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新着予想>ジャパンカップ2012結果回顧一覧

東京11R ジャパンカップ 2012年11月25日(日)
芝2400 3歳上GI 晴良 平均レースレベル4.3

87654321枠番
1716151413121110987654321馬番














































































































馬名



牡4 牡6牝3 牝4牡5 牡5 牡6 牡5 牡7 牡5 牡5 セ6 セ5 牡3 牡8 牡6 牡5性齢
57 5753 5557 57 57 57 57 57 57 57 57 55 57 57 57斤量




































騎手
単勝オッズ 単勝オッズ単勝オッズ 単勝オッズ単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ人気
結果着順 結果着順結果着順 結果着順結果着順 結果着順 結果着順 結果着順 結果着順 結果着順 結果着順 結果着順 結果着順 結果着順 結果着順 結果着順 結果着順着順
予想屋マス
軍神マルス
BC爺
月下の素顔
カタストロ
まじん
雨龍泥舟
ロックステ
三面大黒天
クライスト
  <予想家の色:馬場型 展開型 血統型 騎手型 パドック型 調教型> <背景濃色=自信度S・A>

タイム 2:23.1 4F 46.6 3F 34.7
単勝15番660円(3人気)
複勝15番170円(4人気)17番120円(1人気)13番140円(2人気)

競馬予想型   予想屋マスター東十両八枚目 予想歴23年 回収率% ローマンレジェンドが7連勝でG1制覇なるか?
4拍手
4176PV

第32回ジャパンカップは、3冠牝馬ジェンティルドンナ(岩田康誠)が勝利をおさめ、年度代表馬を確定させた。
競馬理論の競馬予想では、今年の3歳牝馬世代のレベルの高さと秋華賞の着差以上の強さからジェンティルドンナに能力的には高い評価を与えていたものの、先行馬不在のメンバー構成で外枠を引いてしまったことから、本命に予想することはできなかった。

レースでは、ジェンティルドンナは、好スタートを切るとインの3番手の絶好位に潜り込んだ。
そして、ジェンティルドンナは、直線でオルフェーヴルとのマッチレースに持ち込んだものの、逃げるビートブラックの外に持ち出すためにオルフェーヴルと接触してしまい、審議の対象となってしまった。
それでも、ジェンティルドンナは、オルフェーヴルとの叩き合いをハナ差だけ制して、第32回ジャパンカップを勝利した。

ジェンティルドンナの第32回ジャパンカップの勝利という結果は、少しだけインが有利な馬場でインの3番手の絶好位を走らせた岩田康誠騎手の好騎乗に恵まれたものだが、3歳牝馬でオルフェーヴルとの叩き合いを制したこと自体は立派である。

よって第32回ジャパンカップ以降のG1戦線の競馬予想においても、ジェンティルドンナには高い評価を与えるべきである。
特に、牝馬限定のレースの競馬予想においては、ジェンティルドンナに絶対的な評価を与えても問題ない。

一方、第32回ジャパンカップで単勝2.0倍の一番人気に推されたオルフェーヴル(池添謙一)はハナ差の2着に敗れてしまった。
オルフェーヴルは、外枠からのスタートということもあり後方の外目を追走し、3コーナー過ぎから徐々に大外を回って進出、4コーナーでは早くも先行集団に取りついた。
そして、オルフェーヴルは、直線でも抜群の手応えで追い出されるとあっという間に先頭に立ち、楽勝するかのようにも見えたのだが、内からジェンティルドンナに差し返されてしまい、2着止まりであった。

オルフェーヴルの第32回ジャパンカップの2着という結果は、終始外を回らされたコース取りの差や直線でジェンティルドンナにぶつけられた不利をも考慮すると、ジェンティルドンナを大きく上回る圧倒的に強いレース内容であった。

よって第32回ジャパンカップ以降のG1戦線の競馬予想においても、オルフェーヴルに圧倒的に高い評価を与えるべきである。
つまりオルフェーヴルは、極端にイン有利な馬場で大外を回らされるなど、よほど不利な状況にならない限りは、負けないと判断すべきである。

一方、第32回ジャパンカップでは2番人気のルーラーシップ(ウィリアムズ)が3着に追い込んだ。
ルーラーシップは、いつものようにスタートで出遅れてしまったが、ウィリアムズ騎手はロスのない競馬をするために内に潜り込ませた。
そしてルーラーシップは、直線で大外に持ち出されると、上がり32秒7の脚で追い込んだものの、既に大勢は決しており、3着を確保するのが精一杯であった。

ルーラーシップの第32回ジャパンカップの3着という結果は、ウィリアムズ騎手がラチ沿いでロスのない競馬をさせたにせよ、32秒7の上がりナンバーワンの脚を使っており、どんな相手でも確実に追い込むことを示した。

よって、第32回ジャパンカップ以降のG1戦線の競馬予想においては、確実に追い込むルーラーシップには高い評価を与えるべきだが、いつも出遅れてしまうことを顧慮すれば、ルーラーシップがG1を差し切るためには、前潰れの展開や外が伸びる馬場などの助けが必要とも判断すべきである。

第32回ジャパンカップで4番人気の3歳牡馬フェノーメノ(蛯名正義)は5着に敗れてしまった。
フェノーメノは好スタートを切ったのだが、1コーナーで内と外から接触されてしまい、少し折り合いを欠いてしまった。
その後フェノーメノは、ジェンティルドンナの直後のインで折り合いをつけたが、直線に向くといつものような脚は使えずに、5着止まりであった。

フェノーメノの第32回ジャパンカップの5着は、1コーナーでの不利が少し影響したものではあるが、その後絶好位を走った割には伸びなかったので、現時点では力負けと判断すべきである。

よって第32回ジャパンカップ以降のG1戦線の競馬予想において、フェノーメノが好走するためには、イン有利の馬場で好位のインを追走するような展開に恵まれる必要があると判断すべきである。

以上のように、第32回ジャパンカップは、3歳牝馬ジェンティルドンナが勝利を収めたとはいえ、オルフェーヴルが圧倒的に強いレース内容であった。
よって今後のG1戦線の競馬予想においては、オルフェーヴルジェンティルドンナを逆転する可能性が極めて高いと判断すべきである。

以下のURLから2012年以前のジャパンカップの関連記事がご覧いただけます。
http://www.keibariron.com/database/japancup

ジャパンカップのコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。

予想屋マスターhttp://www.keibariron.com/
レースレベル:3
→次走狙い馬:オルフェーヴル       

競馬予想型   軍神マルス東前頭一枚目 予想歴14年 回収率137% JC 有馬記念に向けて①。
4拍手
4959PV

2012年 タイム 2’23”1 (良) 1FAve=11.93 3FAve=35.78

ラップ
①12.8-②11.0-③12.0-④12.3-⑤12.1-⑥12.1-⑦12.2-⑧12.0-⑨11.9-⑩11.7-⑪11.5-⑫11.5
1FAveとの誤差
①+0.9 ②-0.9 ③+0.1 ④+0.4 ⑤+0.2 ⑥+0.2 ⑦+0.3 ⑧+0.1 ⑨±0 ⑩-0.2 ⑪-0.4 ⑫-0.4
テン35.8-中盤72.6(前半36.5-後半36.1)-上がり34.7 『加速・中弛み』

