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新着予想>函館記念2013結果回顧一覧

函館11R 函館記念 2013年7月14日(日)
芝2000 3歳上GIII 曇良 平均レースレベル3.0

87654321枠番
16151413121110987654321馬番





































































































馬名



牡6牡6 牡6 牡8 牝6 セ6 牡6 牡4牡4 牡10 牡4 牝6 牡5 牡6 牡8牡4性齢
5556 53 54 53 54 56 5657.5 55 56.5 55.5 52 54 4855斤量


























騎手
単勝オッズ単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ単勝オッズ人気
結果着順結果着順 結果着順 結果着順 結果着順 結果着順 結果着順 結果着順結果着順 結果着順 結果着順 結果着順 結果着順 結果着順 結果着順結果着順着順
BC爺
軍神マルス
予想屋マス
カタストロ
覆面予想屋
  <予想家の色:馬場型 展開型 血統型 騎手型 パドック型 調教型> <背景濃色=自信度S・A>

タイム 1:58.6 4F 47.7 3F 35.7
単勝8番480円(3人気)
複勝8番230円(3人気)1番400円(6人気)15番600円(8人気)

競馬予想型   BC爺西前頭一枚目 予想歴12年 回収率91% 納得の負け
4101PV

勝ったトウケイヘイローは逃げて快勝。
意外と楽に単騎で行けたのもありますけど、
全く追いつかれる気配がない快勝でした。

2着アンコイルドは枠を生かした先行策で文句なしの競馬。
これで負けたんじゃ仕方ないですね。

3着アスカクリチャンは岩田騎手らしいイン突き。
内枠なら買うつもりが8枠で止めてしまったんですけど、
さすがイン大好き騎手。

エアソミュールは底力がないので、まぁこんなもんでしょうか。
能力自体は高いので、大きく人気を落とせば面白い存在。

それにしても配当が安いですねぇ。
1番人気も2番人気も飛んだにもかかわらず、
アンコイルドアスカクリチャンでワイド27倍は割に合わないです。
レースレベル:3
→次走狙い馬:エアソミュール       

競馬予想型   軍神マルス東前頭一枚目 予想歴15年 回収率137% 函館記念 ローカル重賞好走歴のある季節労働馬に注意。
3983PV

2013年 タイム 1’58”6 (良) 1FAve=11.86 3FAve=35.58

ラップ
①12.2-②11.0-③11.7-④11.8-⑤12.1-⑥12.1-⑦12.0-⑧12.0-⑨11.6-⑩12.1
1FAveとの誤差
①+0.3 ②-0.9 ③-0.2 ④-0.1 ⑤+0.2 ⑥+0.2 ⑦+0.1 ⑧+0.1 ⑨-0.3 ⑩+0.2
テン34.9-中盤48.0(3F換算36.00)-上がり35.7 『前傾・一貫』

『前傾』・・・逃げ× 先行△ 差し○ 追込◎
『一貫』・・・逃げ△ 先行○ 差し◎ 追込△

1着トウケイヘイロー・・・ゴールドヘイロー×ミルジョージ=サンデーサイレンス×ネヴァーベンド 〔9-f〕 1-1
2着アンコイルド・・・Giant’s Causeway×Alzao=ストームバード×リファール 〔4-n〕 2-2
3着アスカクリチャン・・・スターリングローズ×ダイナレター=ミスプロ×ノーザンテースト 〔3-n〕 12-6

流れは、テン-上がりのラップ差から『前傾』と中盤の締まりと中盤と上がりのラップ差が少ないことから『一貫』の複合ラップ。展開的には、差しが最も恵まれ、次いで追込、逃げ・先行には厳しい流れと考える。ただし、函館芝コースがローカルコースのため、「ローカルコースの鉄則」が活きやすく、前が逃げ粘れる傾向にも合致した結果と考える。

