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12.3 - 11.0 - 11.6 - 12.1 - 12.2 - 12.3 - 12.0 - 13.1
コスモセンサーがスタート直後に落馬して、カラ馬となってレースをかき乱した感じ。
パトロール見ると、逃げ馬のアースサウンドは向こう正面で影響を受けていたし、
その影響もあってか、フェブラリーSに匹敵する前半の早さになっている。
ただ、それを差し引いてもラストのラップを落としすぎている印象で、
例年に比べると、やや低レベルだった感は否めない。
1着バーディバーディは外目から先行。3角手前でちょっと抑える感じ。3~4角で
すっと外目を押し上げていって直線入り口では先頭を捕える勢い。バトードールが意外なほど
抵抗したけど、ラスト1Fで突き放しての完勝。この中では1枚か2枚は上の内容でしたね。
力が違うと思います。ただ、強いて弱点を上げるとすれば、速い脚はそれほどでもなく、
スピード持続力タイプの印象なので、今後位置取りを下げていくようだと取りこぼすかも
しれない。ペース次第ではもう少し前に行った方が良いし、今回はペース的にはあの位置で
良かったが、緩んでしまうとバトードールとの力差は縮まると思うので。その辺は注意。
2着バトードールは五分のスタートから押して番手の内。3角手前でアースの外目を追走。
そして3~4角で外からアースにプレッシャーをかけながらポジションを押し上げる。
直線では一瞬抜け出すも外からバーディバーディの強襲。残り200mまではしぶとく食い下がったが
ラスト1Fで力尽きてしまった。今までの傾向からも速い脚を持ってはいるものの、タフさを
問われると駄目なケースがあったので、今回も良い面悪い面の両面がうかがえた印象だ。
それでも展開が嵌ったサンライズクォリアを完全に抑えきっているし、この馬もここでは
強かったということでしょう。距離延長で、軽い馬場だと更に持ち味を活かせそう。
3着サンライズクォリアはやや出負けしたものの中団につける。3角までにうまく内のポジションを
確保できていて、3~4角でうまく内からポジションを押し上げることが出来たし、直線でしっかり
進路も取れた。直線の前半では伸びを欠いたが後半でじわじわ伸びてきての3着。それでもラストは
結局バトードールとほぼ同じ脚色になってしまっていることを考えると、展開面・騎乗内容から考えると
この条件では上位2頭とは完全に差があるとみていいし、速い脚・持続力共に足りない印象。
今回は展開も騎乗も良かったし、これで一角を崩せなかったというのは辛いところ。
4着スターボードは五分のスタートから中団で競馬。3~4角で中目→外目と横のポジションを変えて
行くが、その間にコーナーワークでポジションを下げて直線へ。直線半ばまではサンライズよりも
手ごたえ良く3番手を確保していたが残り200mで綺麗に失速した。1600は長いかなあと思ってたけど、
3~4角で結構なロスがあってこの内容なら、もう少し緩い決め手勝負ならギリギリ持つような気もする。
ただ、ベストは切れを活かせる舞台なのでスタートダートでテンが速くない東京1300~1400mだと思う。
3~4角でロス無くのれてれば3着はあったんじゃないかな。
5着ドロは好位から。ちょっと行きたがりそうな素振りはあったが鞍上がうまく楽に抑えた感じ。
3~4角でも内目を押し上げていけたし、直線でもうまく進路を内に取ってグイッと伸びてきた。
直線前半ではこの馬が勝つか?というほどの内容だったが、残り200で完全にばてた。この内容で
この結果だと距離は長いと思う。ただ後半最速ラップの12.0で見せ場を作れてるんだから、切れ負け
するような馬ではないかもしれない。4角でうまく押し上げているしラップの緩急もないので
瞬発力があるかどうかは分からないが、最速スピードはここでも見劣らなかった。ベストはスタート
ダートで平均ラップに なりやすい東京1400じゃないかと思う。パフォーマンスは良かったので、
5着、1秒差ではあるが次走注目したい。
6着ブレイクチャンスは出遅れて後方から。3~4角でも大外を押し上げていき、直線でも当然
大外。この時点で前との差は絶望的だったし、直線最後でしぶとく伸びてきていた。あれだけの
ロスがあって押し上げる脚を使って大外から最後までばてずに食い込んできている点からも、
立ち回りが良かったらと思わざるを得ない競馬。正直吉田隼人はホントに酷いと思う。
出遅れ→大外ぶん回しは一番最悪の騎乗だと言って良い。買った人は切れても良いと思うよ。
条件自体は東京マイルの方が追走が楽な印象なので、スタート芝の方が良いように思う。
今回は出遅れ、横のポジションが最悪だったのでこんな競馬になったが、次走も警戒した方が
良さそう。
7着バルーンは出遅れ。出遅れからすぐに追走してポジションを押し上げに行く。3~4角でも
中目を押し上げて行き、直線へ。直線後半には脚色が衰えて、ブレイクチャンスに先着を許して
いるので、出遅れと追走でお釣りが無くなったかなという印象。丸田君は出遅れは別にして
その出遅れをカバーした競馬は出来たと思う。道中スムーズにポジションを押し上げたし3~4角でも
ロスの小さい競馬。同じ出遅れ組でも吉田隼人とは雲泥の差ですね。とはいえ、この競馬を
見ると出遅れなければ、とかそういうレベルでは無いと思うし、ちょっと上位とは差を感じます。
9着タイムカードは中団から。スタートは良かったが徐々にポジションを下げていく。3~4角で
全馬の中で一番大外を押し上げようとする。直線では伸びるはずもなく。こんな競馬では…。
しかも明らかに脚色が衰えた残り200ぐらいからなぜか猛烈に5連続ほど鞭で叩き始めた三浦。
これって関係者許していいのか?敗因は明らかに前半ポジショニングを無駄に下げたこと、
そしてそのせいで3~4角で大外をぶん回す必要があったこと。それなのにもう勝負にならない段階で
馬に無駄に鞭を振るう。騎手である以上鞭を使うなとは言わないが、あの鞭は自身のストレス発散の
為に使っているとしか思えない。直線までの競馬も当然ケチをつけたいところだが、それは単純に
騎手として腕が無いだけだからまだ許せる。だが、終わった馬に無意味な鞭を振るうとは。
最後まで気を抜かせないならそれなりの鞭の使い方があるだろう。良くわからないと言う人は
一度パトロールを見てほしい。殺意すら覚える。
10着アースサウンドは好スタートもカラ馬コスモが大きく寄れてきて序盤に大きな不利を受けてしまった。
結果的にこれに巻き込まれてペースも緩められずに速くなったような印象で。惨敗だけど、力負けでは
無いと思うし、それに強い2頭に早めの競馬をされたと言うのもきつかった。
良かったらブログも見てやってください。
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06/10 14:14 回顧アクセス:4980 |