『加速』・・・逃げ◎ 先行○ 差し△ 追込×
『中弛み』・・・逃げ◎ 先行△ 差し× 追込○

1着ジェンティルドンナ・・・ディープインパクト×Bertolini=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔16-f〕 3-6
2着オルフェーヴル・・・ステイゴールド×メジロマックイーン=サンデーサイレンス×マイバブー 〔8-c〕 10-3
3着ルーラーシップ・・・キングカメハメハ×トニービン=ミスプロ×グレイソヴリン 〔8-f〕 13-15
4着ダークシャドウ・・・ダンスインザダーク×Private Account=サンデーサイレンス×ダマスカス 〔A4〕 13-12
5着フェノーメノ・・・ステイゴールド×Danehill=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔11-d〕 5-7

流れは、テン-上がりのラップ差から『加速』と中盤の弛みから『中弛み』の複合ラップ。近5年でも『加速・中弛み』の流れが多かったが、今年もその傾向に沿った流れとなり、上がり特化のレース質になったと考える。展開的には逃げが最も恵まれ、次いで先行、差し・追込には厳しい流れと考える。

1着ジェンティルドンナは、前走秋華賞1着(=京都芝2000m)からの好走。東京芝コースは(1-0-0-0)、芝2400m戦は(1-0-0-0)でした。12年3冠牝馬で、クラシック好走歴からは3歳馬トップクラスと十分に評価してよい馬でしたが、牡馬との対戦成績が乏しく、古馬を含めた牡馬トップクラス相手には分が悪いと考えて侮ってしまったが、結果1着好走。12年オークスは2’23”6のタイムで、12年ダービーは2’23”8とダービーよりも速く、このことから3歳牡馬フェノーメノとは同等以上に評価すべきだったと反省する。また3歳牝馬ということで斤量53kgと軽量であったこと、スローペースからの上がり特化の瞬発力勝負が得意な馬であったことが好走の要因と考える。近年3歳牝馬のJCでの成績は、07年4着ウオッカ、09年3着レッドディザイアなど東京芝2400mGⅠ好走実績のあった秋華賞好走馬は上位に好走しやすい傾向で、今後も同様の戦績を有した馬にはステップ的にも要注意と反省したい。また本馬が出走するレースは上がり特化のレース質になりやすいようで、瞬発力勝負になるような展開が予想できるのであれば、しばらくの間は逆らわない方が賢明と反省します。来年は本格化モードで活躍できる成長能力を有した牝系でもあり、今後の活躍に期待したいと思います。
 ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。母父Bertoliniはダンチヒ系で、仕上がりの早い短距離・マイラー血統だが、底力に欠ける。2歳の新馬から走り、3歳前半までは芝の重賞でも無視できないが、あくまでも穴狙いが正解。
 No.〔16〕の牝系は、早い時期から走るのだが3歳春以降に成長を始め、距離が延びて本領発揮が多いステイヤー特性を持つ牝系。叩き良化型も多い。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。また不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い特性がある。No.〔16〕の牝系は、ブエナビスタやレッドディザイアなどがいて、3歳秋シーズン以降の成長にも期待できるし、東京芝2400mGⅠでも近年好走の多い牝系と今後も注目の牝系と考える。

2着オルフェーヴルは、前走凱旋門賞2着(=仏国芝2400m)からの好走。東京芝コースは(2-0-0-1)、芝2400m戦は(2-0-0-0)と好走が多い馬でした。芝2400m以上の距離では(4-1-0-1)とスタミナも豊富で、12年宝塚記念1着好走馬でもあり、11年3冠馬でもありクラシック好走歴もある4歳馬。傾向的には条件はほぼ完璧な馬にて、堅軸と考えて評価し、結果2着好走。凱旋門賞好走馬はJCでは苦戦傾向にあるのだが、本馬に関してはこれまでのGⅠ実績や時計の裏付けもあり、前走凱旋門賞よりも馬場適性は好転すると思われ、その点からも好走必至と考えた点は正解だったと考える。また近10年で、1番人気馬は(3-2-4-1)と高確率で堅実に好走していて(=唯一馬券圏外は11年6着デインドリーム)、日本馬の1番人気馬の信頼性は非常に高いレースと認識したい。今回は大外枠のうえ、直線ぶつけられてやや不利があった様子から、今回の2着で評価を下げる必要はなく、能力はしっかり評価して、今後の活躍にも期待したいと考える。
 ステイゴールド産駒はスタミナ型のサンデーサイレンス系。ステイゴールドは母父ディクタスの特性がでていて、サンデーサイレンスというよりはサッカーボーイに近い特徴があり、夏~秋にかけてよく軌道に乗ることが多い。ディクタスのスタミナ型の特性とまた強敵相手に食い下がる勝負根性は、ステイゴールド産駒の持ち味。1戦燃焼型のタイプも多く、惨敗後から涼しく巻き返す能力も高い。断然人気よりも穴で狙いたいタイプで、人気馬よりもその人気馬をマークする立場の方が好走しやすい。前走よりも人気はやや落ちること(=それでも1番人気ですが)から競馬はしやすいはずと考え特性を活かしやすい点、宝塚記念ではステイゴールド産駒が過去5年のうちに2勝している点(=09年1着ドリームジャーニー、10年1着ナカヤマフェスタ)から相性の良い血統と考えて期待し、結果1着好走からもこの特性も活きたと考える。母父メジロマックイーンは晩成型の成長力があり、古馬で本格化するステイヤー血統だが、2歳~3歳時にも第1次の成長段階がある。叩き良化型で、中長距離での好走が多い。古馬での成長能力にも期待できる。
 No.〔8〕の牝系は、2歳~3歳春シーズンも好走は可能だが人気の時には詰めが甘い特性があり、本領発揮は3歳秋以降で、古馬で真価を発揮するタイプが多い。叩き良化型で、高速時計にも強い。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。

