|
本命はレーヌミノル
前走マイルCS5着以内馬は10頭出走して(1,1,1,7)、5頭が掲示板を確保、人気より着順がよかったのは1頭のみ、相性は悪い
当日1番人気馬が5頭いて(1,0,0,4)、着外4頭は6,7,10,5着、当日2番人気以下馬は5頭いて(0,1,1,3)、着外3頭は10,14,5着、人気の馬が崩れるということは疲労・ストレスが原因、勝ち切った07年スズカフェニックスは当日1番人気だったが2走前は9着と惨敗、蓄積疲労が少なかった、2走前にG2以上のレースで連対していた馬(ミッキーアイル・ダイワマッジョーレ・コパノリチャード・リアルインパクト・シンボリグラン)は5頭いて06年2番人気5着シンボリグランが最高着順
レーヌミノルは前走G1で激走した後だが2,3走前は世代限定の中距離戦と全くカテゴリー違いのレースで惨敗していて中期的に見ればまだまだフレッシュ、マイルCS出走馬(特に好走馬)が崩れやすいのは疲労・ストレス以外にも原因があるはず、普通に考えたらマイルCSが外回りで行われて阪神Cが短距離の馬も出走してきて内回りで行われるギャップのせいだろう、ということはマイルCSが短距離戦みたいな息が入らない流れの場合は阪神Cと直結するのではないかという仮説が立つ、息が入らないレースとは何かを具体的に考えると大体2通りだろう、①中盤で緩まない流れ と②終いが失速が大きい レース、マイルCSで一番ペースが緩むのが4ハロン目で次が5ハロン目、この平均値と終い2ハロンの平均値を調べると、阪神Cが始まった06年以降
①4,5ハロン目の和が小さかった順(中盤が締まった流れだった順)
14年23.0
12年23.0
10年23.0
16年23.1
13年23.2
08年23.5
06年23.5
07年23.6
09年23.9
11年24.2
15年24.4
②後半2Fの和が大きい順(終いが掛かった順)
16年23.9
06年23.6
11年23.5
12年23.4
14年23.3
08年23.3
07年23.2
09年23.1
10年23.0
13年22.9
15年22.7
明らかに後半の失速率が高く中盤も締まっていた昨年はマイルCSで連対したミッキーアイルとイスラボニータが6,2着、6着だったフィエロが3着
中盤は平均ぐらいだったが終いが掛かった06年4着馬マイネルスケルツィが3着、3着だったシンボリグランが5着、この年は前半3F、特に2,3F目が速かった
11年は上がりが掛かった年だったが5着だったリアルインパクトが1番人気に推されて10着、この年は稍重で決着タイムが遅く、レベルが低かったか?4角6番手以内の内の4頭が1,2,4,5着なので先行馬が終いの失速ほど先行馬に厳しいレースではなかったか
12年も中盤も終いもバランスよく掛かったが4着だったシルポートが5番人気14着、マイルCSは稍重だったが高速馬場だったのか4角8番手以内5頭が1~5着を独占
上がりの掛かった年を中心に見ていたが信頼度は上がるが信用はできないってレベル、中盤緩んで速い上がりを求められたり高速馬場で先行馬決着で差し馬が届かない年は評価を下げていいと思う
逆にペースが速くもなくて終いも掛からなくて3着だったスズカフェニックスが1番人気に応えて1着だった07年はマイルCSは1着ダイワメジャー、2着スーパーホーネット、4着アグネスアーク、5着カンパニー、スーパーホーネットはマイル前後がベストの馬だが他3頭は天皇賞で実績があるような2000m前後を主戦場にしていたような馬、適性外のレースでスズカフェニックスが頑張ったとも取れるし後方から上がり3F2位の33.8秒の脚を使っていたのも内容がよかった
