ＧⅠの結果と凱旋門賞に期待を寄せる中、昨日の重賞の回顧をしていきます。

　まず、勝ったクリノスターオー。

　まぁ、持っているタイムは一番優秀でサンデー系産駒が走るレースですからね。

　血統的には、アドマイヤボスに母父はジェイドロバリーのファミナンはバランス系の4号族。

　字面上はイマイチな血統ですが、一応近親にはジェニュインやアサクサキングスが並びます。

　今日も外から被せられて一旦危ういところを見せましたが、ＧⅠとか大きいところを勝つ器ではなさそうです。

　2着はナムラビクター。

　血統は、ゼンノロブロイに母父はエンドスウィープ、ファミナンは地力系の7号族。

　7号族と言えば、急坂が得意ですから、阪神が得意で平安Ｓでこけたのも納得がいきます。

　ただ、ゼンノロブロイ産駒でダートの一線で頑張っているのはこの馬とナンヨーマークくらいなので、今後も中山・阪神あたりで頑張ってほしいですね。

　3着はトウシンイーグル。

　やっぱり芝向きの馬が来たな、という感じ。
血統はハーツクライに母父はシアトルスルーの極軽系2号族。

　近親に重賞好走馬がズラッと並ぶなかなかの良血馬。
　ハーツクライだし、1800ｍ～2000ｍ辺りか芝スタートが良いと思うが、脚質に注文がつきそうなので、一応危険馬に。


　狙い馬はサトノプリンシパル。

　だいぶスローで逃げての4着。ただ、中盤からはクラス平均を上回るくらいでは行っていたので、次からもＧⅢくらいなら、馬券に入れてもいいかなと。
→次走狙い馬:サトノプリンシパル  
→次走危険馬:トウシンイーグル  

勝ったクリノスターオーは2番手から押し切り。
勝負どころでかなり手応えが悪かったんですけど、
相変わらずしぶとく粘ってくる馬ですね。

2着ナムラビクターは3番手から。
楽に勝てそうな雰囲気でしたが、根性負け。
いかにもロブロイ産駒らしい内容でした。

3着トウシンイーグルは中団から差し込み。
勝ち馬以上に手応えが悪くて惨敗かと思いました。
脚をためないと駄目で、あまり信頼はできない馬です。
レースレベル：3    
→次走危険馬:トウシンイーグル  

レースレベル「４」･･･レース展開が幸勝たせの武豊スロー引っ張りでは重斤量馬勝利と言えども高評価はし難いため「４」までとする。

○…ナムラビクター
マイナス16kgをどう次回回復するかが問題ながら内容面では今回一番強い競馬をしたのが同馬なので次走狙い馬に。

Ｘ…クリノスターオー
武豊の逃げのお陰で白井上がりの騎手たちが何も仕掛けない“勝たせてもらう競馬”ができたのが何より。
そんな徒党競馬した馬が格上重賞となる次走を続けて好走できるとは思いたくないので次走危険馬に指名。

Ｘ…サトノプリンシパル
同馬の場合、危険馬ながら「今回は幸勝たせの引っ張り役を果たした」と言う事で相手次第では次走好走する可能性もある“条件つきの危険馬”としておく。

※そりゃ勝つわ！(笑)
大外枠から武豊が逃げ、それを弟分の幸が追走すると言う“白井上がりならでは”の連係競馬。これではその他の白井上がり騎手たちが何もしなくて当然だろう。
重斤量の人気馬が実力通り勝ったとは言え、今回のような競馬をしているから２流外人に好き放題やられると言う情けない結果にしか私は見えなかった。
今回の武豊引っ張り逃げで、「残念ながら武豊は天才ではなく、武邦彦の息子だから過去勝たせてもらっていた“ただの福永の先輩”である」と言うのがよく分かったのではと思われる。
これでは凱旋門賞も期待しない方が無難だろう。何しろ武豊以下の技量しか持ってないジョッキーが欧州の本物騎手たち相手に勝てる道理がないのだから！
果たしてどんな徒党競馬を組むのか･･･もしも福永を勝たせる競馬を考えていたらおそらく日本馬は惨敗するだろう。
福永息子は所詮息子でありお父さんではないからには今回騎乗している日本人ジョッキーの中で一番下手だからだ。
期待は“川田の直線勝負をノリがアシストする”しかないと思う次第！
レースレベル：4
→次走狙い馬:ナムラビクター  
→次走危険馬:クリノスターオー,サトノプリンシパル