3着ルーラーシップは、前走天皇賞秋3着(=東京芝2000m:0.3秒差)からの好走。東京芝コースは(1-0-1-1)、芝2400m戦は(1-0-0-1)でした。12年度は重賞連続好走中で、また海外GⅠクイーンEC1着好走(=香港芝2000m)と本格化ムードは明らかで、母エアグルーヴも半姉アドマイヤグルーヴも天皇賞秋好走後に次走でもGⅠ好走していることから(=エアグルーヴは97年天皇賞1着→JC2着好走、アドマイヤグルーヴは04年天皇賞秋3着→エリザベス女王杯1着好走)、好走に期待して評価し、結果3着。12年宝塚記念2着馬でもあり、前走は休み明け+18㎏増で上がり最速で後方から追い込んで届かずの内容からも、前進が見られると考えて期待し、この点はうまく評価できたと考える。10年有馬記念6着→11年有馬記念4着と有馬記念では着順を上げていて、今年の充実ぶりから考えるなら3着は十分にありうると考えて次走に期待したい。ただし、オルフェーヴルを逆転するのはJCの結果からは難しいと思われ、有馬記念では連下候補と考えるのが妥当と思われる。
 キングカメハメハ産駒はキングマンボ系で、格の高いレースで究極のスピード競馬(=レコード決着)になるほど凄味をきかす血統。厳しい展開ほど持ち前の底力が活き、2歳から走れる完成度の高さと成長力がある。本格化前は詰め甘な点があることには注意が必要だが、ダービーの時期からは実が入り、成長力も豊富。また馬場悪化時にも好走が多く、これはキングマンボ系特有の道悪の上手さに起因するものと考える。母父トニービンはグレイソヴリン系で、スタミナもあり、強敵相手に好走しやすい特性や連続好走しやすい特性を持っている。キングマンボ系もJC好走馬を輩出しているし、母父トニービンも相性は良いと考えて、血統的にも適性は高い配合と考えて期待する。
 No.〔8〕の牝系は、3歳春シーズンも好走は可能だが人気の時には詰めが甘い特性があり、本領発揮は3歳秋以降で古馬で真価を発揮するタイプが多い。叩き良化型で、高速時計にも強い。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。また不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い特性がある。

4着ダークシャドウは、前走天皇賞秋4着(=東京芝2000m:0.4秒差)からの好走。東京芝コースは(5-1-0-1)と好走が多いが、芝2400m戦は初でした。11年天皇賞秋2着馬だったが、今年は前走叩き2戦目で天皇賞秋僅差の4着。これまで叩き2戦目では3戦(1-1-0-1)と好走も多かったのだが、11年天皇賞秋2着好走したときに比較すると、やはり能力にはやや衰えはあるように思われる。それでも東京芝コース巧者としての能力には期待できると考えて連下候補として評価し、結果4着。東京芝コース巧者としての適性の高さが今回の好走の要因と思われるが、やはり距離適性も芝2400mではやや長い様子で、やはり中距離が能力全開と思われる。
 ダンスインザダーク産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、大物を輩出するしスタミナ抜群なのだが器用さに欠け、ギアが入れば迫力満点の長い末脚を使う一方で、トップギアまでに時間がかかり瞬時に反応できないという弱点を併せ持つ。また条件戦では手間取るも能力が引き出される格上挑戦は好走のプラス要因で、産駒が好走していた重賞で産駒が好走することが多いのも特徴。スタミナ型サンデーサイレンス系に向くコースでもあるので、ダンスインザダーク産駒にも適性は向くと考えて期待する。母父Private Accountはダマスカス系で、速いペースから最後は力の勝負に持ち込むと強い粘っこいヤマイモ血統。斬れる脚はなく、惜敗も多いが、芝なら開催終盤の荒れた馬場や重馬場に向く信頼するならダートの1800~2100m。GⅠよりもGⅢ向きだが、高齢になっても侮れず、忘れた頃に一発もあるタイプ。
 No.〔A4〕の牝系は、米国のファミリーで、高速決着は得意だが、メリハリある流れが苦手。体力はあり、シーズンオフは得意な牝系。

5着フェノーメノは、前走天皇賞秋2着(=東京芝2000m:0.1秒差)からの好走。東京芝コースは(3-2-0-0)、芝2400m戦は(1-1-0-0)と好走が多い馬でした。12年ダービー2着・12年天皇賞秋2着馬で3歳世代で能力上位の馬でもあり、また東京芝コースは堅実に好走していて東京巧者であることは明白。上がり勝負にも対応できる馬にて、また今回は有力馬が外枠に多く集まっている点からも、内枠で脚を溜めて突き抜ける可能性も十分にあると考えて評価しましたが、結果5着。タイム的には12年ダービー2着好走時とほぼ変わらずの内容から、本馬の能力は十分に発揮したと考える。今後の成長に期待するが、現時点では芝2400mよりも芝2000m向きの適性の方が上回っていると考える。
 ステイゴールド産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系。ステイゴールドは母父ディクタスの特性がでていて、サンデーサイレンスというよりはサッカーボーイに近い特徴があり、夏~秋にかけてよく軌道に乗ることが多い。ディクタスのスタミナ型の特性とまた強敵相手に食い下がる勝負根性は、ステイゴールド産駒の持ち味。1戦燃焼型のタイプも多く、惨敗後から涼しく巻き返す能力も高い。断然人気よりも穴で狙いたいタイプで、人気馬よりもその人気馬をマークする立場の方が好走しやすい。母父Danehillはダンチヒ系で、優れたスピードに加え、中長距離でも勝負できるスタミナと底力を備えている。本格化すると連勝街道を走り、一気に登り詰める爆発力と勢いを持つ。ハイペースでもバテないスピード能力が売りで、マイラーは下手に溜めるよりも突っ走らせたほうが強い内容を見せ、高速決着にも強い。弱点は揉まれた時の脆さと、勢いが止まるとしぼんでしまうこと。不調期に入った馬は嫌う方が良い。
 No.〔11〕の牝系は、3歳春から秋にかけて成長し、古馬でもう一段階成長する。東京や京都などののびのび加速できるコースに強い牝系。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持ち、特にトライアルレースなど前哨戦快勝→GⅠは必殺のローテーションとなる。

JCのポイントは、
①流れは、『加速・中弛み』になりやすく、上がり特化の瞬発力勝負になりやすい。
②4コーナー5番手以内の先行馬の好走が多い。
③スタミナ型サンデーサイレンス系の好走が多い。
④グレイソヴリン系、ロベルト系も好走が多く、欧州スタミナ型血統には注目。
⑤牝系は、No.〔1〕〔3〕〔7〕〔8〕〔16〕の好走が多い。
⑥1番人気の日本馬は堅軸。
⑦連対するのは日本最強クラスの馬。
⑧3歳馬はGⅠ連対が最低条件。3歳牝馬なら、東京芝2400mGⅠ好走実績のある秋華賞好走馬には注意。
⑨古馬は、3歳時にクラシック連対馬であれば4歳時に好走できる可能性は高い。
⑩同年の宝塚記念好走馬。
⑪外国馬は、日本ですでに好走実績のある血統馬か、芝2000mで"2’00前後での好走歴のある馬。
⑫「老馬の法則」が活きる。
→次走狙い馬:オルフェーヴル,ジェンティルドンナ     