1着トウケイヘイローは、前走鳴尾記念1着(=阪神芝2000m)からの好走。函館芝コースは初で、芝2000m戦は(1-0-0-0)でした。前走は初の芝2000m戦を距離をこなして好走し、またこのときの3着馬ダノンバラードは次走宝塚記念で2着に好走していたことからも、能力を期待できる馬でした。これまで東京芝コースや新潟芝コースでの好走はあるが、中山芝コースや阪神芝コースでも好走していることから、小回りコースも十分にこなせると考え、今回4コーナー2番手以内に位置しそうな馬ということでも好走に期待したが、ただし斤量57.5kgとハンデが重く、その点をやや割り引いて評価したが、結果1着好走。やはり「ローカルコースの鉄則」が活きやすい重賞でもあり、斤量は重かったがそれ以上に前が止まらない開催4日目の馬場だったことと、2着アンコイルドに0.3秒差をつけての好走からやはり本格化と考えての好走と思います。直線の長いコースでは信頼性は落ちるかもしれないが、小回りコースではこの先行力は大きな武器になると考え、今後の好走にも期待する。
 ゴールドヘイロー産駒は地味目なサンデーサイレンス系で、ダートで活躍する馬も多いが、芝へ路線を変更しても走る柔軟性が最大の長所。芝だと外枠が好成績でもある。総じて短距離馬は差し、中距離馬は逃げ・先行を得意としている。母父ミルジョージはネヴァーベンド系で、スローペースより消耗戦に強く、前走が不振だったとしても展開が厳しくなると好走する。成長力もあり、高齢になっても蘇る馬もいる。強気な競馬をすると持ち味が活き、大レースに強い特性を秘める。
 No.〔9〕の牝系は、早い時期から好走できるが本格化前までは詰め甘なところがある牝系。小回りコースは鬼門だが、広いコースは好走が多い。人気よりもやや人気が落ちて伏兵の立場のときの方が好走しやすい特性もある。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面叩いて一変が少ないタイプ。不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い。

2着アンコイルドは、前走巴賞8着(=函館芝1800m:0.8秒差)からの激走。函館芝コースは(0-0-0-1)、芝2000m戦は(5-1-0-1)でした。前走巴賞は、休み明けでスタートで出遅れ後方からの競馬になってしまったが、本来は前々で立ち回れる馬でもあり、今回最内枠で叩いた効果も期待できるのであれば、好走も可能と考えて期待して評価し、結果2着好走。最内枠で先行したことが最大の好走要因と思うが、芝2000m戦の好走の多さもプラス要因だったと考える。近走では不振だったが、今回の好走で父ストームバード系の特性が活きてくることに期待して、今後の好走にも期待する。夏のローカル重賞ならば好走可能と思うので、期待したいと思います。
 Giant's Causeway産駒はストームバード系で、ハイペースで飛ばしても簡単にバテない先行押し切り型。またストームバード系は、好調期にまとめて稼ぐ短期集中型が多く、2~3歳戦で好走できるスピードと完成度の高さがある。好調期には連続好走を続けるのだが、不調期になると崩れ好走できなくなるのがストームバード系。労せずに先行できる内枠か揉まれない外枠で結果を出しやすい。母父ミルジョージはネヴァーベンド系で、スローペースより消耗戦に強く、前走が不振だったとしても展開が厳しくなると突っ込んでくる。成長力もあり、高齢になって蘇る馬もいる。母父としても消耗戦の強さを伝え、強気な競馬をしてこそ持ち味が活き、また大レース向きでもある。
 No.〔4〕の牝系は、3歳春から力をつけてクラシックで好走するような成長力もあるが、さらに3歳秋から古馬にかけて成長力が著しい。またスタミナを活かしての好走が得意。分枝記号rは、あらゆる条件を平均的にこなすタイプ。分枝記号nは、仕上がり早で素軽いスピードと立ち回りの上手さが持ち味。底力には欠けるが器用さでカバーする。また短距離向きの馬が多く、中距離馬は洋芝開催向き。

