ウエスタンビーナスが楽に先手を取るもややハイペースの展開。
しかし特に競り掛ける馬もおらず、ウエスタンビーナスにとってはこれがマイペースの競馬だった。
４コーナーでコーナーワークの利を活かし、先行勢を一気突き放す。
勝ったかと思われたその刹那、道中終始最内を回ってきたピサノパテックが残り50mで一気に差し切った。
終わってみれば１着父サンデー、２着母父サンデーの組み合わせで馬連万馬券。
函館ＳＳの勝ち馬グランプリエンゼルも母父サンデーだったことを考えると、このコースの血統適正から至極順当な結果だったのかもしれない。

３着モルトグランデは積極的な競馬で３,４コーナーで内から2頭目ポジションを取れたことが大きい。
１,２着馬とも最内を回った馬だったように開催が進んでも札幌はインコース有利。
モルトグランデの父は同コースで相性の良いダンチヒ系。
ここ２走外枠続きだが、キーンランドＣで内枠が引ければ更なる前進も、と考えたい。

４着ランチボックスはウエスタンダンサーが壁になり４角で鞍上が立ち上がりかけるほどの不利。
しかしそこで最内に潜り込めば結果は変わっていただろう。
やはり人気の武幸Ｊに期待をするのは酷ということか。

本命のタニノマティーニは好スタートも道中控えてしまい４角でよいポジションに付けず持ち味が生きなかった。
スタートからもっと積極的に押して４番手くらいには付けて欲しかった。

一頓挫明けのトレノジュビリーは後方からの競馬で７着。
ただ、直線での末脚は見るべきものがあったし、この馬もキーンランドＣで内枠が引ければ怖い存在。

08/02 21:41　回顧アクセス：4068