競馬予想型   BC爺西前頭一枚目 予想歴11年 回収率91% 買えるのは読めても・・・
4拍手
4257PV

勝ったジェンティルドンナは先行してインから。
うまくロスのない競馬ができましたが、
それにしてもしぶとかった。

さすが古馬初挑戦強いディープ産駒ですけど、
いくら何でも売れすぎ。最近のG1こんなのばかり。

これで次は反動で駄目でしょうね。
中山だからとか関係なく。

2着オルフェ―ヴルは早めに動いて。
楽勝かと思いましたが、追い比べで及ばず。
いかにもピークすぎた馬の負け方。

ビートブラックは何も文句のない競馬ぶりで、
これで駄目なんじゃ仕方ないですね。
レースレベル:4    
→次走危険馬:ジェンティルドンナ  

競馬予想型   月下の素顔西幕下三枚目 予想歴16年 回収率% ジャパンカップ2012回顧
3拍手
4509PV

12.8-11.0-12.0-12.3-12.1-12.1-12.2-12.0-11.9-11.7-11.5-11.5

8F目から、一度もペースダウンすることなく最後まで走りきるという、底力が試される展開だったと思います。
そういうペースに適性がありそうな馬が上位を占めました。


しかし、底力勝負では右に出る馬はいないと思ったオルフェーヴルを完封して見せたジェンティルドンナ
ダイワスカーレット・ウオッカ・ブエナビスタ級とはまだ言えないと予想した私がとんだ節穴でした。
前日2番人気と、人気しすぎだろうと思いましたが、皆様確かな目をお持ちで。



岩田Jの騎乗が物議を醸しているようですが、個人的にはあのくらいのラフプレイ?は許容範囲内だと思うんですが。
何せ勝負事ですから。多少はダーティーでも良いかなと。
JRA騎手は皆綺麗過ぎる気がします。

池添騎手も、あそこは体当たり仕返してでもジェンティルドンナを出さないくらいの気迫が欲しかった。。 って、それは進路妨害かな?(良く分かりません。知っている方居ましたら、教えてください)








各馬短評
1着 ジェンティルドンナ
想像以上に強い。
合わせる展開でオルフェーヴルを完封するとは。
オルフェーヴルを弾き飛ばす身体の強さもビックリしました。
まだ牝馬の域を出ないと思っていた自分が情けないですね。
ダービーの時計を上回ったオークスをもっと評価しないとダメでした。
2400mだったら来年は世界最強になれるかも。






2着 オルフェーヴル
仕掛けた際の反応が良すぎるのが欠点になるとは。
凱旋門賞でそれが露呈してたわけですが。
しかし、オルフェーヴルほど力が抜けてなかったら欠点になり得ないし、相手がオルフェーヴルクラスじゃなかったら今回も問題なかったわけで。
中々に難しいですね。
反応の良さは小回りでは無類の武器となりますので、有馬記念は再び最有力でしょう。
あとは体調次第。。






3着 ルーラーシップ
また出遅れ。ペルーサで多少なり耐性はついております。
でも、勿体無いですね。
まぁ、出遅れが無かったとしても2頭に肉薄できたかは分かりませんが。
次は有馬記念でしょうか? 香港に行って欲しいところ。





4着 ダークシャドウ
底力が要求される流れになって、力は出せました。
ので、特に言うことは無し。
GⅠ馬になれるだけの潜在能力は有しているんですけどね。
あとは少し多めの運があれば。。






5着 フェノーメノ
こちらもGⅠ馬になるだけの資質をもってる馬。
今回はなぜ先行しなかったのか?
ジェンティルドンナくらいの積極性で先手を取ってほしかった。
ただ、何と言うか器用貧乏な気が。
ポジション・スタミナ・キレ・底力など、全てを高い次元で有しているのに、どれも突き抜けていない故、毎回他の馬に差される・・・みたいな。
GⅠ、勝ち切れるといいですね。





6着 トーセンジョーダン
前走から調子を上げてきて、力は示しました。
でも、まだ絶好調ではないかな!?
有馬記念はどうなんでしょう? 小回り得意なジャンポケですけど。





7着 ビートブラック
前走で中々に強い競馬をしていたので、今回の着順を注目していましたが、十分好走といえるのではないでしょうか?
今が全盛期かな? 来春の天皇賞(春)はまた楽しみですね。





9着 エイシンフラッシュ
この馬のペースにはなりませんでした。
本当に難しい馬。
有馬記念で出直しましょう。
→次走狙い馬:オルフェーヴル,エイシンフラッシュ     

競馬予想型   カタストロフィ西前頭二枚目 予想歴15年 回収率% ジャパンカップ2012回顧
8拍手
7302PV

2:23.1  12.8 - 11.0 - 12.0 - 12.3 - 12.1 - 12.1 - 12.2 - 12.0 - 11.9 - 11.7 - 11.5 - 11.5


 平均的な競馬で進んではいるが、馬場の割には全体的にスローとみるのが妥当。ビートブラックが大きく差を広げた3角でもラップ的な加速はあまりない状況だったことを考えると、3角でトーセン以下はペースが落ちて中弛みになっていた可能性が高い。軒並み33秒台、上位3頭は32秒台。中弛みがあった可能性を考えれば直線までにしっかりと勢いに乗せていたかどうかが重要だったと言える。ポジションは直線入りでは団子だったので、あまり大きな影響はなかったと思う。勝負どころで加速して直線を迎えたか否か。


 1着ジェンティルドンナはまずまずのスタートからある程度出して先行争いに加わり、最終的に2列目の内ポケットを確保する。道中終始トーセンジョーダンに蓋される形だが、前にスペースもあったし折り合いに苦労することはなく楽に進める。ビートが差を広げ、トーセンが捕まえに行ったので、1列下げて3列目で3角。3角でトーセンが緩めて2列目が広がって前が壁、3~4角最内を通して3列目6~7馬身差ほどで直線。序盤でトーセンが少し外に膨らんでいたのでうまい具合に最内を突くことに成功し2列目に押し上げてくる。L2で最内からしぶとく伸びるが外からオルフェーヴルに蓋をされる形となり、なんとかこじ開けて進路を確保すると、最後はオルフェーヴルと併走状態でビートブラックを交わし去り、マッチレース。ハナ差だけ退けて現役最強オルフェーヴルを負かした。とにかく強いの一言。ポテンシャルの高さは牝馬のレベルではなかったことは既にオークスで証明済みだったとは思うけど、万全ではなかったとはいえオルフェーヴルに競り勝ったのだからこれは認めざるを得ない。4kg差もあったし、最後までばてない流れ。直線でも進路こそ塞がれたが、勝負どころでインが空いたのは幸運にも恵まれたと思う。あそこで詰まって3列目から押し上げられなかったら2着が精一杯だったと思うけど、この馬は結構運が味方に付いていると思う。もちろんL2で蓋されたのはあるけど、エンジン点火してからだから、弾いてしまえば横同士の接触ならスピードはそれほど落ちないし。まあ、個人的にはこのギャンブル要素の強い岩田の騎乗は当てにはしにくいけど、嵌った時に強烈なのも確かで今回は岩田の騎乗がもろに嵌った形。内が伸びやすい馬場状態でもあった。スミヨンがやろうとしていたことは分かったんだけど、4角で膨れて全部台無しになった感じ。それと池添の閉めが甘くて助かった。オルフェーヴルが万全の状態なら分からないけど、少なくともオルフェーヴルに正攻法で勝つことができる馬なのは確かだろう。ポジショニングもある程度はあったと思うけど、それよりも勝負どころでしっかりスピードに乗れたのが最大の好走要因だと思う。


