勝ったフィエールマンは中団から差し切り。休み明け走るディープ産駒とは言え、5歳になっても長距離G1を勝ち切るとは参りました。今までは若さやタイミングの良さで長距離G1を好走しているだけかと思っていましたけど、完全にステイヤー適性のようです。次はどこに出ても厳しいですが、大して人気にもならないんでしょうね。

2着スティッフェリオは3番手から鋭く伸び。内枠でステイゴールド産駒なだけに気になったんですが、今までがG1でサッパリだっただけに・・・。福島牝馬Sの2着馬もそうでしたけど、差す形で結果が出てくると格上戦で激走するみたいですね。まぁどっちにしても1着馬を軽視していたので駄目でしたが。

ダンビュライトは途中からハナを奪われて伸びず。やはりG1はG1でした。ちょっと予想に攻めが足りなかったですね。これで自信度Aはまずかったです。またまた大いに反省が必要なレース。
レースレベル：3    
→次走危険馬:フィエールマン  

キセキがスタート出ましたね。そのまま途中から先頭にたって逃げ粘るパターンか？と思いきや普通に直線で失速しました。

前提条件として今週の京都は時計はそこそこ速かったが、同じ開催の東京程ではない感じでややスタミナよりの馬場で内伸びしなかったように思う。

それでこそスティッフィリオとミッキースワローが台頭出来たのだろうと感じた

こうなると高速馬場で活躍したキセキ、ユーキャンスマイル、ダンビュライトには少々キツイ。
ユーキャンスマイルは今まさに充実期という感じで4着にはこれたが岩田騎手の乗り代わりも含めて色々と運がない馬だ。ここは休養して秋の競馬に懸けよう。秋の東京ならば必ずチャンスは巡ってくる

逆に今後買い辛いのはルーラー産駒のキセキとダンビュライト。恐らくベスト条件は2400までの高速馬場であるがこの二頭は気性難も抱えておりキセキは出遅れ癖、ダンビュライトは府中地下馬道がダメと買える条件が限定され過ぎである

モズベッロはレース使い過ぎ、斤量増加が響いて来たのだろう。同じ話でメイショウテンゲンもレース使い過ぎである

初G1のトーセンカンビーナは斤量増加で掲示板なら立派なものである。

エタリオウは予想通り凡走、重賞での川田外しはまだまだ続く

シルヴァンシャーは流石に敷居が高い

フィエールマンとルメールは流石という感じ。余力あるなら宝塚記念に出走して欲しいものだ

というわけで掲示板乗った馬たちは今回と似た条件なら次も好走出来る。更にいうならユーキャンスマイルは高速馬場でパフォーマンスを上げるはずなので岩田騎手に戻して秋競馬に望んで欲しい
レースレベル：4
→次走狙い馬:ユーキャンスマイル  
→次走危険馬:ダンビュライト,キセキ

レースレベル４
際どい勝負もフィエールマンの差し切り。
驚きの大好走したスティッフェリオ２着。
我慢し切れず早仕掛けになったミッキースワローが何とか３着。
流石に北村友一の馬では勝てはしなかったが、フィエールマンと接戦したのは立派。
大好走を加味してもレベル４と評価する。

次走狙い馬＝フィエールマン
２着馬が穴からも、今回のフィエールマンは地力とジョッキーのお陰で勝てた事は分かる。
よって、もしも岩田がケガして乗り変わりで無ければ、もしもキセキが前走酷い出遅れをして無ければフィエールマンの勝利は危なかったかも知れない。
それでも地力で優っている事を見せたフィエールマンは次走狙い馬筆頭に挙げられるハズ。
但し、長距離レースは馬の癖が付きやすいので次にどの距離を使うかがポイントに成るだろう。

次走危険馬＝キセキ
武豊はまともに出られたが、結局乗り変わりも相まって我慢させられずキセキは大穴に捕まっての着外。
但し、まともに出られた事は今後に繋がるので武豊の騎乗は悪くなかったが、一度悪い癖を付けた事がこの結果に繋がったのでキセキは今後危険視せざるを得ない。

全く馬鹿な癖を覚えさせたと川田にはしっかり自己反省が必要。
但し、これはミッキースワローとユーキャンスマイルにも当てはまるので、競馬学校全員に関わる追いの弱さ、温さの表れと見るのが妥当。
これも騎乗数をこなす事に追われ、普段の騎乗が低質であるためメリハリを付けられないせいである。
レースレベル：4
→次走狙い馬:フィエールマン  
→次走危険馬:キセキ