3着アスカクリチャンは、前走新潟大賞典8着(=新潟芝2000m:1.1秒差)からの激走。函館芝コースは初で、芝2000m戦は(1-0-1-6)でした。近走は凡走続きだったが、12年七夕賞1着(=福島芝2000m)や12年新潟記念3着(=新潟芝2000m)と夏のローカル芝2000m重賞で好走があり、また夏のシーズンでの好走が多い馬で、侮ってはいけなかった馬でした。夏のローカル戦では、中央場所では苦戦続きも小回りローカルコースで好走出来る、季節労働馬に注意と反省したい。今回は展開に恵まれての好走と思うので、近走成績からも昨年のような好走には期待薄と思われ、次走人気になるようなら逆に軽視したい。
 スターリングローズ産駒はミスプロ系で、ダートの短距離が主戦場だが、上級馬は芝もこなす。軽い先行力を持ち味に、主にローカルコースを稼ぎどころにしていて、軽ハンデの好走が目立ち、減量騎手の時は注意が必要。母父ダイナレターはノーザンテースト系で、距離は1400~1600mに向き、どちらかといえばダートに向くパワーを有し成長力は普通。
 No.〔3〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。古馬での成長力も豊富。直線の長いコースでの末脚勝負にも強く、東京や京都芝コースでの好走も多い。分枝記号nは、仕上がり早で素軽いスピードと立ち回りの上手さが持ち味。底力には欠けるが器用さでカバーする。また短距離向きの馬が多く、中距離馬は洋芝開催向き。

函館記念のポイントは、
①『前傾』になりやすく、「ローカルコースの鉄則」が活きやすく、基本前で展開する内枠の馬に注意。
②4コーナー2番手以内の逃げ馬の好走が多く、逃げ馬を中心に据えるべし。
③欧州型スタミナ型血統中心。特に凱旋門賞好走血統。ニジンスキー系・トニービン系は特注、リボー系要注意。基本的にトニービン重賞。
④函館巧者は特注、2000m巧者に要注意。特に夏のローカル重賞好走歴のある季節労働馬にも注目。
⑤巴賞からのステップ馬は注目。巻き返しが可能なタイプは、巴賞を後方から外を回して届かずのタイプ。位置取りショックが期待できるなら狙うべし。先行していたタイプは連続好走が可能なタイプかを吟味すること。特に高齢馬の連続好走は多くない(=函館記念は4・5歳馬が強い傾向もあり)。
→次走狙い馬:トウケイヘイロー,アンコイルド     

競馬予想型   予想屋マスター東十両八枚目 予想歴24年 回収率% トウケイヘイローが重賞連覇
3460PV

第49回函館記念は、3番人気に推されたトウケイヘイロー(武豊)の逃げ切りで幕を閉じた。

競馬理論の競馬予想では、レベルの高い鳴尾記念の勝利とイン有利の馬場を考慮し、楽に逃げを打てれば押し切る可能性が高いと判断していたものの、内枠のイケドラゴン及びコスモラピュタに競りかけられる可能性を考慮し、トウケイヘイローを本命評価にできなかった。

レースでは、トウケイヘイローは抜群のスタートを切ると、楽に先手を取ることができた。
そして、トウケイヘイローは、平均よりやや早いペースで後続に脚を使わせる展開に持ち込みつつ、直線に向くと後続を引き離して、第49回函館記念を制覇した。

トウケイヘイローの第49回函館記念の勝利という結果は、逃げ馬にとっては最も有利なイン有利の馬場に恵まれたものではあるが、57.5キロのハンデで2馬身近い着差をつけたことは高い評価に値する。

よって次走の札幌記念においては、メンバーが強化する点を考慮してもトウケイヘイローに高い評価を与えるべきである。
特に札幌記念がイン有利の馬場で行われるようであれば、トウケイヘイローの逃げ切りの可能性が高まる。

第49回函館記念では、7番人気のアンコイルド(吉田隼人)が2着に入った。
競馬理論の競馬予想では、1枠1番からの発走でイン有利の馬場を最大限に生かせるアンコイルドにも高い評価を与えていた。