 2着オルフェーヴルはやや出負け、後方から競馬を進める。道中も多少引っ張るところはあるが、折り合いに難を見せることはなく、後方集団で3角へ。3角でビートブラックが離して逃げ、ラップもそこまで上がっておらず、トーセンジョーダンが少しラップを緩める形で2~3列目が凝縮しだす。ここで外からじわっと押し上げていくと、4角では2列目まで上がりきって5~6馬身差ほどの3番手で直線。序盤で内目に進路を変えていき、トーセンを交わして2番手。L2で内からジェンティルドンナが来るので、これを閉めると弾き返されて進路を作られてしまう。L1で競り合いに持ち込まれて詰められずハナ差のまま惜敗に終わった。まず、外をまわしたことは良かったと思います。どちらにせよあれで直線までに勢いをつけて迎えた分、最初からポジションを押し上げていけるだけの脚にギアチェンジできていた。これはすっとは動けないこの馬には良い競馬。あのまま直線で後方のままなら確実に完敗だったと思う。あれだけ押し上げても上り32.9を使えているように、とにかくポテンシャルを出し切ることが大事。あと、これはトーセンジョーダンのアシストもあったと思う。2列目につけたトーセンがラップ的には大きく加速していないのにビートブラックからかなり離されていることからも、2番手のラップは3角ぐらいから少し緩んでいるはず。ここでオルフェーヴルに脚をあまり使わせずに押し上げるポイントを作り出すと同時に、ジェンティルドンナにブレーキを掛けさせて勝負どころでワンテンポ遅らせる戦術だったと思う。今回はオルフェーヴルを押し上げさせることには成功したけど、トーセンが外にヨレたことでジェンティルドンナにブレーキをかけさせることはできなかった。まあ、こういう競馬を見ているところからも、やっぱりパンパンの良馬場で東京だと競馬がしにくいのは間違いないんだろうし、少なくとも陣営はそういう意識を持っているからこそこの戦法だったんじゃないかなあという俺の解釈。ただ、それでもトップスピードに乗ってからのキレも良かったし、軽い馬場でもギアが入りきってしまいさえすればトップスピードの質も良いものはあるってことだろう。ま、今回は追い切り微妙だったし、、4kg差含めてこの内容なら格好はつけてる。強いのは間違いない。


 3着ルーラーシップは出遅れて最後方からの競馬になった。道中で最内に切り込んで、少しポジションは上げ、向こう正面では縦の位置ではオルフェーヴルとほぼ同じポジションで最内。3角で最内を突くが、前が押し上げずに外からポジションを上げる馬がいてポジションを下げる形。4角で少し外目に出して仕掛けるが、後方に下がって直線。直線序盤で上手く大外に持ち出して追われるが、序盤はそこまで伸びない。L2で徐々にトップスピードに乗って差を詰めてくると、L1で一番いい脚を使って伸びてくるが、ダークシャドウを交わすのが精一杯の3着。まあ、天皇賞同様出遅れが響いた。ペルーサみたいになってるなあ。それと、3角で少し緩んで凝縮するタイミングで最内にいたもんだからこれが致命的。進路確保が直線序盤。そこから追い出して一気にギュンと伸びるギアチェンジ能力はないし、トップスピードの質もそこまで高くはない。最後はポテンシャルで何とかダークシャドウは競り落としたけど、まあ出遅れてはこの競馬も仕方ない。良く3着まで来たなという印象。3角で緩まなければまだ面白かったとは思うけど、あそこで緩んで後手を踏んだのが致命傷だった。ポテンシャルタイプが脚を余した形なので、ここは別に悲観すべきではないけど、問題はやっぱり序盤のポジショニングかなあ。ここまで安定して出遅れてくるとちょっと不安だね。ポテンシャルは高いし、競馬次第で勝ち切るだけのものはあるんだけど、今回は色々な面で悪い方向にシフトしちゃった形。


 4着ダークシャドウは五分のスタートから中団に下げて競馬。1~2角で更に少し下げて後方。道中はルーラーシップより後ろ、馬群の中で進めて3角。3角で大外に持ち出し、各馬が押し上げていくのに合わせてしっかりとついていく。4角でも大外でスピードに乗せて後方で直線。序盤で大外からしっかりと伸びを見せると、L2で差を一気に詰めて中団まで押し上げる。L1で更にそこからばてた内各馬を交わし去って3着確保を目論んだが外からルーラーシップに交わされての4着となった。これを見て思った第一印象は、やっぱりこの馬は序盤に脚を使わない方が良い。トップスピードの持続力を出し切る競馬でこれだけしぶとくルーラーシップと戦えていることからも、この良さを序盤で削る必要はないと思う。ルーラーのようにある程度前に行ってもしぶといというタイプではないので。多分中弛みがあったとはいえ、早めに大外から仕掛けて最後まで伸びていたし、後はタイミングの問題だろう。今回はオルフェーヴルが捲りきっていたし、直線までにポジション差が出来ていたのもあった。この馬も運次第で上位には来るだけの力はあるはず。今回は内伸び馬場で馬群凝縮。結果として外を回さざるを得なかった。まあ、緩んだところで外を押し上げたことでいち早くトップスピードに乗れたってのもあるし、L1で前とはじわっと差を詰めたように、ポテンシャルは高いですね。距離もこの競馬ならあまり気にならないかと。


 5着フェノーメノはまずまずのスタートからじわっと出して3列目の中目。途中でばらけたので内に入って5番手ぐらいで進める。3角で最内ジェンティルドンナの後方を進める。4角で一つ外に持ち出し、出口で上手くオルフェーヴルの後方に持っていって3列目で直線。序盤で中目からエイシンフラッシュと共に伸びを見せるがジリジリ。L2でジリジリとエイシンフラッシュとの差は広げるが、外差2頭には伸び負けする。L1でもジリジリと伸びてトーセンジョーダンには競り勝って掲示板確保の5着。この馬の良さである総合力を活かせなかった競馬だったと思います。まず展開は平均ペースでポテンシャル型に優位に働いたし、緩んだところで馬群凝縮、ポジションの良さも消されてしまった。直線では緩んで進路確保に動いた割にすぐ反応してはいるけど、そこからのトップスピードも足りないし、勢いをつけてきた馬が多かったので、最後もポテンシャルの差が出た。天皇賞を見てもポジショニングがこの馬の良さの結構な割合にあると思うし、後はとりたてて大きな長所はこのクラスに入ると無い。その点が今回もろに出ちゃったのかなと思う。欲を言えばビートブラックを追っかけるぐらいの気持ちが有ったらもう少し違う結果になったのかなとも思う。今回は持ち味を出し切れなかった感じ。まあでもポテンシャルでは上位には見劣りますかね。



