レットイットライドは不利の影響もあったか全く競馬にならず大敗。ただ、不利という要素を抜きにしても、過去の成績から気性面に相応の課題があるらしく、人気の割にチグハグな競馬をして敗れているケースが多い。４番人気というのも、この不安定さを知っていれば、とてもじゃないが売れ過ぎだと思っていた。

　ただ、一変できる素材であることも確かで、次走をどこに定めているか分からないが、もし札幌に滞在して転戦なら楽しみが出てくる。気性的に課題のある馬でも、輸送のない滞在競馬で精神面が安定するのか、一変して好結果を出せるという事例は今日に至るまで山ほど存在する。レットイットライドも滞在効果でその不安定さを解消、案外簡単に一変してしまう可能性を秘めている。

　そして、この馬の姉弟達にも要注目。サクラゼンセン、ランペルティーザ、コリコパット。どの馬にも共通するのが、夏の北海道シリーズで良績を残しているということ。また、各馬それぞれにハナを切れないと脆いとか、馬体重の増減が激しいなど、レットイットライドと同様に気性的な難しさを見せていると言っていい。血統的にも滞在競馬の効用を証明している

　滞在効果は叩き２戦目に初めて表れる、という言葉を聞いたことがある。この名言に従えば、狙い目は間違いなく次走ということで。

07/01 03:36　回顧アクセス：2906