レースでは、アンコイルドトウケイヘイローの直後となるインの3番手を確保した。
そしてアンコイルドは、直線入り口でトウケイヘイローの外に持ち出したものの、逆に突き放されてしまい、2着を確保するのが精一杯であった。

アンコイルドの第49回函館記念の2着という結果は、インの3番手を追走ということからもわかるように、イン有利の馬場を最大限に生かしたものであり、レース内容としては着順ほどの価値はない。

よって今後のサマー2000シリーズの競馬予想においては、アンコイルドに第49回函館記念2着馬ほどの高い評価は不要である。

一方、第49回函館記念では、8番人気のアスカクリチャン(岩田康誠)が3着まで追い上げた。
競馬理論の競馬予想では、コースロスを嫌う岩田騎手ことなので、馬群がバラける展開になれば外枠であってもラチ沿いに潜り込む可能性があると判断し、アスカクリチャンにも押さえ評価を与えていた。

レースでは、アスカクリチャンは外枠からの発走ということもあり中団の外目からレースを進めた。
そしてアスカクリチャンは、向こう正面くらいから徐々に内目に進路を取り、直線では内から追い込んだがのだ3着止まりであった。

アスカクリチャンの第49回函館記念の3着という結果は、イン有利の馬場で極力ロスのない競馬をさせようとした岩田騎手の好騎乗によるものだが、内枠を引いていれば2着は可能であった内容であった。

よって今後のサマー2000シリーズの競馬予想においては、「夏場は走る」アスカクリチャンにそれなりの高い評価を与えるべきである。

さて、第49回函館記念において競馬理論が本命に予想したサトノギャラント(北村宏)は4着に敗れてしまった。
競馬理論の競馬予想では、イン有利の馬場には不向きな追い込み脚質ながらも、逃げ馬揃いのハンデ戦でハイペース必至と判断し、サトノギャラントの差し切りを狙った。

レースでは、サトノギャラントは中団よりやや後方の外目を追走し、直線でも大外から追い込んだものの、4着止まりであった。

サトノギャラントの第49回函館記念の4着という結果は、イン有利の馬場で終始外を回らされてのものであって、レース内容としてはアンコイルド及びアスカクリチャン以上であり、トウケイヘイローとも互角と見ることもできる。

よって今後のサマー2000シリーズの競馬予想においては、外の差しが届く馬場や先行馬が揃ったメンバー構成の場合には、サトノギャラントに高い評価を与えるべきである。

以上のように、第49回函館記念は、トウケイヘイローがスピードの違いを見せつけて逃げ切った。
ただし第49回函館記念は、函館競馬場の芝コースにおけるイン有利の馬場が結果に大きな影響を与えたものである。
競馬理論のファンの方は、第49回函館記念のレース内容を評価するときにはこのことを忘れないで頂きたい。

以下のURLから2013年以前の函館記念の関連記事がご覧いただけます。
http://www.keibariron.com/database/hakodatekinen

函館記念のコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。

予想屋マスター
http://www.keibariron.com/
レースレベル:3
→次走狙い馬:サトノギャラント       

競馬予想型   カタストロフィ西前頭二枚目 予想歴16年 回収率100% 函館記念2013回顧
3拍手
6356PV

1:58.6 12.2 - 11.0 - 11.7 - 11.8 - 12.1 - 12.1 - 12.0 - 12.0 - 11.6 - 12.1


 ラップ的に見てもわかるが、非常に芸術的なほどの平均ペース。緩急が無いようで、後半からは12秒台と良いペースで運べていて、L2最速11.6を引き出すのにつながった感じ。こういうペースなので後方の馬は自力で押し上げないといけなくなったし、3~4角で外から動いた馬にはかなり厳しい展開になっていると言える。基礎スピード、ポテンシャルが無いと苦しい競馬になったかな。