  6着トーセンジョーダンは五分のスタートから積極的に前にポジションを取りに行き、2列目でジェンティルドンナにプレッシャーを与える形で進める。道中はしっかり折り合って番手の位置を進める。3角手前で少し離されるような形で単騎の2番手に。3角でも更に緩めてビートとの差が開く一方。4角で2列目に吸収されて、4角で追い出して2番手5馬身差ほどで直線。序盤で外に膨れてしまって右鞭が入るも最内突けずにジェンティルに入られる。L2ではキレ負けしてしまいジリジリ後退。最後まで大きくはばてずにしぶとさは出したものの5着争いでも負けての6着。ん~まあ今回はオルフェーヴルのアシストに徹底した感じはする。3角手前から少し緩めて馬群を凝縮させ、4角でオルフェーヴルを確認してから仕掛けているし、多分オルフェーヴルが捲るときに捲りやすいようにペースを落とす作戦だったんだろうなと思う。そしてジェンティルドンナの進路も本来は閉めたかったんだろうけど、直線序盤で馬が外にヨレてがっぽり空いちゃった。これは痛かったね。スミヨンとしてはこれは失敗だと思うな。作戦は別にして、この馬の場合はできれば緩めずに平均的な競馬を心掛けるべきだし、その点でこの馬の得意の競馬にはならなかった。直線で勢い付けている馬に対して、こちらは出口で仕掛けているわけだから。トップスピードも問われたうえに、自らギアチェンジが必要な競馬になったのも大きい。個人的にはこの展開で6着なら悪くないし、復調しているのは間違いないと思う。有馬記念でどういう競馬ができるかが楽しみにはなった。


 7着ビートブラックは好スタートから腹を括って積極逃げ。それでもトーセンが積極的につけてきて大逃げには持ち込めずの競馬。終始ややおっつけ気味の競馬で進める。3角手前ぐらいから3角の下りでじわっと差を広げに掛かるがペースはそこまで上げてない。4角で大きく差を広げたまま5~6馬身差ぐらいで直線。序盤ではまだリードを保っていたが、流石に坂を上りきったL2では勢い無くして失速気味でジェンティル・オルフェーヴルに交わされる。それでも最後まで大きくはばてずにジリジリ下がって7着に終わった。この馬の競馬はできたけど、基礎スピードがちょっと足りなかったという感じ。2400mでこのクラスだとちょっと苦しい。この馬としては平均ペースで刻んでいるんだけど、上位からすれば馬場を考えればややスローペースだったってところだから、このペースなら直線序盤でも差を詰められないぐらいの余裕が欲しかった。結局序盤このペースを刻むのに多少無理があったということだろう。上り35.6でまとめても、上位が軒並み32秒台じゃあ、相当大逃げの形にならないと苦しかった。後続がついてきた時点でもう苦しかったかな。


 9着エイシンフラッシュはまずまずのスタートからじわっと下げて中団で競馬。道中少し引っ張るところはあったし3角で恐らくちょっと緩んだところでもまだ引っ張っていた。3角で内目を追走、4角で外に持ち出してオルフェーヴルの押し上げたスペースに移動して3列目で直線。序盤はそこから一瞬伸びかけたが、L2ではもう完全に脚色見劣ってしまい9着完敗。終始力んでいた感じはあったけどそれにしてもちょっと負けすぎだったかなあ。ある程度ペースが上がったことは多少要因があると思うけど、このレベルの2400mはちょっと長いのかなあ。春天の2着や有馬の2着があるから良くわからん。まあ、恐らくL3最速戦でポテンシャル型にポテンシャル出し切られる競馬になると苦しかったのかも。う~ん、ちょっと判断が難しい。


 10着ジャガーメイルは五分のスタートから下げてほぼ最後方で進める。3~4角でも最内を追走し最後方列で直線。序盤で最内から伸びを見せるが、L2でもう伸びなくなだれ込むだけの10着に終わった。まあこの競馬なので、後はどれだけ差せるかって所だけど、全然伸びがなかったし、この馬らしいキレ味も見せられなかった。完敗。追走に脚を使わされるペースというほどでもなかったと思うし、ちょっと残念な一戦。この展開ならせめて最後までばてずに伸びてほしかったな。


 13着ソレミアは五分のスタートからある程度押して前目につけていく。最終的には4番手で競馬。終始おっつけ気味で追走。3角でもじわっと手を動かしながら内目を追走、4角でトーセンを目標に仕掛けるも3列目に下がって直線。序盤でオルフェーヴルの後ろの進路が有りながらも伸びず、キレ負け。そのまま下がって惨敗となった。ま、凱旋門賞馬には申し訳ないけど、ロンシャンの重馬場と東京のパンパン超高速馬場では天と地の差がある。脚の遅さが最大の敗因でしょう。トップスピードがないとキツイね。


 16着ローズキングダムは五分のスタートから中団で競馬を進める。道中外目で折り合いに専心する形。3角で外からじわっと押し上げて3列目、4角で2列目に並びかけるが外からオルフェーヴルに捲られ前に出られて3列目で直線。序盤でもう既に脚色悪く下がっての16着惨敗。ん~まあ勝ちには行ったんだろうけど…負けすぎたのはポテンシャルがあまりに差があったのかな。ポテンシャルタイプではないし、外でこういう競馬になるとどうしようもない。緩んだタイミングで押し上げたこと自体は悪くないけど、一瞬しか使えない脚を温存できなかったのが大崩れした要因かな。


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→次走狙い馬:オルフェーヴル,トーセンジョーダン     

競馬予想型   まじん西関脇 予想歴23年 回収率138% すっきりしなかった
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海外のメンバーはやはりどうでもよかった。
結果ソレミアは13着、内弁慶になりつつあるJC。
すっきりしないのは岩田JKのせいですね。今さらフェアプレー精神を彼に求めたところであり得ない話です。岩田JKのあの騎乗スタイルでにっこりするときもあるわけですからいたしかたないところ。賛否両論わかれるところでしょうが、騎乗停止2日は甘いと思います。池添JKが落馬したら後続の馬にもみくちゃにされただろうし、国の宝オルフェーブルが故障したらどうなったのでしょうか?上からの中継を見たら本当に悪どい騎乗がまるわかりでした。ちょっと残念だけどジェンティルドンナの素晴らしさだけはよくわかりました。凱旋門賞にこの馬がでていれば勝ち馬はソレミアではなかったでしょう!