今年のマイルCSを見ると4,5Fが12.1-11.9、中盤はそれほど速くなかったが後半2Fは23.7秒と掛かった、中盤は速くなかったのは稍重と馬場が悪かったせいだろう、1着ペルシアンナイトと3着サングレーザーが3角15,10番手と差し馬が上位に来たので3角5番手で0.2秒差のレーヌミノルは評価できるか、フィリーズR2着とコース実績もある
対抗はムーンクレスト
前走マイルCS10着以下馬は37頭出走して(2,5,3,27)、15頭が6着以内、人気より着順が悪かったのは15頭、勝ち馬は2頭しか出せておらず単勝回収率は伸びないがベタ買いでも複勝回収率は125.9%と高い
複勝圏を確保した10頭の内8頭が前走3角4番手以内または3角10番手以降馬、前走好位組と好走率はそれほど変わらないが
前走3角8番手以降かつ当日3角5番手以内馬が13頭いて(2,2,1,8)、7頭が掲示板を確保、人気より着順が悪かったのは4頭、徹底先行馬が相性がよい
前走3角10番手以降馬は16頭いて(0,2,2,11)、7頭が二桁着順、人気より着順が悪かったのは6頭、複勝圏を確保した4頭の内3頭は当日3角11番手以内馬、当日3角12番手以降馬は9頭いて(0,1,0,8)、6頭が二桁着順、人気より着順が悪かったのは4頭、前走は後方でレースを終えて距離短縮の1400mで流れの中に入っていける馬が好走率が高い
非徹底先行馬かつ当日3角12番手以降で連対した2頭は09年11番人気サンカルロと07年10番人気2着ジョリーダンス、2頭の共通点は前者が3歳馬で後者が牝馬、斤量の恩恵があった、前者は阪神1400mの重賞(阪神C・阪急杯)を3勝していた後の阪神1400mのマイスター、後者は同年の阪神牝馬S(当時は阪神1400mで開催)勝ち馬でコース実績が2戦2勝、リピーターには注意した方がよさそう
複勝圏を確保した10頭は2走前は3角11番手以内でレースをしていた、ずっと後方でレースをしているような全く活性化が施されていない馬は厳しい
ムーンクレストは最内枠を引いて相性のいい徹底先行馬になってくれそう、先行馬には苦しい流れになったマイルCSを先行していて苦→楽になるはず
イスラボニータ
昨年と同じで2走前にG2スワンSを使わずに富士Sで2着、前走は5着と好走しているが1番人気を裏切っている、高齢馬なので疲労面は微妙だがサングレーザーと比べれば距離鮮度はある、前走は差し馬が恵まれたので後方でレースをしていた点は評価できないがリピーターが好走しやすいレースなので警戒
モズアスコット
前走準OP1着馬は9頭出走して09年5番人気4着ドラゴンファングが最高着順、4頭が二桁着順、人気より着順がよかったのは4頭、相性はよくなさそう
前走3角二桁番手だった4頭が7,8,13,11着、人気より着順がよかったのは1頭のみ、昨年3番人気のグランシルクも崩れた、活性化されている方がよさそう
モズアスコットは活性化には不安はなさそう、ポテンシャルは証明できていないが勢いと鮮度を評価して
ビップライブリー
前走京阪杯3着以内馬は過去10年で10頭出走して(0,2,1,7)、3頭が二桁着順、人気より着順がよかったのは2頭のみ
複勝圏を確保した3頭の共通点は前走上がり3F33.0秒以下で上がり1位、内2頭は2走前が6着以下で、1頭は2走前が1着だがOP特別を0.5秒差圧勝していた、蓄積疲労には注意した方がいいか
ビップライブリーは前走は3角5番手と先行して2着に粘り込んだ、今まで好走した馬とは傾向が異なり、連続好走の疲労があるがポテンシャル面は重賞で勝ち負けするだけのものを持っているのでこれだけ不当に人気を落とすなら狙いたい
有力馬分析:https://ameblo.jp/gunxsword2015/entry-12338187047.html
https://ameblo.jp/gunxsword2015/ 12/23 12:54
|