12.3 - 10.7 - 11.3 - 11.7 - 11.7 - 11.3 - 11.5 - 12.3
レースラップはこちら。まあメジャーエンブレムの完璧な平均~やや速いラップだし、4・5Fをフラットに進めて取りつく隙を与えなかったという形かな。まあこれは番手の隊列が影響した面はある。仕掛けどころもベストの選択とは思うかな。2F戦にでもなればロードクエストやレインボーラインが差し込めた流れではあったので今回はルメール参りましたというとこ。
メジャーエンブレム ルメール 9
うーん、満点じゃないのは隊列と仕掛けどころに助けられた面は大きいかなとも思うんだよね。シゲルノコギリザメが行かず番手からプレッシャーかける形で、シュウジが背後のインで掛かり気味に張り付く事でペースを緩めにくくなったし、アーバンキッドも積極すぎる乗り方にはなった。そういう要素がアシストした面は否定できないしそこはルメールがこれから自分で評価させなくてはいけないところかな。この乗り方をクラシックで出来ないと騎手としは?だし、ビビらない乗り方はしてほしいかな。レースメイクとして今回完璧は完璧だったんだし。
ロードクエスト 池添 9
池添自身が言っていた3コーナーの不利は確かに大きかったかな。前のハクサンルドルフが急な動きして乗っかったしそこで仕掛けのスイッチが入りかけて抑えるロスはあった。そこがなければ際どくはなっていた気はするね。それ以外は完璧だったし、弾けきれなかったのはやっぱりペースかなあ。11.3-11.5の地点でも伸びはイマイチで、しまい12.3で普通にバテ差ししただけだし明らかに脚は削がれているから、マイラーの走りではないとは思うけどね。はっきりダービーくらいのペースが向いている馬だし安田記念では危険視したい馬。ダービーなら反面狙いにはなるけど。
レインボーライン 福永 9
まあこの馬のベストは最大限出したと思う。やっぱり外から脚を出し切る形がベストだし、ギアチェンジもそこまで求められなかった。アーリントンCを少し慎重な仕掛けで直線勝負をし切った形でこれは力の差かな。ただこういう競馬でフルに走れる馬だからこれで人気しちゃうとかなあ。脚を出し切るマイルGIどころか重賞全般でもマイルではなかなかないからなあ・・・
ダンツプリウス 丸山 7
まあ意外にしっかり乗ってきた感じかなあ。このペースを突くギャンブルを打たず好位で構える形で流れには乗ったし、直線もスムーズに追い出せてはいるしね。レインボーラインとは向こうが前走スムーズに動けなかった面は大きいしアーリントンC含めて互角ってとこだろうね。ただどんな展開でもというとこで信頼できるのはこちらになるけど。アユサンの時に比べるとしっかり乗ってきていると思うかな。
トウショウドラフタ 田辺 7
出負けは結果的に痛かったんだけど下手に先行してしまうよりはマシだったかな。ただこう締まって流れてしまうと詰める箇所が無かったし、その中で最内を回して最小限の競馬、直線もこれしかないスペースは突いてくれたしまあ不満はない競馬だった。この競馬だと脚を長く使えないのが響くなあというとこでダンツプリウスに差し返されたのはそこかなというとこ。目途は立ててくれたし今後期待。
ハクサンルドルフ 内田 7
脚は出し切る競馬にはなった・・まあ微妙なところだけどね。これまで通り最速地点の伸びが物足りなくて最後バテ差し地点ではロードクエスト以上に伸びている印象だし、直線入り口が最速地点というのはあったけど少し早めに外のスペースを確保してもよかったかもしれない。それ以外は悪くない騎乗。
ブランボヌール 三浦 8
割といい騎乗だったと思うけどね。この馬の消耗戦での良さに賭ける積極策にはなったし、極端な最速ラップを踏まないのが良かったとは思う。チューリップ賞なんかは中緩みで付き合って、最速地点で変にもがいて馬群に突っ込んで終了だったし、こういう競馬ならまだ戦える目途は立てたかな。
ブレイブスマッシュ 横山典 7
まあ奇策は用いなかったところで現状の力は読めたし、サウジアラビアカップ組では脚質転換したトウショウドラフタがってところかなあ。時計面でも詰めては来ているし少し後ろからの競馬でバテ差ししてきただけ。もうワンパンチ馬に成長は欲しい。
ストーミーシー 江田照 7
この馬も欠点がわかった感じかな。1200mこなしている馬なので大丈夫かなあと思ったけど、こうやって締まったマイルの流れだとなし崩しに脚を使ってしまうのかなというとこ。前走でもこの馬のバランス的には決め手の質で食い込む内容だったし、残念な内容だけど今後にはつながる負け方。
シャドウアプローチ ベリー 7
うーん、順調度はさておき流れには乗れていたしはっきり最速地点で動けてなかった。この馬もマイルよりは長い方がいいとは思うかなあ。器用なタイプではないのでもう少しポジションを改善できる条件が欲しい感じ。この流れでは致し方ない。
イモータル 戸崎 5
まあ結果としてやや出負けしてリカバー気味に好位に取りついた事が僅差ではあるけど大敗につながったとは思うかな。この馬ははっきり後方待機で序盤捨てた方がいいと考える時期に来ていると感じたかなあ。まあ須貝さんなので期待はしてないけど、サウジアラビアカップの内容からも後半をもう少し信じる乗り方でいいと思う。正攻法での限界は少し見えた。
シュウジ 岩田 3
まあ秘策はさておき、やっぱ折り合いつかないのはどうしようもない。この流れで掛かり気味が直線まで続くんだから岩田とは合わない馬だと思うよ。馬自体は立ち直ってきているし、乗り替わって様子見たい。
エクラミレネール 大野 7
まあメジャーがクイーンカップ同様のペースで進めての結果だしこんなもんだとは思うよ。流れに乗れた騎乗だし特にケチつけるところも無し。
カネノイロ 蛯名 7
この馬もこういう流れではね。脚は長く使えない馬だし、かといって前を突くと甘くなる馬。致し方なし。
ペルソナリテ 柴田大 5
出負けは大きかったね。まともに出てれば1桁着順はあった展開だし、競馬は器用にできる馬だけどこれでは。
アーバンキッド ボウマン 4
まあ結果戦略ミスにはなるかな。どちらかといえば決め手の質で勝負したいしペースは上がらない方がいい馬でこの積極策だし、メジャーが緩めない途中で見切りつけて下がってほしかったかな。これは騎手がイマイチ馬も展開も掴めていなかった面はあるとは思う。
ティソーナ デムーロ 4
こちらも同様。まあ出負けは痛いし、デムーロとしたら見えない中ルメールの消極性を見切って強引にリカバーしに行った。結果緩んでなくて猛烈にロスしたって感じだしあの出負けの後ではギャンブルとしては否定できないしね。それでも直線極端には劣らなかったし強い。次走見直し。
シゲルノコギリザメ 松岡 3
まあ結果シンザン記念でもジュエラー・レインボーラインが脚を出し切ってない中でのレースだし、はっきり強かったファルコンSの内容なら強引にでもペースを引き上げるべきだったかな。このペースで脚を全く使えないんだし後半出し抜く競馬とかやめた方がいいレベル。
レースレベル:4
→次走狙い馬:ティソーナ,トウショウドラフタ
→次走危険馬:ロードクエスト,ブレイブスマッシュ