次走(有馬記念)上位の2頭は語るまでもありません当然軸です。穴っぽいところでいえばトーセンジョーダンがもっと下の方にいるかと思ったけど6着ならある程度我慢がききそう。有馬記念では狙いたいですね。
エイシンフラッシュは相変わらず当てにできない。だいたい3走目はいつも走っていたと思うけど・・・来るときはあっさりでしょうから次走狙いです。

ルーラーシップはゲートの問題もありますが、やはり上位から2馬身以上いつも離されます。これが国内で勝っているG1級との力の差でしょうか?ステイゴールドやナイスネイチャを思い出します。有馬記念で発走をやらかすと致命傷です!掲示板はあっても連からみは難しいとみて、消すのは恐いからまた三連複の紐扱いですね。

切ったフェノーメノ有馬記念もでてくるなら消しです。上位4頭は調子が上がってくるほうですから確実に調子を落としていくとみます。

これにゴールドシップも出てきますから有馬記念が楽しみです。
レースレベル:5
→次走狙い馬:エイシンフラッシュ,トーセンジョーダン
→次走危険馬:ルーラーシップ,フェノーメノ

競馬予想型   雨龍泥舟東前頭三枚目 予想歴43年 回収率101% ジャパンカップ2012回顧
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もの凄いレースでしたね。予想で女剣士あずみのように強いと評したジェンティルドンナですが、思わずあずみと宮本武蔵の決闘場面を思い浮かべてしまいました。

あずみが武蔵の肩に打ち込んだところでストップがかかります。そこで武蔵は思い悩むわけです。自分は負けたのか?いやストップがかからなければ自分は勝っていた。いや、あずみは自分の首をはねることができたのにわざと肩を狙った。いや、あのときあずみの体勢は崩れていたので、肩に打ち込みことしかできなかった。そうであれば自分は勝っていた…。

今のオルフェーヴルも武蔵と同様な気持ちでしょうか。有馬記念が楽しみになってきました。もっとも、有馬記念オルフェーヴルに有利とはいえないですね。2頭軸でいきましょうか。

今回の勝因の一つに岩田Jの好騎乗をあげることができます。15番枠からの発走で、好位インにポジジョンをとり、脚を溜め直線に賭けます。そして、これは以前にも書きましたが、あの独特の「岩田追い」ともいえる追い方は、叩き合いになれば他騎手を首差引き離す推進力があります。

レース後に一口馬主の掲示板を見たら、あいかわらずJRAの裁定がぶれている云々の書き込みがありましたが、逆ですね。これからはこれでいきますという明確なアナウンスです。大体あれで降着とか失格とかにしていては競馬が成り立たない。

岩田は長島型、直感型の騎手ですが、まぁ、一種の天才性をもった騎手ですね。福永パパの域にはまだですが、現代の騎手の中では明らかに異色といえる存在です。

馬券は、一応当たり馬券は持っていましたが…。オルフェーヴルジェンティルドンナの組み合わせは元取りでいいと思いながら、直前に多少欲が出て、オルフェーヴルからの馬単と馬連を同額買ってしまいました。これではかなりのマイナス。
→次走狙い馬:ジェンティルドンナ,オルフェーヴル     

競馬予想型   ロックステディ八戒東前頭十一枚目 予想歴13年 回収率67% オルフェ先輩、池添先輩、舐めた予想をしてサーセンっした!
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 オルフェーヴル、強かったですね。
 一応、馬乗で命を張ってる騎手の悪口を言うのは控えるようにしているんですが、トールポピーのオークスでマイネレーツェルを本命にして以来、アンチ池添騎手な気質を持っていまして。。。
 今回のオルフェーヴル×も、池添だとなあ、というので消し材料を探していたような気がします。
 気性に難がある馬ですから、内有利の馬場を見て前目につけたジェンティルドンナのような競馬ができないのは仕方がないところでしょう。
 それでも、大外枠から捲って、オルフェーヴルの能力を十全に引き出す競馬をしたと思います。
 ああいう競馬をするのなら、今後どんな条件でも好走するでしょうね。精神面はともかく、身体的には多分サラブレッドの最高ランクにいる馬でしょうから。
 今でも正直好きになれない騎手ですが、オルフェーヴルには池添騎手が一番なのでしょうね。

 ジェンティルドンナはやっぱり岩田騎手の騎乗が良かったように見えます。
 直線は強引な騎乗で、池添騎手とオルフェーヴルにしてみたら文句もあろう結果でしょうが、ああして併せ馬の競馬になったことで、オルフェーヴルも能力を出しきれたと思うのですよね。
 2頭のマッチレースは、多分一生忘れられないでしょう。
 リアルタイムで見ていないのですが、ナリタブライアンとマヤノトップガンもあんな感じだったのかなあ。。。
 次走はわかりませんが、中山コースの有馬記念ではオルフェーヴル以上の評価はし難いですし、来年以降は斤量差も縮まるので、狙い難いところです。

 ビートブラックは前走に続いて、今回もよく粘っていました。
 内有利の馬場を狙って、ジェンティルドンナを始めとして前目の競馬を試みた馬が多かったので、この馬場が逆にマイナスになったかもしれませんね。
 しかし、逃げ馬らしく他馬が油断をするようになればまた大きな所を狙えそうな気がします。
 来年の天皇賞春まで注目したほうが良いんじゃないでしょうか。
レースレベル:5
→次走狙い馬:オルフェーヴル,ビートブラック     

競馬予想型   三面大黒天西十両四枚目 予想歴18年 回収率50% 池添は何故シバキあげなかったのか??
17拍手
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レースの回顧というより、勝手に疑問に思ったことを勝手に答えて勝手に納得してしまおうと思います。

(1)フェノーメノのシャドーロール
(2)ルーラーシップの出遅れ
(3)岩田は何故先行できて、インベタが成功したか。
(4)府中の3角捲りは掟破り。
(5)題名のとおり「何故にムチを入れなかったか」

(1)から
パッドク観てて良さそうに見えたのが⑩ダークシャドウと⑯トーセンジョーダンと⑰オルフェーヴル
逆に⑬ルーラーシップは元気なく見えたし、いつもGoodlookingなエイシンフラッシュも元気なくみえた。
さらに、④フェノーメノと⑮ジェンティルドンナはチャかついててこりゃまずいなと思ってました。
フェノーメノについては事前にシャドーロールをするって情報を知らなかったんで(そういや調教ではしてましたね)邪魔なのかなぁって思ってました。よく初ブリンカーや初チークピーシーズを装着するときは買いっていうんですけど、私に言わせりゃ集中できんからするわけで、してる時点でマイナスですね。フェノーメノの場合はナンデ装着したのでしょうか??
天皇賞(秋)はタマタマ、Eフラッシュがハマっただけで勝ちに等しいと思ってたのですが・・・
こういうイランことするとロクなことないなって思ってみてました。
余計なことすんな!!って感じです。