 1着トウケイヘイローは好スタートからある程度出して行って楽にハナを取りきった。外からモズが絡んでこようとはするがペースを落とさずにハナを譲る気配を見せないままコーナーワークでしっかりリードを取った。向こう正面過ぎぐらいから若干ペースを落としてやや馬群凝縮して3角へ。3~4角でも最内楽な手ごたえでじわっと突き放し、2馬身ほどのリードで直線へ。序盤から出し抜いてリードを広げ、最後は少し詰められたもののセーフティリードを保っての快勝となった。楽な展開ではなかったと思うんだよね。今回これほど綺麗なラップを刻んでいて、普通ならもう少し縦長になってもいいんだけど道中少し緩めたとはいえ12.0前後で3角手前には少し凝縮するぐらいだった。各馬トウケイヘイローは楽に逃がしてはいけないという意識は確実にあったと思う。その中で、各馬に脚を使わせて自身は要所で出し抜くぐらいの余力を残していたんだから、正直2000mでこの競馬ができるなら2000がベストだと思うよ。かなり強い。あと、言うまでもないことだと思うけど、このラップを刻める武豊は凄いと思うわ。鳴尾記念の時は折り合いで探り探りの感じであのペースアップは正直多少苦し紛れだったとは思うんだけど、今回は折り合いを重視してペースを最初から引き上げて気分よく走らせた。それでいて後続のプレッシャーをかけられないようにポジションを取って、要所であの出し抜く脚を引き出したのだからまた一枚この馬のパフォーマンスを引き上げてきた。こういう馬に乗せると天才的だねホント。これで折り合いはギリギリでも緩めてペースアップで良さを見せた鳴尾記念、一貫ペースで気分良く運んで強さを見せた函館記念と2000なら対応できるところを見せてきた。この内容なら東京2000でも対応できそうなんだな。多分毎日王冠の方が条件的には良いと思うけど。より基礎スピード問われるから。ただトップスピードもそれなりに見せているから、ペースをある程度引き上げてリードを保った状態ならと思えるパフォーマンスだね。今後も期待したい。


 2着アンコイルドはまずまずのスタートから押して押してポジションを取りに行き、2列目ポケットと絶好の位置を確保する。道中は一貫ペースとなったが上手く前にスペースを置いて進めていく。3角ではそのスペースをじわっと詰めていく形で最内仕掛けて動いていく。4角でトウケイヘイローの一つ外に出して仕掛けるが出口で置かれて2馬身差で直線。序盤でジリジリ差を詰められず。最後は若干差を縮めたものの後続の伸びも良く僅差の2着を確保するのがやっとだった。ん~まあ展開的には最高に近いですよね。良いポジション取ってこの馬の良さである平均的な競馬での基礎スピード、ポテンシャルを活かす形になった。イメージより2列ほど前で競馬しているし、序盤で脚を使ってこのポジションを取りに行って後続は封じているというのは評価できるが、勝ち馬と比較すればやはり見劣る内容ではある。この馬は2000mが一番合うのは間違いないと思う。このペースで積極的に行って最後までばてなかったわけだし。ただ要所で置かれたりとこの辺の甘さがどうしても出るから勝ち切るにはもうちょっとL1落ち込むような厳しい持久戦にならないとという所だろうかな。まあ今回はかなり上手く乗られているので、今後も詰めをどうするかってところだろうな。一貫ペースは良かったけどもうちょっとペースが上がった方がこの馬にはやりやすいかも。結構嵌ってはいるし、次走が勝負だろうね。今後もこれぐらいのポジションを意識出来れば。


