シゲルカガの逃げ切り勝ち。逃げ馬に分のあるコースとは言え、先行馬が揃ったレースで勝ちきれたのだから評価してしかるべきでしょう。

　予想としては実力不足もスピードのあるルベーゼドランジェやブルーピアスがシゲルカガを楽に先頭に立たせないかと思いましたが、シゲルカガの加速力が予想以上で、あまりプレッシャーをかけることができませんでした。34.0-34.8で走られていますのでこれは手の付けようのないところでした。

　本命に推したテイエムタイホーも特に問題はない走り。あれで届かないなら勝った馬をほめるしかありません。

　準メインの割にはレベルの高いレースだったと思います。

　シゲルカガは逃げ馬として面白そうです。オープンでも通用しそうですし、成長次第では重賞でも。

　テイエムタイホーもこのクラスでは力量は上位。勝利は目前と見ます。

　バートラムガーデンは最内に入ったことで軽視しましたが、マイペースよりもずいぶん積極的にレースをしてそこそこ粘りました。不人気が続くならあと２走は押さえてみたい。

　ダノンマッキンレー、トキノゲンジは展開向いての成績で、好走とは言い難いです。インスペードにしても斤量を考えると、次こそは・・・とは言えない。
レースレベル：3
→次走狙い馬:シゲルカガ,テイエムタイホー     

【LV3=平均レベル】
・戦前では行きたい馬が多くどの馬が行くのか、という点も注目だったのだが、シゲルカガがハナへ。直線で後続馬を振り切り、最後はいっぱいいっぱい粘り込んだ。2着はテイエムタイホーは先行争いを見越してか、控える競馬。溜めてしっかり伸びた。3着も控える競馬をしたインスペード。4,5着も差してきた馬だった。

◆1着はシゲルカガ。
　五分のスタートも二の脚が速くハナへ。それほど押してなかったが、速かった。道中は2馬身のリードをキープ。4Cでも先頭で、手応え十分。直線で後続を一旦突き放す。最後まで脚色衰えずに粘り込んだ。久しぶりに強いシゲルカガが見られた。前走時に太かったと言われていた馬体はプラス体重だったのだが、影響はなかったのだろうか？
　ここ最近のレースでは前半が速かったと言われている先週のシルクロードSとほぼテンの3Fは一緒。後続馬が潰れたのも当然。OPでどうこうとはまだ言えないが、この馬は強い競馬をしている。京都1200mはSペースになり易いと言われるが、このレースは内容が違ったことだけは覚えておきたい。

◆2着はテイエムタイホー。
　好発。テンに無理をせずに中団外目を追走。やや外にモタれ気味？4Cでは外目を手応えよく上がっていく。ただ無理をさせないで、4Cでは極端に押し上げずに脚を温存。直線は外に出すも一旦待ってから追い出し開始。直線猛追するもわずかに及ばず。ちょっとだけ甘い。だが着実に走れるようになってきた。今日は鞍上も上手く乗ったし、流れも向いた。勝ち切るにはもうひとつ何かがほしい。

◆3着はインスペード。
　テンに控えて後方から。だが馬に行く気があるのか非常に行きっぷりがよく前へ。前のテイエムタイホーを追っていく形。直線はテイエムタイホーの外に併せて叩き合い。直線よく伸びたのだが最後までテイエムを交わせず。2キロ貰っていただけにこれは完全に実力差。ただ昇級初戦でこれだけ走れれば十分。あの行きっぷりの良さを見ると今デキがいいのだろう。内をセコく立ちまわってどこまで、的なコメントの陣営とは対照的に外々を回しての3着は価値がある。6歳にして充実期に。

◆ダノンマッキンレーはスタート一息で後方から。後方4番手を追走も行きっぷりが悪い。直線は大外に出してよく伸びたものの、前に対しての脅威にはならず。雪崩れ込む感じに。道中の行きっぷりがもう少し良くならないと。

◆ヤマニンプチガトーは五分のスタート。軽く促して前に行ったが、馬がガツンと行く気になって、慌てて手綱を引いていく。8番手のインを追走。中団のインで気合を付けつつ4Cを回る。直線入口では前が完全に壁に。それからもボチボチ伸びたが。今日は騎乗ミス。
レースレベル：3
→次走狙い馬:バートラムガーデン,ヤマニンプチガトー
→次走危険馬:ダノンマッキンレー