(2)
ルーラーシップはこれで3戦連続の出遅れ。予想には書かなかったですがこれは想定済み。まんまと出遅れたのですがこうやって外人ジョッキーにコロコロ変わられては癖も何もわからんではないか!!
福永に固定しろ。従順な馬やから奇襲さえされなければテキストどおりの乗り方で出遅れも無く回ってこれると思うのだが・・・
実際、ウィリアムズは出遅れ以外は最高の乗り方してると思います。
後方インにつけて直線で外目に出して強襲する。
五分に出てたとしたならウィリアムズのことやから、無理に外目を先行して無駄足を使って最後のキレなんて出せんかったと思う。
結果的に直線だけの競馬で正解だったから3着だったんでは。。。
おそらく、有馬にも出てくるでしょう。中山なら距離のごまかしが効くのでウィリアムズがそのままなら出遅れなく好ポジショニングをできるかもしれないので買いかなと思わせました。

(3)
毎年インベタできる馬が好結果を残すJC。
今年は枠番からいってフェノーメノかなって思ってたら、なんのその岩田が果敢に内に陣取り押し切り。まぁ、フェノーメノも直後につけてるんですが…予想どおりの思い切らないエビショウの乗り方でした。前に出れば結果がついてきたのに…
岩田の乗り方は賛否両論あるとは思うのですが、直線までで勝負あったと思ってます。これってローズsで試した乗り方と同じ。先行させても大丈夫な自信があったんでしょう。だって試走してんだから。
内はそんなに悪くなかったわけで、逆にいうとイケメン石橋とスミヨン以外のジョッキーは何やってんだと問い正したい。それで勝てると思うてかって。
これをヤれるかヤれないかで勝てるか勝てんかが決まるのですね。
岩田は直線で真っ直ぐ走らせられないもしれないけど、レースに挑む気迫と展開のアヤを手にする運は日本人ジョッキーの中では群を抜いているのだと思った。

(4)
府中の3角マクリは禁じ手だろう。
思わず「早い!!まだだ!!」と岡部さんのようなことをテレビに向かって言ってしまいました。
ここで、オルフェーヴルの武器で有り弱点で有ると思っている“反応の速さ”が出てしまった。私的にいえば凱旋門で負けた理由とJCで負けた理由はココにあるのではないかと思っています。
鞍上が3完歩くらい動いて欲しいのに5完歩ほど動いてしまう。
府中やロンシャンは我慢比べなのに反応が良すぎてスッと出てしまうのですね。前に出すぎた後でヨレるのです。癖といえばそれまでなのですが池添は何度も乗ってるだろうが…と思ってしまいました。
反応の良さは(5)にも続きます。

(5)
今日1番の疑問。池添は何故シバキあげなかったのか??
どうしてもササる癖があるオルフェーヴル
蓋をしにいったなどという芸当が池添にできるわけがない。
Tジョーダンと併せていたのに垂れたのでBブラックに目標を変えていったところをジェンティルドンナに割り込まれ、さらに弾かれただけ。そもそも直線ではずっと左に馬が居たわけで右ムチを入れればさらにササって斜行をとられるし、左ムチを入れたいけどスペースがない。(映像はJRAの全周パトをご覧下さい)直線で左が常にブツかっているのでシバけなかっただけ。早い段階(直線に向いた瞬間は右に誰もいないので)で左ムチを入れて直線の5分どころを進ませれば突き抜けていたかもしれない。
3角すぎで動き出し「早い」と言わせたくせに直線では「(追い出すのが)遅い」と言わしめた池添。
非常な「赤バッテン」は彼を降ろすのではないでしょうか。おそらく外人に交代。誰乗ってもササりますよ。

私の持論では兄ちゃん夜路死苦で小回り向きなので中山では買いなのですが乗り替わられるとちょっと・・・
あの反応の良さは小回りでは最大の武器なので。。。
あれを生かすか殺すかは鞍上次第。



結論

ジェンティルドンナは広い馬場、府中や京都、阪神の外回りでは最強。パンパンの馬場であればあるほど最強。

オルフェーヴルは天才。ただ天才と基地外は紙一重。

岩田以外の日本人ジョッキーは勝つ気が無いのか??

岩田は府中の直線では詰まらせるので短距離では注意。




完全に個人的主観です。ご容赦ください。




次走、有馬はエイシンフラッシュ様の出番です。
今回程よく負けて人気を落とすでしょう。
スローのヨーイドンなら最強。のはず・・・
レースレベル:4
→次走狙い馬:エイシンフラッシュ,オルフェーヴル     

競馬予想型   クライスト教授東関脇 予想歴33年 回収率250% 「逆だろ」と言ったのは…
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これ以上のレースは臨めず当然ながらレベル5!

■…オルフェーブル
帰国戦だった今回は残念な結果となったが、次走が有馬記念ならおそらく敵はいないはず。よって狙い馬に。

■…エイシンフラッシュ
秋天でフルに仕上げた反動が今回出た格好で着順を懸念する必要はないと推察。
ただし、次走も一流外国人騎手が騎乗することが条件となるため次点の狙い馬に。

□…ルーラーシップ
好調が続けば好走も可能だろうが、宝塚記念からの出遅れが今回も出たように、リスポリが外国で勝った以外は全て後方差し競馬しかしてこなかった悪癖が染み付いてしまった模様。
おそらく次走は有馬記念だろうが、東京コースならいざ知らず、中山コースでこの悪癖が出てしまうとあきらかに不利となる。よって次走危険馬に。

□…ダークシャドウ
次走が有馬記念なら小回りだけに同馬にもチャンスは十分ありそうだが、如何せん同馬には誰が騎乗するのか全く不明なのが問題。
今回はわざわざムーアを移動させてデムーロが乗ったが、外人以外では岩田康か戸崎圭でも乗せないと(内田博はゴールドシップがいるし、安藤勝は既に隠居状態のため使用不能…)その他ではとても今回以上の好走は期待できないため次走危険馬に。

※きっと今頃は…
「逆だろ」…ボソッと呟いてしまった一言に、おそらくイ○キさんは頭を抱えているだろう。思わず口すべらしちゃったもんで!(笑)
それにしても審議にするのが異常に早かったように感じたのは私だけかな?(降着じゃなくて良かった…苦笑)
レースレベル:5
→次走狙い馬:オルフェーヴル,エイシンフラッシュ
→次走危険馬:ルーラーシップ,ダークシャドウ




つぶやき
ハショタ
03/15 09:38

午前の予想は無理ですか?

南川 麒伊知郎
03/07 20:03

編集長、お忙しい中すみません。 マイページの更新の方をよろしくお願いします。

北川 麟太郎
02/11 02:53

編集長、お忙しい中すみません。 マイページの更新の方をよろしくお願いします。

   つぶやきだけ全て見る
競馬ナンデチャンネル
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コメント

ムトト>>

>>夏影


03/09 21:42

@ディープ記念 ナイス読みです!

ムトト>>

>>ムトト


01/25 01:15

はやと>>

>>ムトト


01/20 08:07

@京成杯 ナイス



6
大阪杯
◎ベラジオオペラ
○ロードデルレイ
三連単5-13-7番
30,910円 的中

ハショタ
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