 3着アスカクリチャンはまずまずのスタートから序盤はある程度ポジションを取りに行ったが1~2角で窮屈になって結局中団で競馬を進めることになる。道中馬群の中に入り込んでポジションを上げられないまま3角へ。3角で馬群を縫って内目を押し上げ、4角では3列目まで押し上げて直線。序盤で最内に潜り込むとL1で二番手に抜け出していたアンコイルドをしっかり詰めてきてサトノギャラントと共に2着争いに食い込み際どい差で3着を確保した。ん~この枠で内に潜り込むところが岩田の真骨頂ではある。今回はペースが一貫していたし、3~4角で外を回す競馬だと明らかなロスになっていたところ。3~4角での内目の立ち回りが上位進出に影響したとみるべきだろう。1~2角がもう少しスムーズならなあとも思ってしまうが、まあほぼ完璧に乗ってくれたと思う。こういう平均ペースの流れならこの馬は良さが出る。基礎スピードは本来高い馬なので枠がもう少しよければもうちょっと楽だっただろうな。それと勝った七夕賞ほどは厳しい競馬になっていないので、L1の伸びを見てもやっぱりこの馬ももうちょっと苦しい競馬でポテンシャルを活かす競馬になる方が良かったとは思う。今回はトウケイヘイローの基礎スピードにやられた感じだからね。この馬も2000がベストだろうなあ。こういう淀みない展開ならこの馬の良さが出せるね。


 4着サトノギャラントは出負けして後方からの競馬。1~2角で上手く押し上げて中団。3角で外から仕掛けて、4角で一気に押し上げて3列目外で直線。序盤で外からしぶとく伸びてくるが、L1でも脚色衰えずにトウケイヘイローとの差も縮めてくるが内をすくったアンコイルドに出し抜かれて4着と悔しい結果となった。まあ着順は不本意かもしれないけど、これはちょっと無視できないパフォーマンスだなと。正直2000mの一貫ペースで追走に脚を使わされてここまでやれるとは思わなかった。3~4角落ちていない所で大外回しているし、L1は甘くなるだろうと思っていたんだけど、それで最後まで鈍らせなかった。これは評価しないといけないだろう。ポテンシャル面でかなりパフォーマンスを上げてきているし、厳しい競馬に対応してきた。2000mでも大丈夫だろう。トップスピードが高い馬だし今回はそれを削がれてしまったのも痛かった。それでいてロスが有ってこの差。トウケイヘイローは強いと思うが、もう少しトップスピードが問われる競馬になればこの差は縮まって来るだろうし逆転が有っても驚けないなという印象だ。4着でもかなり評価できる内容だけに次走は要注目。


 5着トウカイパラダイスは五分のスタートからじわっと先行争いに加わる形で2列目外ぐらいにつけていく。道中もそのポジションをしっかりとキープして平均ペースを進めていく。3角ではまだ楽な手ごたえで2列目外から押し上げを狙うのだが、4角でペースを引き上げられトウケイヘイローには離されて2列目外で直線。序盤で同じ列にいたアンコイルドとも見劣りじわじわ下がり、内外から強襲を受ける。L1では2着争いからは離されての5着完敗となった。まあ、強いのは分かったけど、やっぱこの競馬で勝ちに行くと甘くなるよね。後続のいい目標になってしまったし、この流れで終始外じゃあ苦しい。1~2角でも速い地点で外目だったし3~4角も速い地点で外目。内に潜り込めていたらまた違ったんだろうけど、このラップ推移でこの競馬ではロスが多かった。でもまあ休み明けでこの内容なら上々だと思いますけどね。強い競馬してますよ。


 6着レインボーダリアは五分のスタートから少し押しながら中団につける形。ただ序盤かなり凝縮して窮屈になってポジションを後方まで下げて向こう正面へとなる。道中も後方で前が壁になる状況、馬群も凝縮して3角へ。3角ではじっと我慢、4角で内目から進路を作ってようやく押し上げて後方で直線。序盤で上手く外に出して後は追われるだけとなるが、前との差は大きくジリジリ伸びてくるも決定的な脚は使えず6着と完敗。ん~基礎スピード不足が露呈した感じではあるかな。この馬意外とトップスピードが高いタイプで府中で良い脚を使えているように、基本後半型の馬。平均ペースで基礎スピードを要求されると物理的に届かない位置になっちゃったかなというのがレース見ての第一印象かな。この馬はあまり小回り向きの印象がしない。同じ洋芝でもコーナー緩い札幌の方がトップスピードを引き出せてパフォーマンスが高い印象だし。休み明けで55.5kgと色々な条件があったとは思うけど、この内容ならそんなに悪くないんじゃないかな。叩いてクイーンSでペース緩めばという所。ただ今年は函館開催だからなあ…。この辺がどうかだね。


