トーセンラー……今回はジョッキーのおかげであり、昨年のネオヴァンドームとほぼ同じ＝日本人ジョッキーでは確勝など本来出来る馬ではない証拠だから。

※結論、ここからクラシック馬が出ることはない！！
レースレベル：2
→次走狙い馬:リキサンマックス  
→次走危険馬:ウインバリアシオン,トーセンラー

トーセンラーの一着は長い直線に向かないというイメージ払拭し、長く脚も使えることが分かったのでダービーも狙える馬だと分かったがデムーロ騎手の好騎乗によるものが大きいので、またデムーロで行くなら注目したい。
リキサンマックスは、マイペースで逃げ粘っての二着なので次走スローにならなければ、印はつけないつもりです。
ということでこれからもトーセンラーの走りに注目したいです。
レースレベル：3    
→次走危険馬:リキサンマックス,トーセンラー

勝ったトーセンラーはマイナス１０が示すとおり細かったしお尻のお肉がそぎ落とされた感じでお世辞にもいいとは言えないパドック。レースはこれはデムーロだから出来るいやデムーロにしか出来ない騎乗でしたね。向こう正面ではたしかオルフェーヴルの内側にいたはずなんですけど３角あたりかな馬を下げてそしてオルフェーヴルの外から一気に位置取りを押し上げましたよね。このあたりがやはり他の騎手と違うのですよね。この展開になると日本人は自分からは行きたくないから任せたいという騎乗になる。でも外国人騎手は自分がねじ伏せに行かないといけないことを想定もした騎乗もできる。この腕の差は補うことができないですよね。最後トーセンラーが凄い脚を使ったから差し切れたというよりはこの位置取りの押し上げができたことがすべてなんじゃないでしょうか。しかしクラシックを考えると直行にしても１度叩くにしてもどこかで体重を増やしたい意図が働いて強い負荷のかかった調教ができない怖さはありますね。この時期は強い負荷をかけることで成長する馬が多いことを考えると春は厳しい闘いになるとは思いますね

リキサンマックスは２着。パドック線が細い印象ありましたけどこの血統の子供は細いとこあるので気にするまでもない形。柴原がうまかったのはテンの２ハロンで後続に差を思い切ってつけたことでしょうね。こういう逃げになって差し馬がお互いをけん制してくれれば逃げは嵌りますよね。典型的なレースだったでしょう。クラシックにも柴原で行って欲しいですね。この馬出れば最低でもミドルペースでレースが流れるので

オルフェーヴルの馬体はかなり良く見えたのですが。最後は追い上げてはいるけど位置取りの差なんでしょうけど正直１８００でも１ハロン長いのではないかなと思わせる節は感じましたね。

ウインバリアシオンに関して言えば騎乗云々よりここに使ってくるには最低でも賞金加算すためなんでしょうけど今日もプラス体重。パドックでも緩さを感じる仕上げでまず厩舎の考え方がおかしいですよね。でゲートいまいちで後方。まあこれも位置取りが悪くなっての４着なんでしょうけどこれでは春をどうのこうのという資格はないですね。ちょっと寂しかったです

メイショウナルトはこんあもんでしょう。条件からやり直しても勝ち上がりには意外に苦労しそうです。

コテリオンは完全にだれもが想像できた嵌るか嵌らないかの競馬で嵌りませんでした。調教タイムからも見て取れるようにとにかく折り合い折り合いでごまかそうとしてましたけど１度狂気な部分を出した馬を簡単に矯正するのは無理ですよね。長期的な放牧だすなり距離１２００で逃げさすなりかなり刺激的な施しが必要です。
レースレベル：2    
→次走危険馬:ウインバリアシオン,コティリオン