 10着エアソミュールは五分のスタートからポジションを取りに行こうとある程度押して行くのだが、1角までに窮屈になってしまいブレーキをかける。1~2角でも内外ともにかなり窮屈で何度か接触。2角過ぎにはもう掛かってしまっていた。道中も馬群の中で終始喧嘩するような形になり動けず3角へ。3角で外に出してじわっと押し上げていこうとするが手応え怪しく4角で鞭。中団で直線も良さは一切見せられず大きく離されての惨敗となった。ん~気性面で問題がある馬に序盤から出して行ってブレーキかけてその後終始窮屈じゃあ掛かるのは当たり前だわなあというのが正直な感想。酷い騎乗のレベルにあたるかな。自分の競馬を引き出せなかったのでこれはもう測りようがない。ゲートで他に見劣ったしある程度前でという気持ちは分からなくもないけど、こういった気性面に課題を持つ馬はレースに合わせるより馬に合わせて競馬しないと苦しいよね。2000で結果出せていないけど距離はあまり関係ないと思うな。



http://blog.livedoor.jp/catassan/
→次走狙い馬:サトノギャラント,トウカイパラダイス
→次走危険馬:アンコイルド  

競馬予想型   覆面予想屋Z東三段目十七枚目 予想歴21年 回収率% 「逃げ」は武豊騎手のもう一つの顔
1拍手
5287PV

前半1000mのラップは
12.2-11.0-11.7-11.8-12.1 58.8のハイペース。
緩みのない流れで、上がり3Fは35.7でメンバー中3番目のタイム。

オーバーペースにならない絶妙な感覚、そして体内時計を持ち合わせた武豊騎手の競馬感はさすがですね。

57.5kgを背負って、このラップを刻んだ◎トウケイヘイローは只々強いの一言。
ただ次は相手が強くなるはずなので、この芸当ができるかは分かりませんが、今回のメンツでは断然抜けてたという結果でした。


2着のアンコイルドは番手についたのは予想外でしたが、粘りましたね。距離はやはり1800より2000の方が断然いいですね。

逆にエアソミュールは道中少し掛かってましたから、やはり1800もしくはマイルの方が良さそう。

直線、一番いい脚使ったのはアスカクリチャン。この時期になると調子を上げてきますね。

サトノギャラントもいい脚持っていますね。まだ4歳なのでもう少し上を狙える器ではないでしょうか。

トウカイパラダイスは終始4番手で直線もいい位置にいて抜け出せない。いつものパターンで馬券になりませんでした。
これは思い切って逃げるか、もしくは脚を溜めるような競馬をしたほうがいいように思えます。柴山騎手を含め陣営はもう少し考えたほうがいいように思えますが・・・能力があるだけに残念です。
→次走狙い馬:アスカクリチャン,サトノギャラント
→次走危険馬:トウカイパラダイス  




つぶやき
ハショタ
03/15 09:38

午前の予想は無理ですか?

南川 麒伊知郎
03/07 20:03

編集長、お忙しい中すみません。 マイページの更新の方をよろしくお願いします。

北川 麟太郎
02/11 02:53

編集長、お忙しい中すみません。 マイページの更新の方をよろしくお願いします。

   つぶやきだけ全て見る
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コメント

ムトト>>

>>夏影


03/09 21:42

@ディープ記念 ナイス読みです!

ムトト>>

>>ムトト


01/25 01:15

はやと>>

>>ムトト


01/20 08:07

@京成杯 ナイス



6
山藤賞
◎エンペラーズソード
○ブルーマエストロ
三連複2-4-7番
2,120円 的中

南川 麒伊知郎
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